滋賀報知新聞(ニュース)平成16年10月19日(火)第13928号


八日市市芸術文化祭がいよいよ開幕

市民参加のロングラン祭典

=12月まで 美術・音楽・展示・発表など=

滋賀報知新聞社賞・山本健人くん(八日市南6年)の「夏」
(湖東・八日市市)
 市民参加による「芸術の秋」を約二か月にわたって繰り広げる「八日市市芸術文化祭」が今年も開幕した。八日市美術協会による「秋の小品展」、市内小学校児童の作品を紹介する「MOA美術館児童作品展」が、先週末から開かれている。

 「秋の小品集」は市立図書館で二十一日まで開催。八日市美術協会会員二十一人による写生会や、湖国の風景、人物、花など静物、の作品四十一点、個性豊かな日本画、洋画、水墨画、切り絵などの作品を展示、美術愛好家や図書館利用者の目を楽しませている。

 「MOA美術館児童作品展」(エム・オー・エー美術・文化財団、同展実行委主催、文部科学省・全国子ども会連合会・県・市・滋賀報知新聞社・報知写真新聞社など後援)は十六・十七日の二日間、県立八日市文化芸術会館で開催された。

 「生命を尊ぶ」「心豊かな人間」形成を目的に毎年開催され、十六回目を迎える今年は全国で二十九万点の応募があり、八日市市でも二百五十五点の作品が寄せられ、全作品が展示された。会場では、子どもと一緒に作品をレンズに収める家族連れや、孫の作品を探し当てて喜ぶ祖父母らのほほえましい姿が見られた。


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能登川町長選 きょう告示

宇賀氏VS谷本氏

合併問題争点にゴング
=「是か非か」まちの分岐点=

(湖東・能登川町)
 合併問題をめぐり、有権者に歴史的判断が委ねられる能登川町長選挙。出馬を表明する宇賀武氏(56、町議会議長)=今=と谷本善弘氏(65、住民団体会長)=佐野=の両陣営は、前哨戦から火花を散らし合い、本番に向けて準備を整える。新しいまちづくりのため合併するのか、それとも痛み分けをしながら単独の道を歩むのか、将来をかけた戦いが、きょう十九日から始まる(文中敬称略)。

 宇賀氏は、将来のまちづくりと合併問題を焦点に「財政の立て直しと福祉社会の確立を図り、徹底した情報公開に基づく合併の推進で確かな未来を見つめたい。また、町民と行政が対話できるキャッチボールが大切であり、企画段階から意見を頂戴する住民参画を実現したい」と刷新を訴え、地元今区の青壮年部や女性部、同級生らを中心に輪の広がりを見せる。

 また、町の浮沈をかけた戦いとして自民・公明もバックアップし、「展望が見えなくなった日野町の二の舞になってはいけない」と危機感を募らせる。

 現在、各字ごとに一〜三人、全体で約二百人の代表者を置き、後援会(田邊弥三雄会長)には町民の六割が入会した。選挙期間中には、一日三〜五個所での個人演説会や選挙カーで街宣活動を行い、支持拡大を狙う。出陣式は午前九時から今草の根ハウスの選挙事務所で。

 一方、谷本候補は、町が要請する東近江市(1市4町合併後の新市)との合併を白紙に戻し、当分の間、単独町制の道を歩むことを訴えており、合併反対を唱える共産党のほか、教職員組合や母親連絡会ら六団体による「ふるさと能登川町を守りよくする会」を選挙母体にする。

 また、町長の報酬一割カットや交際費の減額、町長専用公用車の廃止等で財政改革に着手することを挙げ、長年の教師生活や労働運動の経験を町民の暮らしの充実に役立てたいと訴える。

 いま、町財政は町税の落ち込みに加えて国の補助金・交付税削減で今年度だけでも二億千三百万円ダウンし、負債は百九十一億三千万円(特別会計を含む)にも膨れ上がる。今後、五〜十年で危機的な状況を迎えるといい、公約の報酬一割カット等では追いつかず、単独を納得させるだけの政策を打ち出せるか注目される。

 早くから「よくする会」の宣伝車巡回や街頭演説を行い、共産党の組織票に加えて無党派層の票獲得に動く。出陣式は午前九時頃から垣見の選挙事務所で。


能登川町議選
選挙か無投票か
最終受付まで不安定


 町議会議員選挙の立候補予定者は現在のところ十三人、ともに届け出の事前書類審査を済ませたが、一現職と一新人のいずれかが辞退の感もあるといい、一人オーバーの少数激戦もしくは無投票か、受け付けのきょう午後五時まで不安定だ。年齢は投票日現在(文中敬称略)。

