滋賀報知新聞(ニュース)平成16年10月3日第13916号


市章候補5点発表

組織・機構を承認

=1市4町合併の12会合=

新市「東近江市」の市章候補に上がった5点

(湖東・広域)
 八日市市・永源寺町・五個荘町・愛東町・湖東町合併協議会(会長=中村功一八日市市長)の第十二回会合が三十日、愛東町総合福祉センターじゅぴあで開かれ、新市の市章デザイン案五点などが報告された。

 市章デザインは、新市を象徴するマーク募集により、新市住民としての一体感や愛着を醸成し、地域個性を確立していくためのビジュアル表現で、将来像に掲げる「地域・風土・歴史・自然 みんなでつくるうるおいと にぎわいのあるまち東近江」のデザインを公募した結果、計八百五十一人(一市四町二百八十五人、県内七十九人、県外四百八十七人)から千七百七十七点(順に五百三十五点、百六十九点、千七十三点)の応募があった。

 市章選考委員会では、事前審査で三百点を選出し、この中から一次選考で四十一点、さらに二次審査で二十一点に絞り込み、コンセプトの反映度や親近性、記憶性などを協議した結果、三次審査で五点の採用候補作品(上記図を参照)が選ばれた。いずれも、東近江市の「近」「ひ」「H」などをデザイン化し、イメージする青や緑色で豊かな自然を表している。

 会合では、最終選考を「住民アンケート」によって決めることを確認し、一市四町の全世帯に専用ハガキ付きアンケートを配布。結果を受けて、次回(十一月二十五日)の会合で決定する。

 また、新市の組織や機構などを承認した。新市の本庁機能は現八日市市役所で、四町の役場は支所として設置し、合併後の混乱を招くことのないよう、馴染みのある「部課係制」を基本に、市長部局は九部、四十一課・室、一会計、四支所・出張所で構成し、各支所には地域振興、総務管理、市民生活、福祉、産業建設の五課を置く。教育委員会事務局は一部、八課・室、四教育分室で構成。

 今後、庁舎移動調整チームや組織検討チームが各部所の職員人数などを決めることにしており、現在のところ、各支所長には部長級を配し、予算の要求・執行、事業の企画・実施などについて一定の決裁権を確保することにしている。


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カメラのスズカ 写真展

去り行く「夏」をテーマに

=八日市市内2会場で開催中=

来店者の心を和ませる「夏の風物詩」写真展
(湖東・八日市市)
 八日市市の写真店、カメラのスズカによる「夏」をテーマにした作品展が市内二会場で開かれ、過ぎ行く季節の思い出を振り返りながら作品を楽しむ人の姿が見られる。

 八日市駅前のショッピングプラザ・アピア四階情報プラザでは、恒例の「夏休み写真コンテスト」が七日まで開かれている。

 家族や友達との旅行をはじめ、海やプール、花火やお祭り、故郷の親戚との楽しいひとときや家族とのだんらん、子どもたちの成長、心に残しておきたい風景、美しく咲く花など七十三点は、どれも大切なこの夏の思い出の一ページ。

 湖東信用金庫本店(青葉町)ロビーでは、同店が主宰するスズカフォトクラブによる写真展「夏の風物詩」が十二日までの会期で開催中。

 会員が今夏撮影した作品それぞれ一点ずつ、二十七点が展示され、来店者に待ち時間さえ忘れさせる、心和ませるひとときを提供している。

 県水性植物園(草津市)のハス、伊吹山に咲く色とりどりの高山植物、米原町醒井の小川を流れる清水の中で揺れる梅花藻など、花や風景のまぶしく、さわやかに光に映える姿に心奪われて行く。


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集え若者、燃やせ青春

第18回全日本あいとう4時間耐久三輪車レース

改造・ノーマルの2部門
=31日 愛東町役場駐車場=

(湖東・愛東町)
 愛東町に今年も熱く燃えるスポーツの秋がやってくる。第十八回全日本あいとう四時間耐久三輪車レースは、十月三十一日午前九時から愛東町役場前駐車場特設ミニサーキットで開催。大会を主催する愛東町青年団では、現在、参加チームを募集している。

