滋賀報知新聞(ニュース)平成16年5月4日(火)第13785号


八日市市 バランスシート

=民間方式決算書=

(湖東・八日市市)
 八日市市は、財政状況の悪化とともに限られた予算の中で、地域住民の要求に合ったサービスの満足度を高めようと、行政の効率化を把握する「バランスシート」をこのほど作成した。総務省報告書(地方公共団体の総合的な財政分析に関する調査研究会報告書)に基づいたもので、財政運営の基本原則「歳入に見合った歳出」から、行革による事業の見直しや人件費、物件費などの経常経費の削減を行い、最少の費用で最大の効果を上げるのが狙い。官公庁の決算書だけでなく、多方面から分析した財政運営へ、企業会計方式による決算書を今後に活用する。十四年度の普通会計(一般会計と三特別会計)で、十五年三月三十一日が基準日。

資産状況
 資産合計額は五百三十六億円。歳入補てんの基金取り崩しで前年比七億円減少。有形固定資産(四百四十九億円)の内訳は、道路・住宅・公園の土木費など二百八十五億円、小・中学校などの教育費が九十二億円で、両会計が全体の八四・〇%を占める。
 投資等(六十五億円)では、下水道事業五億円、中部ふるさと基金一億円、貸付金十四億円、基金四十一億円。流動資産(二十一億円)は預金十三億円、地方税など未収金八億円で構成。

負債状況
 負債合計は百六十八億円。地方債の返済十二億円、起債十六億円で、前年比四億円増加した。起債は、臨時財政対策債四億円や都市計画街路・小今建部上中線整備二億円。これらを含め地方債残高は百四十二億円となる。このほか全職員の退職を仮定した退職給与引当金は二十六億円を計上。

正味資産
 資産から負債を差し引いた正味資産は三百六十八億円。有形固定資産の取得に結び付かない起債八億円、財政調整基金の減少五億円に対し、一般財源等が前年比十億円減少している。

社会資本の整備
 社会資本の整備状況を示す指標は、資産合計(五百三十六億円)が歳入合計(歳入決算額百五十億円)の何年分に当たるかを示す歳入額対資産比率(三・六年)にみられ、この比率が高いほど整備が進んでいる。
 正味資産比率(有形固定資産残高に対する正味資産の割合)が高ければ将来への負担は少なく、逆に地方債比率(有形固定資産残高に対する地方債残高の割合)が高いと負担は大きい。前年に比べて社会資本の整備は地方債に依存し、将来への負担増を示す。

市民一人当り
 資産合計百二十四万円(うち有形固定資産百四万円、投資等十五万円、流動資産五万円)に対し、負債合計三十九万円と正味資産八十五万円で、一人当たり三十九万円の将来負担(負債)がある一方で、百二十四万円の財産(資産)を保有していることになる。

バランスシート分析
 同規模の自治体に比べ、市民一人当たりの有形固定資産は同水準だが、地方債の水準は低く、借金による資産形成を抑制してきたことが分かる。投資等の金額が大きいのは、法人市民税の依存割合が高く、企業業績に影響されやすい財政状況を示し、基金を活用した運営に重点を置いていることを表している。


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日野ダリア園

イチゴ狩りでゆったりと

=野菜や花の苗販売も=

(湖東・日野町)
 日野町鎌掛にある花の郷・日野ダリア園(平谷宗夫会長)で、真っ赤に色付いた大粒のイチゴ狩り=写真=が行われている。二棟のビニールハウス(敷地面積一千平方メートル)では、酸味が少なく甘味の強い品種“章姫”が約八千株栽培されている。車いすの人でも楽しめるようにとベンチ養液システム方式を取り入れ、二段の棚いっぱいに実を付けた新鮮なイチゴは観光客にも大好評。

 イチゴ狩りは、一時間以内食べ放題で、五月下旬まで楽しめる。入場料は大人(中学生以上)一千三百円、子ども(小学生)一千円、幼児(三歳以上)六百円で、イチゴのパック販売とともに事前予約が必要。

 このほか、野菜や花の苗、ダリアの球根の販売が二十四日から同園内で始まった。園内約四反分に植栽されたポピーも開花し始め、ゴールデンウィークに見ごろを迎えるという。

 営業時間は、午前十時から午後四時(受付三時)まで。申し込みおよび問い合わせは、日野ダリア園事務所(電話090―8823―2450)へ。


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近江日野しゃくなげ大使に

森田さんと吉澤さん選任

=日野町の魅力を発信=

森田さん・吉澤さん
(湖東・日野町)
 日野観光協会(奥野弘三会長)はこのほど、平成十六年度「近江日野しゃくなげ大使」に、森田千尋さん(19)=大学生=と吉澤絢里さん(21)=大学生=の二人を選任した。