 予定者は、八期の大橋平治(75、垣見)と共産六期の藤田淳子(59、長勝寺)、三期の日根野繁(70、神郷)、川南博司(69、川南)、寺井好男(65、佐野)、二期の小島隆司(68、躰光寺)、冨江旭男(66、福堂)、村田正弘(65、伊庭)、山本眞喜(60、垣見)、一期の田辺嘉右衛門(60、伊庭)と、新人の大橋市三(56、種)、杉田米男(56、山路)、小川勝弘(45、垣見)の計十三人。

 立候補受け付けは十九日午前八時半から午後五時まで、町防災コミュニティーセンター二階で。十月十八日現在の有権者数は一万八千五十二人(男八千七百六人、女九千三百四十六人)。


立候補予定者(定12―13)
大橋 平治 75 無8 垣見
藤田 淳子 59 共6 長勝寺
日根野 繁 70 無3 神郷
川南 博司 69 無3 川南
寺井 好男 65 無3 佐野
小島 隆司  68 無2 躰光寺
冨江 旭男 66 無2 福堂
村田 正弘 65 無2 伊庭
山本 眞喜 60 無2 垣見
田辺嘉右衛門 60 無1 伊庭
大橋 市三 56 無新 種
杉田 米男 56 無新 山路
小川 勝弘 45 無新 垣見


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心待ちにした1年ぶりの再会

日韓の中学生 友情と絆育む

=蒲生町でホームステイ=

送別パーテイで写真撮影や住所交換する日韓の中学生ら
(湖東・蒲生町)
 蒲生町と姉妹都市提携を結んでいる韓国の場岩面(チャンアンミョン)から青少年日韓親善文化交流団一行が、十二日から十五日までの三泊四日の日程で同町を訪れ、両国の中学生同士が固い絆と友情を育んだ。

 蒲生町と韓国場岩面は、先人が築きあげた歴史的つながりを大切にしながら、平成三年から両国中学生が隔年で訪問し合い、ホームステイなどで若い世代間の交流を続けている。

 今回、来日した交流団一行は、昨年、朝桜中学校の生徒を受け入れたホームステイ先の中学二、三年生八人(男二人、女六人)と校長、教諭の計十人で、一年ぶりの再会となった。

 十二日に到着し、場岩面の生徒らは早速ホームステイへ。翌十三日には、朝桜中学校を訪問し、体育館で琴・太鼓など日本の伝統楽器を交えたブラスバンド部の演奏やハングルで書かれた色紙プレゼントなどの歓迎を受けた。

 また、朝桜中の生徒からは「ヨン様は韓国でも人気がありますか」といった質問も飛び出した。その後、場岩面の生徒らは、英語や体育など日本の授業を体験し、蒲生北小学校で給食を食べ、交流の歴史をひも解く石塔寺などを見学した。

 言葉の壁を越え分かり合えてきた頃に訪れる別れのとき。十四日に、あかね文化センターで「送別パーティー」が開かれ、ホームステイ先の家族や蒲生町国際親善協会役員、学校・役場関係者ら約四十人が参加した。

 送別パーティーでは、朝桜中の生徒が校歌を歌ったり、場岩面の生徒によるリコーダー演奏と韓国で流行っているダンス披露で盛り上がり、肩を組んでの記念撮影や住所交換など思い出を語り合いながら残りの時間をともに過ごした。最後は、参加者が作ったアーチの間を交流団一行が通り抜け、会場を後にしたものの、外に出た途端、溢れ出す涙を堪え切れず号泣する場岩面の中学生の姿も見られた。

 来日を心待ちにしていたという朝桜中三年の向井茜さん(15)は、「ココスに食事に行ったり、プリクラを撮ったりした。芸能人やドラマなどについて夜中まで語り明かして、とても楽しかった。日韓の文化は似ているけど、少し違う部分もある。でも、百済文化の影響を強く受けていることを交流を通じて知った」と語り、向井さん宅にホームステイした李禮珠(イヨチュ)さんは「(歴史的な)感情があったけど、親切な心ややさしさに触れ、その意識がなくなった。文通などで交流を続けたい」と永遠の友情を確かめていた。

 朝桜中の岡谷ふさ子校長は、「滞在は短かったが、互いの違いを肌で感じ、さらに良さを再認識してもらえ、国を越えて友情が深まったと思う。この交流が、国際理解教育の一環として続き、国際貢献のできる人材育成につながれば」と話し、両国の懸け橋となる生徒の活躍に期待を寄せた。


