滋賀報知新聞(ニュース)平成16年8月8日第13868号


目に見える合併ハード整備

=本庁隣りに東庁舎建設=

新設される東庁舎の起工式で地鎮の鍬入れを行う1市4町の首長
(湖東・広域)
 八日市市、永源寺町、五個荘町、愛東町、湖東町の1市4町は、来年二月十一日の「東近江市」発足を前に、新市市役所本庁への機能集積による効率的な行政運営と、円滑なサービス提供ができるよう八日市市役所東側広場に『(仮称)東庁舎』を新設することにし、五日に起工式を行った。

 式では、事業主体である1市4町を代表して中村功一八日市市長が「合併調印と議会の議決をいただき、先月には知事への合併申請まで行った。合併までいよいよ百九十日となりましたが、本庁となる現在の庁舎(八日市市役所)だけでは補えない部分があり、新たにバリアフリーと環境配慮の東庁舎を建設する運びとなった。新市の誕生に花を添えられるよう、整備を進めたい」と挨拶した。

 また、各議会代表の志井弘八日市市議会議長も「東近江市への第一歩となる起工式で、合併に関するハード整備として目に見える形。住民の利便性を考えた施設となることを願う」と祝辞を述べた。

 東庁舎は、述べ床面積約千二百三十七平方メートルの鉄骨造平屋建てで、執務室と四つの会議室、相談室、トイレ、更衣室などが整備される。また、自転車置き場と約二百三十台分の駐車場が設けられ、今年十二月末の完成を目指す。

 工事費は、建築工事が一億四千三百三十二万五千万円、電気設備工事が四千百七十九万万円、機械設備工事が七千二百九十七万五千円。

 また、これに伴って1市4町では、新市の庁舎と出先公共施設(百八施設)を光ファイバーで結ぶイントラネット「新市広域共生ネットワーク」の整備契約を結び、機器購入に三億千八百八十五万三千円、同整備工事に二億二千百八十九万六千円で締結し、端末機器も二千三百二十三万円で揃える。


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O―157が猛威振るう

八日市市 緊急連絡会議開く

発生予防の啓発チラシ全戸配布
=県下で14人 市内でも6人が発病=

(湖東・八日市市)
 八日市市は三日、今夏に入って腸管出血性大腸菌感染症(0―157)が連続して発生していることから、市民活動や生涯学習、教育、福祉、保健センターなどの課長ら十二人による「庁内連絡会議」(座長・奥田敬一郎健康福祉部長)を開き、発症状況報告ほか予防啓発などについて、今後の対応を緊急協議した。

 二日現在で、市内で六人(県下十四人)がO―157に感染または発症している。協議では、学校給食やイベント開催担当課などを中心に、所管する施設や団体に「予防の徹底」を求め、市民へは啓発チラシの全戸配布を決めた。

 O―157は、汚染された食べ物や水、器物、手指を通して、病原菌が口から体内に入り感染するもので、職場や学校で話したり、せき、くしゃみ、汗などからは感染しない。

 特徴として、同一家族内で複数の人が感染するケースが多くみられ、家族に下痢などの症状がある時は「手洗いの徹底」「混浴を避ける」「タオルの供用を避ける」など、家族内の二次感染に注意を促している。

 特に、排便後、食事の前、下痢をしている子供や高齢者の排せつ物の世話をした後などは、せっけんと(汲み置きでない)流水で良く手を洗うことを求めている。

 このほか▽食材を十分に洗う▽過熱処理は十分に▽調理した食品は早く食べる▽まな板や包丁などの調理器具を漂白剤や熱湯などにより清潔に保つ――ことに心がけ、腹痛や下痢の時は、安易に薬を服用しないで、医療期間での受診を勧めている。

 これまでの市内発生状況(届け出日)は次の通り。いずれも健康状態は回復。

 【7月30日】男性64歳、21日から下痢、23日から腹痛、24日から血便【8月1日】女性65歳、28日から下痢、血便、腹痛【2日】男児2歳、24日に発熱、27日に下痢、29日に血便【同】小6男子、26日に腹痛、28日に下痢・血便・おう吐【同】男性45歳・女性37歳、入院した患者家族の検便で確認


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東近江地域農業者大会

集落営農サミット

=アピアホールで開催=

(湖東・八日市市)
 東近江地域農業管理センターは、八日午後一時から「第二十五回東近江地域農業者大会・東近江地域集落営農サミット2004」を八日市駅前アピア四階のアピアホールで開催する。

 東近江二市七町の農業組合長や集落営農リーダーら約四百人が集まり、地域の特色を生かした安全・安心な農産物の安定供給と地域農業の持続的発展を目指す。また、農業は生命産業であることを消費者に共感してもらえるよう、地産地消の推進により農村のさらなる活性化に努め、農業・農村の再生改革に取り組むことを目的に開く。

