滋賀報知新聞(ニュース)平成16年9月27日(月)


横領事件を受けて

議会が調査特別委を設置

要因調査で再発防止
=五個荘町議会=

(湖東・五個荘町)
 五個荘町議会はこのほど、業務上横領の疑いで元収入役の町議と前町長が逮捕されたことを受け、事件の舞台となった事業内容を調査・検証し、再発を防止する「ふるさと農道緊急整備事業経過調査特別委員会」を設置した。

 監査のチェックが及ばない資金管理がなぜ出来たのか、事業の全容を明らかにする必要があるとして、副議長の中川喜代司議員が委員会の設置案を提出(賛同議員は市田治夫、杉山忠蔵、諏訪一男の三氏)し、全員賛成で可決された。

 このあと、議長指名で上記の四議員に加えて森沢文夫、川嶋重剛、西村吉平の三議員が選ばれ、中川議員を委員長に、裏口座への入金経路や管理、補償金の使途について関係者から話を聞く方針。

 同町議会では、十三日の全員協議会で事件の要因を検証すべしと、地方自治法100条に基づく調査特別委員会「百条委員会(※)」の設置を求める声が上がっていたが、県からの補償金八千万円の使い道を示す物的証拠は残っておらず、職員も口座の存在自体を知らない状態。また、会計書類等も家宅捜査で県警に保管されるなど、捜査は警察に委ねられている。

 このため、再発防止に向けたチェック機能の強化を主に、要因調査と検証の「経過調査特別委員会」を設置したもので、きぬがさトンネル前公園整備のため、県からの補償金八千万円の入金口座「ふるさと農道緊急整備事業会計五個荘町収入役 中沢嘉夫」の開設経路や、用地買収における補償料など、公金の管理体制と使途を中心に調査する。

 なお、用地買収で補償の対象となった地権者は四十八件、家族等権利者を入れると七十六人になり、最高三百万円で山林を買収したことが本紙取材で分かり、整備費を含めて七千万円近くが事業費に使用されたと言われる。

 ※百条委員会

 執行機関に対する議会の監視機能を実効あるものとするため、議会は市町村の事務に関して調査を行い、関係人の出頭、証言や記録の提出などを求めることができる権限を地方自治法第100条で認められている。

 この調査権に基づいて「公有財産に係る不正疑惑」「職員採用のあっせん解明」などを目的として設置される委員会が「百条委員会」といわれるもので、正当な理由がないのに記録の提出を拒んだりすると、議会の告発によって六カ月以下の禁錮または十万円以下の罰金に処せられることがある。


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さをり織り体験教室 1万人達成

あゆみ作業所との連携運営

=日野町にあるブルーメの丘で=

記念品を受け取る1万人目の荒尾七海ちゃん
(湖東・日野町)
 日野町西大路にある滋賀農業公園ブルーメの丘でこのほど、知的障害者通所授産施設・あゆみ作業所(八日市市)と連携して事業展開している「さをりの館」の“さをりの織物作り体験教室”の参加者が一万人を突破した。

 記念すべき一万人目となったのは、兵庫県加古川市から来た荒尾七海ちゃん(7)。祖父母と母親の四人で滋賀県に日帰り旅行中で、知人からかねてより聞いていたブルーメの丘に初めて立ち寄ったという。七海ちゃんは「一万人目でびっくり。色とりどりのきれいな糸を織って、筆入れを作ります」と喜び、ブルーメの丘・橋本佳幸副支配人が「体験は公園の大きな魅力の一つであり、その中でさをり織り体験へ一万人もご参加いただいたことは大変うれしい。おめでとうございます」と記念品の自家製ソーセージセットを手渡した。

 また、あゆみ作業所・寺川登施設長は、「ブルーメの丘で手織りの館を開設して三年半で、一万人目の方が体験され、大変うれしく思っている。どなたも出来上がったオリジナル作品を見て、素晴らしい笑顔が印象的だった。今後も、さをり織り体験で充実したひとときを過ごせていただけたらと思う」と話していた。

 このさをりの館は、商品を販売する機会を探していたあゆみ作業所に、平成十三年にブルーメの丘が園内の一部店舗を提供し、同年三月に完成した。館内には、施設で手掛けているさをり織りの服やバッグ、壁掛けなど柔らかな風合いの商品が並び、織物作りが体験できるコーナーも併設してスタッフがブックカバーや筆入れなどの作り方を指導している。

 同作業所では、ブルーメの丘に進出し販路を広げたことで売り上げがさらに上昇し、障害を持つスタッフの給料も当初のおよそ二・五倍に上げることができ、積極的な労働意欲と自分自身への動機付けの刺激へとつながっているという。

 さをりの織物体験は、あらかじめ縦糸をセットした織り機で、約三十センチまで織り、その後、希望の小物(ペンケースやポーチなど五品目)に裁断・縫製加工し、一時間以内に仕上がる仕組みとなっている。詳しくは、ブルーメの丘(電話0748―52―2611)へ。 


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「スミにおけない炭づくり」

=11月28日 希望が丘文化公園で=

(湖東・竜王町)
 「スミにおけない炭づくり」が十一月二十八日、竜王町薬師にある県希望が丘文化公園野外活動センターで開催される。開催時間は、午前九時半から午後三時まで。

