滋賀報知新聞(ニュース)平成16年7月28日(水)第13858号


不法投棄減少 活動主体は緑化・美化へ

結成10周年 苦労の末の大きな成果

=八日市環境ボランティアの会記念大会=

10年を振り返り、活動の拡大を誓った記念大会
(湖東・八日市市)
 八日市環境ボランティアの会(堤昭典会長)が結成十周年を迎え、このほど市役所別館で記念大会を開いて活動を振り返るとともに今後のさらなる充実と発展を誓った。

 大会には、会員五十四人のほか、中村功一市長はじめ市関係幹部職員、各公民館長、八日市市のまちをきれいにする推進協議会、老人クラブ連合会、商工会議所、ロータリークラブなど、関係者約百人が出席し、結成十周年を祝った。

 堤会長は、十年を振り返って、八日市市内での不法投棄やゴミの散乱などの解消に向けて地道に続けてきた活動の内容や、最近ではその成果が実って不法投棄が減少し、会の活動もまちの除草や植栽などの緑化や景観づくりに重きが置かれるようになってきたことなどを報告し、「みんなが一つになれば、まちがきれいになってくる」と、実感を込めた。

 このあと、中村市長、廣田誠一郎玉緒公民館長、大谷鐵雄建部公民館長が、同会の取り組みに対する敬意と慰労のことばを贈るとともに、地元での活動などを通じ、環境や住民意識に変化が見られることなどについて言及した。

 また、会員二人による発表では、入会したきっかけや、活動の中から得たことや感じたことなどについて話し、若年層への普及・参加拡大、参加者の送迎手段確保などについての提言も出された。

 また、会の活動の大きな原動力となったともいえる平成九年子ども議会でごみ問題を追求した谷口絵里子さんは大学生となり大会に招待され、「八日市がきれいになっている。若い人もボランティアに参加すべき」と、子どものころの純粋な思いを振り返りながら、語った。

 会の活動も最初は、ごみを回収しても、またすぐに捨てられることのくり返しだった。それでもあきらめずに活動を続けてきた八日市環境ボランティアの会。「継続は力なり」を信念をもって貫き、見事に実を結んだ。これからも、美しいまちづくりへ、活動の輪を広げて行く。


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暮らしの中の伝統美

「近江の麻布展」開催中

=商人屋敷外村宇兵衛家=

風に舞う麻布のれん、商人宅と庭園を眺めながら和の空間が楽しめる
(湖東・五個荘町)
 しなやかな風合いと涼感、伝統の技術が息づく「近江の麻布展」が、近江商人屋敷・外村宇兵衛家で開かれている。八月二十二日まで。

 近江上布とも呼ばれる近江麻布は、織物産地の中でも古い歴史も持ち、鎌倉時代にまで遡ると言われている。江戸時代には彦根藩の国産政策(農家の副業として製織を奨励)を受けたほか、幕末に活躍した近江商人の持ち下りによって全国に名声を広め、外村与左衛門や塚本助左衛門、松居久左衛門らも麻売商から大成し、「丸紅」「伊藤忠」で知られる湖東商人・伊藤忠兵衛もその一人。

 持ち下りは、上方の地場産物を関東へ持ち下り、関東や東北の原材料を上方へ登せ荷する大型流通機構のことで、近江麻布を地場産物にと考えた五個荘商人・中村治兵衛により、農家の余業として製織技術が普及した。また、この地域に代表される絞絣は、江戸時代後半の嘉永三年(一八五〇年)ごろに考案されたもので、今も伝統技術を守りながら麻布の魅力を伝える人々が活躍する。

 同展は、その美しさを伝える湖東繊維工業協同組合(能登川町)の協力を得、素材の表情を生かした着尺やのれん、テーブルセンターのほか、綿や化合繊を交織させたインテリア小物などを展示・即売しており、伝統の中にも暮らしに合ったスタイルを提供している。

 入館料は、三館共通五百円(外村宇兵衛家・外村繁家・あきんど大正館)。午前九時半から午後五時まで開館。月曜と祝日の翌日休館。問い合わせは近江商人屋敷・外村宇兵衛家(0748―48―5557)へ。


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エレベーターとエスカレーター

上り線ホームにも完成

=JR近江八幡駅=

設置工事が完了した上り線ホームのエスカレーター
(湖東・近江八幡市)
 JR近江八幡駅の上り線ホームで進められていたエレベーター(11人乗り)とエスカレーターの設置工事が完成、26日から利用が始まった。

