滋賀報知新聞(ニュース)平成16年6月24日(木)第13829号


自民、予想外に動き鈍し

きょう公示の参院滋賀選挙区

白けていても始まらない
=焦点満載 年金や多国籍軍問題=

(全 県)
 きょう二十四日に公示される参院選滋賀選挙区(定数一)は、自民党現職が引退することにより、自民党新人の上野賢一郎氏(38)(党県常任顧問)、民主党新人の林久美子氏(31)(党県副代表)、共産新人の林俊郎氏(59)(党県常任委員)による三つどもえの戦いになりそうだ。低調だった有権者の関心も、ここにきて急速に高まりを見せ始めており、湖国は超激戦区の様相を呈している。  
 

【石川政実】

 ●深刻なリーダー不在

 「県会議員らの動きが少し鈍い」と警戒するのは、上野氏にバトンを譲る河本英典参院議員。同氏が引退することで“リーダー不在”が深刻しているのだ。党本部が先に行った世論調査でも「まだ負けている」(県連事務局)という。二十二日に青木幹雄参院幹事長、二十三日に安倍晋三幹事長が湖国入りし、公示後も小泉純一郎首相らが来援の予定だ。三年前(前回)の参院選比例では、滋賀県は、同党の政党記入が十八万四千票、名前記入が五万六千票の計二十四万千票にとどまった。今回は、比例での名前記入を倍増させる方針で、党本部では職域支部に対し、集会のやり方などこと細かに指示している。一方、公明党が上野氏を推薦した問題では「昨年の衆院選は、公明が比例で七万八千票(県分)だったが、このうち自民からは約一万八千票が回っている。今回、比例で十万票を目標にされており、さらに票を回さねば」と中村善一郎県連幹事長は苦悩する。公明党からは不協和音も。

 ●連合、期日前投票を徹底

 湖国を台風が直撃した二十一日、民主の林氏は、JRを使い、長浜から大津までの主要駅で、四国会議員と街頭リレー演説を繰り広げた。二十二日には女性国会議員団が滋賀県入りし、一区、三区で街宣活動を展開。「年金法案の強行採決などで無党派層が起き上がってきた。自民大物の相次ぐ来援は、焦りの裏返し」と朝倉克己県連幹事長は強気の弁。同党を支援する連合滋賀(組合員約七万四千人)では、昨年から比例の取り組みを進めてきたが、二月からは林氏と連動させている。下戸薫会長は「比例は八人プラス社民候補一人の九人。名前記入で十万票が目標。各組合員のノルマを思い切って一人三票に減らし、期日前投票を徹底させる。公示直後に期日前投票を済ませ、選挙区選挙に全力投球」の腹づもりだ。また林氏が勤めていたテレビ局や夫が勤務する大手新聞がどう公平性を保つのかも注目されるところ。

 ●市田氏当選が至上命令

 共産党県委員会にとって、県出身で比例から出る書記局長の市田忠義氏を当選させることが至上命令になっている。このため市田氏が来県して、二十六日にJR草津駅前、七月六日に大津駅前で、共産の林氏とのセットで千人集会を予定している。比例は、五議席の確保のため、県では八万三千票以上を目指す。滋賀選挙区では、林氏が六年前に獲得した十二万九千票を超える十三万票を目標としている。

 党県委員会の川内卓書記長は「ムダな公共事業をやめ、大企業などに応分の負担を求めれば、年金問題は国民に痛みを押し付けずに済む。当選すれば、平成二十二年までが任期となるが、自民党は、十七年は憲法改正、十九年には消費税引き上げを目論んでおり、日本の将来が岐路に立たされている選挙」と位置づけている。

 二十二日に中小業者後援会、二十三日には労働者後援会の決起集会を開催して、公示日になだれ込む。


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渋滞緩和、地球温暖化防止を目指し

8月 大津市でパーク&ライド

=格安で京阪電車、市営駐車場の定期販売=

パーク&ライドの拠点になる浜大津駅
(湖西・大津市)
 公共交通を活かした市街地活性化を模索している大津市は、八月の一カ月間、京阪電車と明日都浜大津(浜大津)を利用したパーク&ライドの交通実験を実施する。市内の道路渋滞を緩和するため、自動車から地球環境にやさしい鉄道への転換を図るとともに、毎年乗客が減少している京阪石山坂本線の利用増を促すもの。

 期間は八月一│三十一日で、浜大津駅を起点にした石山坂本線・京津線と、浜大津駅近くの明日都浜大津公共駐車場(浜大津)の一カ月定期を格安で販売し、鉄道利用を促進する。参加希望者は、ハガキに住所、郵便番号、氏名、電話番号、京阪電車の定期の区間を明記し、七月十二日までに〒520-8575御陵町、同市建設部交通政策課(電話077-528-2780)へ。

 また、観光客に対しては、石山坂本線と京津線の一日乗車券(大人五百円、学生四百円、小児二百五十円)を購入した場合、明日都浜大津及び浜大津公共駐車場の一日駐車券を通常回数券の半額五百円で販売する。

 (注)パーク&ライドシステム 自動車による混雑を緩和し、大気汚染を減らすため、公共交通の乗り場まで自家用車で行き、駐車して電車・バスに乗ることができる施設のこと。


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〜デュシャンからモリムラへ〜

県立近代美術館
コピーの時代展

=読者ペア14組に入場券プレゼント=

森村泰昌「6人の花嫁」
湖西・大津市)
 
