滋賀報知新聞(ニュース)平成16年6月11日(金)第13818号


市制50周年記念

八日市市 事業概要決まる

歴史の検証と将来発展を願う
=8月15日式典 合併控え最後の年=

計画モニュメント
(湖東・八日市市)
 八日市市は、市制五十周年記念で取り組む事業概要を決めた。昭和二十九年に市制を施行して以来、湖東地方の中心都市として発展してきたが、市町村合併で来年二月十一日には、新たに東近江市としてスタートする。今年は、八日市市にとって最後の年となる。

 この節目の年を迎えて、これまでの歴史を検証し、将来に向かってさらに発展することを願って、記念事業の計画を検討してきた。また、全市的な取り組みとなるよう、地域や各団体が催す四十五事業について、市民グループなどが協賛を申し出て入る。主な記念事業は次の通り。

 【記念式典】八月十五日に八日市文化芸術会館で記念式典を催し、これまでの歴史を振り返るとともに、発展に寄与した市民らを顕彰する。一方、市発展をたどる記念誌「八日市市50年のあゆみ」を発行する。

 【モニュメント設置】八日市市民から合併で誕生する東近江市民にメッセージを託す陶板(三〇×三〇センチ、九十枚)を製作し、モニュメント(高さ約一・四メートル)にして残す。市内八地区などに十五基を設置する。

 【特別企画】大凧まつりでの県下五十市町村メッセージ入り連凧と同様に、聖徳まつり実行委の協力で、総おどりや花火大会の特別企画を計画している。

 【特別展示】「翦風号と八日市飛行場」 荻田常三郎が沖野ケ原を飛び立ち九十年となることから、翦風号を蘇らせる会が、製作した実物大の復元模型をメインに、記念展示会を開く▽「越中・近江万葉の世界展」 大友家持が在任していた越中国府があった富山県高岡市の万葉歴史館の協力を得て、万葉に関する展示会を催す。

 【NHK公開収録「コメディ道中でござる」】江戸時代の旅と地方文化の魅力を芝居、歌、トークから探り、家族そろって楽しめるNHK娯楽番組。年二回の公開収録のうち一回を五十周年記念で行う。


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盲ろう者友の会へ

郵政公社が寄付金車を寄贈

=移送迎に活用して=

川部郵便局長から目録を受け取る岡本理事長(左)
(湖東・能登川町)
 県内各地から訪ねてくる盲ろう者たちの移送迎用にと、能登川町栗見新田にあるNPO法人しが盲ろう者友の会(岡本長孝理事長)に、日本郵政公社が軽ワゴン車一台を寄贈した。

 お年玉付き年賀ハガキや年賀切手の寄付金配分として、国民の福祉増進を目的に日本郵政公社が行っている福祉支援事業で、今年は全国三百四十団体に配分され、県内では八日市市の医療法人敬愛会山口病院にも車椅子二十台が贈られた。

 授与式では、集まった支援者や町福祉関係者らが見守るなか、川部正一能登川郵便局長から岡本理事長へ目録が手渡され、岡本理事長は「立派な車を頂きあいがとうございます。会員の送迎などに大いに役立てたい」と手話で述べたのち、感謝を示す固い握手を交わした。

 同会は、視覚と聴覚障害を重複する盲ろう者の社会参加と自立支援のため、盲ろう者とその家族、通訳ボランティアらが設立した組織で、平成十三年に県内初の支援事務所を開所し、昨年四月には「特定非営利活動法人しが盲ろう者友の会」に認定。外出支援や介助者の派遣、触手話・指点字講習などより活動の場を広げているが、専用の移送迎車がなく、今回の寄贈を喜んでいる。

 現在、県内に暮らす盲ろう者数は百七十人(全国盲ろう者協会推計)とされている。しかし、県が確認する人数は百三十二人に留まり、コミュニケーションの希薄から実態が掴みきれていない。福祉施策の向上と地域を巻き込んだ社会参画への支援づくりが求められる。


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人として豊かに育て

園芸の雨水タンク完成

=能登川南小のエコスクール=

(湖東・能登川町)
 子どもたちがアイデアを出し寄り、地域住民とともに造った雨水タンクが能登川町能登川南小学校に完成し、花壇や菜園の水やりに活用されている。

 雨水タンクは、雨水の再利用で節水を図り、自然循環の環境づくりを広く発信しようとするもので、役場から提供された乾電池回収用の樹脂製容器を利用し、雨といから雨水を収集。一〇〇リットルを超えると自然排水される仕組みで、保護者や教諭らでつくるエコスクール支援委員たちと一緒にタンク三個を造ったほか、地下水をくみ上げる手動式ポンプも校庭に設置した。

