滋賀報知新聞(ニュース)平成16年3月26日(金)第13752号


あいとうスマートさん最終報告会
省エネへの意識高め広げよう
=成果発表や今後の目標 認定証も授与=

あいとうスマートさん認定証を受け取る参加者
(湖東・愛東町)
 愛東町が身近な環境を考える省エネルギー事業の一環として取り組んできた「あいとうスマート」さんの最終報告会がこのほど町総合福祉センターじゅぴあで開かれ、その成果が発表された。

 環境問題を身近な実践から学ぼうと、家庭を単位に、気軽に取り組める電気と水道についての省エネルギーに、昨年八月から七十六世帯(町内全世帯の五%)が取り組んできた。また、研修会や中間報告なども開かれ、省エネルギーの知識も広げた。

 報告会には、参加家庭から二十人が参加。参加者から提出された今年二月までの七か月間にわたる記録報告書の集計を基に、町税務住民課の奥村伊佐男さんがその結果をまとめ、報告した。

 調査は、一人当りの月電気消費量、電気消費料金、水道消費量、水道消費料金とそれぞれの前年同月比に加え、食器の汚れを落としてから洗う、歯磨き・シャンプー中の水を止める、主電源で切るなど八つの環境行動チェック、冷蔵庫の掃除をする、フィルターの掃除をこまめにするなど自己設定の環境行動二つで行われた。

 参加家族のうち四二%の三十二世帯から回答が寄せられ、年間電気消費量平均値で前年を下回る成果が見られたが、年末年始の休暇が長かったこともあり一月の水道使用量が増えたため、若干水道消費量が前年を上回る結果となった。また、この取り組みから生活スタイルが変わったと答えたのは十三世帯、他の人と省エネについて話したのは二十件などのアンケート結果も報告された。

 報告から、事業周知の不足による自主参加率の低さ、期間中の広報周知不足による参加者の意識低下、庁舎内での運動不足による町職員の意識変革不足などの問題点や課題も明らかにした。

 これを受けて今後、平成十六年度の参加世帯目標を百四十世帯(全世帯の約一〇%)、十七年度を二百世帯(同一五%)に目標を置き、町として省エネ計画を全町に周知するとともに、町職員から変わる実践の強化を図っていくことも示した。

 このあと、この取り組みをサポートしてきた省エネルギー普及推進員で消費生活アドバイザーの西尾久美子さんが、取り組みを振り返りながら、これからのエコライフを「楽しく、無理なく、かしこく」続けて行くためのアドバイスを行った。

 また、最後まで取り組んだ参加者には認定証が贈られ、このうち成績優秀など二人にはベスト・オブ・スマート賞も贈られた。

 参加者からは報告書とともに、「省エネルギーに関心をもつようになった」「結果は変わらなかったが、気持ちが変わった」「家族みんなで取り組みたい」などの感想やこれからの意欲などが寄せられている。


メインメニュー|全 県| 湖東・湖北| 湖南・湖西| 中央政界特報| 社説
今週の運勢| お誕生・他| 今日の首長| 取締情報| リンク| E-Mail

TOP インデックスへ

300万人目は奈良県のファミリー

予想をはるかに上回る9年目達成

=あいとうマーガレットステーション=

300万人目となった磯部さん家族
(湖東・愛東町)
 愛東町妹の道の駅「あいとうマーガレットステーション」の入館者がこのほど三百万人に達し、記念のセレモニーが行われた。

 ちょうど三百万人目は奈良県生駒市から県内での一泊スキー旅行に来て、帰宅途中の昼食にはじめて立ち寄ったという磯辺良和さん(27)、匡代さん(31)、希帆ちゃん(2)のファミリー。

 玄関に用意されたくす玉を割ったあと、藤関明雄館長から記念のケーキ詰め合わせと月桂樹のリースがプレゼントされた。良和さんは「一生に一度のことかもしれないのでびっくりしています」と、驚きを隠せない表情で喜びをかみしめていた。また、後続の入館者先着三十人にもジェラートが進呈された。

 三百万人達成はオープンから九年目の快挙で、「愛の田園(まち)あいとう」が「新農業文化の創造」をコンセプトに、環境や観光とも連動させながらさまざまな事業にも取り組み、地元農業の活性化や高齢者の生きがいづくりなど地元住民の参画により、全国の道の駅の中でも数少ない成功例の一つとして注目を集め、コンスタントに来館者数を伸ばしてきている。

