滋賀報知新聞(ニュース)平成16年2月15日第13718号


八日市市集落一農場推進フォーラム

実際に取り組む先進地区に学ぼう

=市内外の農家参加 現状と展望探る=

4組合の組合長によるパネルディスカッション
(湖東・八日市市)
 将来の農業経営への一つの展望として「集落一農場方式」が脚光を浴び、兼業農家の多い八日市市でも「市農業振興プラン」でその推進を盛り込んでいる。そこで、実際に市内で集落一農場に取り組んでいる生産組合の代表者から話を聞こうと、「八日市市集落一農場推進フォーラム」をJAグリーン近江本店で、このほど開いた。

 フォーラムには市内をはじめ近く合併が予定されている永源寺・五個荘・湖東・愛東の各町から約百二十人が参加。糠塚町生産組合の川口世嗣組合長による取り組み内容についての講演と、建部北町生産組合の奥政則組合長、建部瓦屋寺町生産組合の大谷善治組合長、柴原南あすなろファームの井上喜久男組合長を加えた四人によるパネルディスカッションで、集落一農場方式への理解を深めた。

 川口組合長は、まずできること(共同作業)からはじめようと十五人、十一ヘクタールからスタートし、県や市の各種事業を受けながら、現在は二十三戸、三十ヘクタールまで事業を拡大、有機栽培やこだわり農産物、各種加工品生産、高齢者による直売所など、付加価値をつけた経営などを紹介。

 消費者に求められている作物づくり「農に何が求められているかを知る」や農業を基盤にした地域の活性化「農による村づくり」など組合の理念に基づいた、みんなで助けあい、学びあう姿勢が、組合員のやる気につながると話した。また、「これから集落一農場を目指すなら、近くの先進地区を参考に、よいとこ取りでわりあい簡単にできるのではないか」と、検討を勧めた。

 パネルディスカッションでは、集落一農場に取り組むきっかけや地区内での合意形成、営農意欲・経営状況・具体的な作業などにおける課題や今後の展望などについて、それぞれの組合での取り組みを発表した。

 農家の高齢化や担い手不足、農業所得の減少などに直面し、アンケートや懇談会で合意を形成して集落一農場に取り組んだ経緯や、病気やその家の都合で農作業ができない場合もみんなで助けあえる、農機具の効率利用による経営の合理化、作業にともなった収入などの利点だけでなく、米価の低下への対応、若い世代の加入などの課題も、明かにした。

 このあと、参加者から法人化の検討など熱心な質問が出され、関心の高さをうかがわせた。


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八日市いきいき大賞

あす アピアで社会福祉大会

現役活動の高齢5人たたえる
=積極推進の個人や団体も表彰=

(湖東・八日市市)
 第三十八回八日市市社会福祉大会(市・市社会福祉協議会、県共同募金会八日市支会主催)は、十六日に駅前アピア四階のアピアホールで開かれ、市民一人ひとりが健康で生きがいのある豊かな社会を願うとともに、社会福祉関係者が一堂に会し「福祉都市八日市」の実現を目指す。

 午後一時半からの大会では、元気都市ようかいちの名にふさわしく、現在も現役として健康でいきいきと活動を続け、地域文化の向上に寄与する高齢者(八十歳以上)を「八日市いきいき大賞」として中村功一市長が表彰する。このほか、福祉施設や共同募金、善意銀行への多額の寄付や、地域福祉発展への貢献、ボランティア活動に取り組む個人や団体も表彰を受ける。

 このほか大会では、とおりゃんせ(童謡)、朗読サークル「むらさきぐさ」(音訳)、すみれ会(大正琴)のボランティア三団体の発表もある。市長表彰いきいき大賞ほか、大会で表彰を受けるは次のみなさん。

 【いきいき大賞】椋本ふでさん(野口町、八十九歳)農業に精を出す一方で、十七年間も夫の看病に尽くす▽大西忠右衛門さん(芝原町、八十三歳)銃剣道連盟役員として普及に尽力、現在も支部長を務め活躍▽谷彌右衛門さん(芝原町、八十歳)大凧保存会に所属し、凧づくりや凧揚げを指導▽川口貞一さん(金屋三丁目、八十三歳)江州音頭保存会リーダーとして普及・顕彰に努め、郷土文化の伝承に貢献▽谷一枝さん(小脇町、九十一歳)遺族会婦人部長として積極的に活動、道路の清掃や花植えも

 【共同募金八日市支会長感謝】奥村芳恵、熊木友恵、坪倉庄一郎、国際ソロプチミスト八日市、建部地区町民祭実行委、軟式野球連盟審判部、仏教会市辺分会、同御園分会、京セラ、京セラ滋賀八日市工場社員一同、京セラコミュニケーションシステム滋賀事業所一同

