滋賀報知新聞(ニュース)平成16年5月21日(金)第13800号


地元茶園保護と体験学習

親子で茶摘み楽しむ

=八日市市中野公民館=

茶摘み作業に汗を流す参加者
(湖東・八日市市)
 八日市市立中野公民館(村田昌平館長)が、地域にある茶園で体験講座「親子で茶摘み」をこのほど開いた。

 お茶の栽培は手間と人手がかかることから、市内では新芽が出ても摘まれないまま放置されている茶園も増えている。

 同館では、「これではもったいない」という思いと、茶摘み体験を通して、葉っぱからお茶になる製茶の工程や、お茶の効用、昔の人々のくらしなど、学んでもらおうと、昨年度から、地域の親子を対象に茶摘み体験を実施している。

 今回は、中野地区内の六組の母親と子ども十四人が参加。午前中、今崎町の茶園へ行き、新緑に輝く新芽を一つひとつていねいに手で摘んだ。

 午後からは、その摘んだ茶の葉を煎茶に加工してもらうため、尻無町にある製茶工場に運んだ。工場で後日加工されたお茶は、参加者に均等配付されることになっており、各家庭では、自分達の摘んだお茶が届く日を心待ちにしている。


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女性弦楽4重奏団 リチェッタ・ムジカ

生演奏にうっとり

自然の中で春のコンサート
=河辺いきものの森=

目の前で繰り広げられるクラシック演奏を楽しむ参加者
(湖東・八日市市)
 大阪センチュリー交響楽団の弦楽奏者として活躍している女性四人による弦楽四重奏団「リチェッタ・ムジカ」の奏でる重厚なハーモニーが、雨に煙る河辺いきものの森(八日市市建部北町)にしっとりと流れた。

 十六日夜、「みどりのつどい」(二十三日開催)の前夜祭を兼ねて「春の室内楽コンサート」として開いたもので、市民ら八十人あまりが、自然の森に抱かれたネイチャーセンターで、奏者の息づかいさえ伝わってくるほどの目の前で繰り広げられる生演奏を楽しんだ。

 同森におけるリチェッタ・ムジカの演奏も六回目となり、毎回のコンサートを楽しみにしている人も多い。

 今回も、関晴水さん(バイオリン)、清水豊美さん(ヴィオラ)、山下千夏さん(バイオリン)、望月稔子さん(チェロ)が、ベートーベンの、「七重奏曲」からメヌエット、「弦楽四重奏曲第一番へ長調」を、また、特別ゲストとして同楽団ヴィオラ奏者の永松祐子さんを加えた五人で、モーツアルトの「弦楽五重奏曲第四番ト短調」を演奏した。

 曲の合間にはそれぞれの曲の解説や、選曲のエピソードなど楽しいトークと一緒に、参加者は優雅なクラシック音楽の魅力を味わい、二回のアンコールで感動をともにした。


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姿を消しつつあるまちの個性

水辺の知恵「カワト」

=能登川町立博物館で開催中=

(湖東・能登川町)
 水と親しく付き合う生活の知恵「カワト」は、今でも能登川のまちに残り、人と自然との良き関係を伝えている。能登川町立博物館で開催中の「能登川のカワト展」は、循環型社会を教えてくれる未来への提言と捉え、姿を消しつつあるまちの個性を追っている。五月三十日まで。

 カワトは、川面に通じる石段のことで、かつては米とぎや洗濯、風呂用の水をそこから汲み上げ、使用後の水は畑やトイレ等に活用するなど、濁水を川へ流さないようにしていた。また、伊庭をはじめ湖辺の集落では「田舟で買い物に行った」「刈り取った稲を田舟いっぱいにして家に持ち帰った」などの話を聞くことができ、運搬手段が田舟であったときの駐船場ともなっていた。

