滋賀報知新聞(ニュース)平成16年11月4日(木)第13942号


啓発用パンフを随意契約

ここ数年の新幹線栗東駅促進協

市の財務規則を無視
=『不透明』と一部市議も批判=

写真はエフアイが作成したパンフ
(湖南・栗東市)

 東海道新幹線(仮称)びわこ栗東駅設置促進協議会(会長=国松善次知事)が啓発用パンフレットの作成にあたり、栗東市議会議員が社長を務める業者と随意契約を結んで発注していたことが滋賀報知新聞社の調べで分かった。栗東市が事務局を担当している促進協議会は、県民の血税で運営されているだけに、同市の財務規則に基づかずに随意契約を安易に行う同市新駅設置対策課(促進協議会事務局)に対し、市議の間からも「極めて不透明だ」と不信感を募らせている。           

【石川政実】

 促進協議会は、滋賀県、栗東市、大津市(同市は脱退したと主張)、草津市、守山市、野洲市、甲賀市、湖南市などが構成メンバーとなり、それぞれ事業費を負担している。事務局は栗東市新駅設置対策課内に設置され、調査や啓発、要望活動を行っている。

 促進協議会の十五
年度決算は、収入は県負担金七百二十四万円、栗東市を除く三市九町(市町村合併前)同五百四十六万円、栗東市同千三百万円、前年度からの繰越金百二万円の計二千六百七十二万円、支出は調査・会議費二百六十五万円、波及効果調査費千二百三十九万円、啓発費百十五万円の計千六百十九万円となり、八百六十二万円を次年度に繰り越している。支出の啓発費百十五万円の大半は、パンフレット作成と見られる。

 ちなみには、十四年、十五年度に促進協議会が印刷物で随意契約を結んだ一覧である。十五年度のパンフレット作成は、促進協議会が(株)エフアイ(本社・栗東市)と随意契約をし、百十二万円で発注した。市では、印刷物を発注する場合、財務規則で五十万円以上は、原則的に随意契約は行わないことになっている。ところが促進協議会では、市の登録業者でないところと随意契約を行っていたのだ。さらに地方自治法では、原則的に、議員が自治体の請け負いをするのを禁じている。

 市新駅設置対策課は「新幹線の写真などで同社が版権を持っていることや、市内で高度なデザインをできるところがなく、同社と随意契約をここ何年か結んでいるもの」と説明している。

 しかし本紙が「新幹線の写真は京都駅に行って撮影すればいい。市内でもデザインができる印刷業者はあるはずだ。また他市には優秀な業者がいっぱいあるのに、なぜ栗東市の業者のみと随意契約を結んだのか」と質したところ、「市議からも同様の指摘があり、今後はどのような入札制度がいいのか検討したい」(市担当者)と弁明に終始した。

 エフアイの代表取締役社長の北野一郎市議(十五年度は市会議長)は、本紙取材に対し「競争入札でなく随意契約になったのは、当社の提案力が高く評価されたためだと受け止めている。私が議員である関係上、市の仕事は控えており、バッジの力で仕事を取ったことなど一度もない」と話した。

 新幹線新駅に反対し住民投票で是非を問う署名運動を行っている新幹線栗東駅・住民投票の会(玉田実代表)はこの四日、八千人の署名を市選管に提出する予定だが、玉田代表は「市や促進協議会の支出には不透明なところがあまりに多い。随意契約もその一つだろう」と見ている。促進協議会は、十六年度についても、この夏まで先の業者と随意契約を続けていただけに、市民からも厳しい目が注がれそうだ。


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JR手原駅、今月中旬完成

白亜の壁、入母屋造りの和風外観

=市民ギャラリーでまちの情報発信=

外観をあらわした新しいJR手原駅
(湖南・草津市)
 JR草津線・手原駅(栗東市手原)の建設工事が、今月中旬の業務開始を目指して急ピッチで進められている。同市がJR西日本と契約し、今年一月に着工した。総事業費用として約六億三千万円を投じ、これまで地平型の構造だったのを、南北口を自由通路で結ぶ橋上タイプに改築した。

 外観をあらわした新しい駅舎は、市内を通る旧東海道沿いの町並みをイメージさせる入母屋造りと白亜の壁でまとめられている。計画によると、コンセプトとして「歴史・和風」「風格」「時代の変化に耐えられる」「インパクト」を盛り込んでいる。

 大きな特徴は自由通路で、南北口のアクセスを大幅に向上させた。通路内には市民ギャラリーが設けられ、商工会が産業振興を図る展示を予定。このほかにも、文化活動しているサークルや個人、幼稚園・小中学校、高校の作品展、伝統文化の紹介を開いていきたいとしている。

 同市新駅設置課は「栗東市は旧東海道が通り、街道文化が栄えた地域でもあるので、地域に埋もれた観光資源を掘り起こし、情報を発信できる駅にしたい」と期待している。

 なお、工事は来年二月まで続けられ、プラットホーム屋根の取り付けなどが行なわれる。


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カップラーメン、飲料水など

栗東市 新潟地震で救援物資

=日赤と共同募金会が義援金募る=

(湖南・栗東市)
 新潟県中越地震で、栗東市は先月二十七日、カップラーメン五千食と二リットルの飲料水千本などの救援物資を被災地へ送った。

 搬送にあたったのは課長、係長級の職員六人で、同日午前十時前、市役所前で出発式を行なったあと、二トントラック二台とワゴン車一台の編成で同県川口町、小国町へ向かった。現地には同月二十九日までの二泊三日とどまり、物資搬送と人的協力を行なったほか、今後の災害計画に生かすため調査も実施した。