 同校は、体験から学ぶ全国初の環境保全学習「エコスクール」に取り組んでおり、“ぼくたち わたしたちの未来のために きれいな気持ち”をキャッチフレーズに、節水・省エネ・ゴミ減量などを展開。今回の雨水タンクもその一環であり、子どもたちが企画し、学校と行政、地域が支援する。

 エコスクールは、企画から評価までの中で子ども自身が気が付き、何が出来るかを考える豊かな人間育成の教育で、サポーターの教師や保護者、地域住民との会話を通して、異年齢や地域とのコミュニティーを図る。

 現在、同小学校のほかに御園小学校(八日市市)、近江兄弟社学園小学校(近江八幡市)、老蘇小学校(安土町)、逢坂小学校(大津市)、油日小学校(甲賀町)の六小学校と、野洲中学校(野洲町)、今津中学校の二中学校がモデル校となっている。


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竜王町長選 中盤から終盤へ

竹山候補 草の根で高めたい追い上げムード
=山口候補 組織の引き締め図り上滑りを警戒=

(湖東・竜王町)
 折り返し地点を過ぎ、いよいよ終盤戦に入った竜王町長選。強固な組織を打ち砕くべく草の根戦法で攻め込む竹山秀雄候補(58・元会社役員)=山之上=に対して、現職町議十三人の後押しを受ける山口喜代治候補(72・前町議会議員)=同=が組織票の引き締めで追い上げを食い止めようと、し烈な争いを繰り広げている。

 町政刷新と財政の健全化を訴えて新しい風を吹かせたい竹山候補は、中学校時代の同級生や地縁者、各字ごとに置く幹事(約五十人)らが起動力となり、壮年層の女性や鏡・弓削といった北部地域での支持を広げ、奔走する。個人演説会では、各会場約三十〜五十人が集まり、特に女性の姿が目立つ。

 財政と合併問題は平行と唱える竹山候補は、「蒲生・日野町を高見の見物とはいかず、どのような方向にもっていくべきか、(竜王町も)自分たちの道を考えなくてはいけない。財政的に厳しくなると県や国から早期に行政指導が入るかもしれない。そこまで竜王町の財政は難しい状況に入りつつある。今回の選挙は、竜王町を決める節目であり、大きな意味を持つことを認識し見定めてほしい。住民と相談して進めていくのがこれからの竜王町の歩む道であり、今までひとにぎりのところで動かされていたものを修正すべきである」と自らの分析を交えて力を込める。

 知名度不足を克服しようと、朝立ちや一日平均五個所でのスポット演説を精力的にこなし、選挙カーから下りて集落内をくまなく歩き支援を呼び掛けている。組織票の切りくずしと、新興住宅地や無関心・青年層の流動票を狙う。十日には、山之上・新村の公民館に選挙事務所を移し、地元の票固めにも取り組んだ。

 昼間よりも夜間の方がさらに活気付いている選挙事務所には、支援者一人ずつが必勝を祈願して折った千羽鶴が飾られており、選対は十一日午後六時半から苗村神社で行う「総団結式」に照準を合わせて一千人以上の動員で一気に追い上げムードを高めたいとしている。

 一方、町内全域で組織票を固める山口候補は、現職町議十三人を中心に同級生や壮年層の男性支持者がフル回転し、昼間の選挙事務所は竹山候補よりも人の出入りが多い。また、女性部「チューリップの会」による女性票の取り込みにも余念がない。

 “人がまちをつくり、まちが人をつくる”をモットーとする山口候補は、「若者が町外で働くのではなく、竜王町で働き住んでもらえる環境を整えたい。企業進出もあり竜王町には明るい兆しがある。この地に住み、働き、子どもを産んでもらえるような施策を講じれば、人口が増加しまちが活気付く。ただ、まちをつくるのではなく、暮らしが安心できるまちでなくてはならない。竜王町は財政力指数が高いからといって甘んじていてはいけない。しめるところはしめて行財政改革に取り組み、財政を安定させることで住民サービスや福祉・教育の向上につながると考える」と訴えた。 

 弁士として駆けつけた福島茂町長は、「一般会計で借金はあるが、国の起債は財政状況や返済能力を見て、財政力がなければ認めてもらえないもの。(町として)大きな負担にはなっていない。これからの竜王町は山口さんしかいないと思っている」と強力に後押しした。

 九日には、同級生とともに自転車で町内全域を回る桃太郎作戦を展開し、支持浸透を図った。十日は選挙事務所を山之上・西出の公民館に移し、相手陣営と同様にお膝元の票固めに動いた。

 個人演説会には、約四十〜八十人が参集し、弁士らの応援演説で山口候補の議員時代の実績と人脈、温厚な人格を強調して組織の引き締めを図っているものの、票の上滑りを警戒する。


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