滋賀報知新聞(ニュース)平成16年10月28日(木)第13936号


谷畑氏リード広げる

31日告示の湖南市長選挙

関 氏 自民で旧石部町をテコ入れ
=今井氏 街宣で知名度アップ=

(湖南・湖南市)
 新市「湖南市」の市長選挙が、三十一日に告示、来月七日に投開票される。選挙には、前甲西町長の谷畑英吾氏(38)、元同町長の関治夫氏(69)、湖南市議の今井洸一氏(64)が名乗りを上げており、三つどもえが予想される。告示を前に各陣営は、無党派層の票取り込みを狙って、火花を散らしている

◆無党派層の対策強化
 「後援会の輪を広げて勝利できるよう奮闘してもらいたい」。この十六日、谷畑氏の後援会事務所開きで、民主党で地元選出の奥村展三衆議院議員は三百人を前に激を飛ばした。林久美子参議院議員も応援に駆けつけた。
 同党の支援組織である連合の推薦する谷畑氏だが「市民党として幅広く支援を集めたい」と、政党の推薦は取り付けない。後援会の女性部「こすもすの会」も、自民、民主の関係者が呉越同舟となっている。また二十、三十代の青壮年でつくる「EIGO(えいご)サポーター」が、機動力を発揮して無党派層に切り込む。
 選対本部長の矢野進次市議は「ミニ集会は一日に二、三回開き、地盤の旧甲西町東部だけでなく、西部の菩提寺地区でも手応えを感じてきた。旧石部町については当初は難航していたが、連合推薦で好転の兆し。市議会最大会派・新政会が陣営に入り、勢いがついているが、上滑りしないよう組織を引き締めたい」としている。
 
◆旧石部町が頼みの綱
 市民派を掲げる関氏も無党派層へ支持を訴えるが、組織不足を補うため自民党に頼らざるをえないのが実情だ。旧甲西町内は地元・菩提寺地区の支援者らでつくる後援会が動くが、旧石部町では同党石部支部が支援する。
 同党石部支部長の大隈三郎市議は「甲西支部が自主投票を決めた。当初はうちも同様の方針だったが、連合が谷畑氏を推薦しているため、自民も関氏を推すべきとの意見が大勢を占め、関氏支援を決めた」と話した。
 旧石部町内は、同党支部とともに保守系市議会派「湖南クラブ」のうち同町から出ている市議七人が、総括責任や選挙対策本部長、遊説の副担当に就いて臨んでいる。旧甲西町では、地元の菩提寺地区で立て直しを図り、三雲、岩根などの東部への食い込みも図る。
 関氏は「告示前のミニ集会は開かず、あいさつ回りに徹する」としている。
 

◆福祉のまち訴える
 今井氏は、共産党や年金者組合甲賀支部などがつくる「くらしを守るまちづくりネットワーク」が母体となっている。同氏は他の二氏のような町長経験でないため、駅立ちで知名度アップに努めている。
 同ネットの会員が知人へ入会を呼び掛けるほか、街頭でのビラ配り、立候補予定者のJR三雲・甲西・石部駅の朝立ちで支持拡大を目指している。二十三日は、くらしを守る市民のつどいを湖南市三雲会館で開き、選挙戦へ弾みをつけた。
 今井氏は、「市民生活に直接関わる水道料金、介護保険料などが置き去りにされたまま合併が行なわれた。幅広い住民の声を代弁するため、住民団体から市長選にのぞみ、公立病院建設、住民本位の新市建設を進める」と訴えている。
 
◆谷畑氏追う関、今井氏
 旧甲西町では谷畑氏が、関、今井の両氏を引き離している。旧石部町は近年、選挙への投票率は低迷しており、昨春の町長選挙は五一・一六%にとどまった。今回は立候補予定者が出なかったため、選挙への関心は低いとみられる。このため有権者の六割以上を占める新興住宅で、無党派層の支持を取り付けられるかが明暗を分けそうだ。


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たばこ税9月から大口がストップ

揺れる栗東市の新幹線新駅問題

住民懇談会で反対相次ぐ
=さらに税収が大幅減収か=

周辺市長からも反乱の新幹線
(湖南・野洲市)
 無投票で野洲市長に初当選した山崎甚右衛門氏は二十四日夕、同市の選挙事務所で支持者らと万歳を三唱した。国松善次知事、国松正一栗東市長らがお祝いに駆けつけた中、テレビ局のインタビューで山崎氏は、東海道新幹線びわこ栗東駅(仮称)の建設について「今の状況では市民の理解が得られず、市としての負担はノーだ」と言い切ると、支持者の間から「そうだ」と拍手が鳴りやまなかった。国松知事と国松市長は、思わず苦笑いする場面もあった。このように周辺各市から反乱が起こっている東海道新幹線びわこ栗東新駅(仮称)問題を追った。       【石川政実】


 ●新幹線より福祉を
 栗東市は、十八日から二十九日まで、市内八学区で新幹線栗東駅の建設に理解を求める住民との懇談会を開始している。この二十三日の大宝公民館での懇談会には住民約百人が出席した。

 市民から「市民一人あたりの借金が七十三万円と他市に比べてもトップなのに、さらに借金をして大丈夫か。また新駅建設費の負担金二百四十億円の負担割合はどうなっているのか」との質問が相次いだ。

