滋賀報知新聞(ニュース)平成16年2月18日第13720号


表彰や発表、展示で意識高める

誰もがいきいき暮らせるように

=八日市市社会福祉大会=

会場が一つになって合唱
(湖東・八日市市)
 八日市市社会福祉大会(市、市社協、県共同募金会八日市支会主催)が十六日に八日市駅前のアピアホールで開かれ、表彰、発表、展示などを通して、参加した関係者や一般市民約二百六十人は、だれもがいきいきと、いつまでも安心して生活できる、明るい福祉のまちづくりへ、意識を高めた。

 表彰式では、「元気都市ようかいち」にふさわしい高齢者五人に「八日市いきいき大賞」として中村功一市長が表彰したほか、各種福祉団体やボランティアなどで市の福祉向上に勤めている十四人、六団体を服部信啓市社協会長が表彰。また、共同募金や善意銀行へ寄付を行った五人と十七団体に感謝状を贈った。
中村市長から八日市いきいき大賞の表彰を受ける皆さん

 発表会では、市内の三つのボランティアが活動内容をステージで発表、子どもたちやお年寄りと童謡を通じて交流を続けている「とおりやんせ」(田中泰子代表、十九人)、同様に大正琴の演奏や歌・手遊びなどで活動を続ける「すみれ会」(田原小夜子代表、十七人)による楽しい演奏と、両団体と出席者全員による「北国の春」や、“仲よくいこうよ人生は 仲よくいこうよ人生は 一人ぼっちじゃいきられぬ”など星影のワルツの替え歌「幸せのワルツ」の合唱などで、会場は和やかなムードに包まれた。

 「朗読サークルむらさきぐさ」(山田美子代表、十二人)は、視覚障害や外国籍の人たちのために、市広報や新聞記事、詩などを六十分のテープに録音し、利用者に提供する音訳テープ「くらしあれこれ」(二か月に一回発行)の制作模様を三十分の増刊号として再現。会場は水を打ったように、発表に耳を傾けた。

 また、ホール隣の情報プラザでは「ボランティア展」も前日から開かれ、市内のボランティアグループの展示や体験コーナーなで、それぞれの活動内容などを紹介した。


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この地しかない 平和祈念館

誘致訴える浅野清一郎さん

建設へ地元の悲劇も生かして
=これぞ戦争の遺物だ「掩体壕」=

当時を語る浅野さん
(湖東・八日市市)
 八日市市柴原南町に住む元同市遺族会会長の浅野清一郎さん(86)は、戦争がもたらした苦難の道を庭先に広がる布引丘陵を眺めながら振り返る。終戦間際に造られた掩体壕(えんたいごう)のおかげで、どれだけ地元の住民が苦しみを味わったことか――と。

 八日市の上空にも敵機が飛来し、飛行場への空襲が激しくなったことから、布引丘陵の裾野に三か所の掩体壕(飛行機の防空壕)が掘られた。天井や壁は鉄筋コンクリートで固められ、今でも二か所で原形をとどめている。

 この姿に浅野さんは、掩体壕建設に山の提供を余儀なくされた地元住民がいるというのに「元に戻さないまま現在に至っている」と、旧陸軍の無責任さを指摘し、掩体壕が残る限り「八日市の戦争は終わっていない」と厳しい。

 八日市に飛行場があったことさえ知らない人が増え、戦争の遺物が脳裏から消え行き、風化が進む中で「掩体壕こそ八日市における戦争の語り部ではなかろうか」と問いかける。

 さらに、飛行場から掩体壕に戦闘機を運ぶ誘導路(幅五メートル)が同時に建設された。当然のごとく、土地は無償提供、強制労働させられた上に、飛行機を運ぶ時も地元住民が駆り出されたという。すべて手押しだ。

 ようやく終戦を迎えたが「ここからが苦労の始まりだった」と振り返る。「勝利を信じ勇んで建設した誘導路だが、だれも元の農地に戻してくれない。生活を支えるために、必死で石や砂利を取り除いた」と話す。

 一方「飛行場拡張で提供した農地も同じことが言える。この苦労は一般の人には分からないと思うが、飛行場と掩体壕にかかわった周囲の人なら同様の心境だろう。トラックも重機もなく、ただ無心にスコップとリヤカーに向き合う毎日だった」と、当時の苦労話は尽きない。

 今になって「どうして、こんな話を」と尋ねると、浅野さんから「平和祈念館の建設先が難航していると言うが、祈念館が戦争の悲惨さと平和の尊さを学び体験する場と聞いて、表面だけでなく影に隠れた悲劇の声も生かされなければ」との言葉が返ってきた。


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幼稚園教諭・保育士・調理員

「臨時職員採用試験」

=能登川町=

(湖東・能登川町)
 能登川町は、三月四日に行う臨時職員採用試験の出願受け付けを行っている。
 幼稚園教諭・保育士・保育所調理員の各一人(年齢問わず)の募集で、午後一時から面接とピアノの実技試験(幼稚園教諭と保育士対象)を行う。

