滋賀報知新聞(ニュース)平成16年4月26日(月)


これが決め手! 区制度の導入

1市4町合併協議会で再検討

すべての市町名が残せると同時に
=住民の意向を反映させる役割担う=

(湖東・広域)
 すべての合併協議を終えた一市四町は、五月二十日の合併調印に向け、協定項目に理解を得ようと住民説明会を催す。すでに八日市市で行われた会場では、財政面から新市まちづくり計画に疑問を投げかけるとともに、先ず「八日市の名が消えるのは残念」と訴えた。今後、協議内容に最終意見を求めたいとして、各町で説明会を開くが、町名が消えることに住民は納得しているのであろうか―。

【村田洵一】


 新市名「東近江市」は昨年九月の協議会で決定された。公募の中から選定したものの、寄せられた応募数は人口の一割にも程遠い投票率二・〇二%と、百人に二人しか応募していないことが分かる。この数値こそ「既存名称は使わない」とする公募条件にうかがい知ることができる。

 一年前の昨年五月には、政府の地方制度調査会の中間取りまとめを受け、市町村合併促進に向けた「片山(当時の片山虎之助総務大臣)プラン」が示された。この中で、地域自治組織に旧市町名を付けることにより、合併前の名称を残すことが可能と、合併協議を進める市町村に対し法的措置を打ち出した。

 一市四町合併協議会は、昨年七月から「町名・字名の取り扱い」の協議に入っている。国の動向を察知しながら、片山プランが示す「住民自治の強化」に反発してか、新市まちづくり計画の中には、地域自治区の制度が導入されていない。

 この制度を導入すれば、東近江市に続いて永源寺区、五個荘区、愛東区、湖東区と、地域の先人から受け継ぐ町名は残る。八日市市に限っては、市内八地区から平田区、市辺区、中野区、八日市区、建部区、玉緒区、御園区、南部区が考えられる。

 新市まちづくり計画では、地域に即した独自のまちづくりを進めるため、各地域にまちづくり協議会を設置し、市民と行政の協働によるまちづくりを目指している。しかし、新市条例による地域自治区制度の導入を検討していれば、一市四町の「町名・字名」の協議に混乱を招くことはなかった。増して、旧町名が存続できるメリットもある。

 この取り扱いについて政府は、協定項目の協議に入る昨年七月以前に方針を示していたが、(協議会側の勉強不足か)国の動きに即した情報が提供されなかったことで、末端の住民は「何とか町名を残す手だてはないものか」と思いつつ、泣き寝入り的な結果に終った。

 説明会では、町・字名の取り扱いについて、調整の基本方針を示しただけで「最終的には住民の意向を踏まえた後に決める」との柔軟姿勢を示している。住民の声「区制度の導入」が反映されれば、市町名すべてを残せる。

 新市まちづくり計画を推進する市民、行政の協働体制「まちづくり協議会」は、国が制度化する「地域自治区」を準用したもので、市町名すべて存続可能な「区制度」の導入こそ、この問題を解決する一番の近道となることは間違いない。

 新市計画の「まちづくり協議会」は行政主導、国の「地域自治区制度」は住民主導とも考えられる。


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玄関ロビーに田原さんの藤の花

美しさと香りで心なごませる

=樹齢50年 八日市市役所に30日まで=

慌ただしい庁舎内で人々に安らぎの一瞬を提供している藤の花
(湖東・八日市市)
 八日市市役所の正面玄関に一歩足を踏み入れると、素敵な香りとともに、見事な藤の花が迎えてくれる。

 この藤の花は、市内土器町の田原義夫さん(77)が、丹精込めて育てた樹齢五十年の鉢植えの木で、高さ約一・五メートル、直径約二メートルあり、広がる枝先にたくさんのきれいな紫色の花房をつけ、甘い香りを庁舎内に漂わせている。

 市役所を訪れた市民も、「立派な藤ですね。こんなところで藤が見られるなんて。初夏の訪れを感じます」と、急ぐ足を思わず止めて、顔を近付ける。

 同市も八月にこの藤の花と同じ市制五十周年を迎える。田原さんは、「今が見ごろです。多くのみなさんに楽しんでもらえれば嬉しいです」と話している。

 この藤の花は三十日まで展示し、市民に鑑賞してもらう。


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新規採用職員の体験研修

介護や環境を体で学ぶ

=八日市市 11人奮闘中=

伐採作業に汗を流す職員
(湖東・八日市市)
 八日市市に今年度採用された十一人の職員が二十一日、市民福祉センタ・ーハートピア八日市(今崎町)、河辺いきものの森(建部北町)などで体験研修を行った。

 職員としての人権尊重意識を高めること、資源循環型社会づくりの一環として自然環境保全の認識を深めることを目的に、毎年の新規採用職員に必修の研修科目となっている。

 午前中のハートピア八日市では、高齢者とレクリエーションで交流、身体陣害者のちぎり絵の作業補助、親子教室で子どもと体操や屋外での遊びなど、様々な介護を体験。

 午後からは、河辺いきものの森周辺でごみの回収作業や木の伐採作業などに汗を流した。

 研修を続ける職員からは、「自分が思っていた以上のゴミの多さに驚いた」「実際に見たり、話を聞いたり、体を動かしてわかったことがたくさんありました。自分の世界が広がった感じがします」「難しくもあり、楽しくもあった」などの感想が聞かれた。

 今年四月一日付け採用者は、事務職の上級四人と初級一人、建築職上級一人、幼稚園教諭・保育士四人、司書一人の十一人。


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どんな魚がいるのかな?