 サミットでは、蒲生町活活楽楽(いきいきらくらく)薦農クラブの平井博会長が「環境こだわり農業から蒲生町米の未来を見つめて」と題する環境こだわり実践事例報告を行い、全国農業協同組合中央会の山田俊男専務理事が基調講演「米政策改革に向け、JAがめざす日本農業」をする。

 大会には、国松善次知事や北川弥助県農業共済組合連合会長、中村功一八日市市長らも出席し、湖国女性農業委員協議会の中江しげ子会長が大会スローガンを読み上げ、東近江地域集落営農推進会議の薗義男副会長が大会宣言を行う。


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近江商人の夏物語

教訓の掛け軸展示

=五個荘町=

商家伝来の掛け軸「祖翁紅売りの図」が展示される館内
(湖東・五個荘町)
 近江商人博物館(五個荘町てんびんの里文化学習センター三階)は、エピソードが詰まった商家伝来の掛け軸「祖翁(そおう)紅売りの図」を、夏休み期間限定で展示している。

 同図は、一人の行商人があまりの暑さに一服していると、爽やかな風とともにに軒先の風鈴が揺れ、それを見た商人は「風鈴も動いてこそ鐘が鳴るのだ、自分もしっとしては金は成らない」の思いに至り、―かせがずに ぶらぶらしては成りませぬ 一文銭も頼む身なれば―の歌を詠んだというエピソードが伝えられている。

 この掛け軸は、同町川並に居を構えた塚本定右衛門家の初代(江戸時代)が東北で紅を行商したときの話しとされ、商いの姿勢と克己心(私欲にうち勝つ心)を忘れないために、正月三カ日の掛け物にしていたことが、嘉永年間(一八四八〜一八五三)の記録に記されている。

 天秤棒の重荷に耐え、険しい山道を歩いた近江商人たち。革新的な商法と不屈の精神で「夢かなえ人」とも言われるが、その成功への軌跡を解き明かす映像とエピソードの史料として紹介している。

 三十一日まで。開館時間は午前九時半〜午後四時半。月曜と祝日の翌日休館。問い合わせは同博物館(電話0748―48―7101)へ。


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見えにくい子どもたちの思い

日野・蒲生子ども安全リーダー連絡協議会

=「面と向かって対話する時間を」=

日野町林業センターで開かれた「日野・蒲生子ども安全リーダー」の連絡協議会
(湖東・日野町)
 「日野・蒲生子ども安全リーダー」の連絡協議会がこのほど、日野町林業センターで開かれ、両町の子ども安全リーダーや日野署員、町担当職員ら約四十人が出席し、地域の子どもたちを地域で守るため連携を強化する必要性を確認し合った。

 この子ども安全リーダーは、平成九年五月に起きた神戸児童殺傷事件をきっかけに、同年十月に滋賀県独自で立ち上げたもの。日野署管内では、地域安全連絡所や少年補導員、PTA連絡協議会、老人クラブ、教諭らが学区別に八つのグループを作り、パトロールや安全面からの施設改善要請、住民への啓発活動などに取り組んでいる。

 日本中に衝撃が走った神戸の事件では、小学六年の児童を殺害した酒鬼薔薇と名乗る中学生が、事件前に居住地の隣の地区で惨殺した動物の死体を放置する行動を繰り返し、地域住民が防犯活動に乗り出したため隣の地区での犯行を断念した経緯があるという。

 殺人との関連性も指摘される動物虐待。日野町では先月二十二日、日野小学校グラウンド西側のサッカーゴールで、地上約二十センチのネット上に死んだネコの頭部が絡まっている動物変死事件が発生した。面白半分の行動としても「気持ち悪い」と地域住民は不安を抱いている。危機感を募らせる日野地区防犯自治会は、「日野・蒲生地域安全ニュース特別号」を両町に全戸配布し、注意を促した。

 今回開かれた連絡協議会では、日野署生活安全課・杉岡高廣課長が「神戸の事件を踏まえ、現場付近の聞き込みや各小学校の警戒活動を強化している。違う事件への発展や模倣犯を生むことも考えられるので、安全な地域づくりのためにご協力を」と呼び掛け、同協議会の安井喜久松会長は「子どもが安心して暮らせるようパトロール活動などがんばっていただきたい」と意識を高めた。

 引き続き、日野蒲生少年センター・水上正一所長が、少年少女の相談活動や街頭補導など長年の経験から最近の子どもたちの様子について講演。「子どもたちの様子は変わってきており、表面的に悪いところが目立たなくなってきた。その分だけ良くなっていると言えるかというとそうではない」と語り、携帯電話の普及や親の無関心が子どもたちの思いや考えを見えにくくしている要因の一つであることを強調し「情報機器に頼り切って、その中だけに子どもがこもってしまう可能性もあり、面と向かって話すことが大切だと思う」と対話の重要性を説いた。 その後、グループごとに情報交換や今後の活動に関して話し合い、「広報車を活用したい」や「小学校のPTAだけでなく中学校のPTAにも参加してもらって連携を強化した方がいいのではないか」など意見と知恵を出した。 

 


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