滋賀報知新聞(ニュース)平成16年9月23日(木)第13907号


危ない!!狂牛病

国の全頭検査見直しに市民団体らが「待った」
全頭検査継続を知事に要望

=問われる 環境こだわり県の真価=

13日に県庁を訪れ、全頭検査継続を要望するBSE市民ネットワーク、よつ葉ホームデリバリー、滋賀県新日本婦人の会の各団体メンバー
(全 県)
 牛海綿状脳症(BSE=狂牛病)対策として国内で実施されている全頭検査の継続を求めて、県内外の薬剤師や消費者らでつくる市民団体「BSE市民ネットワーク」(高谷順子代表)らがこのほど、県庁を訪れ、全頭検査制度の維持を国に働きかけるよう国松善次知事に要望書を提出した。すでに岐阜県では十日、これまで通り全頭検査体制を維持すると発表したが、滋賀県内でも全頭検査の継続を求める声が高まりそうだ。                           

【石川政実】


 「生後三十か月以下の牛の検査は不要」としてきた米国にとって、日本の全頭検査は目の上のたんこぶだった。ところが内閣府の食品安全委員会が九日にまとめたBSE対策の中間報告を踏まえ、政府は二十か月以下の若い牛を全頭検査対象から除外する方向へ転換することになった。全頭検査の緩和により、輸入禁止となっていた米国産牛肉の輸入解禁の環境が整った。

 ●若い牛の検査法開発なのに…

 BSE市民ネットらの各団体では「BSEを引き起こす異常プリオンの研究でノーベル賞を受賞したカリフォルニア大学のスタンリー・プルシナー教授らが、月齢の若い牛でも感染を発見できる新たな検査方法を開発している。国の食品安全委が生後二十か月以下の感染牛を、現在の検査法で発見するのは困難という主張は説得力に欠ける」と反論する。

 ●完全でない危険部位除去

 さらに同市民団体らは「一部には、若い牛を検査対象からはずしても、危険部位を除去するから安全だという意見があるが、厳しく除去を行っているわが国ですら、厚労省の調査でも、せき髄の除去は五二%〜九九%とばらつきがあったと報告されている。ましてや米国では、検査対象は三十か月以上の牛で、しかも抽出方法だ。危険部位を除去するのも三十か月以上に限っており、除去もずさんだ。加えて米国の制度では、牛がいつ生まれたかもわからないので、感染牛の可能性が強いとされる三十か月以上の牛が入ってくる恐れもある」と指摘する。

 ●加工品も心配

 またBSE市民ネットでは、米国産の輸入が再開されると、牛ガラからつくる牛エキスが入っている加工品も輸入され病原体がしのびこむ可能性があるとしている。ちなみに牛エキスをつかった加工品は、ハンバーグ、ヴィヨン、カレールー、離乳食、ラーメンなど多岐に及んでいる。

 ●近江牛にも影響

 同市民団体らは「日本人はBSEに感染しやすい遺伝子を九三<CODE NUM=04CA>の人が持っており(注)、しかも生後二十か月以下の若い牛にも病原体がないという保証はない。全頭検査は、最低限の食の安全保障だ。環境こだわり県で、近江牛を生産している滋賀県だけに、現行の全頭検査継続を国に要望してもらいたい」と訴えた。

 これに対し、県生活衛生課の山中幾治・食の安全推進室長は「県民の健康が第一だが、国の動向をもう少し見守りたい」と述べるにとどまった。

 しかし県内では、今回の要望活動に同調する動きが、市町村議会や政党の間で出始めている。日本共産党県委員会と同党県地方議員団は十四日、県が前頭検査の継続を政府や関係機関に要請することや、政府が全頭検査を見直した場合でも独自に継続するよう申し入れた。県は今月中に態度を明らかにするが、まさに環境こだわり県の真価が問われそうだ。

 (注)日本人の九三%がBSEから変異型ヤコブ病を発症しやすい遺伝子タイプ
(MM型)であるという厚生労働省班の研究報告がある。この遺伝子タイプは、欧州では四割弱とされる。


メインメニュー|全 県| 湖東・湖北| 湖南・湖西| 中央政界特報| 社説
今週の運勢| お誕生・他| 今日の首長| 取締情報| リンク| E-Mail

TOP インデックスへ

10月3日、大津プリンスホテル

関西最大規模のきき酒会

=招待券プレゼント=

(湖西・大津市)
 関西最大規模のきき酒会が、十月三日正午から大津プリンスホテル(大津市におの浜)で開かれる。県内外の地酒、焼酎の約六百銘柄が出品される。会場にはこのほか、展示として▽お酒と健康▽酒造り工程▽清酒用語の説明▽泡盛・本格焼酎の雑学▽水の特製│などを紹介する。会場とJR大津駅までをバスが運行している。入場五百円。

