滋賀報知新聞(ニュース)平成16年6月2日(水)第13810号


合併関連に議決求める

八日市市6月議会―4日開会―

一般会計補正など16議案提出
=東近江市の設置を知事に申請=

(湖東・八日市市)
 八日市市の六月定例議会は六月四日に開会し、平成十六年度一般会計補正など予算三件、条例六件、合併関連などその他七件の計十六議案と報告二件が提出される。十五、十六両日に総括質問を行い、十七日に合併特別委員会、十八日(文教民生)、二十一(産業建設)、二十三日(総務)の各常任委員会を終え、二十五日に閉会する。

 本年度一般会計補正(五億円)の主なものは、イントラネットや庁舎電話の整備、電算統合ソフト借り上げなど合併準備経費(三億八千万円)、IT関連企業への法人市民税還付(五千四百万円)、建部日吉団地二期建て替え工事(三千万円)などで、市町村合併推進事業負担金(二億三千万円)や合併起債(五千四百万円)、前年度繰越金(約二億円)などで賄う。

 また、専決処分の前年度一般会計補正(二億円)について議会の承認を求める。地方消費税交付金(四千万円)や特別地方交付税(六千万円)、前年度繰越金(八千八百万円)から、財政調整や公共施設整備などの基金に二億六千八百万円を積み立てる。

 条例では、地方税法の一部改正に伴い、個人市民税の均等割り税率の引き上げや非課税限度額の引き下げなどを行い、消費税法の改正で水道料金を総額表示に改める。政令や施行令の改正で消防団員の損害補償を市が行うほか、退職報償金の支給額を一律二千円アップする。また、印鑑登録(代理人申請)に伴う本人確認を厳格化するため、発行時に口頭質問ができるよう条例を一部改正する。

 合併に関しては、一市四町(八日市・永源寺・五個荘・愛東・湖東)の廃置分合に伴い、新しく東近江市の設置を知事に申請することや、合併市町の財産を新市に帰属させることに議決を求める。

 一方、一市四町の議会議員は、合併特例法に基づき十七年十月三十一日まで東近江市の議員として在任することのほか、新市の議員定数を二十四人にすることについても議会の議決を得ることにしてる。


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児童らがニゴロブナの卵放流

=「大きくなれよ〜」水田に4万匹=

水田にニゴロブナの卵が着床した藻を設置する能登川南小の児童たち
(湖東・能登川町)
 能登川南小学校の五年星組児童がこのほど、県の「魚のゆりかご水田プロジェクト」の一環として、学校近くの学習田で水田漁労を体験し、ニゴロブナの卵約四万個を放流した。また、北小四年生児童による親魚三十匹の放流も行われ、翌朝に産み付けられた卵を確認。河川へ帰す六月下旬まで、両校とも稚魚の成育観察を続ける。

 かつて琵琶湖周辺の水田は、フナやコイ、ナマズ等の産卵場として重要な役割を有し、稚魚が育つまでの「ゆりかご」であると同時に、食物連鎖(ミジンコ→稚魚→糞→バクテリア分解)による田んぼの自然肥料を生成するなど、稚魚が琵琶湖に帰っていくまでの有効関係を築いていた。

 しかし、ほ場整理によって琵琶湖と水田の間に高低差が生まれ、水田への遡上ができなくなった。このため、魚たちの産卵機会が減少したほか、外来魚による食害でその数を減らし、固有種の減少という生態系問題へと進展している。

 そこで県では、遠のいた関係を取り戻し、魚類の産卵繁殖の場としての水田機能を回復させようと「魚のゆりかご水田プロジェクト」を開始し、農業用排水路から水田へ遡上できる施設整備を行っている。

 南小学校では、「エコスクール」や「田んぼの学校」など環境を考える体験学習に取り組み、今回の水田漁労も同プロジェクトの一環として実施したもので、町内の体験活動でもお馴染みの金尾滋史さん(県立大学大学院生)と、棚橋茂さん(水生生物調査会会長)が講師となり、ニゴロブナの稚魚と親魚を紹介しながら減少の原因を説明。さっそく、四万個の卵を持って学習田へ移動し、着床藻を置く窪みを掘った。

