滋賀報知新聞(ニュース)平成16年6月1日(火)第13809号


大人の意識改革求める

八日市市青少年育成市民会議

環境浄化や家庭づくり推進
=ふれあい活動への積極支援=

八日市市青少年育成市民会議の総会
(湖東・八日市市)
 八日市市青少年育成市民会議(小澤文吾会長、構成五十団体)は、このほど平成十六年度通常総会を開き、青少年の育成活動に功績を残した指導者を表彰したほか、本年度の運動方針に沿って取り組む活動計画などを決めた。役員改選では、一市四町の合併を控えていることから、小澤会長を再選した。

 表彰を受けたのは、中村健次(少林寺拳法)、坂井武(八日市北FC)、西川新楽(向日葵バレーボール)の各スポーツ少年団指導者三氏、向真史氏(PTA)、山田喜美子氏(ガールスカウト)、市辺地区青少年育成会。このほか、家族ふれあいメッセージコンテストに入賞の六人と一団体が表彰された。

 小沢会長は「子供の健やかな成長は大人の願い」とした上で「伸び伸びと生活できる環境づくりに取り組みたい」と抱負を語り、大人自らが姿勢をただし、家庭・学校・地域が一丸となって、子供の安心安全の確保へ協力を求めた。

 総会では、青少年を取り巻く環境を「憂慮すべき状況」と訴え、二十一世紀を担う青少年を心身ともにたくましく育てることが課題とした。万引きなど初発型非行は前年に比べ半減しているものの、有害図書・ビデオ等の氾濫ほか、各地で出没する痴漢・変質者も後を絶たず、青少年にとって好ましい社会環境ではない、と分析している。

 大人のモラルや社会規範の低下に加え、家庭や地域の教育力が低下する中で、子供たちに広がる自己中心的な考え、基本的なマナーの欠如から起こる非行防止こそ、社会環境の浄化や明るい家庭づくりに求められるとした。

 問題行動の実態と社会的背景から、その変化、変容を敏感に察知し「的確な対応に努力することが市民会議に与えられた使命」と、参加者は青少年育成運動にまい進することを誓った。

 スローガン「伸びよう・伸ばそう・青少年」に沿って、子供の「生きる力」の育成と「心の教育」の充実を目指し、大人が青少年の良きモデルとなって、青少年の声に耳を傾け、温かく見守る姿勢が必要とした。

 これらの運動方針から▽市民運動総合推進(愛のパトロール、リーダー研修、すこやかな家庭づくり、中高生の地域活動支援など)▽よりよい環境づくり推進(健全育成へ「青少年を守る店」の推進、空き家・空き倉庫への点検パトロール)▽明るい家庭づくり推進(健やかな家庭づくり・毎月第三日曜日「家族ふれあいサンデー」の充実)▽青少年活動促進(人間関係が経験できる環境づくり)▽地域活動推進(地区育成会の活性化・あいさつ運動)――の五本を柱にした事業に取り組む。


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愛知川沿岸土地改良が

弥助氏のブロンズ像建立

=半世紀にわたる活動讃え=

北川弥助ブロンズ像の除幕式
(湖東・永源寺町)
 戦後の食糧増産を旗印に農地改良に奔走し、永源寺ダムの建設など半世紀にわたる愛知川沿岸土地改良区の礎を築いたとして、愛知川沿岸土地改良区は理事長でもある元県議会議員北川弥助氏のブロンズ像を建立。このほど永源寺ダム右岸公園で除幕式を行い、山下英利参議院議員や地元選出の県議会議員、近畿農政局長ら約百人が集まった。

 ブロンズ像は、愛東町在住の彫刻家・清水冨男さんが制作し、御影石製の台座にスーツ姿の北川氏像を載せている。高さは同氏の一・二倍ある約二メートルで、内面の強さと優しさを現したと言い、台座には氏の揮ごうが刻まれている。

