滋賀報知新聞(ニュース)平成16年5月26日(水)第13804号


公式戦2連覇 ビクトリー

本社旗争奪 学童湖東地区大会

スポ少県準優勝の実力を発揮
=粘り野球で逆転サヨナラ勝ち=

滋賀報知新聞社旗を制した八日市ビクトリー
(湖東・八日市市)
 全国へのキップを争う公式戦マクドナルドトーナメント「第二十九回滋賀報知新聞社旗争奪・湖東地区春季学童軟式野球大会」の決勝戦は二十三日、雨で延期の八日市市立玉園中学校グラウンドで行われ、最終回に再び逆転劇を演じた八日市ビクトリーが四年ぶり三回目の優勝を果たし、公式戦二連覇を成し遂げた。

 決勝戦では、出場十八チームから抜け出したビクトリーと能登川南スポーツ少年団が本社旗を争った。初回、連続ヒットなどで2点を先取した能登川南は、二回にも1点を挙げ、序盤から有利に試合を進めた。

 しかし五回裏、ビクトリーは斉藤達郎選手のホームランで2点を返し、逆転劇への足掛かりをつかんだ。3対2で迎えた最終回裏には、相手投手の乱れから押し出しの同点に追い付き、中西周平選手の勝ち越しヒットで試合を決めた。

 ビクトリーの村田崇、能登川南の池下和輝両投手の好投が光り、最後まで手に汗を握る試合展開をみせた。スタンドから見守る保護者の声援も最高潮に達し、決勝戦らしい緊張みなぎる好ゲームも、逆転サヨナラ勝ちでビクトリーが制した。

 一方、三位決定戦は、八日市西ニューエンゼルスと湖東スポーツ少年団で争われ、序盤で11点を挙げたニューエンが楽な展開をみせ、五回コールド勝ちしている。湖東は、三回表に1点をもぎ取り、完封を逃れた。

 表彰式では、村林唯夫大会副会長から、深紅の優勝旗(滋賀報知新聞社旗)がビクトリーの和田健、準優勝盾が能登川南の松野航己、三位盾がニューエンの福島央の各主将に手渡され、三日間にわたる大会の幕が下ろされた。

 ビクトリーは、ちびっこ甲子園「全日本学童軟式野球全国大会」(八月七日から茨城県で開催)への出場権を懸け、湖東地区代表として六月十二、十三両日に彦根球場で開催される県大会に挑む。

 先に行われた第二十六回スポーツ少年団軟式野球交流大会で、湖東ブロックを制したビクトリーは、県大会に出場している。前日の二十二日に希望が丘公園野球場で行われた決勝戦でも、八幡地区代表の竜王スポーツ少年団を相手に死闘を演じた。二点差の最終回で同点に追い付き、特別ルールの延長戦で破れはしたものの、粘りの全員野球を見せ付けた。

 村田明監督は「スポ少県大会での死闘が選手の自信につながった。逆転勝利への粘りが勝利につながることを学んだようだ。今度こそ県大会を制し、全員野球で全国を目指す」との意気込みを示している。

【決勝戦】
能登川南
2100000 3
0000202x 4
ビクトリー

【3位決定戦】
湖東
00100 1
4250x 11
ニューエン


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全国モデルめざして整備に着手

循環型社会の学習・実践・発信へ

=愛東町 (仮称)エコステーション=

(仮称)エコステーションの完成予想図
(湖東・愛東町)
 愛東町は、道の駅・あいとうマーガレットステーション北側、愛東いきいき元氣館隣(同町妹)に建設する循環型社会づくりの拠点施設「(仮称)エコステーション」の着工に、二十二日取り掛かった。

 同町は、資源回収の「あいとうリサイクルシステム」(昭和六十一年)、廃食油を燃料化する「BDF製造プラントの全国初導入」(平成七年)、地域内循環モデル「菜の花エコプロジェクト」(同十年)、持続可能な地域づくりをめざした「孫子安心条例」や「地域新エネルギービジョン」策定(同十三年)など、県内や全国に先がけて循環型社会づくりに取り組んできた。

