滋賀報知新聞(ニュース)平成16年2月3日第13706号


秦荘町議選 新議員12人決まる

初の女性議員2人誕生

=新人大健闘で現職票軒並み減=

(湖東・秦荘町)
 任期満了に伴う秦荘町議会議員選挙は一日投票され、即日開票の結果、十二人の新議員が決まった。

 女性二人を含む注目の新人四人は、吉岡ゑミ子氏が六百票を上回る票を獲得して他を圧倒する形でトップ当選を果たすなど、大健闘で全員当選を果たした。逆に現職組は前回より票数を落して苦戦した。

 町議会初の女性議員も二人誕生したことで、新町建設、女性施策、教育行政、農業後継者問題など、新たな風を議会へ吹き込んでくれるのではないかという有権者の期待が広がる。

 当日有権者数は六千百三人、投票数は四千八百十四、投票率は七八・八八で、前回の八二・○四を三・一六ポイント下回り、過去最低となった。

秦荘町議選当選者

(定12―立13 選管最終)
当 吉岡 ゑミ子 57 無新  626
当 小川 勇   68 無新  494
当 水野 清文  62 無現  491
当 宇野 昌弘  58 無現  478
当 小泉 周一  71 無現  347
当 上林 貞   53 無現  334
当 珠久 清次  67 無現  329
当 村木 嘉博  36 無新  328
当 小杉 和子  60 無新  308
当 北川 茂   61 無現  290
当 梅原 静司  75 無現  289
当 中村 忠夫  71 無現  256
次 林  正司  74 無現  193


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調印目前 残る1市3町に波紋

五個荘町の7議員「住民投票条例案」を提出

=選択肢は3つ 施行日から2カ月以内=

(湖東・五個荘町)
 五個荘町議会の議員有志七人が二日、一市四町合併に関し、前田清子町長に「合併の枠組みについての意思を問う住民投票条例の制定」を求める条例案を提出した。

 五個荘町内では、合併には能登川町の参画が必要との意見が多く、昨年十二月に町議会が「能登川町の参画を求める決議」を議決した。しかし、先月十六日の能登川町に対する一市四町の回答に町内から不満が上がり、いま一度、合併の枠組みを問う住民投票を実施することにより、直接参加による住民意見を確かめようと、副議長の森澤文夫、諏訪一男、西村吉平、矢野芳幹、北川満雄、中澤嘉夫、川嶋重剛の七議員による連署で同条例案を提出した。

 それによると、投票資格は町内に在住の日本人の有権者および一定の要件を満たす外国人。投票方式を1.1市4町(八日市市・永源寺町・五個荘町・愛東町・湖東町)2.1市5町(八日市市・永源寺町・五個荘町・愛東町・湖東町・能登川町)3.合併しない―の中から一つを選択し、条例施行の日から二カ月以内に実施するとしている。


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友達づくりや子育て相談

親子招いて「新年お楽しみ会」

=地域福祉のため、合併後も残したい=

子どもたちの手をとりながら、餅つきを楽しむ参加者ら
(湖東・五個荘町)
 町内の子どもたちや在宅障害児家庭の親子たちを招いた「2004年新春お楽しみ会」が一日、五個荘町福祉センターで開かれ、缶バッジ作りやほかほかの突きたて餅などを食べて、楽しい一日を過ごした。

 お楽しみ会は、歳末たすけあい募金の配分事業として開く人気の新春イベントで、町内農家から寄付されたもち米六〇キロを使って名物の「もちつき大会」が開かれ、昔ながらの餅つき風景に「次はわたし」と参加者が続々。子どもたちの手をとりながら杵を突き、出来あがった餅を海苔醤油、きなこ、ぜんざいにして配られた。