 課題曲は、標準バイエル96・100・102の中から任意の一曲を演奏するほか、簡単な童謡を一分間練習の後、童謡を弾き歌う(曲は主催者が指定)。試験会場は役場横のやわらぎホール。採用通知は三月十日頃。

 雇用期間は四月一日から六カ月間(更新予定あり)となっており、町内いずれかの幼稚園・保育所に勤務する。時間は午前八時半〜午後五時十五分まで(配属された職場により時間帯が異なる場合がある)。

 給与は、幼稚園教諭が月額十三万円、保育士は時給八百七十円、保育所調理員は月額十二万円。

申込書は、町のホームページhttp://www.notogawa.jp/ からダウンロードできる(PDF10.3KB)。詳しくは〒521―1292滋賀県神崎郡能登川町躰光寺262、能登川町教育委員会教育課(0748―42―9932)へ。受け付けは二月二十六日まで。


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糸賀一雄記念賞の候補募る
=障害福祉での功績表彰=

(湖南・石部町)
 財団法人糸賀一雄記念財団(石部町)は五月三十一日まで、第八回「糸賀一雄記念賞」の候補者を募集している。

 生涯を通じ、障害者福祉の向上に尽くした故糸賀一雄氏の心を受け継ぐ同賞は、障害者やその家族が安心して生活できる福祉社会の実現に寄与することを目的に、多年にわたって障害福祉の分野で活躍している人へ贈られるもので、候補者資格は、日本、東アジア地域、東南アジアおよび西太平洋地域(オーストラリアとニュージーランドは除く)に居住し、障害者福祉の活動実績が高く評価され、今後の活躍が一層期待される個人(二人以内)。

 推薦のあった候補者の中から、選考委員会が選び、理事会の決定を経て今秋に受賞式を行う予定で、受賞者には一人につき賞状と賞金二百万円が授与される。

 応募は、第三者による他薦(以前の候補者で受賞外となった人も含む)とし、所定の候補者推薦書に必要事項を明記して五月三十一日までに送付する。

 選考委員は、国際医療福祉大学総長・(財)糸賀一雄記念財団副理事長の大谷藤郎氏、(財)日本知的障害者福祉協会顧問・(社福)旭川荘理事長・川崎医療福祉大学名誉学長の江草安彦氏、(社福)全国重症心身障害児(者)を守る会会長の北浦雅子氏、全国身体障害者施設協議会長の徳川輝尚氏、国連アジア太平洋経済社会委員会社会開発部障害統合課長のジロードイ・ヒューゲット氏ら。

 今なお、障害者福祉の父と称えられる糸賀氏は、荒廃した戦後のなかで障害児者の人権と福祉を訴え、昭和二十一年に「近江学園」を創立。全国から集まった福祉関係者によって先駆的な取り組みが展開されてきたが、同四十三年九月、「この子らを世の光に」と訴え続けた壇上で倒れ、五十四歳の若さでその生涯を閉じた。

 学園の創立から半世紀が経ったいま、国はようやく障害者プランを策定し、人権の世紀に取り組んでおり、県は、これを支える関係者の発掘・育成・奨励を行うことによって多様な人と情報が交流し、更なる障害者福祉の向上につながることを目指している。

 問い合わせは、糸賀一雄記念財団(〒520―3111甲賀郡石部町東寺4丁目1―1県立近江学園内、0748―77―0357)へ。


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神々の形象

パプアニューギニアの土器

=来月 陶芸の森で特別展=

(湖南・信楽町)
 県立陶芸の森(信楽町)は、三月二十日から七月三十日まで、特別企画展「神々の形象、パプアニューギニアの土器」を開催する。

 日本から南へ五千キロ、南太平洋に位置するパプアニューギニアは、インドネシア共和国に接するニューギニア島(東側半分)と七百あまりの島々からなり、多くの自然と民族芸術を今に伝える。

 なかでも、仮面や楯に施される独特の装飾は高い文化を示し、祖霊や精霊を表した動物・人面のモチーフは人々と自然界との交感から生まれた素朴な芸術だ。また、土の採取から成形、装飾、焼成にいたるまで様々な禁忌が語り継がれ、土器制作は神聖な営みであることを伺わせ、いずれの土器も、煮炊き用の鍋やカマド、サゴヤシ澱粉の貯蔵用の壼、儀礼用の壷など、暮らしの中にいきづいている。

 同展では、土器の制作方法や土器にまつわる神話などを、つぶさに紹介しながら独特の陶芸文化を紹介し、人がやきものを通して抱いてきた神秘性など、人とやきものとの原初的な関わりを問い直していく。

 観覧料は一般四百円。高大生三百二十円。小中生二百円。問い合わせは、同陶芸館(0748―83―0909)まで。 

 


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