滋賀報知新聞(ニュース)平成16年4月13日(火)第13767号


八日市ビクトリー優勝

スポーツ少年団学童野球

御園スカイラークに圧勝
=前評判通りの強さを発揮=

今季初の公式戦を制した八日市ビクトリー
(湖東・八日市市)
 今季初の学童野球公式戦・全国スポーツ少年団交流大会「八日市大会」(八日市市スポーツ少年団、市軟式野球連盟主催)の決勝戦は、十日に汗ばむ陽気の長山公園グラウンドで開かれ、御園スカイラークに圧勝した八日市ビクトリーが昨年に続き栄冠を勝ち取った。

 決勝戦では、前評判通りに圧倒的な強さを発揮したビクトリーと、トライアルとなる長山杯(吉沢体育振興事業団主催)を制した玉緒レッドスターズを退け、勢いに乗る御園スカイが火花を散らした。

 ビクトリーは、毎回ランナーを出し一回を除き、ことごとく得点に結び付ける試合巧者ぶりをみせ、村田崇投手の好投と切れ目のない打線が光る試合運びで、十四対一の大差でスポ少を制した。

 敗れた御園スカイは、相手投手を打ち崩せず、三回の四球とエラーで拾った一点にとどまり、一アウト二・三塁が生かせなかった二回の攻撃が尾を引いた。

 表彰式で、優勝トロフィーをビクトリーの和田健主将に手渡した矢島正雄スポーツ少年団本部長は「上位を目指し頑張って下さい」と、ブロック大会での活躍に期待を寄せた。準優勝トロフィーを受けた御園スカイの平岩和真主将には「追い付け、追い越せの気持ちを忘れずに練習を」と激励した。

 湖東ブロック大会は、十八日午前八時半から愛東町おくのの運動公園グラウンドで開かれ、八日市代表のビクトリー、神崎郡代表の五個荘スポーツ少年団、愛知郡代表の秦荘スポーツ少年団の間で、県大会進出を懸け争われる。


八日市ビクトリー
032216 14
001000 1
御園スカイラーク


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入江おじいちゃんが考案、自作

これでゲームが楽しくなる

=カロムのパック 素早くきれいにセット=

考案した道具を手にその製作ぶりを熱心に語ってくれた入江さん
(湖東・愛東町)
 彦根市を中心に親しまれているゲーム「カロム」を始めるのにまず困るのは、赤と緑の合わせて二十四個のパックをゲーム板中央に、交互に、円形に並べること。そのもどかしさを解決してくれる用具を、愛東町外の入江太平さん(93)が考案して自作し、町社協へゲーム本体と共に、このほど寄贈した。

 カロムは「ビリヤード」と「おはじき」を合わせたようなゲームで、二人または四人(二人一組)が正方形の板の上でそれぞれの円盤型のストライカーを弾いて、パックを四角のポケットに落として行き、最後にジャックというパックを落とした方が勝ち。

 ここで問題なのが、パックを並べる作業。きれいに並べるには二人や四人が同時にかかっては、かえってうまく行かず、どうしても一人で並べることに。そして、気の短い人や、お年寄り、子どもにとっては、このもどかしさが敬遠の要因となっている。

 そこで入江さんは、四人が一斉に、お年寄りでも小さな子どもでも、簡単に、きれいに、早く、並べることができないものかと悩み、試行錯誤をくり返しながら、ついに「(仮称)パック・セッター」を考案、手づくりで完成させた。

 また、指の力が弱くなっているお年寄り用にと、ゴム板製の「(仮称)ストライカー・ヒッター」も作った。

 「二晩寝ずに考えた」という自作の発明品について話してくれる入江さんの表情は、まるで少年のように輝いていた。


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全国最小 「英断」か「暴挙」か

議員定数6削減で12人に

能登川町議会 住民との協働がポイント
=問われるのは「資質」意識改革と機能強化を=

(湖東・能登川町)
 財政問題を背景に、議員定数を削減する市町村が相次いでいるが、能登川町議会も十八人の議員定数を十二に削減する条例改正案を可決し、十月十九日施行予定の町議会議員一般選挙から適用することにしている。このため、今秋選への進退をめぐって調整が続き、現在のところ一議員が引退を表明、三議員が引退の意を示しているが、人口二万人以上の町に対する定数としては全国最少のものであり、各市町から英断とする声や機能低下を招くなど賛否が分かれている。

