滋賀報知新聞(ニュース)平成16年11月28日第13963号


新市の市議報酬「1市5制度」

1市4町合併の14回会合

改選の来年10月まで据え置き
=報酬アップは住民の理解を得ず=

(湖東・広域)
 来年二月十一日に「東近江市」となる八日市市・永源寺町・五個荘町・愛東町・湖東町合併協議会の第十四回会合が二十五日、湖東町みすまの館で開かれ、新市の議員報酬を、在任特例が終わる来年十月まで据え置き、現行の各市町報酬額を移行する「一市五制度」が報告された。だが、一部議員から再考を求める意見が出され、最終判断は各首長に委ねられることになった。

 新市の市議会議員は、特例を用いて合併後八カ月間在任し、十月の第一回市議選挙(定数二十四)まで1市4町の議員七十一人が残る。

 問題は、この期間「議員報酬額を現行のまま移行」するのか、「格差を無くして高い方に統一」するかであり、特別職報酬等検討委員会(十一人、金融機関・元県人事委員などで構成)の審議の結果、「在任特例を採用した過程や合併の目的から、住民の理解が得られる現行の報酬額が適当」とし、来年十月の改選後、人口規模に応じた三十七万円とすることを報告した。

 だが、市町間で最大十八万円の格差があり、八日市市の市議らが「同じ東近江市議でありながら報酬額が旧市町ごとに違うのはおかしい」と再考を求め、四町の報酬額の引き上げを求めた。

 これに対し、検討委員会は「八日市市に合わせると在任期間中、七十一人の議員報酬だけで九千万円も高くなる。合併の目的は経費削減であり、これでは住民の理解は得られない」と、引き上げの意志は無いことを強調。多くの協議会委員も支持し、各首長が判断したあと、次回の会合で最終確認することになった。

 議員報酬は現在、八日市市が三十四万円、永源寺町が十七万円、五個荘町が十八万七千円、愛東町が十六万円、湖東町が十七万五千円―と開きがある。

 審議の中では(1)全議員七十一人の報酬をトータルして割り、均一に統一する(2)八日市市議は現行の通りとし、四町の報酬を統一する―などの案が出たが、減額された八日市市議は納得するのか、四町の報酬アップは理解されるのか、いずれにしても財政負担の削減を目的とする合併の主旨からは反する。

 全国の例をみると、議員報酬を統一するケースと旧自治体のままとするケースがあり、平成十三年に合併した新潟市と黒埼町は、高い方の新潟市に統一。今年四月に合併した静岡市と清水市は、旧来通りのままとする「一市二制度」を導入した。

 また、南アルプス市(山梨県)と周南市(山口県)では、合併後に議会が自主解散し、在任特例を廃止して報酬額を統一した事例もある。

 この日、傍聴したある男性は「在任しながら報酬額を上げろと言うのは無理な話し。在任特例を廃止するなら別だが」と話し、住民の理解を得るのなら現行の通りが一番だとした。

 これまで、最長二年まで可能な在任特例を八カ月に短縮したほか、法定三十人の議員定数を二十四人にまで削減した評価もあり、行財政改革のためさらなる英断が求められる。


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冒頭 中村市長が出馬表明か

八日市市最後の定例議会

合併を考慮し補正は小規模
=2日開会 関連議案が大半占める=

東近江市長選へ意欲示す中村功一市長
(湖東・八日市市)
 八日市市最後となる十二月定例議会は十二月二日に開会され、平成十六年度一般会計補正など予算七件、条例三件、人事二件、合併に伴うその他十二件の計十二十四件が提案される。十三、十四両日に総括質問を行い、十五日(文教民生)、十六日(産業建設)、十七日(総務)の各常任委員会を経て、二十一日に閉会する。

 一市四町が合併して来年二月十一日に新しく「東近江市」が誕生することから、五十日以内に新市の市長選が行われる。過去四年間、合併に取り組み汗を流してきた中村功一八日市市長は、この汗を新市まちづくりにつなげたいとして、東近江市の初代市長選に向け、十二月定例議会の冒頭で出馬表明するものとみられる。

 中村市長に対し九月議会で、民主系の新政クラブと自民系の紫郊クラブが「出馬されるなら支援したい」と表明し、最近になって最大会派の八風クラブ(自民系)の一部も支援を打ち出したほか、他の四町の議会も同様の動きという。

 本年度一般会計の補正(一億六千三百万円)は、合併に伴う嘱託職員(二十四人)の退職手当て九千二百万円、近江鉄道平田駅改築(バリアフリー化)四千四百万円などで、普通地方交付税(六千五百万円)や地方特例交付金(二千万円)、県補助金(二千百万円)などで賄う。

 条例では、市税条例の一部改正や市道路線認定ほか、東近江市への移行に伴い農業集落排水施設管理基金条例を廃止し、特別会計から一億四千七百万円を各施設の管理組合に精算する。合併後に廃止される高額療養費貸付制度の廃止条例も制定する。

