滋賀報知新聞(ニュース)平成16年7月9日(金)第13843号


勢いづく 林久美子候補

11日投票 終盤突入の参院選

小泉政権にノー突き付ける
=鳩山前代表 民主ムード満開に笑み=

(全 県)
 民主新人の林久美子候補(31)の応援に党本部から、鳩山由紀夫・前代表が八日市入りした。同時に、比較的保守色の強い神崎にも攻め入り、手ごたえ十分の感触に顔もほころぶ。支持者を前に「この勢いを最後まで」と引き締めた。一方「小泉政権にノーを突き付ける時が来た」と、岡田克也代表ともども、次の総選挙での躍進に期待を寄せた。自民批判にも熱が入り、し烈な選挙戦を物語る。

 八日市市役所前に集まった三百五十人を前に、笹森清連合会長とともに訪れた岡田代表は「年金改正で小泉首相が正直でないことがはっきりした。うそをつかない政治を取り戻そう」と呼び掛け、「ストップ・ザ・小泉」を合言葉に、日本の命運を懸け「必ず勝利する」と誓った。

 一方、八日市市の4区選挙事務所には、約二百五十人が集まった。鳩山前代表らの小泉政権による押し付け政治の批判に、活気にみなぎる会場からは「ガンバレー」のエールが飛び交い、終盤に向けての勢いに弾みをつけた。

 年金問題では「国民の将来に一番よい仕組みを見い出す」にとどめ、自衛隊のイラク派遣や多国籍軍参加、金融・経済に関しては、ことごとく「国民を無視し、アメリカを向いている」と痛烈に批判した。

 また、川端達夫県連代表は、春日一幸・旧民社党党首の選挙臨戦姿勢「火事は最初の三分間、選挙は最後の三日間」を引用し、「途中で良いのは、良い結果にならない。ムードに流されることなく、最後まで気を抜かないでほしい」と引き締めた、

 年金回復選挙と林候補は、小泉首相に「年金ノー」を突き付けた上で、「議員年金も含めて一元化に取り組む。安心・信頼できる抜本改革が必要」と訴えた。これまでの子育て対策だけでなく、農業、経済などへも訴えの幅を広げてきた。

 責任を持った政策、常識のある政治、生活が実感できる政治を目指し、「(税金を無駄に使わない)一票を私に投じてほしい」と願い、「みなさんの声を政治に届ける」と誓った。

 奥村展三4区支部長は「年金は与野党の問題でない、国民の問題だからやり直すべきだ」と強く訴える一方、「子供を中心に物事を考える人だ。母親・女性の力を貸してやってほしい。重点候補だから負けられない」と、必勝を期した。

武村元蔵相も応援
今夜 八日市文芸会館


 九日午後七時半から「4区総決起大会」(千人集会)を八日市文化芸術会館で開き、地元の引き締めと最後の支持を仰ぐ。集会には、武村正義元大蔵大臣、前原誠司(京都)、藤田一枝(福岡)両衆院議員ほか、滋賀選出衆院議員四人、下戸薫連合滋賀会長らが応援に駆け付ける。


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勤務実態や病院運営状況など聞く

殺人動機の真相まで至らず

=県の立入検査 湖東記念病院=

(湖東・湖東町)
 医療法人昂会湖東記念病院(湖東町平松、相馬俊臣理事長)で六日、看護助手の西山美香容疑者(24)が昨年五月二十二日に男性入院患者(72)の人工呼吸器の管を外して殺害した疑いで逮捕されたことを受けて、県は翌七日、同病院の立入検査を行い、当時の勤務状況などを調べた。

 西山容疑者が、日頃の勤務や待遇などの不満を晴らすために犯行におよんだことを供述しているため、県医務薬務課職員二人と彦根保健所職員人が午前十一時から約二時間、相馬理事長、村上知行院長、看護部長ら病院側責任者六人から、看護婦および看護助手の勤務実体、西山容疑者の勤務時間、給料などについて聴取した。

 この中で、西山容疑者は平成十四年十二月に非常勤の看護助手として就職、翌十五年四月に常勤となり、初任給は十三万七千五百円で、彦根市などの病院の十四―十五万円から比べるとやや少ないものの、週三十九・五時間の勤務は決して過剰なものではない。

