滋賀報知新聞(ニュース)平成16年9月26日第13910号


歯は「かむためにある」

歯科医師・谷口氏が講義

歯を失った動物は死を意味する
=虫歯予防は 育児の手本 健康づくりは「食生活にあり」=

(湖東・八日市市)
 テーマ「家庭からつくる心と体の健康」に沿って、八日市市民ふくし大学の公開講座が、このほど滋賀文化短期大学で開かれた。長野県健康センター歯科専門委員長を務める歯科医師・谷口威夫氏が教壇に立ち、受講生約八十人は歯の健康法「たったこれだけで歯は一生持つ」の講義を受けた。

歯はかむためにある

 谷口先生は、開口一番「歯はかむためにある」と強調した上で、歯の健康が「体や心の健康につながることを学んでほしい」と講義の主旨を示した。

 人間は、歯を失えば、柔らかい物を食べたり、歯医者へ行くなどして生命を保つことができるが、自然界に生きる動物にとって「歯のないことは死を意味する」と、日常生活で忘れがちな歯の重要性について再認識を求めた。
どうして虫歯になるか

 口の中には二百〜三百の菌がいる。その中で、虫歯になるのは一つの菌でしかなく「その菌のエサが砂糖」と、虫歯になるメカニズムを説明した。歯を良く磨いても、甘い物を食べ続ける限り「治療はできても、虫歯はなくならない」と。
 その上で、甘い物を子供に与えない工夫が必要だが、それには「家族全員の協力」がなければ、虫歯は防げない。特に母親は「命令」(しなさい)と「禁止」(してはいけない)で子育てをするが、とんでもない。
虫歯予防は子育ての手本

 虫歯予防は「母親が納得しても何もならない」と承知すべきだ。今後は「甘い物を与えません」と命令・禁止では子供が納得しない。子供への治療だけでなく、母親はじめ「家族への説得がカギを握る」との治療経験から、子を思う親心(子育て)に期待を寄せた。家族が甘い物を食べているのに「子供に食べるな」では、虫歯予防は到底おぼつかないことを知るべき。
歯を鍛える

 歯の病気(虫歯,歯周病など)になったら、歯科医に治してもらったらよい。だが、普通の病気と同じで、治ったらリハビリが必要となり、歯を鍛えるにはブラッシングしかない。歯医者の手を借りながら「健康づくりに努めてほしい」と。
健康づくりは食生活
 手軽な食材には注意すること。できるだけ自然に近い物を選択し、生産者の顔が見

える材料を使った方がよい。日本人に合った和食中心の食事に心掛け、歯を鍛えるために硬い物を食べる。虫歯や歯周病の原因になる砂糖は計画的に。


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飲酒や夜間の危険性を実感

交通事故からの自己防衛

=八日市署 高齢者燦々教室=

暗やみに目を凝らす参加者
(湖東・八日市市)
 八日市署と八日市地区交通安全教会は、御園地区老人会とともに、このほど八日市自動車教習所で高齢者交通安全実践教室「高齢者燦々(さんさん)教室」を開き、高齢者の交通事故防止に取り組んだ。

 教室は、夜間の外出を想定して日没後に行われ、同地区老人会の約三十人が参加した。

 教室でまず、八日市署員の講義やビデオで、飲酒運転の危険性、管内での死亡事故発生状況、飲酒後の運転に伴う刑事・行政・民事責任、携帯電話使用など罰則強化を盛り込んだ道路交通法の改正点などについて学んだ。

 このあと参加者は真っ暗になった教習コースに出て、服装の色の違いや反射材使用の有無・自転車の点灯の有無による認知比較、自動車のライトの特性、車の前後を通過する人の蒸発現象などの実験を通じて、夜間の外出時や車を運転するときに気をつけなければならないことを、自分の目で確かめた。


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安全点検や相談・指導を展開

正しい利用と整備で事故防止

=愛知川署 自転車組合・交安協と=

自転車の安全点検を行う参加者
(湖東・愛知川町)
 愛知川署と愛知川交通安全協会及び県自転車商業協同組合愛知郡支部は二十四日、管内の大型スーパーで自転車安全点検を実施した。

 現在展開中の秋の全国交通安全運動の重点項目の一つに「歩行者・自転車利用者の交通事故防止」が掲げられており、さらに、県内では自転車利用者の交通事故が増加傾向にあることから、専門家による安全点検と啓発活動による事故防止を図るのがねらい。

 湖東町下岸本の平和堂湖東店では、郡内の自転車修理販売業者、愛知川署員、交安協会員ら七人が出て、自転車置き場に停めてある自転車のブレーキ、ベル、タイヤ、ライト、錠、防犯登録など十四項目をチェックした自転車整備カードを取り付けていくとともに、利用者の点検相談にのってていた。