 式は、ダムを設計した沢田敏男元京都大学総長と、山下英利参議院議員、北川氏の長男北川紀太郎氏らが加わって除幕し、力強い「弥助像」が現れると大きな拍手が起こった。

 発起人代表の西村長平・同改良区副理事長は「全国トップの県会議員連続当選と五十三年の在任期間を持ち、その間に議長三回、県商工連合会長、県土地改良事業団連合会長と数々の要職を歴任された。なかでも、永源寺ダムの築造については、二百十三戸の水没者対策に献身努力され、連日連夜の熱意ある説得が完成に導いたものと感謝している」と讃え、設立五十周年の節目に建立できたことを祝った。

 このあと、銅像制作の清水冨男、奥村茂、山村文志郎の三氏にそれぞれ感謝状が贈られたほか、来賓挨拶が行われ、山下参議院議員は「農業は県民の命と健康を守る大切なものであり、この地域の水不足を解決してこられたことに深く感謝します。共に学び、支えられてきた父(山下元利)が存命なら、何よりもこの日を喜び、駆けつけたであろうと思います」と話した。このほか、国松善次県知事、山川雅典近畿農政局長、世古正県議会議長(それぞれ代読)、受益地域代表の平元愛知川町長がそれぞれ祝辞を述べた。

 これを受けて北川氏は「何度もお断りしたがその熱意に感謝します。美味しく安全な米づくりと、県民の命と健康のために一層の努力をしたい」と述べ、独特の弥助節で会場を湧かせた。


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日野町の酒屋女店主殺害事件

殺害方法 自白調書と矛盾する鑑定結果

=大津地裁で再審請求審=

鑑定結果の概略を説明する弁護団ら
(湖東・日野町)
 日野町豊田で昭和五十九年、酒類販売店の店主・池元はつさん(当時69)を殺害し現金約五万円と手提金庫などを強取したとして、強盗殺人罪に問われ無期懲役が確定し広島県の尾道刑務支所に収監されている阪原弘服役囚(68)の再審請求審(非公開)が先月二十五日、大津地方裁判所(大西良孝裁判長)で開かれ、昨年二月に同地裁が選定した鑑定人・池田典昭九州大学大学院教授の証人尋問が行われた。重要な争点の一つである殺害方法について、自白調書との矛盾が浮き彫りになった。

 証人尋問後に記者会見を開いた弁護団によると、今回鑑定した池田教授は、首の舌骨や甲状軟骨の折れ方や圧迫痕など遺体の損傷から、阪原服役囚の自白調書による「被害者が座っているところを右斜め後方から中腰で、両手で首を絞め殺した」との殺害方法と鑑定結果が整合しないとの考えを示したという。 

 池田教授の鑑定結果では、自白調書のように右後方から、左手を首の後部に、右手を前部へ持っていき挟むようにして頭を固定せずに絞め殺したのではなく、▽被害者をあおむけにするか▽被害者の後方に回り頭部を加害者の胸に押し当てるか―いずれかの状態にして頭を固定し、左手で口を塞ぐように顔面を上に押し上げ右手で首を絞めたとする殺害方法を指摘、「やく頚(手で首を絞める)による窒息死」を死因とした。

 阪原服役囚は、自白内容は取調官の暴行や脅迫によるものとして、一審から一貫して無実を主張している。しかし、この殺害方法については、初めに司法解剖した滋賀医大法医学教室・龍野嘉紹教授が「被害者の死因は頚部に対する手指の圧迫にもとづく窒息死」との鑑定結果を出し、自白が裏付けられた。

 また、一審では、大津地裁が「自白調書にあるよう、すでに四十九歳(当時)であり、酒気を帯びた被告人が、中腰の姿勢で被害者が一声も挙げることなく絶命に至るほど、一気に力を加えることができるものかも疑問に思われる」と自白の信用性について指摘したものの、「結局、これを検証する手段はない」として状況証拠などにより無期懲役の有罪判決を下した。

 弁護団は、「有罪の判断に合理的な疑いを投げかけるものであり、もしこの池田鑑定が一審の段階で出ていたとすれば、確定判決の有罪の結論にはならなかったと解され、重要である。自白との食い違いをはっきりさせた点では前進」と評価したが、「解明すべき点はまだある」とした。

 平成十三年十一月に、弁護団の依頼を受け死体解剖の記録を検討した大阪府監察医事務所監察医・河野朗久医師の「被害者の死因はやく殺(手で首を絞め殺す)ではなく絞殺(ひも状のもので絞め殺す)」とする鑑定書を一つの新証拠として大津地裁に提示し、別名「開かずの扉」と言われる再審請求を行った。