 市は「負担金は、野洲、湖南、甲賀の三市長が決ってから、調整会議で話し合うことになる。新幹線新駅など新駅関連経費六百五十億円のうち、当市の持ち分は約二百九十億円だが、(投資に見合う)税収の波及効果内で償還できると見込んでおり、一般会計には影響がない。また一人当りの借金が多いのは、環境センターなど建設的投資を行ってきたからだ。たばこ税制の改正、三位一体の改革、県の構造改善プログラムなどで、確かに市を取り巻く環境は厳しい。十七年度、たばこ税は十一億円程度の財源不足になる」と説明した。

 また市民から「(国松市長になってから)幼稚園ではバス代負担が増えたり、高齢者への祝い金が見直されたりと、福祉切り捨てが目立っている。新幹線建設を後戻りする気はないか」との声もあった。

 ●市長、前進あるのみ
 国松市長は「福祉は大事だが、個々の事業の見直しも必要だ。子育ては、まず親が自分で育てるべきもの。もうお年寄りに一律でお金をばらまく時代ではない。新幹線には、すでに百八十億円もの先行投資をしており、前進あるのみ。後退すると、JRとの協議もあり、損害賠償も起ってくるだろう。地権者との話も大変だ。市が取得した土地百億円に対する含み損が出てくるため、今度は税金を注ぎ込んでいかなければならなくなる。それなら新幹線を進めるべきだ」とした。

 市では、たばこ税制の改正で、十七年度に約十一億円の税収の落ち込みを見込んでいるが、本紙の調査では十六年度も予断を許さない状況だ。毎年、平均三十五億円のたばこ税収があるが、このうち六割の約二十億円がJTR社分と見られる。しかし、同社は同業H社を市が優遇しているという不満から、この九月、十月にわたり同社分の税収はほとんど入れておらず、このままでは十六年度のJTR社分は約半分の九億円弱にとどまる見通しだ。このため、たばこ税収は、十六年度約二十億円、十七年度十三億円となり大幅減収が予想される状況で、新幹線問題は足元から大きく崩れ出す可能性が出ている。


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モロコ・フナを地域で養殖

大津で研究会の設立総会

=湖魚素焼き、ナレズシ試食会も=

(湖西・大津市)
 滋賀県ホンモロコ・フナ養殖研究会の設立総会が、十一月七日午後一時からウォーターステーション琵琶(大津市黒津)で開かれる。同会の取り組みは、年々減少するホンモロコ、ニゴロブナをため池や減反水田などで養殖することで、モロコの佃煮やフナズシなどの湖国の伝統食を守るとともに、農山村地域の産業振興につなげようとするもの。

 当日は、設立総会に続いて、秋山廣光さん(県立琵琶湖博物館学芸員)の講演「琵琶湖の魚類の今昔」、交流会ではモロコの素焼き・佃煮やワカサギ、アユ、ブラックバスのナレズシの試食会が予定されている。

 参加無料。申し込みは、氏名、年齢、住所、電話番号を十一月四日までに〒524-0016守山市荒見町三八五、研究会設立準備発起人会の代表・田中健雄さん(TEL/FAX077-585-0192)へ。


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蒲生町文化祭の超目玉

実力派声楽集団によるコンサート

=29日 あかね文化センターで=

本物の歌声を響かせるびわ湖ホール声楽アンサンブル
(湖東・蒲生町)
 蒲生町文化祭実行委員会(田中博委員長)は、同町文化祭のメインイベントとして、「びわ湖ホール声楽アンサンブル―あかね公演―」を二十九日に同町あかね文化センター大ホールで開催する。

 「町制50周年記念〜芸術文化に親しむつどい〜」と題して行われる同町文化祭は、二十九日の公演を皮切りに、三十日の町制五十周年記念講演・アラカルトオンステージ一部、三十一日のアラカルトオンステージ二部・カラオケ歌まつり、十一月三日の親子映画大会「リロ&スティッチ」まで続く。

 中でも、最大の目玉は、実力派揃いの声楽家集団・びわ湖ホール声楽アンサンブルによるコンサート。第一部「日本の歌・世界の歌」では、“大きな古時計”や“ふるさとの四季”、“となりのトトロ”、天使にラブソングをより“ヘイル・ホーリー・クィーン”などを披露する。

 また、第二部「オペラとミュージカルの世界」は、ミュージカルのマイ・フェア・レディより“時間どおりに教会へ”やサウンド・オブ・ミュージックより“エーデルワイス”、歌劇の椿姫より“乾杯の歌”など、本物の歌声をホールいっぱいに響かせる。

 開演時間は、午後七時。入場料は無料だが、入場整理券が必要。来場者先着二百人には環境グッズが進呈される。

 入場整理券の有無は、あかね文化センター(電話0748―55―0207)まで問い合わせる。


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ボランティア募集

沖島の古道整備

=11月28日=

(湖東・近江八幡市)
 沖島21世紀夢プラン推進委員会は、琵琶湖に囲まれた昔の豊かな自然が楽しめる環境の復活を目指して実施する沖島の尾山古道の整備作業に参加してもらえるボランティアを募っている。

 実施日時は11月28日の日曜日、午前9時〜午後2時半まで。小田が浜に集合し特別船で沖島に渡り、委員会のメンバーや沖島の住民と一緒に尾山の頂上に向かう古道の下草刈りや雑木の除去を行う。

 実際の作業時間は、午前10時から昼までの予定で12時半に一旦解散し、各自持参の弁当を琵琶湖を眼下に望むお花見広場で囲む。

 参加申し込みと問い合わせは、11月10日までに市文化政策課内の同委員会事務局(電話0748-36−5561)へ。 

 


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