 毎年、若者の汗と涙の感動のドラマと新たな交流が生まれている大会は、改造クラスとノーマルクラスの二部門で行われる。参加は、平成元年四月一日まで生まれで、実行委員会の指示に従えることが条件。

 改造クラスは九十チーム、ノーマルチームは三十チーム、実行委員会指定の申込用紙に必要事項を記入して、愛東町青年団室(〒527―0157 愛知郡愛東町下中野四三一)へ。いずれも十月五日まで先着で受け付ける。参加費は改造クラスが三千円、ノーマルクラスが千円。

 大会は雨天でも行われ、予選(午前十時)、1/8レース(午後一時)のあと、午後四時から予選を勝ち抜いた三十五チーム(ノーマルクラス七チーム)で決勝を戦う。

 改造クラス優勝チームにはAYMA杯と賞金十五万円、準優勝チームに賞金七万円、三位チームに賞金五万円が、また、ノーマルクラス優勝チームにはAYMA杯と賞金三万円、準優勝チームに賞金一万円、三位チームに賞金五千円がそれぞれ贈られる。

 なお、大会や参加資格などについての問い合わせは、平日の昼間なら愛東町役場(TEL0749―46―2263)、夜間および休日は青年団室(TEL0749―46―2268)まで。


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日本近代化の第一歩「黒船来たる」

日野商人旧家から関連史料見つかる!!

ペリーの肖像画や黒船大略図など6点
=3日から 近江日野商人館で展示=

近江日野商人館の正野館長が発見した史料の数々
(湖東・日野町)
 鎖国していた日本を震撼させたアメリカ海軍・ペリー提督が率いる黒船来航。嘉永六年(一八五三年)にペリー提督が浦賀に入港し、翌年、横浜で日米和親条約が結ばれて、今年でちょうど百五十年になる。この節目の年に、近江日野商人館の正野雄三館長(77)がこのほど、家人の許可を得て調査していた日野商人旧家(日野町大窪)の蔵で、書籍の間からペリー提督の肖像画や黒船の大略図、浦賀入港時の風聞書などを見つけた。

 近江日野商人館では、年三回特別展を開催し、毎回、テーマごとに町内の旧家などに保存されている史料を借り受け展示している。そのため、正野館長は、旧商人宅などに眠る史料の発掘調査を続けており、今回も史料収集の過程で発見したという。

 幕末の日本が近代化へ踏み出す第一歩となった黒船来航に関する発見史料は、ペリー提督や副将の肖像画、黒船の大略図、アメリカ蒸気船図といった絵画四点と、浦賀入港時の様子を記した風聞書とペリー提督が持参したアメリカ大統領の要求内容を綴ったアメリカ国書翰の文書二点の計六点。

 「日野商人の旧家にあったことに意味があり、六点揃っている点がとても興味深くおもしろい」と語る正野館長。日野商人は、江戸中期から昭和初期まで、関東に進出し出店を構え、商売をしていた。本宅にいる家族とは離ればなれの生活だったため、関東で起きた出来事や互いの様子を伝える手紙のやりとりを頻繁に行っていた。

 今回の史料も、関東からの土産話の一つにと持ち帰ったのではないかと見られている。史料の数々は、黒船来航の現地情報をもとに江戸で描かれたと考えられ、当時、ペリー来航に関する情報公開を幕府が禁止していたことから、幕府の目の届かないところで製作され有力者のみが手にできた高価なものであったと推測されている。文化人でもあった日野商人の高い情報収集能力と時代の流れをいち早く捉える鋭い直感力をうかがい知ることができる。