 平成七年十月オープン当初の、年間二十万人、十年目で二百万人の予測をはるかに上回るスピードでの達成となった。

 なお、入館者のカウントは同館玄関に設置されたカウンターでの計測(入出館数)のみで行われていることから、あいとう直売館、ラプティー、愛東いきいき元氣館など付属施設のみ利用や、団体のトイレ休憩、花畑や遊技施設利用などの数がカウントされていないことから、実数はさらに膨らむ。


メインメニュー|全 県| 湖東・湖北| 湖南・湖西| 中央政界特報| 社説
今週の運勢| お誕生・他| 今日の首長| 取締情報| リンク| E-Mail

TOP インデックスへ

福島竜王町長 不出馬表明

3月定例議会一般質問で

=議員が続投求め再考か?=

(湖東・竜王町)
 任期満了に伴う六月の町長選(八日告示、十三日投開票)を前に動向が注目される福島茂竜王町長(75)=三期目=は二十三日、三月定例議会で「退かせていただく機会ではないかとの結論に達した」と引退を表明した。しかし、全議員が続投を求めたことから「即答は避けさせていただきたい」と再考を示唆した。
 
 福島町長の進退については、最終質問として、川嶋哲也議員がドラゴンハットや道の駅、アグリパーク竜王、町立図書館、防災センター、福祉施設などの建設や日野川河川改修、道路整備、企業誘致といったこれまでの事業を挙げ、「(福島町長の)行政手腕は町民も認めている。しかし、これからは西武リゾート計画や県営地利用、JR篠原駅など多くの課題が山積する中、主体的なまちづくりが求められる。町民は現町長の動向に注目しており、四選出馬の意向をうかがいたい」と問うた。

 これに対して、福島町長は、平成四年の初当選から三期十二年間を振り返り、町政に貢献する企業誘致や地域の足腰を固めることに専念した合併問題などに言及し「一定の落ち着きを見た」と事業にめどがついたとの見解を示した。「私も数年で八十路に入ろうとしている。大きな病もなく健康に恵まれているが年齢を感じるところである。多くの方からいろいろとお示しいただいたが、退かせていただく機会ではないかとの結論に達した。わがままを理解していただきたい。あと三カ月精一杯努めさせていただきたい。最後までよろしくお願いいたします」と感極まった様子で声を詰まらせ涙をぬぐいながら、引退を表明した。

 事実上の引退表明後、山口喜代治議員が今後の町政運営について問う緊急質問を提案し、全議員の賛同を得た。

 山口議員は、「予期せぬ答えが出た」と語り、水田ほ場や琵琶湖からの逆水、農林公園整備事業など「各界の人脈も広く、立派な整備をしてもらった。人を集めるのではなく集まってくる取り組みにつながっている」と福島町政を高く評価した。「大きな事業に花を咲かせてもらった真っ盛りで、まだまだ正念場だと感じている。これからの竜王の花に実をつけてもらうのが、福島町長ではないかと大きな期待を寄せている一人である。合併に頼らないまちづくりができていく途上ではないか。もう一度考え直していただき、町政運営にあたっていただきたい。再度、町政運営についてうかがいたい」と質問し、続投を望んだ。

 福島町長は、「思いがけない言葉を頂戴した。大変な言葉であった。しかし、即答は避けさせていただきたい。皆様のご好意の言葉として私の胸にしまわせていただきたい」と返答した。

 議会終了後、記者らに囲まれた福島町長は、「議員のみなさまには了解していただけると思っていただけに、初めてのことでびっくりしている。身に余る言葉をいただいた」と人生の一つの区切りとして引退を決意し後援会にも意向を伝え了承済みであることから揺れる心の内を語った。党派を超えた議員全員の思いを受け、後援会や家族と再考し、早い時期に全員協議会などで議員に対して改めて答えを出すという。

