滋賀報知新聞(ニュース)平成16年6月8日(火)第13815号


八日市市 名誉市民決める

市制50周年で称号を授与

功績たたえ尊敬の念を抱く
=井村裕夫、上田正昭、森はな3氏=

(湖東・八日市市)
 八日市市は、市制施行五十周年を記念して、元京大総長の井村裕夫氏(73)、市民大学学長の上田正昭氏(77)、滋賀学園名誉学園長の森はな氏(92)の三人に名誉市民の称号を贈り、その功績をたたえることにした。八月十五日に八日市文化芸術会館で開く記念式典で授与される。

 名誉市民は、市民または市に縁故の深い人で、公共の福祉を増進し、文化の進展に寄与し、ひろく社会の進歩発展に貢献した人の中から、その功績が市民に尊敬される人を対象にしている。

 これまで名誉市民に選ばれたのは、姉妹都市米国マーケット市のデュアフェルト博士ただ一人だけで、両市間の交流に多大な貢献があったとして、十年前(市制四十周年)に称号が贈られている。今回三人の功績は次の通り。

 【井村裕夫氏】八日市市出身で、平成三年十二月から六年間、京都大学総長を務めた。専門の内分泌学、糖尿病学で世界的な研究成果を発表するなど、学術研究会での功績は極めて顕著で、郷土の名声を高めた。京大名誉教授、先端医療振興財団理事長など務める。京都市左京区一乗寺。

 【上田正昭氏】昭和四十八年の八日市市民大学開校以来、同六十一年まで副学長を務め、翌年から学長に就任している。長年にわたって、生涯学習の振興、文化の発展に寄与している。京大名誉教授、世界人権問題研究センター理事長、高麗美術館長など務める。亀岡市曽我部町。

 【森はな氏】昭和八年に和服裁縫研究所を開設以来、女性の教養と技能の向上に尽力し、同四十四年には八日市女子学園を設立。その後、八日市女子高等学校、滋賀文化短期大学を次々と開校する。男女共学へ滋賀学園に名称変更し、中学校も開設するなど、地域の教育・スポーツ・文化の発展に貢献した。八日市市布引台一丁目。


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チャリティーオークション

役職員の願い込めた募金

子ども未来夢基金へ
=八日市市内の団体・企業=

奥助役に寄付金を手渡す平元アル・プラザ八日市支配人と竹内八日市商業開発協同組合理事長(右から)
(湖東・八日市市) 
 アル・プラザ八日市と八日市商業開発協同組合は、ショッピングプラザ・アピアの開店十周年記念として実施したチャリティーオークションでの売上金十万円を、また、湖東信用金庫(本店・八日市市青葉町)も、本店と緑町支店の役職員から募った三万四百三十二円を、このほど八日市市の「こども未来夢基金」に寄付した。

 市役所を訪れた支配人や理事長、役職員が「八日市の将来を担う子供達のために少しでも役に立てたら」と奥善夫助役に手渡した。これに対し奥助役は、ありがとうございます。有効に使わせていただきます」と感謝の気持ちを伝えた。

 同基金は、次代を担う子供達が未来に夢をもち、豊かな心を育む施策に使うため、市も寄付金の同額を基金に繰り入れる。十五年度末現在で残高は千百八万七千二百四十三円となり、今年度は、市内の小中学校九校に「こども未来夢文庫」が設置される。


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博物館の裏側に潜入中!!

琵琶湖に住む魚や水環境学ぶ

=子どもたち陰の苦労体感=

秋山専門学芸員の説明に聞き入る子どもたち
(湖東・蒲生町)
 蒲生町マックスクラブに属するネイチャークラブとみぞっこ探検隊、蒲生野考現倶楽部の子どもら約四十人がこのほど、草津市下物町にある県立琵琶湖博物館の裏側を見学し、魚の種類や飼育方法、コイヘルペスの問題などを学んだ。

 これは、蒲生町教育委員会社会教育課とNPO法人蒲生野考現倶楽部の共催で、日頃は表だけしか見られない博物館の 裏側を知り、琵琶湖の生態系や水環境について正しい知識を身に付けてもらおうと企画されたもの。

 参加した子どもたちは、琵琶湖博物館・秋山廣光専門学芸員の案内を受けながら、滅多に見ることのできない裏側に足を踏み入れた。魚の飼育に影響を及ぼすため冷房が入っておらず、汗をかきながらもメモを取り説明に耳を傾けた。 

  裏方の仕事を知った上で、表から館内を見学した子どもたちは、魚博士になったような気分で教わった魚をじっくりと観察。蒲生西小学校一年の柴田くるみちゃんは、「楽しかった。長峰団地には魚がいないけど、琵琶湖にいる魚をたくさん見ることができてよかった。病気のコイを治すところも見られてよかった」と目を輝かせていた。


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やさしさとぬくもりで

日野町の地域福祉支える協力員

=全員研修会に約230人参加=

日野公民館で開かれた全員研修会
(湖東・日野町)
 日野町内の字別福祉会を拠点に地域のボランティアとともに福祉活動を展開している「福祉協力員全員研修会」がこのほど、日野公民館ホールで開かれ、約二百三十人が参加した。