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田んぼで暮らす生きた化石

ユーモラスな「ホウネンエビ」

=蒲生町内民家で約20匹ふ化=

薄緑色半透明のホウネンエビ
(湖東・蒲生町)
 約二億年前の古代石灰紀の地層から発見された化石と姿形が同じで生きた化石とも呼ばれている「ホウネンエビ(豊年蝦)」。蒲生町岡本の図司安博さんが、所有する田んぼで見つけ、水槽の中でふ化したホウネンエビ約二十匹が独特の泳法を披露している。

 図司さんは、六月末の田んぼの水抜きの際にホウネンエビを見つけ、その風変わりな動きに魅せられ水槽に移し飼育していたが、二、三週間で死んでしまったため、水槽の土を少し残して屋外に放置していた。最近になって、台風の影響などで雨水がたまった水槽に目をやり、ホウネンエビがふ化しているに気付いたという。
独特の泳法を披露するホウネンエビに釘付け!

 ミジンコにも似た薄緑色半透明のホウネンエビは、甲殻網無甲目ホウネンエビ科に属し、体長は約二センチで甲を持たず、十一対の脚がある。寿命は三十日から四十日だが、卵が乾燥状態でも死滅せず、環境に適応しながら子孫を確実に残す。高めの水温や肥えた土壌、水質など一定の条件が整えばふ化し、「大発生する年は豊年になる」との言い伝えもある。

 今回は、晴天続きで雨水が太陽で温められたことにより初夏と同じ状態が生まれ、水槽の中の土に産み落とされた卵がふ化したのではないかと考えられる。

 背中を下にして十一対の脚をヒラヒラさせながら泳ぐ姿は、ユーモラスでどこか神秘的。図司さんの孫・啓人君(2)も「おとといっぱい」と不思議な動きに釘付けになっていた。


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心の交流で福祉の心

「ふれあい子どもネットワーク」事業スタート
小学生が実体験で「お年寄り」を知る講座

=近江八幡市=

ひまわり館で開かれた「ひろげよう福祉のこころ、ふれあい子どもネットワーク」の開講式
(湖東・近江八幡市)
 子どもたちが近所の高齢者と接する機会を提供し、福祉の心を育てるとともにお年寄りとの継続的な心の交流につがることをめざす近江八幡市の「ひろげよう福祉のこころ、ふれあい子どもネットワーク」事業がスタート。活動の拠点となるひまわり館で10日、開講式が行われた。

 同事業は、世代の枠を越えて地域の子どもたちが近所の一人暮らしの高齢者宅を訪れて、お年寄りと会話したり、元気かどうかの様子をうかがったりして自然に仲良くなっていく中で、お年寄りが日頃思っていることや日常生活の中で困っていることなどに子供の視点で気付き、自分は何を手助け出来るのかを考える福祉の心の芽生えに重点を置いた取り組みで、一人暮らしのお年寄りにとっても元気な近所の子供の思いやりがうれしくなる日々が提供出来ればとのねらいがある。子どもたちは、小学4〜6年生を対象にした事前公募で28人が集まった。

 開講式には、各地区の民生・児童委員と保護者らが出席し、事業の進展を見守った。開会のあいさつに立った藤井稔弘健康福祉部長は「高齢化社会を迎え、地域の中で一人暮らしのお年寄りが増えました。子どもたちに介護活動は難しいが、簡単な手助けや心のケアーは工夫しだいで出来ます。お年寄りとふれあい、自分たちに何が出来るかを感じ取ってもらって行動を起こしてください」と呼びかけた。

 このあと、一人暮らしの高齢者宅や介護施設を訪問するときのマナーや市内の高齢者の現状の話を聞いてお年寄りの生活の知識を深め、指導を兼ねて一緒に訪問する民生委員や福祉協力員にお年寄りについて聞きたいことやお願いしたいことを手紙に書き留めた。

 講座は、11月28日までの土・日曜日の計6回開かれ、目や手足が不自由になったときの疑似体験を通して高齢を迎えて現れる障害とは何なのか、また介護とはどういうことなのかなどを学んだ上で福祉施設や一人暮らし宅の訪問に出かけて感じとる。

 訪問活動時は、オリジナルマーク入りのスポーツウェアを制服として着用し、訪問で何をしたかや、感想、お年寄りから聞いた話しなどを記録ノートに記し、閉講日にまとめを発表することにしている。

 お年寄り宅の訪問は、子供2人と民生委員が1組となって11月6日と13日の2回実施する。対象は、閉講後も子どもたちが継続して訪問する。 

 


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