問い合わせは株式会社エスサーフ(電話077-548-9558)へ。

 なお、滋賀報知新聞社では、2名の方に招待券を進呈します。希望者は、下記メールフォームまたは、ハガキかファックスに 郵便番号、住所、氏名、年齢、電話番号を記入の上、9月21日までに〒520-0051大津市梅林一丁目三-二五、滋賀報知新聞社大津本社まで。

読者プレゼント用メールフォームへ

 締め切りは平成16年9月28日到着分まで。当選者の発表は紙面で行います


メインメニュー|全 県| 湖東・湖北| 湖南・湖西| 中央政界特報| 社説
今週の運勢| お誕生・他| 今日の首長| 取締情報| リンク| E-Mail

TOP インデックスへ

ヨシ灯りと芸能で幽玄の世界へ

紫式部ゆかりの石山寺で秋月祭

=26〜28日 オペラ、ジャズ、演劇など=

(湖南・大津市)
 紫式部ゆかりの石山寺で秋月祭(石山観光協会)が、二十六│二十八日の午後六時から同九時まで開催される。紫式部は石山寺から湖水に映る名月を観て、源氏物語を書きはじめたという。月明かりのもと、千五百個のヨシ灯りでライトアップした境内で、演劇や演奏などを行ない、幽玄の世界へ誘う。入山料五百円が必要。

 同祭では、ジャズピアニスト・ヴォーカルの布施博子さん、源氏物語をテーマに作詞・作曲を手掛ける吉田英子さんの新作曲、琴でポップスを演奏するミュージシャン真衣子さんらが出演する。なお、出演者は次の通り。  

 【26日】劇団かいつぶり(演劇)▽Voz de Lua(ウクレレ・ベース・パーカッション演奏)▽筝同好会(瑠璃の会)

 【27日】布施博子さん(ジャズ)▽津軽三味線「じゃっぱ」▽和洋楽器アンサンブル「コットン・ブレッド」

 【28日】琵琶演奏「日本橘会」▽声楽家藤谷信子さん・作曲家吉田英子さん(オペラ)▽シンガーソングライター真衣子(ポップス)


メインメニュー|全 県| 湖東・湖北| 湖南・湖西| 中央政界特報| 社説
今週の運勢| お誕生・他| 今日の首長| 取締情報| リンク| E-Mail

TOP インデックスへ

今年は新撰組がテーマ

23日、石部宿まつり

=時代行列、かごかきレース=

石部宿まつりのポスター

(湖南・石部町)
 「夢街道・石部宿まつり」が、二十三日午前十時から石部町市街地を通る旧東海道と役場周辺で開催される。石部宿は、東海道五十三次の五十一番目の宿場町で、東海道の往来とお伊勢参りの道筋として栄えた。イベントでは、幕末当時の雰囲気を体験してもらおうと、「新撰組と幕末の人々」をテーマにした夢街道行列、かごかきレースなどが繰り広げられる。

 内容的には、▽夢街道行列の巡行(正午│13時)▽かごかきレース(13時半)▽ステージショーの夢舞台(10時│15時)▽ボランティアまつり(10時│14時半)▽模擬店(JA石部宿まつり、宿場物産店、フリーマーケット、地域婦人会コーナー)▽宿場囲碁大会と囲碁教室│となっている。

 問い合わせは、石部宿まつり実行委員会事務局(電話0748-77-7031)へ。


メインメニュー|全 県| 湖東・湖北| 湖南・湖西| 中央政界特報| 社説
今週の運勢| お誕生・他| 今日の首長| 取締情報| リンク| E-Mail

TOP インデックスへ

信楽高原鐵道が

サイクルトレイン運行

=スタンプラリーも=

(湖南・信楽町)
 信楽高原鐵道は、秋の信楽町でサイクリングを楽しんでもらおうと、十月九、十日に「サイクルトレイン&スタンプラリー」を実施する。自転車を積み込める専用車両を貴生川│信楽間を一日二便運行し、町内の観光スポットを巡るスタンプラリーを行なう。全てのポイントを回った参加者には記念品を贈る。一日五十台限定。なお、当日はしがらき土まつりが開かれている。予約は信楽高原鐵道(電話0748-82-3391)。 

 


メインメニュー|全 県| 湖東・湖北| 湖南・湖西| 中央政界特報| 社説
今週の運勢| お誕生・他| 今日の首長| 取締情報| リンク| E-Mail

TOP インデックスへ