 【社協会長表彰】稲垣秀子、竹島善三(民生・児童委員)野口靖子(母子福祉のぞみ会)大澤義一、松永いほえ(保護司)北崎富子(八日市地区更生保護婦人会)奥出俊一(中野地区老人クラブ)山本幸子、岡みよ子、中野きみ子、山田洋里子(玉園ハイム職員)引間正寛、村松政子、横田章夫(社協ソーシャルワーカー)市辺地区給食ボランティアグループ、南部地区社協(老人給食ボランティアグループ)、なんぶっ子運営委、建部地区老人会、ひまわり会、すずらん会

 【同感謝】故謝操、平井伊佐実、NPO法人明るい社会づくり運動滋賀県協議会八日市支部、亥会、イチバン・コーポレーション、京セラ労組滋賀八日市支部、銀香、国際ソロプチミスト八日市、セルコホーム東滋賀「奥野建興社」、東洋ラジエーター八日市製作所OB会、陽泉院


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8割近くが合併に関心

秦荘町・愛知川町 新町計画住民アンケート

行財政の効率化・福祉の充実に期待
=中学生の冷めた見方もバネに=

(湖東・愛知郡)
 秦荘町・愛知川町合併協議会の第四回新町建設計画策定委員会がこのほど愛知川町役場第三会議室で開かれ、昨年十二月に実施した「新町建設計画に係るあたらしいまちづくり住民アンケート調査」の結果報告で、住民の多くが合併に関心をもっていることがわかった。

 アンケートは、昨年十二月五日から二十四日まで、両町の永住外国人世帯を含む全五千四百二十九世帯を対象にした全世帯アンケートと、全中学三年生二百九人を対象にした中学生アンケートで行われ、二千三百四十一世帯(四三・一% 秦荘町五〇・三%、愛知川町三八・五%)、百九十五人(九三・三% 秦荘町九七・九%、愛知川町八九・四%)から回答があった。

 全世帯アンケートの中では、合併についての関心を問う質問で、「非常に関心がある」三五・八%と「多少関心がある」四一・三%を合わせると七七・一%に上り、「あまり関心がない」一八・五%と「まったく関心がない」三・九%は計二二・四%にとどまり、合併への関心の高さをうかがわせる結果となった。

 合併に期待すること(二つまで選択)では、「職員数や議員数の適正化などによって経費の削減など行財政運営の効率化」五五・一%が両町とも最も多く、「国道8号バイパス、(仮称)湖東三山インター、愛知川右岸道路など大規模プロジェクトを生かした広域的なまちづくり」四二・三%、「保健・福祉などの専門職を確保できるなど少子高齢化に対応した行政サービスの充実」三三・一%を求める回答が多かった。

 逆に、心配(二つまで選択)では、「行政サービスや負担に差」三八・三%、「きめ細かなサービスが受けられなくなる」三七・二%、「周辺部と中心部の格差が広がる」三一・八%、「住民の声が役場に届きにくくなる」二八・二%、「町名が消え愛着が薄れる」二一・五%、「役場が遠くなって不便になる」一九・七%を選んだ人が多かった。

 将来像(三つまで選択)については、「高齢者、障害者、子どもなど皆が安心できる福祉のまち」が七二・五%で両町そろって七〇%を超えている。これに続くのは、「自然を守り、災害に強く安全に暮らせるまち」四七・三%。

 具体的なまちづくり施策に関しては、道路基盤整備、福祉施策の充実、行財政改革などをあげる人が多かった。また、地域の活性化対策への回答で、秦荘町で「農林水産業の担い手育成や振興」三八・三%、「企業誘致のための団地整備」三六・九%、「商工業の地元企業の振興」三三・八%の順になったが、愛知川町ではそれぞれ二七・六%、二九・〇%、四〇・一%と順位が逆転する結果となり、唯一両町の間に大きな違いが現れた。

 中学生アンケートで合併についての関心は、「とても関心がある」一二・三%、「まあまあ関心がある」三七・九%で、合わせて五〇・二%にとどまり、町別に見ると、秦荘町五四・二%だったのに対し、愛知川町四六・五%と関心のない方がある方を上回った。

 合併に期待すること(二つまで選択)は、「便利な施設や店、きれいな川や公園がある魅力的なまち」五七・四%が、「合併によって町の経費の削減などが図れる」二三・一%(四番目)などより圧倒的に高い数字を示した。また、将来像(二つまで選択)でも、「お店がいっぱいで、人でにぎわうまち」四五・一%と「道路やバスなどが充実して、買い物や通学に便利なまち」の二つが突出している。