 同市住民自治課は、「滋賀県においても地震発生の可能性が指摘されており、人ごととは思えない。派遣された職員の報告を今後の防災に生かしたい」としている。

 守山市も同月二十六日、飲料水や子ども用おむつなどを、災害応援協定を結んでいる豊栄市と、小千谷市へ送った。

 なお、日本赤十字社県支部と県共同募金会は、被災地を支援する義援金を市町村役場や社会福祉協議会で現金で受け付けている。振込先は次の通り。

 ▽郵便振替00530-2-2000「日本赤十字社新潟支部」(通信欄に新潟地震と明記)▽郵便振替00630-5-14477「社会福祉法人新潟県共同募金会」▽北越銀行県庁支店普通預金248090「社会福祉法人新潟県共同募金会」▽第四銀行白山支店普通預金1579383「社会福祉法人新潟県共同募金会」▽大光銀行新潟支店普通預金252851「社会福祉法人新潟県共同募金会」


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湖都で日本一の歌声喫茶

大津市商店街連盟が参加募集

みなで歌えばなお楽し♪
=12月10日 びわこホール1800人=

膳所駅前の喫茶店で昨年春に開かれた歌声喫茶
(湖西・大津市)
 大津市商店街連盟は、十二月十日午後五時半からびわ湖ホール(大津市打出浜)で千八百人による日本一大規模な歌声喫茶を開く。歌声喫茶は昭和三十年代に全盛だったもので、客がコーヒーを飲みながら生演奏に合わせて合唱する観客参加型のライブ。今春、東京上野公園・水上音楽堂では千三百人の歌声喫茶が催されており、今回はこれを凌ぐ規模。主催している同連盟は「ホールを埋め尽くす参加者で合唱して不況を吹っ飛ばそう」と意気込んでいる。

 同連盟は毎年、合同の大売り出しを実施して消費者へのアピールを図ってきた。ところが近年、イベント効果は薄れ、企画そのものを見直す声が上がっていた。そこで目をつけたのが、中央銀座商店街と膳所駅前商店街がノウハウをもつ「歌声喫茶」だ。

 両商店街は街の活性化を目指して、三年前から共同企画で三十│四十人規模の歌声喫茶を交互に開催してきた。五十〜六十歳代が若者時代を懐かしんで参加し、アコーディオン演奏にのせて童謡から歌謡曲、ロシア民謡などを合唱した。参加者からは「楽しかった。今度はいつやるの?」と、次の開催を催促されるほど好評だった。

 実行委員長の雨宮優さんは歌声喫茶の魅力について、「上手に歌えなくても、皆で歌うことで参加者全員が一体になれ、充実感が味わえる。また、不況の中でがんばる商店街の応援歌になればうれしい」と話している。

 入場無料。小学生以下の参加は不可。希望者は所定の応募用紙に必要事項を記入し、十日までに〒520-0806大津市打出浜二-一、コラボしが21内、同連盟「日本一の歌声喫茶」実行委員会(077│511│1526)へ。整理券を今月末に郵送する。


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2村合併から半世紀を回顧

6日安土町制50周年記念式典

大野氏と樋口氏に名誉町民称号
=午後から「歌と映像で振り返る50年」=

ちょうど今から50年前(昭和29年ごろ)の下豊浦の西の湖の入り江(村瀬永太郎さん所有)
(湖東・安土町)
 安土町の町制50周年を祝う記念式典があさって6日午前10時から文芸セミナリヨで行われる。
 安土町は昭和29年(1954)4月1日、安土村と老蘇村が合併して誕生。当時は旧村意識が根強く残り、安土町役場が両村の中間位置に建設されたのは、当時の逸話として今も残っている。

それから高度成長期を迎え、日本が経済大国への道を進むと共に安土町内にも住宅開発の波が押し寄せ、新興住宅地が急増、現在では全世帯の30%余りを占めるようになった。
半世紀の間、生活の利便性と引き替えに大きく変わった生活環境。中でも食糧増産の国策で進められた琵琶湖内湖の埋め立てで、町内の水環境は様変わりするまでに至った。
半世紀後の現在の様子(やすらぎホール前)

一時期、余りにも自然と共存することの大切さを忘れたために、失った自然環境は大きかった。いま、取り戻す住民活動が重視される時代を迎えている。

記念式典では、こうした町の半世紀の移り変わりに視点を向け、当時の人々の生活や刻まれた歴史を回顧しながら、新しい出発に向けての1つの節目に町民や行政関係者が集い、今後のまちづくりに思いを寄せる。

 式典では、町民顕彰の唱和、公職物故者への黙祷に続いて津村孝司町長が式辞を述べる。この後、50周年のシンボルキャラクターの入選者の発表、今回新たに名誉町民に決まった成安造形大学教授・大野俊明氏とアサヒビール相談役・樋口廣太郎氏に称号の授与が行われる。また、表彰の部では、これまで町の発展に貢献した121個人、2団体に表彰状が贈られる。

 式典終了後、午後1時半からは「歌と映像で振り帰る50年」と題したメモリアルステージが行われる。安土中学生12人が2人1組のペアーとなって司会を務め、合併直後の昭和29年当時の流行歌「岸壁の母」からスタートして「学生時代」、「ブルーライトヨコハマ」、「ルビーの指輪」、「世界にひとつの花」まで各年代のヒット曲計13曲をメロディーにしてプロの楽団と安土小、中学校のブラスバンドが合奏。スクリーンには、町の移り変わりや出来事を映し出し、その時代、時代の世相を偲ぶ歌と共に安土の半世紀を振り返る。入場無料。 

 


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