 選任された二人は、三日の日野祭を皮切りにしゃくなげ大使としての活動をスタートさせた。今後、サマーフェスタinひのや第三十二回東近江統一行事(永源寺町で)、グリムMTBフェスティバル、日野町産業フェアなど各種イベント会場で、日野町の魅力を町内外の人々に発信する。


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人のにおいがする近江鉄道駅舎

=希望が丘青年の城で「中田均 スケッチ展」=

旧市辺駅プラットホームなど近江鉄道路線を旅した気分になれるスケッチ展
(湖東・竜王町)
 出会いや別れ、旅立ちなど個々のドラマが存在し、地域生活のよりどころでもある駅舎を描いた「中田均 スケッチ展〜近江鉄道駅舎の旅〜」が、竜王町薬師の県希望が丘文化公園青年の城中ホールギャラリーで開かれている。会期は三十日まで。

 会場には、ガチャコンの愛称で親しまれている近江鉄道の駅舎や沿線からの風景などをスケッチした約四十点の作品が展示されている。改装前の武佐駅や旧の市辺駅、新八日市駅、河辺の森駅、櫻川駅、朝日野駅、日野駅など見慣れた駅舎ではあるが、油彩や水彩で描かれるといつもとは違った表情を見せ、作品の中に人物が描かれていないもののどこか人のにおいがする。

 作者の中田さん(近江八幡市在住)は、「琵琶湖の東の豊かな自然と歴史の中を走る近江鉄道には、個性溢れる駅舎があり、今まで古い駅舎の姿にひかれて描いてきた。親しまれ使い古された建家や機器に漂う懐かしさは、永年の地域の人々の生活のにおいなどがしみ込んでいるから。また、駅舎の周囲には架線、線路、遮断機や駅舎の表にはポスト、透明なガラス箱の電話ボックスなど、さまざまな形や色彩にあふれていて描きたくなる」と駅舎の魅力を語る。

 五日には、「中田さんによる作品説明会」(午前十時から)と、“命の輝き、自然への思いやり、音楽の大切さ”をテーマに生演奏が楽しめる「大阪センチュリー交響楽団ミニコンサート」(午後二時から)が同ギャラリーで催される。

 いずれも入場無料。開園時間は、午前九時から午後五時まで。詳しくは、県希望が丘文化公園(電話077―586―2111)へ。


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前方後円墳の出現と展開

安土城考古博物館「春季特別展」

「日(ひる)は人づくり、夜は神作る」
=学識者3氏の連続講演会も=

安土城考古博物館で開かれている「春季特別展」
(湖東・安土町)
 県立安土城考古博物館の春季特別展「日(ひる)は人づくり、夜は神作る\前方後円墳の出現と展開\」が始まった。6月5日まで。

 我が国最初の前方後円墳である奈良県桜井市の「箸墓古墳」は、3世紀後半〜4世紀にかけて日本列島の各地で造営された先駆け的存在とされている。

 最古の歴史書「日本書紀」には、この箸墓古墳の造営を「日は人作り、夜は神作る」と表し、その尊厳を伝えている。

 この箸墓古墳を始まりとする前方後円墳は、近畿地方を中心に北は東北南部、南は九州中部までに広がり、その墳丘の形態、埋葬の方法、副葬品の組み合わせなどきわめて画一的な統一性が見られることから、墓制の秩序が当時の政治基盤に据えられていたものと推測される。

 今回の特別展では、前方後円墳と前方後方墳との相関関係を見据えながら、日本列島各地の古墳出現期の社会情勢や政治形態などを出土資料とともに解説展示している。

 展示品は、奈良県の箸墓古墳、黒塚古墳、京都府の椿井大塚古墳など8府県の前方後円墳から出土した副葬品を中心に、文献、文字資料、レプリカなど約400点(うち重要文化財110点)。

 入館料大人860円、学生610円、小人410円。開館時間は午前9時半から午後5時(入館は午後4時半)まで。連休中の休館は30日のみ。

 同博物館では、特別展記念として3日に岡山大学名誉教授・吉田晶氏の「倭王権の形成」、16日に東海大学助教授・北條芳隆氏の「前方後円墳の出現と展開」、30日に大阪市立大学助教授・岸本直文氏の「三角縁神獣鏡の系譜」の連続講演会を開催する。時間はいずれも午後1時半からで受講は無料。当日受付の先着140人。 

 


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