 また、病床数百十六床の病院規模の基準人員、医師八人、薬剤師三人、看護士二十六人に対し、十四年十月一日現在、同病院では医師十四・一人、薬剤師三人、看護士四十七人、看護助手十六人が雇用されていることから、人員規模にも問題はみられなかった。

 このことから、殺人にいたる動機は「賃金は良かったが、労働環境が悪かった」などと供述していることから、仕事の内容に起因するもとみられる。

 事件発生当時、病院からの通報を受けて彦根保健所が同日、緊急立入検査を実施して、管が外れた際に警報装置が鳴らなかった事故として、病院に再発防止策を含む報告書を提出させた。また、今年一月の定期立入検査では、人工呼吸器の警報装置に生体情報モニターを併用する防止策が施されていることを確認し、県としては、殺人事件としてはとらえていなかった。

 これに対し県警は、警報装置を含めた人工呼吸器に異常はなく、事件性が高いとして、捜査を進めてきた。

 県は、事故の内容や今後の対策について、再度報告書の提出を求めるとともに、報告書の内容を確認した上で、県民の安全・安心を確保するために、県内六十三の病院で一年に一回実施している立入検査のチェック項目を増やすなど、検査の強化、徹底を図ることを検討することにした。


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田んぼ生まれのニゴロブナ

大渕湖へ引っ越し

=能登川北小の児童が放流=

水田で育ったニゴロブナの稚魚を放流する児童たち
(湖東・能登川町)
 能登川北小学校の四年生十四人が、水田で育ったニゴロブナの稚魚を捕まえ、学校近くの大渕湖に放流した。

 琵琶湖周辺の水田はかつて、フナやコイなどが産卵し、稚魚が育つまでの「ゆりかご」であったほか、ミジンコ→稚魚→糞→バクテリア分解の形で田んぼの自然肥料がつくられ、生物・環境に優しい農環境が築かれていた。

 しかし、ほ場整備などによって経路が遮断され、産卵場所を失った魚たちの産卵控えに加え、外来魚による食害でその数を減らしている。

 そこで、湖と水田を行き来できる農環境を回復させようと「魚のゆりかご水田プロジェクト」が始まり、その一環として「水田漁労体験」が行われている。

 同校でもプロジェクト協力として、五月末に二ゴロフナの親魚(雄十匹、雌六匹)放流し、産卵後の生育観察や周辺の生き物調査などを実施。この日は、田んぼの中干しに合わせて稚魚を河川や湖に放流するもので、ふるさと再発見Letsの会や水生生物調査会などでつくる町みずすまし連絡協議会が主催した。

 児童らはさっそく、網とバケツを持って稲作中の水田に入り、「大きくなったね」「すばしっこいぞ」と苦戦しながらも捕まえ、約二センチまでに育った稚魚約四万匹を大渕湖(大同川の一部)に放流し、それぞれ「元気でね」「大きくなって戻ってこいよ〜」と声を掛けながら見送った。


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聴診器を持ったナマズが魚を救う!?

=琵琶湖の水中音で知る水環境紹介=

3分間で表現する寸劇の発表に向け動きを交えながら台詞の稽古をする出演者ら
(湖東・蒲生町)
 音の聴診器を持ったびわこ大ナマズや琵琶湖の在来魚・外来魚が登場し、環境保全を訴える寸劇「たんけん・はっけん・ほっとけん〜水中音で環境診断〜」。NPO法人蒲生野考現倶楽部と蒲生町教育委員会社会教育課の企画で、同町のネイチャーみぞっこ探検クラブに所属する子どもたちとその保護者らが、「川の日」(七月七日)にちなみ十・十一日の二日間にわたり東京都渋谷区で開催されるワークショップに参加し寸劇を披露する。

 この第七回「川の日ワークショップ」は、川だけでなく源流域や用水路、湖沼、海浜といった水辺をフィールドに活動している全国六十六団体が集まり、各団体ごとに自由な表現方法での発表などを通して交流を深め、「いい川とは何か」を探るというもの。滋賀県からは、他に二団体が参加する。

