滋賀報知新聞(ニュース)平成16年2月2日


東近江の景況に明るい兆し

経済雇用調査員による状況判断

建設うち民間シフトは好転も
=今後の見通し 全体的に横ばい傾向=

(湖東・広域)
 東近江地域の景況を把握する企業訪問調査によると、前回調査に比べ企業での業況に改善の兆しがみえ、景気低迷の長期化にあって不透明ながらも消費動向にも明るさが増すものの、各業種とも先行きを含めまだまだ楽観は許されないとの判断を示していることが分かった。

 調査は、企業サイドの景況感を把握するため、東近江管内の企業百二十社(うち大企業三十一社)への訪問ヒヤリングを中心に行った。業況、生産、売上、経常利益、在庫、雇用水準に関し、今期(昨年十―十二月)の動向と来期(一―三月)の見通しについて聞き取り調査している。

 全体のDI指数(好転・増加・過剰の企業割合から悪化・減少・不足の企業割合を差し引いた値)は、徐々にプラス幅を回復しているが、おおむね横ばい傾向にある。好転を示す企業は、ほとんどが競争激化やコストダウンなど、企業努力で悪環境を乗り越えている、と経済雇用調査員は指摘している。

 今期の管内企業のDIをみると、前回調査(昨年七―九月)に比べ業況(〇・八)はマイナスからプラスに転じ、生産(一三・六)で二・三ポイント縮小した。売上(マイナス九・二)が二・二ポイント、経常利益(マイナス四・二)で八・三ポイントそれぞれ縮小しているが、在庫数(マイナス二六・八)は三・九ポイント拡大している。また、雇用水準(マイナス一三・三)は七・五ポイント拡大し、不足感の強い状況にある。来期は、在庫を除きすべてが好転する見通し。

 調査員がまとめた各業種における今期の状況判断(前期比)は次の通り。

 【製造業(横ばい)】大企業の一部を除き回復の兆し。包装材料、IT産業、電気、自動車関連は順調。その他も加工賃が横ばいながらも仕事は増加傾向にある企業が多い。

 【建設業(悪化傾向)】適正価格の落札を願う声が多い。公共事業にウエイトを置く企業は相変わらず低迷しているが、民間にウエイトを移した企業に好転の兆しが現れてきた。

 【卸売業(横ばい)】建設資材、石油製品、食品、自動車などの品目を取り扱う事業所については不変と答える企業が多い。

 【小売業(横ばい)】自動車はモデルチェンジでカバーし拡販を見込む。大型店は販売努力をするものの現状維持の横ばいと答える企業が多い。従業員は正社員からパート、アルバイトにウエイトが移されてきた。

 【サービス業(横ばい)】企業努力で売上増もみられるが業種間にバラツキ。ゴルフ場は徐々に回復しそうだが、今しばらくは減少が続きそう。運輸業においては、いまだに平成八年ごろの単価表で運用し、なかなか適正価格に反映できないでいる企業がみられる。また、他の業種より人員不足を訴える企業が多い。


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喜多酒造の名杜氏

天保正一を紹介

=新潮社が全国書店で発売=

(湖東・八日市市)
 新潮社は、滋賀の酒蔵・喜多酒造で「喜楽長」を醸し出す名杜氏(とうじ)天保正一の人・技・心をつづった新潮選書「杜氏という仕事」(藤田千恵子著)を全国の書店で発売している。

 世界でも類をみない醸造技術を連綿と受け継ぐ杜氏の職能に魅せられた一人の食ジャーナリストが、日本屈指の天保正一に惚れ込み、その人となりと仕事ぶりを丹念に描き、蔵人の知恵と魂、うまい酒を造るすべてを伝える。

 一般企業においては三十代、四十台が働き盛り、六十歳で定年を迎えるという中で、杜氏の世界では五十代は若手、六十代は働き盛り、七十代にして熟練の技に到達する。人が「必要とされる存在」であり続けられる一つの答えを杜氏という仕事が教えてくれる。本体価格千百円。


