滋賀報知新聞(ニュース)平成16年10月8日(金)第13920号


一般会計 2300万円の黒字

東近江行政組合15年度決算

安全で安心の暮らし面を充実
=防火指導や救命講習に力注ぐ=

(湖東・広域)
 東近江行政組合(管理者・川端五兵衛近江八幡市長)の十五年度一般会計決算は、実質二千二百九十七万円の黒字を示し、同特別会計の救急医療(二百三十八万円)と東近江ふるさと基金事業(百二十二万円)も同じく黒字決算となった。いずれも先月二十九日に開かれた九月定例議会で承認されている。

 一般会計の歳入総額(二十四億五千三百万円)のうち、構成二市七町からの分担・負担金は二十二億七千六百万円と全体の九二・七七%を占めた。このほか繰越金三千万円、名神への出動などを含む諸収入三千二百万円、国庫支出金二千百万円、県支出金九百万円、手数料収入四百万円などが主なもの。

 これでも不足するため、消防車両の整備に伴い財政調整基金から百万円、職員の退職金支払いに職員退職基金から三千四百万円を取り崩したほか、消防車両整備・更新に組合債四千三百万円を発行し切り抜けている。

 歳出総額は二十四億三千万円で、消防費二十一億八千七百万円(構成比八九・九八%)、次いで公債費一億六千五百万円(同六・八二%)、総務費七千六百万円(同三・一六%)、議会費百万円(同○・○四%)の順。

 性質別では、人件費や公債費の義務的経費が二十億七千二百万円(同八五・二七%)と前年に比べ一・七二%増加した。一方、物件費や維持補修費、補助費などの一般行政経費は一億五千七百万円(同六・四九%)と二〇・四四%の減少となった。

 将来への投資的経費は、一億三百万円(同四・二四%)にとどまり、緊急車両購入や消防緊急指令設備の整備などに充てた。財政調整や退職基金などに九千七百万円を積み立てている。

 主な事業は、高規格救急車(二千五百万円)や消防ポンプ自動車の更新(二台四千七百万円)などに取り組んだ。また、延べ一万人以上への防火指導ほか、上級(四十一人)と普通(四千三百六十五人)に救命講習終了証を交付し、二千五百人以上を対象に一般救命講習を実施するなど、技術指導を中心とした応急手当の講習に力を入れ、救急救命士二人を配備している。

 一方、救急医療特別会計では、休日急患診療の七十二日間に約八千九百人が利用しているほか、県下のトップを切って整備した二次病院、二次小児救急病院の三百六十五日体制の維持に努めた。

 ふるさと基金事業では、NPOネットワーク構築や活動支援策の検討ほか、統一PRを図る「ふるさと竜王夏まつり」への助成、観光振興を図るロケーション撮影「映画等誘致事業」にも取り組んでいる。


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入賞・入選作品など力作97点

感動ある風景との出合い

=11日まで 湖国を描く絵画展=

湖国滋賀の風景を描いた絵画展
(湖東・八日市市)
 第九回「湖国を描く絵画展」(県文化振興事業団主催)が十一日まで、県立八日市文化芸術会館で開かれている。入場無料。

 同展は、美術の振興と、作品の制作や鑑賞を通して湖国滋賀の美しい風景や心豊かな生活を守り、未来に引き継いでいくことを目的に毎年開催しているもので、今回も県内外から二百四十四点の作品が寄せられ、うち入賞三十一点を含む九十五点が入選を果たした。

 会場には一席の滋賀県知事賞に輝いた京都市の橋本敦子さんの洋画「八幡堀」をはじめ、身近にある風景や、祭、自然、人、生活、季節などが生き生きと描かれた、洋画、日本画、切り絵、水彩画、貼り絵の、入選全作品と審査員作品の九十七点が展示され、見ごたえのある作品展となっている。

 会場では、近隣から訪れた美術愛好家らが、一つひとつの作品を熱心に楽しんでいる。同展は、ここでの開催を皮切りに、長浜市、彦根市、大津市など県内五会場で十一月三十日まで巡回展示を行い、県民に湖国の風景のすばらしさを改めてアピールする。


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高い技術を後世に

「近江上布」を記録映像化

研究や後継者などの課題も
=秦荘町 伝統的工芸品として=

大勢が参加した映像記録発表会
(湖東・秦荘町)
 通商産業省指定の伝統的工芸品に指定された麻織物「近江上布」の製作技術を記録・伝承するために秦荘町教育委員会が制作した映像記録の発表会が、同町蚊野外の手おりの里金剛苑で三日開かれた。

 地域の古い歴史をもつ伝統工芸品でありながら、近年は衰退の一途をたどる近江上布、このままではその技術や文化を継承することさえ困難になってしまうのではという危機感から、平成十三年度に文化庁の「ふるさと文化再興事業」の支援を受け、染織の専門家や製造業者らが加わって映像記録制作委員会が組織され、撮影に取りかかり、約五か月かけて今年三月に三時間程度の映像記録として完成した。

 今回は、約一時間のダイジェスト版で上映、染色工芸家の卯川治男さんと、川口織物の川村隆一さんによる映像にそっての解説で、その高度な技術について理解を深めた。また、町教委町史編さん係の井上努さんから、記録映像撮影に向けた取り組みと、撮影で製作した三種類の反物や製作工程などについての説明も行われた。

