滋賀報知新聞(ニュース)平成16年9月11日(土)第13897号


八日市市 青少年の主張大会

第35回の開催要項決まる

社会に果たす役割と責任
=地道な生活体験など発表=

(湖東・八日市市)
 “聞いてよ体験、考えよう未来を、私は今…”をテーマに、今年も「第三十五回八日市市青少年の主張大会」(市・市教委・市青少年育成市民会議・滋賀報知新聞文化振興事業団主催)は、十一月七日に市役所別館(旧勤労福祉会館)二階ホールで開催される。

 新しい時代を切り開くエネルギーを秘めた青少年を、たくましく心豊かに育てるには、家庭はじめ学校、地域社会、職場がそれぞれの役割を明確にしながら、青少年にふさわしい環境を大人がつくる必要に迫られている。

 一方、青少年も自らが社会を形成する一人としての役割と責任を自覚し、目標に向かって努力し続けることも重要として、時代を担う青少年が「今、何を考え」、それに対して「どのような行動に結び付けていくのか」などを豊かな感性と自由な発想で市民に訴えてもらう。青少年への真の理解と関心を高める目的で毎年開かれ、今年で三十五回目を迎える。

 今回の意見発表は、自覚と責任を持って社会参加するために「日常の言動に責任を持つ」ことが大切になることから、家庭や学校での生活や、職場での出来事、団体や地域での社会活動などにおいて、体験を通して学んだことや反省したことを元に、今後の決意・目標を題材に選び、意見を発表してもらうことにした。

 審査については、特に日常生活で地道に実践した体験が高く評価され、原稿を見ながらの発表や時間(持ちタイム五分)の長短は減点の対象とし、最優秀や優秀賞、優良賞などを選ぶ。

 小学校の部(市内六小学校から各一人)と中学校の部(同三校から男女各一人)については学校を通じて募集する。このほか、青年・一般の部(十人)は広く市民などから募ることにした。

 高校生、大学生、職域・地域の二十六歳未満の青少年が対象となり、市内在住・在勤・在学で意見発表に意欲のある人は、十月二十日までに市青少年育成市民会議事務局(子どもセンターひばり内)へ原稿を添え申し込む。詳しくは同センター青少年対策室(TEL22―0120)へ。


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第25回「表現2004展」

個性豊かに 60点あまり

=12日まで 八日市文芸会館=

自分の作品を見に来たおおにしゆうきくん
(湖東・八日市市)
 自由な表現活動の発表の場として「表現2004展」(同実行委、県文化振興事業団主催)が県立八日市文化芸術会館で開かれ、個性豊かな楽しい作品の数々が来館者の目を楽しませている。十二日まで。

 開かれた展覧会を目指して、表現への志のあるすべての人が参加できるよう、無審査、無賞、自由出品のアンデパンダン展形式を採用して、毎回、個性ある魅力的な作品がたくさん出品される。

 今年はちょうど二十五回目のメモリアル展で、会場には、記録写真やビデオで第一回からこれまでの歴史を振り返ってもらうコーナーも設けられた。

 また、毎回おなじみの来場者が参加して作品を創りあげる参加企画のコーナーもあり、今回は様々な表情の顔を作って木にぶら下げる「顔のなる木」。また、「表」「現」の文字をかたどったメッセージボードも登場して、来場記念のメッセージを書き込んでもらう。

 会場には、カレージのシャッターに描いた「会場へ搬入できない作品」の写真、色とりどりのクマの人形に来場者がポーズをつける「なないろ」、擬人化された動物が太郎坊宮や本町商店街を歩く「幻想地元絵図」、大津市のおおにしゆうきくん(5)の幼稚園ではやっているアイロンビーズの作品といった、絵画や写真はもちろん、陶芸や工芸など、平面、立体といった美術作品の枠、年齢や経験にとらわれない、約六十点の作品が会場いっぱいに展示されている。


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楽しく体験して正しい理解

防災救急ひろば2004

=きょう あいとう道の駅で=

(湖東・愛東町)
 愛知郡広域行政組合消防本部の「防災救急ひろば2004」が、十一日午後一時半から愛東町の道の駅・あいとうマーガレットステーションで開催される。

 防災や救急について、体験を通して理解し、正しい認識と必要な知識を身につけることを目的に、愛知郡防火保安協会の後援とあいとうマーガレットステーションの協力で実施する。

 特設ステージでは、ジャンボ紙芝居(13時50分)、防災・救急○×クイズ(14時10分)、応急手当喜劇と悲劇(14時半)、風船ピエロのバルーンショー(15時10分)、ビンゴゲーム(15時半)が繰り広げられる。

 体験コーナーはスタンプラリー形式で行われ、地震、煙、消火、応急手当、はしご車の体験でスタンプを集めると、記念品がもらえる。

 展示コーナーでは、防災、救急、防災・救急に関する写真や資料などが展示されるほか、はしご車の展示も行われる。


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―先人たちの足跡を現世に―

第1巻「自然・古代編」刊行へ

=日野町史の予約申し込み受付中=

念願の日野町史第1巻と資料満載のCD
(湖東・日野町)
 全国を商圏とした近江日野商人や戦国時代の名将・蒲生氏郷など数多くの偉人を輩出した日野町。後世に伝えるべき先人たちの足跡が、時空を越えて「日野町史〜近江日野の歴史〜」(全九巻)として現世によみがえる。日野町史編さん室では、第一巻「自然・古代編」(B5版、約五百五十頁)の十二月中旬頃の刊行を前に、購入の予約申し込みを受け付けている。
 