 今回の池田鑑定は、自白調書による殺害方法の矛盾を指摘した点では一致したが、被害者の頚部に残るひものようなもので絞め付けられた痕は、二度絞めてできたもので「やく頚後の死線期から心拍停止後に行われたものと考えられる」とし、死因を「絞殺」とする河野鑑定の見解とは異なった。

息子の阪原弘次さん(43)は、「裁判所は一日でも早く良い結果を出してほしい。父は病気を患っているので、生きて刑務所から解放し、親孝行を少しでも長い間したい」と話していた。

 今後、弁護団は、殺害方法以外にも、物色行為を示すとされた手鏡指紋や金庫の傷の鑑定書などさまざまな問題について新証拠を提出する予定で、再審開始決定を迫るとしている。


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蒲生町で公開取り締まり

ごみのポイ捨てに罰金!!

=ハッとする運転手や通行人=

蒲生町桜川西交差点にプラカードを持ち立つ監視員や県・町職員ら
(湖東・蒲生町)
 東近江地域振興局環境課はこのほど、県・町職員と環境美化監視員の計六人が「ごみのポイ捨て公開取り締まり」を蒲生町桜川西交差点周辺で行った。

 これは、ごみの散乱のない美しい湖国を作るために平成四年に施行された「滋賀県ごみの散乱防止に関する条例」に基づく活動で、条例の趣旨徹底と県民のごみに関する意識の向上を図ろうと、毎月一度、同振興局管内の市町で順番に実施しているもの。

 条例では、空き缶・瓶や容器、たばこの吸い殻、チューイングガムのかみかす、紙くずなどをごみと定義しており、ごみを投棄し回収指示を受けたにも関わらず従わなかった場合、二万円以下の罰金が課せられる。ごみのポイ捨ては、もうモラルの問題ではなく、誰もがやってはいけない禁止行為として位置付けられている。

 公開取り締まりでは、まず、周辺のごみ拾いを実施、「ごみのポイ捨て取締中」と書かれたのぼり旗を設置して、職員らが「ポイ捨て禁止」や「罰金二万円以下」「たばこを捨てるな」、「ポイ捨て取締中」と明記されたプラカードを持って交差点に立ち、ポイ捨て禁止を呼び掛けつつも車両から投げ捨てられることの多いたばこなどごみの投棄がないか観察した。

 通過する車の運転手や通行人は、「取締中」との文字にハッとした様子で、信号が赤になると職員の持つプラカードなどに目を凝らしていた。


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子どもたちに伝える楽しさ

“おはなし”のコツ学ぶ

=竜王町立図書館が受講生募る=

(湖東・竜王町)
 竜王町立図書館(竜王町綾戸)は、おはなしサークルトトロ主催のおはなし講習会「おはなしのタネいっぱい」と連続講座「おはなしを語ろう!」の受講生を募集している。 

 おはなし講習会「おはなしのタネいっぱい」は、六月二十五日午後一時から同三時までで、幼児教育に携わりながらおはなしを語って四十年という藤田浩子さん(67)を講師に迎える。

 “おはなしおばさん”として全国で人気があり、アメリカでも日本の民話やわらべ歌を紹介している藤田さんが、幼稚園や学校、おはなし会などで使える手遊びや小道具を紹介し、作り方の指導も行う。定員は先着三十人。

 一方、連続講座「おはなしを語ろう!」は、おはなしの基礎から、選び方、覚え方のほか、実践として語りまでを楽しみながら学ぶというもので、六月十八日から十二月十日までの五回連続講座となっている。開催時間は、午前十時半から正午まで。

 講師は、大阪のおはなしグループ「おはなしかご」の土屋知子さんで、“子どもの成長を支える昔話とは”や“よい語りとは楽しさの質を感じ語ること”、“おはなしの時間の組み立て方”など順を追って伝授する。定員は先着二十人。

 いずれも会場は、同図書館視聴覚室。受講希望者は、電話もしくは直接図書館へ来館し申し込む。申し込みおよび問い合わせは、同図書館(電話0748―57―8080)へ。 

 


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