滋賀報知新聞(ニュース)平成16年1月19日


参入は賛成だが「現段階では困難」

1市4町合併協が能登川町に回答

東近江市が不動となったあと協議
=最終判断 今度こそ住民意見を=

参画申し入れに対する回答書を手渡す1市4町の首長ら(左側)
(湖東・広域)
 八日市市と永源寺町、五個荘町、愛東町、湖東町でつくる一市四町合併協議会は十六日、同合併協議会へ参画を申し入れている能登川町に「一市四町合併後に協議し、努力したい」と伝え、現段階での参入は困難とした。

 朝十時、同協議会長の中村功一八日市市長と副会長の植田茂太郎愛東町長および各市町の議長が能登川町役場を訪れ、杉田久太郎町長と宇賀武議長に回答書を手渡したのち、説明を行った。

 回答書には「貴町が加わることにより、十万都市が実現するなど、将来における魅力あるまちづくりへの可能性がより期待できる」と、能登川町の参画に積極的な思いを記しながらも、「なんとしても法定期限内に成就させなくてはならない」と時間的な問題を主張し、一市四町合併が確たるものとなるまでは参画を先延ばしする意向を示した。

 これは、能登川町を含めた新たな枠組みによる練り直し(各種協議事項やまちづくり計画など)は困難であり、「東近江市」が不動のものと確信を得た後に参画議論を行おうとするもので、形式的には編入合併を意味する。

 会見で中村市長は「各市町や一市四町の協議会委員で協議を重ねた結果、能登川町の参入に異論はなかったが、一市五町の新たな立ち上げは難しいと判断した」とし、その理由を「協議項目を八割方終えており、枠組みが変われば協議の後戻りとなる」や、「一市三町、二市五町、一市五町と枠組みを巡り、途中で破たんした苦い経験がある。二度と繰り返さないためにも、一市四町を不動のものにしたい」と述べた。

 これに対し、杉田町長は「残念だが、努力という言葉を信じ、前向きにとらえたい。また、議会とも十分に検討して判断していきたい」と答えるに留まったが、町民二万三千人を預かる町としてどう判断するのか、一市四町の回答通り「不動のものとなるまで待つ」のか、または「合併せず、単独」で行くのか。

 まちの声をたずねると、佐野区に住む男性(54)は「参画を賛成とする気持ちは嬉しいが、言葉を悪くすると吸収合併だ。だが、単独による財政破綻よりはましに思う」と冷静に答えた。また「単独は不可能(昨年八月の住民説明会)というのなら編入合併を覚悟するしかない。ただ、協議ができる段階になれば町の要望を少しでも入れてもらう努力をするべき」や、「一市四町への参画は住民に説明がなかった分、今回のことは批判が出るだろう。現状を正直に話し、住民の賛否を取ることが必要」などの意見が続いた。

 これらの批判や不満を真摯に受け止め、今度こそ、各字ごとの住民説明会を開くなど掘り下げた民意を聴くべきであり、住民自身も将来の生活に係わる問題として自らが参画すべき時期にある。

(飯田香織)


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消防職員意見発表会 12人が熱弁

教訓、決意、提案など切々と

=東近江代表に 井狩、満田、服部の3人=

それぞれの経験を元に、消防業務への思いや決意が述べられた発表会
(湖東八日市市)
 東近江行政組合消防本部の「消防職員意見発表会」が八日市市今崎町の消防本部屋内訓練場で十五日開かれ、管内の消防本部、八日市、近江八幡、日野、能登川の各消防署から出場の十二人が、それぞれの思いを発表した。

 大会は消防職員の自己啓発を目的に毎年開らかれているもので、同僚や先輩、上司ら約百人が見守る中、演台に立った出場者は少し緊張しながらも、持ち時間の五分で、仕事を通して感じたことや教えられたこと、消防人としての心構えや決意などについて次々と熱弁を振るった。

優秀に選ばれた右から井狩、満田、服部の三消防士
 山本為三滋賀文化短大生活文化学科長を委員長に、田中重三消防長、奥善夫八日市市収入役ら五人の審査員が、発表内容、意見性、発表力(各五十点)について審査した結果、知識や技術だけでなく人の気持ちを考えて行動する決意を「3ヶ月の現場経験を通して今、思うこと」に込めた近江八幡消防署の井狩友彦消防士(25)、仕事への慣れの恐ろしさを痛感し心新たに今後の心構えを「志」で発表した日野消防署の満田智明消防士(27)、生活様式が便利になったことで人々が忘れかけている「火の恐さ」を知ってもらう工夫などを提案した八日市市消防署の服部修司消防士(19)の三人が優秀に選ばれた。三人は、二月二十五日に守山市の湖南広域行政組合北消防署で開催される第二十九回県消防職員意見発表会に東近江代表として出場する。

