滋賀報知新聞(ニュース)平成16年11月12日(金)第13949号


汚れ進む排水路、池など

東近江地域の水質調査結果

河川では八日市、能登川、竜王
=比較的 きれい 永源寺、五個荘、日野=

COD値 評価
(湖東・広域)
 東近江環境保全ネットワーク(環境保全に取り組む管内十一団体で組織)と東近江地域振興局は、地域の身近な河川、内湖、池などを対象に行った「一斉水質調査」の結果をまとめた。

 それによると、東近江全体では排水路、池、内湖のCODが高いことが分かった反面、地下水など湧き水が流れる用水路や池では低いと報告されている。一方、調査地点の多い河川に限ってみると、五個荘町、永源寺町、日野町で比較的低く、八日市市、能登川は他市町に比べ高い数値を示している。
 水質調査は、NPOや住民に呼び掛け、近くの川や池、水路、内湖など五地点で、CODを測定するパックテスト(共立理化学研究所の登録商標)を使用して、八月中の一か月間に実施され、調査に参加した約七十人から二百六十七か所のデーターを集めた。

 河川でのCODは、能登川(六・六)に続き八日市(六・三)、竜王(六・二)、近江八幡(六・〇)で高く、逆に五個荘(二・〇)、日野(四・一)、永源寺(四・三)が低い。

 池では、竜王(八・〇)が高く、安土(三・〇)と近江八幡(四・〇)が低い数値となった。用水路の最高は八日市と蒲生で八・〇を示し、低かったのは永源寺(四・八)と近江八幡(四・九)で、排水路の最高が永源寺(七・五)、最低は安土(六・二)だった。

 一方、調査結果から感じたことや、水の汚れを少なくする方策などのアンケートでは、思ったよりも水が汚れているとした上で「みんなが水に関心を持ち生活排水への自覚が必要」「自治会での水質調査実施」「農業排水の浄化」「下水道整備」「自然に配慮した河川整備」などを訴えている。

 今回の調査結果について地域振興局は、水質調査の結果を平均化したもので、各市町の水質の現況を示したものでないとしながらも、今後の水質保全へ積極的に役立てたいとしている。

 【COD】水の汚れを見る指標で、水中にある物質(主に有機物)が酸化する時に消費される酸素量のことで、1ppm以下ならヤマメやイワナ、3ppm以下でサケやアユ、5ppm以下なら比較的汚染に強いコイやフナが住めるといわれている。


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「不当要求」追い詰められた過ち

五個荘町の架空請求・詐欺事件

一任された事業主幹
=逮捕直前に打ち明ける=

(湖東・五個荘町)
 県警捜査二課と八日市警察署、近江八幡警察署の合同捜査班は八・九日、五個荘町発注の下水道工事入札妨害事件に絡み、処分保留で釈放された地域整備課長の藤田敏和容疑者(52、同町新堂)を、詐欺事件の疑いで再逮捕した。さらに、汚泥処理費用と称して町から二百数十万円をだまし取ったとして、事業主監の深尾忠一郎容疑者(57、同町木流)と、産廃処理会社「北口産業」社長の北口富男容疑者(69、八日市市糠塚町)を逮捕した。

 調べでは、三人は共謀し、北口産業が五個荘町と業務委託契約している農業集落排水処理施設の汚泥処理に絡み、町から業務費用を詐取しようと企て、今年八月下旬に架空の請求書を北口容疑者が作成。それを基に深尾、藤田両容疑者が支出調書をつくり、誤信させた町長と助役の決裁を受けて、九月上旬、北口産業名義の銀行口座に二百数十万円を入金させた疑い。

 職員二人の逮捕に驚きを隠せず、さらに、現政権下で起きた事件に、町は緊急の管理職会議を開会。前田清子町長は「職員を信じ、上がってきた調書に決済を捺した。非常にショックで残念だ。みなさんにお詫び申し上げたい」と話す。

 逮捕された二人の印象は良く、職員や町民間で「真面目で仕事熱心な人たち、共謀して詐欺を働く要因が浮かばない」と信じられない様子。
 本紙では、逮捕前の深尾事業主監や幹部職員、真情を打ち明けられたという関係者に取材したところ、同事件につながる要因が浮かび上がってきた。

 詐取金の入金先・北口産業の北口氏は、町が町営住宅建設用地として買い上げを予定していた同町貴船の土地をめぐり、町が白紙撤回した後も、平成十四年に側溝や道路整備を独自に実施。公共用地(調整区域のため、住宅や会社建設は不可)として買い取ってもらえるよう、当時の町長・小串勲被告に再三要望していたが、昨年一月の町長選で小串氏が敗れ、検討されることなく立ち切れになっていた。

 しかし、同年十一月に前田町長に掛け合い、土地の買収と整備費の支払いを要望。この時は「日程調整をしましょう」と交渉を避けたが、今年二月に再び来庁し、持田長三郎助役と深尾事業主監が「地元要望の強い福祉施設の土地利用として、小串氏が将来の必要性を説いただけで、約束を交わしてはいない」と対応し、買収および整備費の支払いの意志のないことを説明したと言う。

 だが、その後の対応は、前田町長から一任される形で深尾事業主監が受けており、逮捕直前に「対応に行き詰まり、やむを得ない処理の方法をしてしまった」と関係者に吐露、苦しい胸の内を打ち明けたという。

 ともに対応した持田助役は「契約書類もなく、北口氏が独自に行った整備に支払う義務は無いとしていた。このような処理をせざるを得ない状況に追い込んだとすれば、我々の責任だ」と、唇を噛む。