 平成四年度に創設された福祉協力員は、民生委員や児童委員、福祉会長、区長、地区役員をはじめ地域の住民とともに地域の福祉課題を解決することを目的に配置されたリーダー的存在で、福祉の課題を抱えていたり、支援を必要としている高齢者・障害者・地域の人々とその家族の話し相手や、異世代の交流やいきいきサロンの企画、ひとり暮らし高齢者への訪問活動などに取り組んでいる。

 任期は二年間で、区長の推薦を受け町社協会長が委嘱する仕組み。概ね二十戸に一人との選出基準を設けており、現在、八十二字のうち六十一字(全体構成比七四%)で福祉会が発足し四百十五人の福祉協力員が活躍している。

 研修会では、冒頭、日野町社会福祉協議会の安田一郎会長が「地域福祉において先行的な取り組みをしていただいている。福祉については、底辺広く奥深く追求しなければいけないと思っている。新たな意欲を持って福祉協力員としての役割を果たし、住み続けたいと実感として味わえるまちづくりに取り組んでほしい」と激励し、期待を寄せた。

 続いて、「福祉協力員の活動」と題して、守山市地域福祉推進員の石原愛子氏が講演し、「男性がこんなに参加しているのはすばらしく、学ばせていただきたいほど。字ごとの福祉会がとても進んでいる」と高く評価し、「福祉活動は、町が好きでなければ続かない」と語り、住民の福祉への理解を深める活動や共に学び合うことの重要性を説いた。


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「当面単独」へ動き出した安土町

行政改革推進委員会・設置へ

若手職員でプロジェクトチーム
=総論賛成・各論反対への挑戦=

国からの安土町への地方交付税額の推移
(湖東・安土町)
 合併を視野に入れつつ、当面単独路線を歩むことになった安土町は、合併への取り組みを一時棚上げすることで、さらに厳しさが増すことが予想される財政課題の解決策を探るため、新たに行政改革推進委員会の設置を決め、7月をメドに組織編成に取り組む。

 同町では、一般会計予算の約3割を占めていた地方交付税を取り上げても、平成12年度に18億5,699万円だったのが、翌年度には16億8,678万円に減額され、さらに次年度には15億1,899万円にまで落ち込んだ。

 国の削減方針はさらに厳しいものとなり、昨年度には12億9,411万円(決算見込み)までに急落。今年度に至っては、11億2,700万円が見込まれているが、この5年間で約7億3千万円もの差額が生じる厳しい事態を迎えている。(グラフ参照)。

 このため、行政課題の重要度を基準に選別を行い、急務でない事業については、見送りまたは凍結の判断。また、継続事業についても規模を縮小または現状維持に抑制するなどの措置を執っているが、支出を抑えることだけでは、行政サービスの急速な低下につながる恐れがあることからムダな支出をなくして、効率的な行政運営を強化し、財政難を乗り切る具体策を創り出す場として同委員会の設置を決めた。

 同委員会は、区長会、教育、産業、企業など各種団体の代表と学識経験者の合わせて10人に一般町民や在勤者からの公募委員2人を加えた計12人構成で組織する。現在、公募委員を募っており、2人の委嘱に対して今のところ4人の応募がある。

 同委員会委員は、3年間の任期で町政のスリム化だけでなく、新たなまちづくりへの提案や審議も行うことにしている。

 すでに、具体的な例として、町が今年度に助成金550万円を計上している「西の湖花火大会」を来年度から中止、または規模縮小。信長まつりも同様に開催方法や資金調達、運営の見直しを行い、経費のかからないイベントに切り替える。行政サービスでは、福祉バスの有料化、行政面では、議会議員の定員削減か報酬の減額、町3役や管理職の給与カットなども議論に上るものと見られる。

 津村町長は、各種団体などの会合の場で行財政改革による「痛みの我慢」を呼びかけおり、町民には当たり前になった行政サービスの見直しや事業の一時中止、自治会からの要望に十分応えられなくなる状況が生まれくることに住民の理解が不可欠との認識を深めている。

 一方、職員の間でも、緊迫した財政難を乗り切り、目的達成の痛み分けとともに業務の工夫や意識改革で希望の持てる町行政の展望を見い出していく「安土町のまちの将来を考えるプロジェクト」チームを立ち上げることにした。

 この組織には、自主的に無報酬で参画を申し込んだ係長級以下の若い職員8人を中心に構成し、行政現場を知る立場から行政サービスの効率化や職員の意識改革をめざす議論の場とし、改革案を上層部に積極的に提案していく。

 住民の間には、行財政改革についての異論はないが、具体的な検討となると特定の痛みが伴う場合が避けられないだけに、関係する団体や住民からの反発が予想される。

 総論賛成、各論反対になりかねない課題をどのように実行のあるものにまとめあげていくのか、「当面の間、自律する安土町」の総力が試される。

(畑 多喜男) 

 


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