 日野町では、旧村ごとに史書が自費出版で作製されているほか、町史として昭和五年に旧日野町史「近江日野町志(全三巻)」が発刊されているが七十年以上が経過している。そこで、町内の歴史や文化をあらためて整理・検証するとともに、古文書などの史料の散逸を防ごうと、平成十四年度から本格的に町史編さん事業が始まった。

 今回、第一巻として刊行する「自然・古代編」は、編集委員会の木村至宏委員長(成安造形大学学長)が監修を担当し、編集委員の小林圭介氏(県立大学名誉教授)が“自然”、同じく委員の井上満郎氏(京都産業大学教授)が“古代”について、執筆委員とともにそれぞれ書き上げた。

 自然では、綿向山から平野部まで変化に富んだ地形や一つの町に五つもある天然記念物、約二年の調査で確認した植物約一千六百種類・動物九百種類の中から特徴的なものを紹介する。

 古代に関しては、主に、現代まで交流が続いている朝鮮半島からやってきた渡来人との関わりを、蒲生郡や県内にまで視野を広げて捉え、平安時代以前の日野に刻まれた歴史・文化を探る。

 本文は、平易な文章で大きく読みやすい活字が用いられ、理解度を高めるために豊富な写真と図表を掲載している。また、動植物のカラー映像や掲載仕切れなかった調査データ・資料などを収録したCD付き。

 日野町史編さん室の岡井健司主査は、「身近にある自然や歴史は、見過ごしがちで、これを機会に足元にあるすばらしいものを知り、まちづくりに生かしてもらいたい」と話していた。

 価格は、各巻一部四千円(消費税込み)で、予約の場合は五%引きの三千八百円で購入できる。さらに、全九巻をセット購入する場合は、予約割引価格で、最終巻「年表・総索引」が無料で進呈される。

 予約方法は、所定の申し込み用紙に必要事項を記入し、十五日(消印有効)までに郵送する。申し込みおよび問い合わせは、〒529―1602日野町河原二四五番地 日野町教育委員会町史編さん室(電話0748―52―3812)へ。


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井上多喜三郎の全集出版

安土が生んだ近江の詩人

今月下旬に初版本500冊
=町民有志で「刊行会」組織=

60歳の頃の井上多喜三郎(外村彰著「近江の詩人 井上多喜三郎」より)
(湖東・安土町)
 安土町西老蘇で呉服商を営みながら詩人として活躍した故・井上多喜三郎(1902〜1966)の作品を集大成した「井上多喜三郎全集」が今月下旬に出版される。

 井上多喜三郎は、老蘇小学校高等科を卒業後、家業であった呉服商を受け継いで生活の基盤を構える中で、文学活動に大きな関心を寄せ才覚を現した近江を代表する詩人。2年前に生誕100年を記念してサンライズ出版から刊行された「近江の詩人井上多喜三郎」(外村彰著)がきっかけとなって作品や創作活動が見直された。

 また、昨年12月には、遺族から家宝として保管されていた多喜三郎の詩集や自筆原稿など117点の文献資料が安土町立図書館に寄贈されるなど、多喜三郎の存在と作品が改めて知られるようになった。

 こうした動きから多喜三郎を郷土の詩人として顕彰する機運が高まり、外村彰氏や町内の有志等で全集の刊行会が組織され、作品の収集や編さんなど、出版への準備が進められてきた。

 井上多喜三郎は、気さくな人柄から「呉服屋の多喜さん」として慕われた人で、高等科時代の大正3年(1914)の詩「ああぺルジウム」が最初の作品といわれている。

 その後、民衆派の詩壇に投稿をはじめ、詩を中心とした文学活動の中で多くの文学者や芸術家とも親交を広めた。大正末期には、同人詩誌「花束」や「東邦詩人」を創刊。15年(1926)には、処女詩集「女竹(めだけ)吹く風」を発刊するなど、才覚を発揮した。

 昭和に入って、「詩人」、「月曜」などを創刊し、軽妙なモダニズム調の作品を発表し続ける活発な活動期を迎えた。昭和16年(1941)には、30冊限定の豪華本詩集「花粉」を発刊。今も多喜三郎を語る一冊になっている。

 太平洋戦争ではシベリア抑留を経験し、復員後に厳しい境遇の抑留生活の中で心の支えとなった故郷・老蘇への思いを詠んだ「浦塩詩集」を発表した。25年(1950)の「近江詩人会」創設には、中心的な役割を果たし、後進の指導にも尽力した。晩年の37年には、詩集「栖(すみか)」を発表。その中の一作品「私は話したい」の詩碑が、老蘇小の校庭に建立されている。

 41年(62歳)に交通事故で亡くなるまで、町教育委員や商工会会長、PTA会長などを歴任し、公人としても地域に貢献した。

 出版される全集は、A5判480ページ。定価6,300円(税込み)で初版本発行は500冊。問い合わせは、同町教育委員会(電話46−7214)へ。 

 


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