 移動途中、体長七ミリにも満たない稚魚がふ化し、子どもたちは「あっ、生まれた」「かわいい」などの歓声を上げ、「早くおおきくなれよー」と声をかけながら田んぼに設置。フナの成長が待ち遠しい様子で、毎日観察したいと話していた。

 親魚を放した北小学校でも、今後、稚魚の生育状況と田んぼ周辺の生き物調査を行い、六月下旬に生育した稚魚を河川へ放流。水田と生き物の関係について学び、三年後に産卵で帰ってくることを期待している。


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能登川町で5・6日

第25回「公民館まつり」

=サークルなど地域活動発表会=

(湖東・能登川町)
 能登川町文化協会の設立二十五周年記念を併せた『第二十五回公民館まつり』(同町教委後援)が五・六日の二日間、能登川町中央公民館とやわらぎホールで開かれる。

 五日の「夢いっぱいコンサート」は、高い技術で奏でる京都フィルハーモニー室内合奏団を招き、本格クラシックやアニメ曲、日本の四季(ふるさと、春の小川など)などを演奏する。中央公民館で午後一時半から同三時まで。

 また、館内では手芸・書道・絵画・切り絵・藤工芸などの各種展示が行われるほか、北須田在住の川村弘さんによる歴史講話「すはせの里物語」が開かれる。

 川村さんは、定年退職後に古文書を学び、七十五歳の今年、自費で字史「すはせの里」を出版。地図から読む地域の歴史を探求している。午前十時から。

 このほか、パソコン同好会による「パソコンでカレンダーを作ろう」が催される(参加希望者は、六月四日までに中央公民館へ申し込む。参加費二百円)ほか、正午から料理サークル・アザレアによるアップルケーキ販売が始まる。

 翌六日は、コーラス・日本舞踊・詩吟詩舞・三味線・カラオケなど、地域で活動する各種サークルが集まり、伝統芸能や創作ダンスの楽しさを舞台いっぱいに発表する。また、やわらぎホールでは、午前九時から「囲碁・将棋大会」が催される。

 問い合わせは、能登川町中央公民館(0748―42―3200)まで。


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心一つにする日野町連合青年会

若くして散った高杉晋作の生きざま知る

=6月16日 日野町で公演「高杉晋作と奇兵隊」=

寺子屋のような雰囲気が漂った「入江光司さんを囲む会」
(湖東・日野町)
 近代日本の夜明けに向かい、激動の幕末をひた走った名も無き若者たちの歴史ロマンを描いた劇団はぐるま座公演の史劇「高杉晋作と奇兵隊」(三幕八場)。二十七歳八カ月で亡くなった高杉やその仲間たちが身分の枠を越え結集し、自分たちが信じた道をまっすぐに突き進んだように、主催者である日野町連合青年会のメンバーらも時空を越え心一つにして、日野町での公演成功と町を巻き込んだ活動への発展を目指して立ち上がった。 

 六月十六日に日野町町民会館わたむきホール虹大ホールで劇団はぐるま座が公演する「高杉晋作と奇兵隊」(小田和生作)は、若き高杉晋作が百四十年前に、腐朽した徳川二百六十年の封建社会の中から近代統一国家樹立という目標に向かって何を見て、感じ考え、どのような行動を起こしたかを克明に描き出す。

 時代への深い洞察力に優れた高杉は、師である吉田松陰の「民衆こそが歴史を創造する」との教えを受け、人に上も下もないと士農工商の身分制度を突き破り、命を投げ出してでも国を変えたいと願う有志で“奇兵隊”を創設。長州藩馬関(ばかん)の地(現在の山口県下関)を拠点に、明治維新の夜明けを切り開くため大きな時代の波へと挑んで行った。
 先月十九日には、同青年会が、過去五百回にわたり高杉晋作役を好演した劇団はぐるま座・入江光司さん(52)を招き「俳優を囲む会」を日野町林業センターで開いた。

 入江さんは、参加した青年会メンバー約十五人に、高杉晋作が歩んだ道のりや、「学者になってはいかぬ実行者になれ」というのが口癖だった吉田松陰の人間教育、歴史上の出来事の裏にある民衆の思い、時代背景などを分かりやすく説明した。