 映写会前には、卯川さんから近江上布の歴史に関する研究発表もあり、「江戸時代には百万反製造されていた麻製品が、平成八年には六万七千反、同十三年には一万反余りになっている」や、「伝統的工芸品として一定地域で生産を形成しているという条件を満たすことができなくなれば指定をはずされる可能性もある」など、「伝統は生きものだ」と近江上布の危機を指摘し、今後の研究と後継者育成へ課題を投げかけた。

 会場には、一般参加者に麻織物関係者も加えて約百人が詰めかけ、熱心に映像を鑑賞し、改めて「近江上布」継承への思いを募らせた。

 町では今後、解説書制作やビデオ化に取り組み、来年度以降に希望者への販売も計画している。


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蒲生町木村のあかね古墳公園で 

=親子約80人 光に酔いしれる=

自分たちの夢を形に「ドリームハウス」
(湖東・蒲生町)
 蒲生町木村にあるあかね古墳公園にこのほど、「ドリームハウス」=写真=が出現し、秋の夜長に同町在住の親子らがその温もりある光の演出に酔いしれた。

 これは、蒲生町マックスクラブに加盟するネイチャークラブとみぞっこ探検クラブの公開事業で、クラブを指導しているNPO蒲生野考現倶楽部(森田英二理事長)が協力して企画したもの。

 公開事業「ドリームハウス作りと秋の星空観察会」では、二つのクラブに入会していない子どもたちの参加も受け付け、町内在住小学一年から六年生までの親子約八十人が参加した。

 個々の持つ技能を生かして地域貢献活動に取り組んでいる滋賀県建築士会青年部有志が考案した「ドリームハウス」は、二十枚のベニヤ板とネジのみを使って、作り手の自由な発想でドーム型に組み立てていくというもの。

 同青年部では、二次元から三次元へと変化する制作過程と木のぬくもりが体感できるドリームハウス作りを広める対外事業を通して、建築やものづくりの魅力を子どもたちに伝えようとしている。

 午後三時に古墳公園に集まった参加者は、同会青年部メンバーから「あまり作り方を言うと意味がないので、材料の数なども数えて取り組んでください」とごく簡単な説明を受け、早速作業へ。

 誕生月ごとに十二班に分かれた参加者は、材料を数えることから始め、組み立て方を入念に相談。部品ごとに組み立て最後に全部品を組み合わせていくという方法が多かったが、中には、土台からではなく天井部分から組み立て始めたりと、青年部メンバーでも思い付かなかった組み立て方を実践する班も表れた。

 約一時間半後、子どもたちがマジックで絵を描いたり、赤や青のセロハンを貼って飾り付け、小さな家十二戸が完成。また、班ごとに「スタードーム」や「みんなの願いがかなう家」、「クリスマスハウス」など名前も付けた。

 母親と参加した及川高浩君(12)は、「三段目からが難しかった。一番下を作って広げたときは、イメージ通りにいってとても楽しかった」と話し、想像力を働かせ自らもアイデアを出しながら作業に没頭していた。

 一旦帰宅して、午後八時に参加者は再度集合し、ドリームハウス内に明かりを灯し、ハウス内でトランプや三角座りでの対話を楽しみながら親子で夜更かしした。

●月のクレーター見えた!
 さらに、星空観察会では、元朝桜中学校校長の北村誓さんと教え子の同町市子松井の松崎彰二さんの二人が、設計から製作まで一貫して手掛けた精密な「手作り望遠鏡」を持参し、あいにくの曇り空だったが雲の合間から顔を出した月のクレーターを子どもたちに見せた。初めてクレーターを見た子どもたちは、「すごい!ごつごつしたのが見えた」とはしゃぎ回り、肉眼では見えないものが見える夢にような感動を味わった。


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今後の方向性見い出す

13日から「住民説明会」

=蒲生町内37会場で=

(湖東・蒲生町)
 二町合併の破たんで新たな道を模索している蒲生町は、町民の意見を集約し今後の方向性を見い出すことを目的に開催する「住民説明会」の日程をこのほど、正式に決めた。

 当初十五日からの開催予定だったが、日程調整をした結果、十三日からとなった。町四役を筆頭に四班体制で、二十五日までに、町内三十七会場で住民説明会を開く。

 現在の財政状や今後の財政収支の見通しについて図表などで分かりやすくまとめた参考資料と住民説明会の日程表は、区長を通じて説明会開催前までに全戸配布される。
 なお、住民説明会の日程と会場は次の通り。いずれも開催時間は、午後七時半から。
【13日】蒲生堂会場▽市子沖会場▽川合畑田会場▽岡本会場(岡本公民館)
【16日】長峰会場▽上南会場▽川合東出会場▽上麻生会場
【17日】宮川会場▽市子殿会場▽川合西出会場▽下麻生会場
【19日】宮井会場▽市子松井会場▽川合本郷会場
【20日】平林会場▽川合上本郷会場▽大塚会場
【21日】木村会場▽石塔第二会場▽葛巻会場▽田井会場
【22日】稲垂会場▽綺田会場▽寺会場▽大森会場
【23日】石塔第一会場▽横山会場▽あかね文化センター会場▽鈴会場
【24日】長峰会場▽桜川東会場▽桜川西会場▽鋳物師会場
【25日】市子川原会場▽外原会場▽合戸会場  

 


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