 平成十三年度には近畿広域戦略会議の「地域発まちづくり支援事業」に採択されたのをきっかけに、(仮称)エコステーション整備計画に着手、さらに、十五年度には国の「バイオマス・ニッポン総合戦略」に基づく「バイオマス利活用フロンティア整備事業」の採択も受け、全国モデルとして資源循環を図るためのバイオマス利活用施設として整備することとなった。

 施設は、補助対象事業のバイオマス利活用施設の「バイオマス利活用棟」(鉄骨造一部木造平家建 千百三十二・六平方メートル)およびBDFや廃食油を保管する「危険物貯蔵所」(鉄骨造平家建 十六・五六平方メートル)と、町単独事業の「ストックヤード棟」(鉄筋コンクリート造平家建 九十八・五平方メートル)からなる。

 バイオマス利活用棟には、菜の花エコプロジェクト推進設備に加え、町内から出されるもみ殻、剪(せん)定枝、木くずなどを炭化する施設が導入される。また、発生した熱を利用して、同ステーションの乾燥用熱源や給湯などのほか、温水を隣接する愛東いきいき元氣館に送って暖房に活用する。さらに、炭化した「くん炭」は、環境こだわり農産物の土壌改良資材や青苗床土などに利用される。

 同町では(仮称)エコステーションを、循環型社会づくりの学習・啓発・実践の場として位置付けるとともに、全国への情報発信拠点として、今年度中の完成をめざして整備を進めている。


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近江中山道観光地図「中山道百楽図」作成

ポケットに入れて街道の魅力発見

=希望者に無料配布 湖東地域振興局=

(湖東・愛知川町)
 県湖東地域振興局は県民との協働実践として、このほど近江中山道沿線で栄えた鳥居本・高宮・豊郷・愛知川の各宿場ごとにまとめた観光地図「中山道百楽図」(A3版四編、カラー)=写真=を作成した。

 湖東地域の新たな観光魅力を創出しようと、体験事業や土産物の創出事業などに取り組んでいるNPO組織「近江中山道を楽しむ会」(代表 県立大環境科学部近藤隆二郎助教授)に委託して作成したもので、従来にない様々な工夫を凝らしたちょっとユニークな観光マップとなっている。

 地図にある百か所のポイントは、現在、近江中山道にかかわっているひとたちの推薦による、とっておきの“想い入れ”情報から選んだ。地図は、絵、写真、地図、解説がコンパクトにまとめられ、ちょうどポケットに納まるように一編ごと八つ折りになっている。

 同局地域振興課では、「百聞は一見にしかず!」この地図を片手に、一人でも多くの方々に近江中山道の魅力に触れてもらおうと、この「中山道百楽図」を希望者に無料配布している。希望者は、住所(送付先)・氏名・電話番号を明記の上、返信用封筒と切手百四十円分(ただし二部以上の場合は郵便料金が異なる)を同封して、湖東地域振興局地域振興課「中山道百楽図」担当北村または冨田宛(〒522―0071 滋賀県彦根市元町四―一)へ。なお、配布は一人五部まで。問い合わせは、同課(TEL0749―27―2204)へ。


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日野と永源寺結ぶ広域農道

「石子山トンネル」起工式

=平成17年10月末完成予定=

(湖東・日野町)
 広域営農団地農道整備事業「日野東部地区石子山トンネル」の起工式が二十日、日野町西大路の西大路公民館で開かれ、事業主体である県や工事関係者、奥野弘三日野町長、県・町議会議員、地元区長ら約五十人が出席し無事完成することを願った。

 この広域農道事業は、蒲生町と日野町、永源寺町三町の農地三千八百八十ヘクタールを受益対象に、農産物などの集出荷輸送の改善を図り、名神高速道路の連絡道として京阪神圏や中京圏市場への輸送路を確保し、東近江地域の農業振興と農業経営の安定を目的に、日野町から永源寺町に股がる農道約十一キロメートルを新設するもの。

 同地域を南北に連絡する幹線道路は国道307号線のみで、農畜産物の出荷時は大型車両などが一般車両と合流するため、渋滞の一つの要因にもなっているという。同農道の供用が開始されることで、国道307号線の交通量緩和や農作業車両の安全確保にも期待が寄せられている。