 時には体と心に刻み込んだ舞台上での台詞を織り交ぜながら、「明治維新前後は、一番、私たちが知らなくてはいけない時代である。歴史はら旋状に発展し、つながっていくもの。(高杉晋作らが)先行きの見えない状況を何とか打開しようと、新しい国づくりに奔走したことは現代につながる部分があるのではないか。日本人とは何か、日本人の心とは何かを劇を通して考えてほしい」と語り、公演を一つのチャンスと捉え地域を思い立ち上がった同青年会と重ね合わせ激励した。

 全国各地で好評を博している劇団はぐるま座の滋賀県での公演は、日野町を皮切りにスタートし、県内九個所で開催される。中でも、青年会が主催しているのは同町のみ。

 同会の福永晃仁さん(22)は「若い人が何かをしなければ伝わらないのではないかと思った。若い人に見てもらわないともったいない作品なので、もっと声をかけていかなくてはいけないし、それが青年会のメリットでもある」と意気込む。

 来年三月に迎える青年会発足五十周年の節目を前に、会長の嶋村江美香さん(25)は、「この活動がどのような意味を持つのかを考え、同世代に呼び掛け、日野町を変えていきたい。今まで感じることのできなかった達成感や充実感、そして自信が獲得できるよう公演を成功させたい。そして、今、この時間を費やしていることも大切にしたい」と熱い思いを語った。同会メンバーは、OG・OB、町民に少しでも同会の存在価値を認めてもらおうと、公演チラシを配るため町内各地を駆け巡り宣伝活動に力を注いでいる。

 入場料は、前売り一般三千円(当日三千五百円)、小中高生一千五百円(当日二千円)で、わたむきホール虹や石岡教文堂、蒲生町の文平堂、あかね文化センターで発売中。開演時間は、午後六時半から。詳しくは、日野町連合青年会(電話・FAX0748―53―1005)へ。


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天然のプラネタリウム

心癒されるホタルの揺らぎ

=5日 蒲生町で観賞付きイベント=

(湖東・蒲生町)
 癒し系の文化昆虫と言われる「ホタル」。暗闇になるとほのかな命の灯を放ちつつ飛び交うホタルは、一週間前後しかない自らの寿命を知っているかのように、ふ化してからエサも食べず水のみで求愛行動を続ける。消えては光るゆったりとしたホタルの揺らぎの美しさに心満たされる。蒲生町では、初夏の風物詩であるホタル観賞付きのイベント「ほたるの夕べ」と「蛍ほのぼのコンサート」がこの五日に催される。

ヲ桜川東での
 「ほたるの夕べ」


 “ホタルの飛ぶ里づくり”を目指して保全活動に取り組んでいる蒲生町桜川東地区では、桜川東わがまち夢プラン推進委員会が中心となって「ほたるの夕べ」を五日午後六時から蒲生東小学校すずがね多目的ホールで開く。
 甲西町の絵本の読み聞かせグループ「ちっちゃな風」と、日野町のフォークグループ「シュガーヒル」が出演し、午後八時頃から学校裏の女臼川(別名=ホタル川)に移動して思い思いに心行くまでホタルを観賞する。

ヲNPO・行政・地元
 協働でコンサート


 水辺環境の指標としても使われるホタルを通して身近な環境問題にも目を向ける「蛍ほのぼのコンサート」は、NPO法人蒲生野考現倶楽部と地元・宮川区、蒲生町教育委員会の協働で企画運営するもので、五日午後五時半から蒲生北小学校中庭ステージで開催される。

 まちおこし事業に力を入れる宮川区では、昨年大発生したホタルを何とか守ろうと、一定の時期にあえて草刈りをせず、ホタルにとって住み良い環境づくりを整えてきた。

 同コンサートでは、ミスター楠本のマジックショーや歌の宅急便トークコンサート、ほたるクイズに挑戦などが行われ、午後七時四十分から地元の人々が“ホタル街道”と呼ぶ宮川のホタルを見に行く。

 いずれのイベントも入場無料で、靴を入れるナイロン袋持参。また、自然のままのホタルを鑑賞する最低限のマナーとして捕獲しないよう呼び掛けている。問い合わせは、ほたるの夕べが田郷さん(電話55―2139)、蛍ほのぼのコンサートが蒲生町教育委員会(電話55―4893)まで。 

 


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