 発表時間は、各団体一件につき三分で、入賞作品を決定する審査が行われる。また、質疑の時間七分も設けられ、参加者は予告なしにぶつけられる質問に答えなければならない。

 同探検クラブの子どもたちや保護者が、何度も練習を積み重ねている寸劇のキーワードは、「湖と河川」、「水の音」、「琵琶湖条例」の三点で、水中音を通して水環境を探る活動を紹介する。

 作品は、琵琶湖や河川に住む魚の視点で描いたオリジナル。琵琶湖の水が汚れ困っている魚たちを、音の聴診器を持ったびわこ大ナマズ博士が救おうと環境診断や心のケアを始める。湖底の音を聞く「水中音セラピー」で、魚たちは癒され元気を取り戻しマザーレイクへと戻っていく。しかし、侵入してきた外来種に襲われそうになり、魚たちは再び博士に救いを求める。博士は「琵琶湖条例」と書かれたお守りを手渡し、外来種を追い払う。

 びわこ大ナマズ博士役の山崎久勝さん(同考現倶楽部研究顧問)は、仕事で流砂(りゅうさ)の研究をしていたことにヒントを得て、水中マイクロフォンを改良し“音の聴診器”を独自に作り、深さや汚濁によって異なる音から水の中の環境を探る活動を始めた第一人者で、同考現倶楽部と共同で取り組んでいる。いち早く注目した国交省が今月中にも完成させる琵琶湖の湖底の音を集めたCD「湖中の響き」(非売品)の制作も手掛け、「水中の音への意識はこれまで一般的に皆無だった。水の音をきっかけに少しでも多くの人に水環境などに関心を持ってもらい、将来、水の研究や仕事に携わるような子どもたちが出てくれば私の役目は終わる」と語り、新たな切り口で人間の心や五感に深く問いかける。

 なお、寸劇の出演者と役柄は次の通り(敬称略)。
びわこ大ナマズ博士=山崎久勝▽ナレーション=東野みゆき(同探検クラブ保護者)▽ブラックバス=矢川玲子(同)▽ブルーギル=柴田洋子(同)▽ニコロブナ=土井真衣子(蒲生東小五年)▽ヤマメ=東野佑泉(同)▽タナゴ=矢川順(蒲生西小五年)▽メダカ=柴田くるみ(同小1年)


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蒲生・八日市で奉仕作業

職人集団が登場!!

=県建築組合蒲生支部=

園児のおもちゃなどを片付ける箱に滑車を手際良く取り付ける組合員ら
(湖東・蒲生町)
 蒲生町内と八日市市西部の大工や左官、板金、鉄工、塗装、建具などを営んでいる組合員約六十人で構成する県建築組合蒲生支部(酒井彰支部長)は三日、蒲生町のふたば保育園と八日市市の平田幼稚園、八日市西小学校の三個所で修繕作業を行った。 

 この取り組みは、職種別に個々が持つ高い技術と能力を結集し、社会のために生かそうと、同支部が手間賃や人件費無しで毎年社会奉仕活動の一環として実施しているもの。蒲生支部の対象地域外からも組合員の仲間が駆けつけるなど、一致団結して地域住民のためにと力を尽くしている。

 今回、蒲生町のふたば保育園(園児約二百十人)が事前に要望した修繕・修理個所は、園児が面白くてついついめくってしまうというクロスの張り替えや押し入れの板の張り付け、園を取り囲んでいるフェンスの避難用扉の設営など。

 組合員らは、気温三十度を超える炎天下の中、金づちやドリルなど使い慣れた工具を片手に手分けして作業に集中、職人集団にしかできないスピードで丁寧に仕上げていった。

 同保育園の辻野明善園長は、「修理を奉仕でしていただき本当に助かる。子どもたちや職員ともども心から喜んでいる」と感謝の気持ちを表し、同園の初代卒園生の保護者でもある酒井支部長は、「奉仕作業をすることで、支部に加盟する組合員の日頃の仕事や技術を少しでも多くの知ってもらいたいとも思っている。また、使って喜んでもらえれば支部としてもやりがいがあり嬉しい」と話していた。 

 


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