 議員の定数削減は、ここ数年全国的な動きではあるが、合併の法定期限を一年後に控えて一気に加速。同町議会では、行財政改革として特別職の報酬や町職員の手当削減が進められるなか、「議会だけが安穏とはしていられない」と定数の条例改正案を議論し、日根野繁議会運営委員長を提出者に、同委員の長谷川美雄議員、川南博司議員、山本武和議員、冨江旭男議員、田中信弘議員、村田正弘議員が議員提案を行った。この結果、議長と欠席の一議員を除く十六人中、賛成十四・反対二で可決され、六議席削減の定数十二人とした。

 これにより、改選後の議員報酬は年間一千五十七万九千円(研修費、共済費含む)の経費節減となり、新たな財源を生むことができる。しかし、住民の細かな声が拾えなくなるのでは―というデメリットも指摘される。

 共産党の藤田淳子議員は「定数十二人は全国の同規模自治体中で最小となる。議会の機能を低下させ、民意を反映する機会を少なくさせることは決して住民にプラスにはならない」と反対し、議会の機能低下を招く暴挙とした。

 同じく、裁決には反対したものの「定数削減に必ずしも反対ではない」とする山本眞紀議員は、「議会報酬と定数削減を一緒に論ずべきではなく、合併を視野に入れて検討すべき定数削減のみを議題とする案には反対」と、議員の報酬見直しが先決だとした。

 たしかに、議員定数は地方自治法(第九十一条)による人口割だと上限は二十六人。しかし、情勢に応じて現在の十八人に減らしており、さらに十二人にまで削減すると人口千九百人に対して議員一人の割合となる。このため、民意が反映されにくいのではという不安が残る。

 これらの不安を一掃させることが、議会や町に課せられた責務だとも言えるが、賛成討論した日根野繁議員は「いま問われているのは、議会の役割を果たすための議員の資質である。議会費抑制もあるが、これを機に、議員の意識改革を徹底し、議会機能の充実・強化に務めたい」と論じ、少数議会をカバーする新たな民意吸収システムが求められているとした。

 同案の可決後、引退や新たな候補者選びなど十月選挙への議論が進むが、いずれの字も民意反映の縮小を懸念しているのが事実。また、地盤や知名度のない新人にとっては狭き門と言え、いかに町民と接点を持ち、協働できるかが今選のポイントとなる。

 さらに、現在開かれている合併説明会で住民の理解が得られ、一市四町に参画できるとなれば、来年十月施行の市議会議員選挙・能登川小選挙区から六人の定数(予想)に絞り込まれ、まさしく質を重視した厳しいものとなる。

 今回の可決は「英断」と支持されるが、住民の不安に対して、直接声をくみ取る公聴会や行政モニターなどの仕組みづくりが必要。住民・行政・議会が一体となった新しいまづちくりが求められる。


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築110年の能舞台に輝き再び

蒲生町の竹田神社で「狂言鑑賞会」

=地域住民が実行委員会立ち上げ企画=

老若男女一緒になって笑いの渦に
(湖東・蒲生町)
 蒲生町鋳物師にある竹田神社で十日、築百十年目の能舞台を活用し、四年ぶりに「狂言鑑賞会」が催され、町内外から約二百人が詰めかけた。

 この能舞台は、江戸時代に鋳物師村から近江商人として関東へ出店した竹村太左衛門と猪八郎の両氏が中心となって明治二十七年に建てたもの。能楽を趣味とし日野町の仲間らと商売の傍ら稽古に励んでいた両氏は、竹田神社に豊臣秀吉が奉納したという「竹田の神能」(竹田大明神の由来を物語る能の謡曲)がありながらも、その謡曲を舞う能舞台が無かったため、親戚や商人仲間に声をかけ費用を出し合い舞台を完成させた。

 明治から大正中頃までは盛んに能楽が演じられていたが、戦後に入り、華道の会で用いられるぐらいで、四年前の社務所改築の際に記念式典として狂言鑑賞会が催されてからは、長年利用されていない状況が続いていた。

 同神社の安井秀明神主は、「有効に使いたいと思っていた。能舞台があること、そしてどういうことを願いながら作られたのかを知ってもらった上で、今の時代に引き継げるものなのか、受け継ぐならばどのように生かせばいいのかを考えていく必要があると思う」と語り、利用方法から議論するのではなくまずは能舞台の存在や歴史を周辺地域の人々に認知してもらう重要性を説いた。