 「太平の眠りをさます蒸気船(上喜撰=よい茶のこと)たった四杯で夜も眠れず」といった狂歌が流行するほど人々は黒船四隻を恐れ、幕府も「相手に気のいらないことがあると大事を招くので、穏便専一にするように、たとえ異人が上陸して民家に立ち寄っても格別乱暴しなかったらそのままにしておくように」と指導していたことが浦賀風聞書に綴られている。

 また、アメリカ国書翰には、日本との貿易やアメリカ船への石炭・食料の供給、港の開港などの要求のほか、世界の流れにそって日本も改革することが必要であると強調している。

彦根藩の井伊家も防備にあたった黒船入港時の様子や異人の軍装、携行品などが絵で鮮明に描かれており、視覚を通して想像が膨らみ教科書から歴史が飛び出してきたような親近感を覚える。

 正野館長は、「難しく考えず、身近な日野商人の行動などを通じて、日本の歴史に触れてほしい。子どもたちが歴史に興味を持つきっかけになれば」と語り、これを機に人目に触れることなく蔵にひっそりと保管されている貴重な史料が今以上に出てくることを期待していた。

今回発見された史料は、二日から同館で開かれる「日野城下町開祖〜蒲生定秀展〜」と合わせて、「黒船来たる展」で一般に公開される。詳しくは、同館(電話0748―52―0007)へ。


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西の湖の文化的景観保存へ

安土・八幡の保存活用委員会・発足

国の地域選定めざし
=全国9カ所でモデル事業=

28日・近江八幡市役所で開かれた初会合
(湖東・近江八幡市)
 西の湖一帯の水郷が、国の重要文化的景観の地域に選定されることをめざし、この水域を共有する近江八幡市と安土町が「安土・八幡の文化的景観保存活用委員会」を発足し、28日近江八幡市役所で初会合が開いた。

 現在の西の湖は、大中の湖をはじめ主に戦後になって進められた周辺内湖の干拓により、水郷の豊かな自然と景観が消えて行った過程の中で、その一部を今に残す琵琶湖水系の原風景で、我が国最大のヨシ原が広がる数少ない湖沼水域でもある。

 恵まれた自然から産する淡水魚や養殖を中心とした漁業、ヨシ産業が隆盛を迎えた時期もあったが、高度成長化時代の到来と共に変化した生活形態や社会環境の移り変わり等により、豊かな自然の姿は消えていき、それに伴い恩恵も希薄になった。

 しかし、水郷が見せる四季の折々の風景やヨシ地の自然の営み、水郷と関わる地域の民俗文化などには人々の関心が年々高まり、失われた自然を取り戻す環境保全や観光資源としての活用など、西の湖一帯を本来の自然に再生する住民活動が活発になっている。

 こうした水環境の再生に向けた住民の取り組みや意識の高揚などの動きを受け、この水郷地域に保全の手をさらに加えていく方策の1つとして国の重要文化的景観の地域選定をめざし、少なくともこれ以上、残された自然が壊されないよう歯止めをかけるとともに、水郷文化の保存と水環境を蘇生する計画書を2年かけて作成することになった。

 国の重要文化的景観の選定は、国の名勝に替わる新しい自然と一体になった文化的景観を保全する先進的な取り組みで、いわば世界遺産の国内版。現在、国がモデル事業として全国9カ所を定めている。

 午後3時半からの初会合では、両市町から選出された西の湖の自然を守る環境団体の代表5人、景観、修景、建築、民族、文化史の学識者など委嘱委員6人、両市町長と担当職員合わせて計15人と文化庁記念物課調査官、県教委、東近江地域振興局の担当職員がオブザーバーとして出席した。

 役員選出のあと、対象地域の調査・研究の立案や保存管理計画の策定、市民向けのシンポジウム開催等の事業計画と予算を決めた。

 役員は次の通り。
▽委員長・樋口忠彦京大教授▽副委員長・濱崎一志県立大教授、柴田いづみ同大教授▽監事・白井貞夫八幡堀を守る会副会長、奥田修三氏(東近江水環境自治協議会)。 

 


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