 また、お気に入りの写真や絵を転写する缶バッジ作りも人気があり、自慢のオリジナル作品を見せ合ったりなどして楽しんだ。舞台では、何十回も練習を重ねたという通所者(五個荘共同作業所)らの踊りやコンサートが披露され、客席から温かな拍手が贈られるとともに、育児の悩みなど保護者間の相談・アドバイスが交わされていた。

 今年の参加者は約三百五十人。学区を越えた友達づくりや、子育て相談も繰り広げられ、核家族・少子化のなかで教育、障害福祉、高齢福祉に役立てられている。また、スタッフも町社協や地域ボランティア、共同作業所職員、町職員組合青年部、民生児童委員などがボランティア協力しており、地域住民と共に創り上げる手作り交流会として定着した。日常でも話題に上る合併論だが、この日も「五個荘の特色として残し続けたい」との話しが聞こえた。


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新人職員6人と町長

膝を交えて本音トーク

先輩職員約70人も参加
=蒲生町役場=

先輩職員約70人の前で山中町長と本音トークを繰り広げる新人職員6人
(湖東・蒲生町)
 期待と希望を胸に昨年四月に蒲生町役場に入った新規採用職員と山中壽勇町長とが本音で語る会「初心公務への第一歩」が、同町あかね文化センター小ホールで先月二十八日に開かれ、先輩職員約七十人が若手の声に耳を傾けた。

 これは、約一年間、行政の仕事に携わった新規採用職員が、住民への対応や声に触れ何を感じているのかを知り、町長をはじめ先輩職員の意識改革と自己研さんの場にしようと初めて企画されたもの。

 新規採用職員八人のうち行政職(二人)を除いて、産業課・岸村裕美さん(24)と税務課・福井敦教さん(24)、福祉保健課・上田幸持さん(25)、住民課・山中則人さん(20)、蒲生町病院・中西恵さん(23)、産業課・阪田洋一さん(24)の六人が舞台にあがった。

 午後五時半から始まった語る会では、まず、山中町長が、採用当初に決意や抱負をまとめた六人の宣誓内容を紹介し、一年を振り返り感じたことを問い掛けた。

 緊張した様子の新人職員からは、「まだまだ接客には自信がなく助けてもらうこともあり、自分の情けない部分を克服したい」、「忙しくて笑顔がなくなる」、「初めは地名や道がわからず蒲生町をうまくアピールできずに戸惑うことが多かった。もっと町のことを知りたい」、「お客様が理解できないことをぶつけてこられるので、それを理解し説明することが難しい」、「文章の書き方が難しく、何通りにも解釈できる文章を読み取れる能力を身につけないと住民に誤解を招くと思った」と自己反省に立ち返り課題を挙げた。

 また、上司との関係について、「あればだが、いいことはもっと褒めてほしい。一方で、いっぱい怒られて成長したい」との意見に、会場の先輩職員たちは苦笑い。

 先輩職員からの「個性とは」や「インパクトのある職場関係者からの言葉は」などの質問に、新人職員は「前年のまま(事業を)やろうと思うが、仕事の効果などを考えて自分なりに工夫してやっていけるのが本当の個性だと思う」と政策立案能力や行動力が問われる役場職員としての自覚と責任を認識していた。さらに、「ミスに対して『自分が間違っていると思って見直せ』と言われた」と先輩職員のアドバイスを披露した。

 山中町長自ら自分への要望を求めると、新人職員は日野町との合併の今後や二、三年で異動になることによる住民との信頼関係構築の不安、職場外でのボランティア活動の推進など鋭い意見や思いをぶつけた。中には、「町長は雲の上のような存在で話そうとすると震えてしまう。定期的に世間話ができればいいな」との声もあり、山中町長は「メール交換なども利用して、いつでも会話を」と受け止めた。