 同公園のキャンプ場を使って、本格的な炭焼き窯での炭焼き体験ができる。当日は、炭焼き窯出しや炭の箱詰め、原木の選定と集材、炭材の立込み、窯の火入れ、木酢液採取など、炭焼きの醍醐味がたっぷりと味わえる。

 対象者は、一般(小学生は保護者同伴)で、定員先着三十人。参加費は、一人一千五百円で当日徴収。

 参加希望者は、氏名・住所・参加人数(大人・小人の別)・電話番号を、電話もしくはファックスで連絡する。二十二日から受け付けを始めている。
 申し込みおよび問い合わせは、同文化公園野外活動課(電話077―586―1100、ファックス0748―58―0220)へ。


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老年医療講座

痴呆患者と家族どう支えるか

=成人病センターで25日=

(湖南・守山市)
 県立成人病センター第三内科(老年神経内科)は九月二十五日、同センター研究所講堂で「老年医療講座〜痴呆の人とその家族をどうささえるか〜」を開催する。

 高齢社会が急速に進むなかで、痴呆症への関心は高まっているが、まだ痴呆症に対する正しい知識が十分に理解されていないのが実態。この病気を医療や介護福祉に携わる人だけでなく、広く一般に知ってもらうことは、誤解や偏見をなくし、患う人はもちろんのこと、家族をささえることにもつながる。

 シリーズの今回は、第三内科スタッフに加えて、社会福祉士として痴呆性高齢者とその家族を支援している中川英男氏らを迎え、各々の立場から「今できること」を中心にわかりやすく説明する。

 午前十時開演。内容的には、「すべては正しい理解から」第三内科部長・松田実医師、「私たちにできること〜診断・治療〜」長濱康弘医師、「私たちにできること〜コミュニケーションを促進する〜」鈴木則夫言語聴覚士、「私たちにできること〜共にいること〜」翁朋子臨床心理士、「私たちにできること〜権利擁護を考えてみる〜」中川英男社会福祉士。

 参加対象は、一般県民、医療・介護関係者ら(定員百五十人)。参加無料。事前申込み不要。問い合わせは、成人病センター(電話077―582―5031)へ。


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YES オノ・ヨーコ

初期〜現在 初の大回顧展

=10月2日から 近代美術館=

 

 (湖西・大津市)
 現代美術作家オノ・ヨーコの初期絵画やオブジェ、近年の映像作品まで約百三十点を展示し、多彩な活動の全軌跡を追う初の大回顧展「YES オノ・ヨーコ」が、十月二日から県立近代美術館で開催される。

 オノ・ヨーコは昭和八年東京生まれ。銀行家出身の母とピアニストの父の間に生まれ、豊かな環境で育ったオノは日本とアメリカを行き来し、同二十七年にニューヨークに移り住んで大学に入学、音楽や詩を学んだ。

 やがて、前衛的な芸術運動集団フルクサスに参加し、独自の芸術活動を始めたオノは、日常的な事物や偶然の出来事に美と芸術を見出し、詩や音楽や視覚芸術、映画やパフォーマンスなどといった多様なメディアによる作品を発表、東洋的な感性を示す芸術家として評価される。

 ビートルズのメンバーであったジョン・レノンとの出会いは三十三歳の時で、ロンドンでの個展作品《天井の絵/イエス(YES)・ペインティング》がジョンの心を射止め、三年後に結婚。以降、プラスティック・オノ・バンドを結成して音楽活動を行うほか、反戦イベント《平和のためのベッド・イン》《戦争は終わった!》を展開するなど二人の共作は続き、これまで思想的で抽象的傾向が強かったオノの作品に、力強い社会的メッセージが加わった。

 レノンの没後も意欲的に活動を続け、さまざまな場所において作品を発表している。

 会期は十二月十二日まで。午前九時半〜午後五時開館(入館は午後四時半まで)。月曜休館(ただし十月十一日は開館、十二日は休館)。観覧料は一般千円、高大生八百円、小中生六百円。問い合わせは同館(077―543―2111)へ。

 なお、関連イベントは▼「記念特別講演会」十月二日午後二時〜▼「日曜美術鑑賞会、展示品解説」十月十日午後二時〜▼「たいけんびじゅつかん」十月二十三日、十一月二十七日の午後一時半〜、小中学生各日三十人程度(応募多数の場合は抽選)―が企画されている。

「たいけんびじゅつかん」の参加希望者は、往復ハガキに氏名(ふりがな)・保護者名(ふりがな)・住所・電話番号・年齢(学校名と学年)・参加希望日を記入し、〒520―2122大津市瀬田南大萱町1740―1、県立近代美術館「月刊たいけんびじゅつかん」係まで送付する。締め切りはそれぞれ十月八日、十一月十二日。いずれも無料だが展覧会観覧料が必要。

 なお、滋賀報知新聞社では、4名の方に招待券を進呈します。希望者は、下記メールフォームまたは、ハガキかファックスに 郵便番号、住所、氏名、年齢、電話番号、職業、本紙の感想を明記し、9月30日までに〒527―0015八日市市中野町1005 滋賀報知新聞社文化振興事業団 読者プレゼント「オノ・ヨーコ」係まで。

読者プレゼント用メールフォームへ

 締め切りは平成16年9月30日到着分まで。当選者の発表は紙面で行います 

 


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