 平成六年度から県営事業として着手し、同十五年度末までに約六十五億円を投じ、全体の進捗率約七五%となっている。補助率は、国が五〇%、県が四五%、町が五%。

 すでに、日野町では「下駒月〜鎌掛」と「西大路〜奥師」、「小野〜杣」、永源寺町では「新出〜市原野」の総延長七・七キロメートルで部分供用を開始している。しかし、日野町内の石子山トンネルと「鎌掛〜西大路」(町道改良事業で実施予定)、日野と永源寺町を結ぶ「杣〜新出」の区間が開通しなければ一本にはつながらず、全線開通に向け県では平成十八年度の完成を目指して事業を進めている。

 石子山トンネルは、奥師から小野地先にかけて延長四百六十五メートル。トンネル建設部分の地層は、砂と粘土の五層構造の古琵琶湖層であるため、発破を使わず機械での掘削作業を進め、平成十七年十月末に工事を終える予定。

 起工式では、日野東部地区広域営農団地農道整備事業連絡協議会会長である奥野町長が「日野町内最長のトンネルであり、地域住民の関心も高い。農業農村の振興と地域生活の利便性など波及効果が大いに期待できる」と述べた。


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開館20周年記念展

引用の美学「コピーの時代」

複製モナリザなど135点
=来月5日から 県立近代美術館=

モナリザを模したマルセル・デュシャンの「L.H.O.O.Q」
(湖西・大津市)
 県立近代美術館では、開館二十周年を記念する展覧会『コピーの時代―デュシャンからウォーホル、モリムラへ―』を、六月五日から開催する。

 技術の進歩により本物と寸分違わない精巧な写真や印刷物の複製が生み出され、身の回りには多種多様な「コピー」が溢れている。さらには、遺伝子操作によるクローンが登場するなど、その勢いは加速するように思われる。

 美術界では、作り手の独創性やオリジナリティーが重視され、コピーは否定的にとらえられてきたが、過去の様式を流用しながら再構築する「ポスト・モダン」の到来以来、先人が描いたイメージを利用する表現が登場し、八十年代のアメリカで「シミュレーショニズム」が生まれた。

 これは、単に模写しているのではなく、コピーという手段を使って新たな独自性を発揮する芸術で、引用と複製の現代美術として見られている。

 同館では、「戦後のアメリカと日本の現代美術」を収集方針の一つに掲げており、これまで検証されることのなかった美術とコピーの可能性を探ろうと、開館二十年にわたる活動の集大成として同展を開き、引用の美学を創出したマルセル・デュシャンや、日用品のパッケージや映画スターの広告写真を引用したポップ・アートの旗手アンディ・ウォーホルなど、二十三人の作家による約百三十五点を紹介する。

 また、引用元の作品を制作した作家の特別出品もある。クロード・モネ、アンリ・マチス、コンスタンチン・ブランクーシ、ウォーカー・エヴァンズ、葛飾北斎、黒田清輝、野島康三、玉城末一、志村ふくみ、清水卯一、金山明など。

 観覧料は一般千百円、高大生九百円、小中生七百円。月曜休館。問い合わせは県立近代美術館(077―543―2111)へ。

 会期中、関連の催しが多数企画されている。

 ▼講演会=六月五日「日米シミュレーショニズムとその行方」(美術評論家・椹木野衣氏)、同十三日「引用と複製―観念的な模写―」(サウンドアーティスト・藤本由紀夫氏)、同二十日「モノマネをめぐる物語/そっくりショーは、なぜ笑えるのか」(同展出品作家・森村泰昌氏)

 ▼開館20周年記念講演会=六月二十七日「本物そっくりの夢」(同展出品作家・赤瀬川原平氏、先着二百人、当日午後一時から入場整理券を配布)

 ▼音楽会=七月四日「歴史でPlay(遊ぶ)」(曲目はジョン・ケージ「水の音楽」ほか)

 ▼日曜美術鑑賞会=七月二十五日(当館学芸員による展示作品解説)
 いずれも午後二時から同館講堂で開催。入場無料。 

 


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