 今後の目標について、「農業に適した町であり、農業のやりやすい体系を作りたい」(岸村さん)や「もっと効率的に仕事が円滑に進めていけるよう疑問を投げかけ、職務を遂行したい」(福井さん)、「福祉を良くしようとする力に負けないくらい自分の力を発揮していきたい」(上田さん)、「住民との距離を短くするためにも、役場外での活動にも力を入れたい」(山中さん)、「患者さんが何を望んでいるかを知るためにも声掛けをがんばりたい」(中西さん)、「蒲生町の良さを全国にアピールしていきたい」(阪田さん)と、それぞれ力強く語った。

 最後に、山中町長は、一人ひとりにアドバイスしながら「(先輩職員は)若手の目標が実現するよう指導してもらいたい。(若手の要望や意見について)かなりこたえる部分がなかったわけでもないので、個々に反省し新たな一歩のためにもがんばってほしい」と全職員にエールを送った。

 役場内の縦・横の関係を見直し、個々の能力が最大限発揮される職場環境を整えるなど内部改革こそが、住民にとってはサービス向上につながる早道でもある。今年四月には先輩となる一年生職員。初心を忘れることなく先輩職員へ刺激を与え、役場に風穴を開けられるか今後の職務に注目が集まる。(櫻井順子)


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新出の「信長黒印状」を入手

県立安土城考古博物館

六角義賢書状など計5点
=3月31日まで特別公開=

六角義賢書状
(湖東・安土町)
 県立安土城考古博物館は、館所蔵の資料とするため信長に関する古文書等を購入しているが、今年度は古文書と人物画像計5点を入手した。3月31日まで特別に公開展示している。

 購入した古文書は、天下布武の黒印が押された「織田信長黒印状」、信長と歴史的な関わりの深い「六角義賢(よしかた)書状」、 本願寺の法主顕如(ほっすけんにょ)が信長と敵対する門徒に出した手紙「顕如書状」2通の計4点と顕如を描いた「絹本著色(けんぽんちゃくしょく)顕如像」1点。

 織田信長黒印状は、新出の信長文書として調査し、所蔵者から昨年9月に購入した初公開の史料。書状には、信長は、天正3(1575)年5月の長篠の合戦で甲斐の武田勝頼を破り、その勢いで再び岩村城を落とし奪還することになるが、岩村城が武田の手に落ちるまで織田方についていながら、そのまま武田側についていた秋山信友を磔(はりつけ)にし、籠城衆の首をことごとく刎(は)ねた事などが詳しく記述されている。
初公開の織田信長黒印状

 同館では、岩村城を巡る攻防は、「信長公記」などに簡単な記述があるが、敵方の対処など当時の史料による裏付けがとれていなかったことから、この文書でその経過が分かることや信長の東国攻略の様子が伺えるとしている。

 文面に「近来の鬱積(うっせき)を散じ候」と書かれているなど、信長の生の声が聞けるなど、意義ある文書としている。

 六角義賢書状は、信長の近江侵攻時、南近江を支配していた六角義賢(隠居して承禎と名乗る)が、守山寺(現在、守山市にある東門院と考えられる)から蜜柑(みかん)1籠を贈られた礼を述べているもので、弘治3(1557)年以後のものと見られる。

 顕如書状2通は、本願寺の法主顕如が、信長と敵対中に紀州の門徒に出した文書で、うち1通は、紀州と芸州(今の広島県)の門徒同士のもめ事を治めるため、紀州の門徒に説得している文面が書かれている。もう1通は、信長が明日、天王寺に着陣するということなので、紀州の門徒に急ぎ参上して守りを固めて欲しいという内容。信長と本願寺の長い戦いの中で、その関係が具体的に分かる一級の史料と見ている。

 絹本著色顕如像は、浄土真宗総本山・本願寺の第11法主である顕如を描いたもので、戦国大名以上に信長を苦しめてきた人物の画像を入手出来たことは意義があるとしている。画像の状態が悪いため、修復後に公開する予定。

 開館時間は、午前9時半から午後5時(入館は午後4時半まで)。展示会場に入るには、入館料が必要。問い合わせは同館(46-2424)へ。 

 


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