 今回の狂言鑑賞会は、鋳物師地区の師史の会(森田英二会長)と同神社氏子総代(藤林茂総代長)、まちづくり推進協議会(山中勇会長)が実行委員会を立ち上げ企画した。

 四日から当日の午前中まで、老人会も協力し、能舞台の水洗いを繰り返し、糠でこすって磨き上げ、板の釘などの修繕を行った。木洩れ日が差し込み、ポカポカ陽気に恵まれた境内には続々と人が集まり、敷かれたござや手押し車に座るなどホールで鑑賞するときとはひと味違う思い思いのスタイルで開演を待った。

 蒲生町で公演したことをきっかけに出演依頼を受けた大蔵流狂言師・木村正雄氏が主宰する伊呂波会の演者らが、舞台に登場すると、命が吹き込まれたように古びた能舞台が味のある能舞台に一変。木村氏は、「いい舞台があるのに、ホコリ高くなっていた。神社に能舞台があるのは珍しいので大切にしてほしい。今日は、昔小学生だった人が多いが、今の小中学生は能舞台を見る経験がないので興味が湧かない。興味が湧くように向わせる取り組みを」と期待を寄せ、小学六年生の国語の教科書に掲載されている「附子(ぶす)」と「瓜盗人(うりぬすびと)」の二作品を上演した。

 演者以外にも、鋳物師地区の中学一年生八人が舞台に上がり、木村氏から足の運びや座り方などを習い、来場者とともに謡いにも挑戦した。舞台から戻ってきた朝桜中一年の山田麻実さんと小林紀代巳さん、安井由香さん、土田文さんの四人は、「はずかしかったし、(正座だったので)足が痛かった。台詞の発音や音程が分からなかった。見てる方がおもしろかった」と芸の奥深さを体感し、小学六年の時にビデオで見た附子よりも生で鑑賞する方が良かったと話していた。

 以前、能舞台で狂言を見たというお年寄りは「もう一遍見たかったので、とてもうれしかった」と満足げだった。今後、来年度も開催できるかが検討される。


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町民にも行財政改革への協力

当面、単独とする安土町

「これまでのようにはいかない」
=区長会の初会合で危機感=

10日の区長会で町行財政改革への協力を求める津村町長
(湖東・安土町)
 津村孝司安土町長は10日午後3時から防災センターで開かれた今年度の区長会の初会合で「今年度からでも行財政改革の方向づけをしていかなくてはならないので、理解してほしい」と要請した。

 これは先の合併住民アンケートの結果を受けて「近江八幡市との合併協議を始めることを断念せざるを得ない」と判断したことから、アンケートの回答で最も多かった「当面、単独に行く」とした場合、毎年、各集落からの要望事項にこれまでのように応えていくことが財政的に難しくなることを伝え、協力を求めたもの。

 津村町長は、アンケートの結果が出て以来、合併そのものの協議を進めていく見通しがなければ、現在でも厳しい財政運営がさらに難しくなり、なんらかの対応が必要になるとの危機感を募らせており、行財政改革の取り組みを住民サイドにも求めていかざるを得ない実感を深めている。

 役場庁内では、アンケートで当面を含めて「単独で行く」を選択した住民が予想以上に多かったことに驚きの声があり、町議会でも同様の受け止め方をする議員が少なくない。

 回答で最も多かった「当面、単独を希望する」の「当面」について、合併特例法の期限である来年3月末とするならば、町も議会も期限内の合併は無理との認識が支配的。そうなれば現実の問題として財政が、急激に緊迫してくることは必至と受け止められている。

 このため、進む国の三位一体の改革でさらに町財政が貧困なものに追い込まれ、住民サービスが出来るだけ低下しないよう、早急な対応策を考えていく必要があるとの危機感が広がっている。津村町長は6日の全員協議会の中で「町はサバイバルな道を歩んで行くことになる。今年度から生き延びる方策を考えていかなくてはならない」との覚悟を示しており、庁内はもとより住民にもそうした認識をこれまで以上に深めてもらうことが大切との考えを明らかにしている。そうした中で、これまで合併そのものには賛成の意見集約が出来ている町議会では、アンケート結果の詳細な分析を待って、本当に法定期限内の合併を見送って単独で進んでいいのか、町の将来の方向性を議会として検証する議論が求められている。

 合併推進のブレーキとなったアンケート結果をどのように受け止め、今後のまちづくりを考えていくのか合併への住民理解が60%余りに達している中で町当局と議会の検討作業が待たれる。

(畑 多喜男) 

 


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