五個荘町でミニ水族館

=29日まで開催中=

興味深げに水槽を覗き込む子どもたち
(湖東・五個荘町)
 どんな魚がいるのかな―、町内に棲む魚を通して人間と自然との関わりを考えるミニ水族館『五個荘町に生息する魚』が、五個荘町てんびんの里文化学習センターエントランスホールで開かれており、元気よく泳ぐ魚たちを子どもたちが興味深げに覗き込んでいる。

 水に恵まれる同町には、地下からの湧水や大同川、瓜生川、天保川などの河川が幾つもあり、魚類をはじめ豊かな自然と生態系を誇っている。しかし、コンクリートの三面張り河川や宅地造成などによって住みかを追いやられ、姿を消してしまった魚も多く、お馴染みだったメダカやハリヨも絶滅危惧種となってしまった。

そこで、町内に生息する魚貝類を集め、それぞれの姿や泳ぎ方を監察してもらうと共に、生き物と人間の関わりかたを考えようと同展を企画。休日などを利用して、職員や地域ボランティアらが一匹一匹を捕まえ、十七種約二百匹を紹介している。

 大小さまざまな水槽には、高い透明度を示すオイカワやヨシノボリをはじめ、一般に見られるカワムツ、アブラボテ、ムギツク。汚れていることを教えるギンブナ、ドンコ、ドジョウ、ナマズが泳ぐほか、タニシやザリガニなどの水棲生物も展示される。

 会期は二十九日まで。入場無料。問い合わせは同センター内・生涯学習課(電話48―7100)へ。


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夢中になれることが見つかる1冊

「蒲生町生涯学習ガイド」完成

子どもたちのクラブ活動
=マックスクラブ入会受付中=

子どもから大人まで夢中になれることを見つけたい人に必見の「蒲生町生涯学習ガイド」(右)と「マックスクラブチラシ」
(湖東・蒲生町)
 蒲生町生涯学習本部(同町教育委員会社会教育課内)と同町文化体育振興事業団はこのほど、町内の公民館教室や出前講座、文化・スポーツサークルなどの活動内容をまとめた「二〇〇四年度蒲生町生涯学習ガイド」(A四版、十三ページ)を五千百部作成し、区長を通じて全戸配布した。このガイドブックを通して、“好きなことや興味のあったことを思いきって挑戦してみませんか”と呼び掛けている。

 ガイドブックには、同町の文化振興や住民の活動拠点でもあるあかね文化センターでの“一日講座”や女性の間で特に人気のある“音楽の散歩道”、今年度から始まった“月曜の朝は太極拳で”のほか、地域の子どもたちとの交流にも力を入れている町内の高齢者を対象とした“あかねふるさと塾”、絵画や季節の料理、社交ダンスといった九つの“公民館教室”が日程付きで詳しく紹介されている。

 また、講師陣を申し込みのあったグループ・団体に派遣する“あかね出前講座”の種類と講師陣が一目で分かるようになっている。講座は、町民自身が講師を務める「町民の部」と行政担当者が出向く「行政の部」に分かれており、身近な人たちとともに学ぶ楽しさを気軽に体感できる。さらに、活動日や連絡先が分かる町内文化サークルの名簿付き。

 文化面だけでなく、種目や世代を越えて参加できる“あかねスポーツクラブ”やビーチボール・サッカー・ソフトテニス・グランドゴルフなど町内スポーツクラブも網羅している。

 ボランティア活動を始めたい人の糸口にと、同町ボランティア連絡協議会に登録している福祉ボランティア十二グループと、町の魅力を伝える観光ボランティアの情報も提供している。

 学校週五日制の導入に伴い、公民館活動の一つとしてスタートした子どもたちの地域でのクラブ活動「マックスクラブ」については、ガイドブックとは別にチラシが作成され、学校を通じて子どもたちの手に届けられた。今年度は、“感・潤・環(カンカンカン・感じてうるおってつながろう)”をスローガンに、アレンジフラワーとダンス、イングリッシュの三つの新クラブを設けた。現在、ふるさとウォッチングや演劇、みぞっこ探検、陶芸、茶道など計十六クラブへの入会を受け付けている。申し込み締め切りは三十日まで。

 ガイドブックの残部は、同町教委社会教育課(電話0748―55―4893)とあかね文化センター(電話0748―55―0207)で希望者に無料で配布している。 

 


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