 これで4月に完成した下り線ホームと並んで橋上の改札口から両ホームへのバリアフリー化が進んだ。

 両ホームに設置されたエレベーター2基とエスカレーター4基は、国の交通バリアフリー化法に基づき昨年5月か設置工事が進められていた。

 また、施設の設置工事にあわせ、車椅子用のトイレが新設され、既設トイレも改修された。

 今回の工事完成で、近江鉄道側も含め橋上からホームの乗降施設は整った。あと残されている駅舎北口側のエレベーターについても設置計画が進められている。

 事業費は約3億9千万円で、JR西日本と国が3分の1、県と市がそれぞれ6分の1を負担した。


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平和祈念展を県下3会場で開催

みんなの思い みんなの一歩

=8月6日には平和学習教室も=

(全 県)
 滋賀県は、戦争の悲惨さやむなしさを伝え、世界の平和を願う施設として「平和祈念館(仮称)」の建設を計画しており、多くの県民から当時の戦争体験の証言や実物資料の提供を受けている。

 これに関連して、平和祈念展「みんなの思い みんなの一歩」を現在開催中の平和堂今津店・リプル一階センターコート(八月二日まで)をはじめ、ビバシティ彦根一階センターモール(八月三―八日)、ららぽーと守山一階セントラルコート(八月二十三―三十日)の三会場で開催する。開催時間は、各会場とも午前十時から午後五時まで。入場無料。

 主な展示内容としては、県民の戦争体験の展示コーナー(県民の戦争体験を遺品・写真・手紙・証言等で紹介、県民の被爆体験の証言と被爆資料の展示)、滋賀県と戦争の関わりの展示コーナー(滋賀県と戦争の関わりを年表や地図等を使い紹介)、平和アニメーション、戦争体験ビデオのコ−ナ−(アニメ「100ばんめのさる」等の上映)など。

 このほか、「ふるさと滋賀の戦争の記憶」をテーマに、滋賀県内に残る戦争遺跡や傷跡を写真やビデオ等で紹介し、身近な地域で戦争があったことと平和の大切さについて学習する平和学習教室を、八月六日午後一時半からビバシティ彦根二階研修室で開催する。

 参加対象は、小学校高学年の児童と保護者および中学生、定員三十人。参加無料。参加希望者は往復はがき往信裏面に「平和記念展 小・中学生平和学習教室申込書」 氏名(保護者と本人)、学年、住所、電話番号を記入して、七月三十日までに滋賀県健康福祉部健康福祉政策課(〒520―8577 大津市京町四丁目一―一)へ。そのほか詳しいことは、県健康福祉政課平和・援護担当(TEL077―528―3514)まで。


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県内景況 早まる景気回復

企業訪問やモニター調査結果

製造ほか卸売、サービスも好転
=消費マインドも上向きに転じる=

(全 県)
 県は、県内景況を把握する企業訪問調査と、並行して行った個人消費モニター調査の両結果をこのほどまとめた。前回調査に比べ企業での業況は大幅に改善しているとともに、消費モニターでも景気は総体的に上向きに転じたとの判断を示していることが分かった。

 企業六百十三社(うち大企業百七社)への訪問ヒヤリング調査ほか、販売やサービス、雇用関連など各業種に従事する六十五人を対象にしたモニター調査から県内景況を把握し、今後の県行政に反映させたいと、今年四―六月(モニターは六月一日の前後一週間)に行われ、企業サイドと個人消費サイドの両面から結果をまとめている。

 今回調査の県内企業をみると、全体のDI指数(好転・上昇の企業割合から悪化・低下の企業割合を差し引いた値)は、前回調査(一―三月)に比べて、業況(三・九)、売上(三・三)、経常利益(一・三)と大幅に改善し、訪問調査開始(平成十四年)以来、初のプラス数値となった。

 一方、雇用の水準DI(過剰―不足)は、マイナス四・四と、前回よりマイナス幅が一・五ポイント縮小している。引き続きマイナス数値であるものの、過剰感に強さがみられる。

 業種別では、製造業が生産・売上・経常利益・業況の各DIで改善した。建設業の売上と小売業の売上・経常利益・業況を除き、卸売業、サービス業の売上・経常利益・業況ともプラス数値となり、景気回復の裾野が広がってきたことをうかがわせている。

 来期(七―九月)については、原油の高騰による影響など不安要因が残るものの、企業業績の改善が継続していることから、引き続き改善するとみている。一方、横ばいの雇用水準では、やや過剰感が強まり悪化の見通し。

 一方、消費動向モニター調査では、全体で「(ややも含め)悪い」の二四%に対し、「(同)良い」が三三%と上回り、「どちらとも言えない」が四四%と前回に比べ減った。業種別は、サービス関連で「悪い」が「良い」の三倍となり、販売と雇用関連では「やや良い」が上回った。「どちらとも言えない」は五〇%前後に膨らんでいる。

 三か月後の景気の見通しについて、「良くなる」が「悪くなる」を大幅に上回り、「どちらとも言えない」が六割を占めるものとみられる。全体の景気水準DI(プラス二三・四)は前回より一五・二ポイント改善したが、来期は、販売とサービス関連で改善、雇用関連は悪化の見通し。 

 


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