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いつもおいしい給食楽しみ

調理員さんありがとう

=八日市西小 感謝集会=

調理員さんに感謝の気持ちを贈る児童
(湖東・八日市市)
 「全国学校給食週間」(一月二十四―三十日)にあわせて、各学校などでは給食に関する様々な取り組みが行われた。八日市市立八日市西小学校(柏木町)でも先月三十日、週間の締めくくりとして毎年恒例の「給食感謝集会」を全校児童三百三人の参加で開き、四人の調理員さんへ日頃の感謝の気持ちを伝えた。

 集会では、児童を代表して四年生の各クラス代表が「大好きなカレーやクリームパンは残さず食べています。おいしい給食いつもありがとう」などと、感謝の手紙を読み上げた。インタビューコーナーでは「大変なことや、いつも気をつかっていることはどんなことですか」など、日頃の苦労も尋ねた。

 また、給食週間中にみんなの感謝の気持ちを込めて作った寄せ書きや作文、手紙、鍋つかみの手袋などをプレゼントした。

 最後に、給食委員の児童による人形劇「三色一体の術」で、栄養バランスのとれた食事の大切さも見直した。


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住民・NPO・行政で設置

「愛知川左岸河畔林管理協」

能登川町をモデルに初会合
=自然と共生の治水計画=

先駆的な機関として能登川町に設置された「愛知川左岸河畔林管理協議会」の第1回会合
(湖東・能登川町)
 動植物の生息・生育環境に配慮した整備が今に求められる治水計画であるとし、地域住民とNPO、行政による「愛知川左岸河畔林管理協議会」の第一回会合が二十九日、能登川町役場の防災コミュニティセンター大ホールで開かれた。

 一度破壊した自然の復元には、どれほど多くの予算をつぎ込んでも最低五十年以上はかかるという。適正な河畔林整備は動植物の生息環境の維持のみならず、生存環境に不可欠な大気や水の生成、および崖崩れ、騒音防止等に寄与する。

 これらの治水と環境保全の整合が現代の河畔林管理に求められており、地域住民とNPO、行政機関が協働する「河畔林管理計画」が持ち上がった。

 同管理協議会は、愛知川左岸における計画の策定機関として先駆的に設置されたもので、町域面積の一%(四十一万平方メートル)を河畔林とする能登川町をモデルに、一般公募委員と各自治会区長による住民代表を選出。また、NPO代表と生物環境アドバイザーの識者を加え、能登川町、東近江地域振興局員の計二十三人で構成した。

 初会合では、生物環境アドバイザーでもある小林圭介・永源寺町教育長が会長に選ばれ、各委員や顧問の杉田久太郎町長、大谷元太郎県議らから挨拶が行われた。さっそく、規約説明に続いて▽治水計画の概要▽愛知川河畔林の現状と課題▽地元自治会による河川愛護活動状況▽河畔林ビオトープの保全―が報告され、これまでの洪水被害状況から改修方針等を確認した。

 今後の協議項目は「河畔林の伐採、間伐範囲と年次的作業計画」「地域住民等と行政との役割分担」「不法投棄対策の方法および地域住民等と行政との役割分担」「伐採した竹材の利用研究」「その他河畔林管理に関する必要な事項」で、共生を主眼にした環境保全と防災等の各種機能向上を図っていく。


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腰越峠のムクノキ移植保存

道路改良に伴い文芸の郷へ

樹齢100年超える大木
=2月中に移植完了=

移植準備が進められている安土町役場前のムクノキ

(湖東・安土町)
 安土町役場までの県道拡幅工事に伴い、車道沿いにあった樹齢100年以上と思われるムクノキが、地元の要請に応えて文芸の郷に移植されることになった。

 拡幅工事は、国道8号線から役場前までの県道が歩道付きの車道に改修されるのに伴い、急カーブで見通しの悪さを解消するために道路線を少しずらすことになったことからムクノキが改修後の車線上に残ることになり、邪魔になった。

 このため、伐採も検討されたが、地元では腰越峠に立つムクノキとして昔から親しまれ、自然環境ほ大切にする観点から移植の要望が出されていた。

 要請を受けた県では、峠から時代の移り変わりを見てきた地域のシンボルとして大切にされてきた経緯を踏まえ、伐採せずに保存することにし、移植先に文芸の郷を選んだ。

 現在、移植作業がやりやすくするために枝打ち作業が行われている。2月中には移植を終える予定。 

 


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