 発表会を振り返り講評の中で山本審査委員長は、「火災や事故現場の人達は消防士の姿を見てほっとする。消防士が思っている以上に期待も大きい。誠実に、熱心に、情熱のこもった発表で、使命感、決意、自覚が明確に伝わってくる。発表会を一般に公開して、地域の人達にも直に聞いてもらえたらよいと思います」と締めくくった。


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チャリティー童謡コンサート

アグネス・チャンと歌おう

=入場整理券の予約受付を開始=

(湖東・八日市市)
 あんさんぶるびわ湖(野田暁春代表)は、三月二十日にアグネス・チャンと歌おう「チャリティー・ファミリー・童謡コンサート」を八日市文化芸術会館で開催する。
 日本ユニセフ協会親善使節のアグネス・チャンを招いて、「世界の子どもたちに愛の手を」を合い言葉に開くコンサートの収益金は、すべて同協会に寄付することにしている。

 コンサートでは、世界中で活躍のアグネス・チャンがトークを交えながら童謡や子守歌を聴かせる。午後二―四時で、会場でのチケット発売は行わず、入場整理券(一人千円)が必要。

 今月末まで予約を受け付け、二月一―二十二日に現金と引き換えに入場整理券が発行される。予約と発行は、いずれも昭和堂楽器(東浜町)で午前十時から午後七時まで受け付ける。


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日韓の中・高校生

柔道で親善交流

=近江八幡ロータリークラブ=

合同練習で友好の汗を流す日韓の参加選手たち
(湖東・近江八幡市)
 韓国の中学・高校の柔道選手を招いた「青少年交流柔道大会」が12日、鷹飼町のサンビレッジ近江八幡で開かれた。

 近江八幡ロータリークラブが、今年で韓国・清州ロータリークラブとの姉妹提携35周年を迎えるのを記念して、近江八幡柔道連盟会長で同クラブ国際奉仕委員長でもある際田博巳さんが中心となって親善大会を計画。

 韓国からは忠清北道の大成中学と錫高校からそれぞれ5人ずつ、地元からは瀬田工高と八幡西中学、八幡中学の柔道部員合わせて146人が参加した。

 午前9時半からの開会式で招待選手が紹介されたあと、八幡西中の際田剛志くん(3年)と八幡中学の河井慎太郎(同)くんが「投げの形」を、続いて指導者の中井等さんと山上輝夫さんが「固めの形」の演武を披露した。

 日韓の両選手らは、合同練習で体を温めたあと、個人戦と団体戦で親善試合に挑み、交流の汗を流した。


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環境こだわり農業

県が推進基本計画を策定

自然と調和のとれた生産体制
=滋賀ブランド農産物の確立へ=

(全 県)
 滋賀県は、人と農産物と琵琶湖に視点を置いた「環境こだわり農業推進基本計画」を策定した。計画では、自然環境と調和のとれた農業に取り組み、滋賀ブランドの生産拡大とともに、安全で安心な農産物の安定供給を目指している。

 BSE(牛海綿状脳症)の発生や一連の食品偽装表示事件、さらに輸入農産物の残留農薬問題など、食の安全性に対する消費者の信頼が大きく揺らいでいる中で、安全で安心な農産物の安定的な供給が求められている一方、美しい琵琶湖と豊かな田園を将来に引き継ぐ責務を負う。

 このような中で、より安全で安心な農産物を消費者に供給するために、生産者・農業団体・販売業者・消費者それぞれの役割分担を決め、自然環境と調和した農業生産を目指した県の環境こだわり農業推進条例が昨年四月にスタートした。今回策定の推進計画は、同条例に基づく施策を総合的かつ計画的に進めるための基本計画となる。

 テーマ「人と農産物と琵琶湖のいい関係づくり」に沿って、基本方針を三項目に大別し、県と県民とが協働して環境こだわり農業を推進し、生産・流通・消費の望ましいサイクルの確立を目指している。

 基本方針第一の「自然環境と調和のとれた農業生産の推進」では、農業者などに対して、営農技術指針に基づくキメ細かい指導や啓発を行い、生産方法が県農業のスタンダードとなるよう施策を展開していく。

 第二の「環境こだわり農業の滋賀ブランド化」では、生産拡大と流通促進によって評価を高めるとし、第三の「生産者と消費者を結ぶ食のグリーン購入の展開」では、環境に配慮し生産された農産物を消費者が率先して購入することを促している。

 基本方針に沿った目標を十九年度に置き、農薬や化学肥料の使用量(一五%削減)、河川透明度(三十六センチ)、濁水防止宣言集落数(二百五十か所)、家畜ふん尿堆肥化率(八六%)、栽培面積(水稲四千五百ヘクタール、野菜・果樹・茶三百九十ヘクタール)、常設コーナー設置店補数(二十五か所)、購入率(三三%)など、環境こだわり農業への数値を設定した。

 これらを達成するために、県が掲げる施策(十項目)に県民が一体となって取り組むほか、試験研究への技術支援や地域協議会の設置、行政評価システムの中で、年度ごとに施策に対する進行管理を行う。

 


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