 早ければ、議会閉会日の二十六日午前九時からの全員協議会で回答するのではないかとの見方もあり、六月の町長選に出馬を考えている立候補者らも町長の動向に注目している。  


メインメニュー|全 県| 湖東・湖北| 湖南・湖西| 中央政界特報| 社説
今週の運勢| お誕生・他| 今日の首長| 取締情報| リンク| E-Mail

TOP インデックスへ

昔の面影、限りなく復元

旧伴家住宅・改修工事が完了

6年がかり2億円かけて大修復
=31日まで無料公開中=

尋常高等小学校当時「裁縫室」として使われた45畳の2階和室
(湖東・近江八幡市)
 近江八幡市が平成十年度から六年がかりで進めていた同市新町の旧伴家住宅(市指定文化財)の修復改修工事が完了し、このほど落成式が行われた。

 旧伴家住宅は、江戸時代に畳表や蚊帳などを扱う豪商・伴庄右衛門の本家で、現存の建物は文学者としても知られる蒿けい(こうけい)の跡継ぎの七代目能ただ(よしただ)が、母家が大地震により倒壊したことから文政二年(一八二七)から十三年の歳月をかけて建て直したと伝えられる。

 江戸時代は商家、明治は尋常高等小学校・役場・高等女学校として使われ、当時の面影を今に残す重要伝統的建造物群保存地区を代表する文化財として知られている。

 昭和に入ってからは、近江兄弟社図書館として使われたあと、昭和五十八年から平成九年まで市立図書館として多くの人々が利用した。

 市では、改修に当たり、市民も参加した旧伴家住宅活用プロジェクト委員会を発足し、建物の履歴が分かるようにすることや伝建地区にふさわしい利用が図れるようにすることなどの協議を基に、江戸時代の商家と明治に改修された尋常高等小学校の面影を出来るだけ残すよう修復の手を加えた。

 中でも、玄関口から奥に伸びる江戸時代当時の土間を復元させたほか、鬼瓦の複製、尋常小学校当時(明治二十六年)の門扉と門灯なども再現した。

 また、築後二百年近くになることから、構造補強した壁面や柱は当時の建築材でないことがあえて分かる部材を使い、展示室や和室に合った家具や調度品を揃え、純日本建築の風格も引き出した。

 木造三階建て(延べ床面積六二六・八六平方メートル)の建物構造がよく見えるよう、内部には出来るだけ物を置かない展示方法を取り入れているが、同保存地区の価値を広く知ってもらうために八幡商人の妻たちの衣装類や小物類、朝鮮通信使の饗応料理の模型を展示した。改修工事費の総額は約二億円。

 開館は四月一日からで、隣接の市立資料館が管理する。今月三十一日まで見学無料。開館時間は午前九時から午後五時まで。


メインメニュー|全 県| 湖東・湖北| 湖南・湖西| 中央政界特報| 社説
今週の運勢| お誕生・他| 今日の首長| 取締情報| リンク| E-Mail

TOP インデックスへ

深水でスイスイ直線植え

自動直進田植機

落ち水なしで汚濁防止
=実験試作機・実演=

ハンドルを持たずに真っ直ぐ植え込んでいく自動直進田植機の実演
(湖東・安土町)
 県が23日、安土町大中の県農業総合センターで開いた「農業排水対策実演検討会」で、水田にマーカー線を描けない深水であっても自動運転で真っ直ぐに苗を高速で植えていく「自動直進田植機」が紹介され、参加者した農業者の関心を集めた。

 この田植機は、河川やびわ湖の水質汚濁の原因になっている田植え前の落ち水をなくすことや作業の省力化をめざし3年前に農機メーカーが開発。現在、商品化に向けた実証テストが行われている。自動運転では、走行しながら運転席からの苗継ぎも可能で、参加者らが試乗してその性能の高さを確かめた。これまで、苗を真っ直ぐ植えるため、水田の水を土面が見える程度まで抜き、田植機で描いたマーカー線を便りに植え込んでいく必要があったが、この機械では、航法センターを取り付けて水田の底が見えない状態でも自動で直線植えができる。

 精度は30メートルの長さで5センチまでのズレという。県では、落ち水をする必要がないことから汚濁防止につながると期待している。 

 


メインメニュー|全 県| 湖東・湖北| 湖南・湖西| 中央政界特報| 社説
今週の運勢| お誕生・他| 今日の首長| 取締情報| リンク| E-Mail

TOP インデックスへ