 現在における蛇口であったカワトは、上水道の普及やシステムキッチンの登場など、台所・水仕事の環境改善とともに姿を消していき、今ではほんの一部が残されるのみとなった。それと同時に、人々は自然へ目を向けなくなり、汚染などによって生物の生息を追いやっている。

 このようななか、以前の生活スタイルを見直す動きが出、それを探る一つの視点に「カワト」が着目される。しかし、あまりにも身近な存在であったことから調査・研究が少なく、町内の活動家たちによるLet,sの会が平成五〜六年に水環境聞き取り調査を実施。平成十四年に提出された松村麻衣子さんの卒業論文(当時、奈良女子大学)を参考にしながら、これらの調査成果を同展で紹介している。

 まず、カワトは川に突き出ているか、いないかで二分でき、町内では突き出ているものを「デガワト」、突き出ていないものを「イリガワト」と呼び、それぞれ細分化すると八種類になることが分かった。この形態と用途に確実な関係があるかは不明だが、各家庭の状況に応じた用途があったようで、今後の研究課題となっている。

 分布については、三十〜四十年前には少なくとも百八十八カ所のカワトがあった伊庭だが、調査時の平成十四年には五十九カ所にまで減少。しかし、このうち二十三カ所はコンクリート製の新しいカワトとなり、その使命が完全に消滅したのではないことを物語る。

 同展について館では「同じように見えても、それぞれの地域の個性や特徴が表れているようです。この個性を文化遺産と呼ぶことが多くなりましたが、このカワトも、未来への提言を含んだ文化遺産に間違いないと思います」と話し、来館者に新たな「カワト情報」を寄せてもらおうと、赤(昔あった場所)と青(今もある場所)のシールでカワトの位置を呼びかけている。収集地域は、栗見出在家・栗見新田・福堂・乙女浜の湖辺の集落。

 入場無料。月曜休館。開館時間は午前十時〜午後六時。問い合わせは、同博物館(0748―42―6761)へ。


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手づくり水車にコイも泳ぐ

住民が憩う水の郷完成

=湖東町南清水「せせらぎ公園」=

手づくり水車(後方)から送られてきた水が流れるせせらぎ公園
(湖東・湖東町)
 湖東町南清水(中澤博明区長)で取り組んでいる「創意と工夫の郷づくり事業」の一環として整備がすすめられてきた住民憩いの施設「せせらぎ公園」が、公民館「清流館」にこのほど完成した。

 同字では、郷づくり委員会(大橋政善委員長)を組織し、平成十三年度から「南に広がる清らかな水の郷ふれあいの郷づくりをめざして」をテーマに、公民館周辺などの景観整備を進めてきた。

 公民館前に完成した公園(約千平方メートル)は、すぐ近くを流れる農業用水路を利用した親水施設。地域住民手づくりのアルミ製水車(直径約三・五メートル)で汲み上げた水を貯水槽で受け、水位差を利用して道を隔てた公園の水路へ水を送り、水路最上流部の石垣の間から地下水が湧き出るようにして水が出てくる、自然エネルギーを生かした仕組みになっている。

 この水はさらに、下流のせせらぎ水路や洗い場へと流れ、住民が育てたコイや、ナハミズキ・サラなどの植栽、季節ごとのイベントなどとともに、地域住民の憩いの施設として利用される。


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1市4町合併調印

延期申し入れ

=五個荘町議会選出委員=

(湖東・五個荘町)
 二十日に行われる一市四町の合併調印を前に、構成する五個荘町の議会選出協議会委員三人は十九日、能登川町の参画が具体的に示されていないとして、同町議会の寺村茂和議長に「合併調印の延期申し入れ」を文書で行った。

 諏訪一男、西村吉平、森澤文夫の三町議が延期を申し入れた根拠に、能登川町の参画問題を取り上げ、「決議したにもかかわらず具体的な協議が行われていない」ことや、「他の一市三町が疑問視している現状で、一市四町の枠組みそのものに問題を残す」点を指摘し、「合併調印は認められず、時期尚早」としている。 

 


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