 また、交安協会員らは、反射材や自転車の正しい乗り方などを記載したチラシなどを配布して、安全運転と事故防止を呼びかけた。


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退職日で折り合いつかず

藤澤町長 坪倉助役を解職

=「互いに明確な意思のかい離」=

(湖東・日野町)
 日野町の藤澤直広町長は二十四日、地方自治法第百六十三条に基づき、坪倉清司助役(56)を同日付けで解職した。坪倉助役は、昭和四十一年に日野町役場の職員となり、企画課長や土地改良課長、農村整備課長、地域振興課長、空港対策課長、総務課長を経て、平成十一年五月から収入役を務め、昨年三月十九日から助役に就任、平成十九年三月十八日まで任期を残していた。

 藤澤町長は、解職の理由として、前奥野弘三町長を支え積極的に選挙活動を展開したことや合併問題をはじめ政治姿勢に大きな隔たりがある新町政のもとで助役にあり続ける不自然さを挙げ、「前町政のナンバー2がいつまでも助役の職にありつづけることは、町民の間に町政不信を募らせるものであり、好ましいものではない」としている。

 また、解職に至った経緯については、「九月議会の閉会や合併協議会の解散時期である九月下旬の辞職を念頭において、九月議会の閉会日に辞表を提出することで合意してきた。ところが、二十四日付けで出された退職申出書は、退職の日を十月三十一日とするものだった。これは、これまでの話し合いの経過を無視するものであり、信頼を崩すもの」とし、「一心同体であるべき町長と助役の間で、明確な意思のかい離があるとき、速やかに辞職するのが当然であるにもかかわらず、言を左右にして退職を引き延ばすことは不自然だ。例え一カ月とはいえ、『こうした中で町は給与を支給し続けるのか』という批判はまぬがれないものであり、経費節減と効率的な行財政運営が厳しく求められている今日、到底町民の理解が得られるものではない」とのコメントを発表。

 本紙取材に対して、藤澤町長は「いつまでも意思疎通ができないこういった状況を続けるわけにはいかない。けじめをつけることが大前提であり、やむなくとった措置」と語り、空席となった助役の後任については「今後検討する」とした。

 坪倉助役は、議会閉会日の二十一日に、退職日を十月三十日と記入して辞表を提出したが、末日の間違いに気付き、二十四日の午後三時頃に、退職日を十月三十一日と訂正し再度辞表を提出し、藤澤町長が受け取った。

 その一時間半後の午後五時頃、収入役と教育長、総務主監、総務課長同席の場で、解職辞令を藤澤町長が坪倉助役に手渡し、その後の緊急の主監会議で解職したことが町職員に伝えられた。

 退職日については、「早い時期に」と一点張りだった藤澤町長と折り合いがつかず、合意していたかどうかについても両者の見解に温度差が見られる。

 予期せぬ突然の事態に、坪倉助役は「覚悟は決めていたが、こんなにいきなりとは思ってもいなかった。八月から議員さんも交えて町長と話し合いをしてきた中で、九月末にという町長の意向は聞いていたが今年中の適切な時期に判断すると言ってきた。また、十月に股がるかもしれないとも町長には伝えていた」と胸中を語った。

 十月末に退職日を設定したことに関しては、十月に決算認定委員会が行われ、十二月議会で平成十五年度決算認定を残すのみとなることから収入役の職務との兼ね合いや、これまでの仕事の引き継ぎ期間なども考慮していたという。

 町長選以後、助役の進退について区長会などでも取りざたされ、早期退職を促す声が上がる一方で、「議会と町長間や対外的な調整役に」と残留を求める意見もあった。

 日野町議会の奥村嘉三議長は、「(助役が)先に出した辞表を受け取り、帰り際に解職し、議会に対しては事後報告のみとは言語道断だ」と手続きに不満をもらしていた。

 町議会議員の中には「遅すぎたくらいだが、町長の英断だ」との評価がある一方、「あまりにも一方的なやり方で、独裁的だ」と不信感を募らせる声もあり、これを機に議会の多数を占めるわたむき会派と藤澤町長との溝がさらに深まるのではないかとの見方もある。


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十五夜の28日に

「へちま加持祈祷」

=竜王町の龍王寺=

(湖東・竜王町)
 喘息病平癒の寺として名高い龍王寺(竜王町川守)で十五夜の二十八日、ぜんそくに効くと言われる「へちま加持祈祷」が行われる。

 これは、旧暦八月十五日にあたる仲秋の名月の日に毎年行われているもので、
京阪神からも多くの人々が祈願に参詣し、終日大勢の参拝客で賑わう。

 龍王寺は、雪野山南山腹にある天台宗の寺で、奈良時代中期に行基菩薩によって創建された。藤原定家や和泉式部、柿本人麿の詠んだ歌も掲げられており、歴史の一端にも触れられる。

 また、へちま加持祈祷の二十八日のみ、秘仏の本尊薬師如来が開帳される。

 詳しくは、龍王寺(電話0748―57―1161)へ。

 


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