 幹部職員も「『私は知らなかった』と町長は責任逃れの弁明をされるが、トップとして善処の方法について適切な配慮をするべきだった。小串氏と北口氏の間に約束があったのか、無いのかは分からないが、契約書類は無いとのこと。不当要求に対する体制をもっと築くべき」と指摘した。


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愛の田園が熱くなる2日間

ありがとう あいとう

=13・14日 新市への希望も込めて=

(湖東・愛東町)
 愛東町は町誕生の元となった昭和三十年の角井村と西小椋村の合併による「愛東村」誕生から来年二月十一日でちょうど五十周年(町制施行は昭和四十六年)を迎え、さらに新たな合併で新市を誕生させることから、十三日と十四日、「ありがとう あいとう そして未来へ」をテーマに、これを記念した催しを盛大に繰り広げる。

 十三日は、午前九時半から町文化センターで記念式典が開かれ、町発展に尽力した功労者を表彰する。午後一時からは町総合福祉センターじゅぴあで「地域福祉フォーラム」を開催し、講演やパネルディスカッションなどを行う。夕方四時半からチャイニーズコンサートと豚汁サービス(三百人分)、六時からは花火大会で、わがまち「あいとう」への思いをつづる。

 十四日は、楽しいイベントで盛り上がる。午前九時から町役場駐車場で、よさこいソーラン、漫才、ライブ、抽選会、バザーなどが行われる。また、町総合福祉センターじゅぴあでは午後一時半から「楽しく学ぶ歴史シンポジウム」を開催、「戦国期の湖東三山と織田権力」をテーマにした講演で、戦国のロマンに迫る。

 また、二日間通して町文化センターでは、町内の子どもたちや文化団体の作品展なども催される。

 さらに、あいとうマーガレットステーションでは十四日、「大秋穫祭in愛の田園(まち)」として、ちびっ子たちも一緒に参加できる楽しいイベントがたくさん。

 農家と消費者ふれあい青空市(9時半―15時半)、こだわりミニトマトすくいゲーム(11時・13時)、こだわり農産物試食&即売会(おにぎり、クッキー、パン、野菜天ぷら)、乳しぼり体験(10時・12時・14時、各先着30人)、スペシャルライブ(10時半)、コシヒカリ30キロなど空くじなしのビンゴゲーム(14時受付、百円、先着三百人)、「東近江市」観光特産キャンペーン(千円以上購入でガラガラ抽選)、愛東特産品抽選会(二百円購入ごとに補助券、十枚で一回)、もちつき大会、ミニSLなど。


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観衆も一喜一憂!

「巨大紙風船」の飛揚 

=3度目の挑戦で約5メートル=

古新聞約500枚を使って作られた巨大紙風船が上がった瞬間
(湖東・蒲生町)
 蒲生町子ども会指導者連絡協議会(相澤吉勝会長)がこのほど、子どもたちに夢のある事業をと毎年取り組んでいる「巨大紙風船」を、同町役場駐車場で約五メートル上げ、詰め掛けた人々が風船の動きに一喜一憂した。

 この巨大紙風船は、古新聞約五百枚と幅五センチほどの透明セロハンテープを使って作られたもので、同町内の小学生や朝桜中学校美術部・創造部の生徒が主体となって取り組み、一部高校生有志も手伝い完成させた。

 風船側面には、小・中学生が思い思いに夢のある絵を描き飾り付けた。気球を上げる原理と同じように温風を吹き込んだものの、当日は気温が高く、風船内の温度との差異があまりなかったため、思うようになかなか上がらなかった。

 上がりかけては風にあおられ落ちたり、役場玄関口の屋根の角にあたったりと、次第に新聞紙が破けはじめ、同協議会メンバーや同町教育委員会職員が必死で修繕し、三度目の挑戦でようやく約五メートル浮かび、「おー、すごい」と作業を見守っていた観客からも歓声が沸き上がった。

 今回は天候に恵まれなかったが、同協議会メンバーは「来年こそは」と夢を託し再挑戦を誓っていた。


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来日100周年記念

ヴォーリズ建築のマップ

=県内と市内の約60施設=

作成されたヴォーリズ建築を紹介したパンフ
(湖東・近江八幡市)
 ウィルアム・メレル・ヴォーリズが、英語教師として近江八幡に来幡してちょうど100年を迎えたのを記念して、ヴォーリズ委員会が県内と市内に残っているヴォーリズ建築を紹介したパンフを作成した。

 建築家としても知られたヴォーリズは、国内各地に数多くの建造物を残した。大丸百貨店心斎橋店や同志社大学アーモスト館などの他、県内では、保存問題で町が揺れた豊郷小学校校舎、滋賀銀行甲南支店、また、近隣では安土町郷土館等が現存している。市内には八幡商業高校、旧八幡郵便局の他、池田町の洋風住宅街などをはじめ一般住宅も数多く残され、欧米の建築様式を基に日本の生活様式にも合わせた設計思考が、現在も多くの人々に高く評価されている。

 作成されたパンフは、ヴォーリズ建築の研究家として知られる山形政昭・大阪芸大教授の協力を得て、ヴォーリズの生涯や建築思想の記述と市内と県内に現存するものと、現存しないものとに色分けして建物の位置を地図上に示した詳しい建築マップと代表的な建造物の写真と解説が加えられている。4ページ(A4判)。

 配布は無料で5千部作成。市内の観光案内所に置いてある。問い合わせは市役所商工観光課(TEL0748-36−5517)へ。 

 


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