 そして、将来の定住先として生徒たちが選んだのは、「他の都道府県」三一・三%、「県内の他のまち」一二・三%で、「この地に住みたい」は二一・五%にすぎなかった。「一時的にこの地を出るかもわからないが、将来はこの地で」も一一・八%あった。

 また、設問は地元以外に住みたい理由(二つまで選択)も問い、「遊ぶ場所やお店が限られている」五二・三%、「将来働く場所が限られている」四四・二%、「バスや鉄道が不便」三八・四%、「今の町に魅力がない」三二・六%が大勢を占めた。

 アンケートでは自由意見を記入する欄も設けられ、ここには、合併推進から反対まで、様々な意見や建設的な提案などが寄せられた。

 委員からは、「中学生の回答に寂しさを感じる」という感想も聞かれたが、「この結果を若者の気持ちとして素直に受け止め、若者にもよいものとなるよう、愛着のもてるまちづくりへ計画をまとめなければならない」と、逆に使命感を強くさせた。

 今回のアンケート結果は、計画づくりの重要な材料として活用され、四月の合併協議会には計画素案が提出される。


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こうなったらいいな“町の未来”

「誰もが住みよいまちづくり」

=能登川東小6年生が学習成果展=

まちの疑問や発見に、観る大人を考えさせる東小6年生の総合学習成果展「誰もが住みよいまちづくり」
(湖東・能登川町)
 能登川町立東小学校の六年生児童による総合学習成果展が、町立博物館で開かれている。
 自分たちが住む町を調べることにより、何が満たされ、何が必要とされているかを知る総合学習で、「誰もが住みよいまちづくり」をテーマにそれぞれの調査結果や提案をレポートにまとめ、壁一面に掲示している。

 同校では、切磋琢磨を校訓に自ら学び・創造する課題解決力の育成を支援しており、地域や家族の中に生きる一人の人間として、社会やまちづくりを学習。これまでに学んだ知識を生かしながら自分なりに提言しようと、まちに繰り出して八百人アンケートを行ったほか、地域ウォッチングや福祉・環境・生活などの各担当課をインタビュー。また、大人の視点も必要だとして授業参観時などにアドバイスを求めたりした。

 発表されたレポートは、「能登川町の交通」「川の生物のために出来ること」「バリアフリーを無駄にしないで あとはあなたの優しさ」など二十八点と、ポスター七十三点が展示され、率直に投げ掛ける疑問や発見は大人を考えさせる。また、先進事例を上げながらのソーラー発電街灯提案は説得力があり、総合学習の成果が表れた。

 机上の知識だけでなく、こうした体験学習は視野が広げられ、自然と開発問題、福祉施策と地域マナーなどの課題を総体的に見ることができる。今回の発表では、仲間や地域交流で生まれた「気づき、考える」が活かされており、熱心に観ていた来館者は「これからの成長が楽しみ、温かく見守りたい」と話していた。

 会期は今月十八日まで。月・火曜休館。


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火災原因、慎重に捜査

あきんどの里の火事

建て直しへ復旧進む
=保険で修復費はカバー=

工事用のテントが張られ、焼けた建物の取り壊しが進められている現場
(湖東・近江八幡市)
 八幡商業協同組合が運営管理する近江八幡市多賀町の「あきんどの里」で火災が起きて10日目を迎えるが、出火原因はまだ特定されていない。

 火災は、4日午後8時45分頃、飲食店から出火。隣接の観光案内所を兼ねた同組合事務所と観光客用のトイレに類焼し、約100平方メートルが焼失した。

 近江八幡署と消防署では、飲食店が出火元との判断を示しているが、燃え方が激しいため、原因の特定を進めていく決定的な状況証拠を得るのに苦労している模様。火災当時、飲食店が燃料として使っていたプロパンガスボンベの栓が空き、ボンベ内のガスが吹き出し、大きな炎が吹き出していた検証や店内にも火災の原因になりうる状況があったかどうか、慎重に捜査を進めている。

 栓が壊れて吹き出したガスが燃えたものの、爆発までの大惨事に至らなかったことは不幸中の幸いだった。なぜ、火災で栓が空いたのか、あるいはすでに空いていたのか、捜査の焦点の1つになっている。

 原因究明とは別に、現場では復旧作業が進められている。被災した建物は、市の所有で新築費用と同額の約1、400万円の火災保険が掛けられていたため、全額が修復費用に充てられる。

 市では、保存している当時の設計図面を基に焼失した建物部分を元通りに建て直すことにしており、今月20日までに被災建物の解体を終え、早急に建て替え工事にかかりたいとしているが、完全な修復までには数ヶ月はかかりそう。一部焼損のトイレについては、左義長まつりまでに修復したいと話している。

 あきんどの里は、平成8年にオープン。日帰りの観光施設としては、年間10万人の利用客があり、市内3番目の集客力がある。 

 


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