県立近代美術館(大津市)は、「開館二十周年記念展 コピーの時代―デュシャンからウォーホル、モリムラヘ―」を開催している。九月五日まで。

 コンピュータ技術の進歩で本物と見分けのつかない精巧な写真や印刷物の複製が次々に生み出される中、独創性やオリジナリティーが重視されてきた美術界でも、名作や日常イメージを利用して作品を作りだす「ポスト・モダン」の到来以来、大きな変化があらわれている。

 同展では、二十世紀初頭に引用の美学を創出したマルセル・デュシャンから、日用品のパッケージや映画スターの広告写真を引用したポップ・アートの旗手アンディ・ウォーホル、過去の名画を参照する森村泰昌ら二十三人の作家による約百三十点の作品を通して、これまでまとまったかたちで検証されることのなかった美術とコピーの可能性を紹介する。

 一般千百円、高大生九百円、小中生七百円。

 なお、滋賀報知新聞社では、同展の入場券をペア14組に同展の入場券を抽選でプレゼントします。読者プレゼントします。希望者は郵便番号、住所、氏名、年齢、電話番号、読者アンケート(1)扱ってほしい記事・分野、(2)紙面の改善点)を記入の上、七月三日までに〒520-0051大津市梅林1丁目3-25、滋賀報知新聞社大津本社(FAX077-527-1113)へ。E-Mailハ、ファックスも可。

 問い合わせは同館(電話077-543-2111)へ。。

読者プレゼント用メールフォームへ

 締め切りは平成16年7月3日到着分まで。当選者の発表は、プレゼントの発送をもってかえさせていただきます。


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湖南市長選

谷畑甲西町長出馬名乗り
地域コミュニティ再生など訴え
西岡石部町長は去就明言避ける

=選挙戦への動き一気に加速か=

(湖南・甲西町)
 甲西町の谷畑英吾町長(38)は十七日の町議会一般質問で、同町が十月に石部町と合併して誕生する湖南市の市長選について、「新しい湖南市の誕生とともに、その市政を担わせていただきたい」と、出馬の意向を表明。一方で合併相手の石部町の西岡種夫町長(72)は二十一日、町議会で「今後について現時点で申し上げる時にいたってない」と、明言を避けた。市長選に向けては、様々な候補者擁立の下馬評が流れているが、谷畑町長の出馬表明を受けて動きが一気に加速しそうだ。

 ●基礎づくりに意欲

 谷畑甲西町長は町議会の一般質問で、「これまで甲西町は、湖南工業団地の遺産の上にあぐらをかいてきたが、過去を振り返って懐かしむだけでなく、真剣にまちの未来を共に考え、共に歩む幅広い市民の力を借りながら、湖南市民による市民政治を確立しなければならない」と、出馬に向けた抱負を述べた。

 新市に対する「夢」については、地方分権に伴って求められる「自治の力」として、▽組織力▽財政力▽思考力▽実行力│を挙げ、その視点から石部町との合併や、優良企業を誘致する条例制定などに取り組んだことを説明し、今後も引き続き財政力強化が重要な課題になるとした。

 また、市政への住民参加に関しては、「自分でできることは自分で、個人でできないことは地域社会で、そして地域でも対応が難しいことを市が担う。そのためには地域コミュニティを再生し、地域における自治の力を養っていくことが必要」と、理解を訴えた。

 谷畑町長は、平成元年に金沢大学法学部卒業後、県庁に就職し、県立大学設立や行政改革推進に携わりながら、京都大学大学院法学研究科を修了。昨年春の統一地方選で甲西町長選挙に出馬し、初当選した。

 ●当面は合併に専念

 この一方で、西岡石部町長は、「合併まで百日余り。まだまだ課題を整理し、事務処理も山積しており、職員とともに忙殺されている毎日。今後については現時点では申し上げる時に至っていない」と、職員人事など合併の仕上げに専念する姿勢を示した。

 議会後の取材では、自身の進退について「やめる、やめないは言うべき時でない。(合併の取り組みが一段落して)いずれ機会が熟せば説明したい。何らかの方向性は示したい」と前置きした上で、新市の市長にふさわしい理想像として「石部、甲西のへだてなくまちづくりを進め、バランス感覚のとれた公正、公平な人物が望ましい」と語った。

 なお、両町の町長は合併により九月三十日に失職し、十月一日から五十日以内に選挙が行なわれる。


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循環式3連はしご開発で受賞

東近江消防の蒲生副士長

=全国最優秀作品に選ばれる=

全国最優秀賞を受ける 蒲生寿之副士長
(湖東・広域)
 東近江行政組合消防本部の蒲生寿之副士長は、全国消防協会が主催する消防機器の改良・開発コンテストで最優秀に選ばれ、このほど幕張(千葉県)で行われた全国消防長会の総会席上で表彰を受けた。

 蒲生副士長は、昨年四月から三連はしごの改良・開発に取り組み、県や近畿の消防研究会を経て全国大会の審査を受けることになった。全国から寄せられた数多い作品の中から、最優秀に選ばれ、その研究の成果が認められた。

 応募の作品は、救助隊や消防隊が高所へ進入する時に使用する三連はしごを、従来の引き網から循環式に改良したもので、操作も早く安全性も高いことなどから、今後、引き綱循環式三連はしごが主流を占めるものとみられる。 

 


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