 このほか、合併関連では、東近江行政組合、愛知郡広域行政組合、八日市衛生プラント組合、中部清掃組合などの規約を変更し、介護認定審査会や障害児通園デイサービス、一市四町の合併協議会を廃止する。

 一方、人事では、固定資産評価審査委員の中村由夫氏(市辺町)、南馨氏(建部日吉町)、磨谷守邦氏(沖野三)、大西邦夫氏(東中野町)の再任ほか、公平委員の小林安雄氏(大森町)の再任についても議会の同意を求める。


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八日市南高校創立30周年 盛大に祝う

優秀な人材育成と地域への貢献願う

=恒例「アグリフェスタ」も大盛況=

盛大に行われた創立30周年記念式典
(湖東・八日市市)
 県立八日市南高校が創立三十周年、前身の県立神崎農学校の創立六十周年を記念して祝う式典が、このほど同校体育館で開かれた。

  式典には在校生のほか、同窓会・保護者、東近江地域・愛知郡・県内の教育、農業、行政・議会関係者ら多数が出席した。

 江見和綽校長、脇坂利右衛門記念事業実行委員長、生徒代表らが、戦中戦後の食糧難克服、現代農業・造園業の発展を目指し、多くの人材を地域や各地に送り出してきた同校の歴史と、最近の生徒の活躍ぶりなどを紹介しながら、地域の人々や大勢の関係者への感謝の気持ちと、同校のさらなる発展を願ってあいさつ、中村功一八日市市長ら来賓が今後一層の活躍への期待を込めて、祝いの言葉を贈った。

 引き続き行われた生徒発表では、近畿学校農業クラブ連盟大会優秀賞の野村珠希さん(食品流通課二年)による外来魚の料理コンテスト参加から琵琶湖の環境を見つめ直した意見発表「取り戻そう 琵琶湖の自然」、また、同優秀賞の同校農業クラブ緑地デザイン班による地域の人たちと力を合わせて取り組んでいる公園整備を紹介するプロジェクト発表「Everybody's Park」、生徒会執行部によるビデオ上映「八日市大凧まつり オープニング大凧 飛翔」、和太鼓実行委員会による八南太鼓「火祭り」、茶道部による琴の演奏など、それぞれの取り組みを紹介した。

 会場後方には、記念モニュメントとして製作され、今年の八日市大凧まつりのオープニングを飾った二十畳敷八日市大凧「「南高 創立記念」が展示されたほか、生徒による記念庭園や草木染テーブルクロスなども紹介された。

 午後からの恒例、八高農業祭「アグリフェスタ」には、地域の人たちが大勢訪れ、同校農園などで採れた野菜や加工食品、卵や花苗などが飛ぶように売れ、生徒のバザー、自営者クラブやPTAのテントには、長い行列が続いた。また、畜産小動物のふれあい広場、農機具展示、学科学習展などでも、同校の取り組みなどが紹介された。


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能登川東小学校に45本植樹

干し柿も作れるゾー

=県建設業協会湖東支部青年部=

植樹作業に汗を流す部員

(湖東・能登川町)
 滋賀県建設業協会湖東支部青年部は二十四日、能登川町立能登川東小学校(小川 平居清和校長 児童数四百六十九人)に、ツゲやサツキなどの木四十五本を寄贈し、植樹した。

 植え込み作業は部員約三十人が手分けして行い、校門の周りにタマツゲ二十八本、正面玄関付近にサツキ十五本、校庭にカキ二本を植えた。

 同校では、「見違えるほどきれいになり、大変感謝しています」と大喜びで、「カキの木に実が成れば、子どもたちと干し柿づくりに挑戦します」など、子どもたちといっしょに管理育成に取り組み、様々な学習にも活用することにしている。


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「現代の名工」に山本傳一氏

厚生労働大臣表彰・受賞

「おうみの名工」に川村氏
=功労者には松永氏=

現代の名工に選ばれた山本傳一氏
(湖東・近江八幡市)
 卓越した現役の技能者に贈られる厚生労働大臣表彰に、近江八幡市から有限会社たねやの代表・山本傳一氏(71・池田町)が選ばれ、25日午前10時半から東京農林年金会館(虎の門パストラル)で行われた表彰式で受賞した。

 同表彰は、「現代の名工」と呼ばれるもので今年度の県内からの受賞は山本氏のみ。全国では、各都道府県から合わせて399人の推薦があり、審査の結果、150人の表彰が決まった。

 現代の名工は、我が国において最高の水準にある卓越した技術を持つ技能者に贈られる表彰で、今年度は、全国から女性8人も選ばれた。受賞者の平均年齢は62・5歳で最低年齢は46歳、最高は80歳だった。

 山本氏は、長年にわたり和菓子づくりに従事し、洗練された技術で持って工芸菓子や生菓子を制作。中でも、県内産の材料を活かした日持ちのする商品の考案や開発、改善に力を注いだことが高く評価された。

 県の「おうみの名工」と呼ばれる技能者の表彰も26日午前9時半から県庁で行われ、近江八幡市から広告美術工の川村信治氏(62)、また、職業能力開発関係優良功労者に職業訓練法人・八幡工匠(こたくみ)会会長の松永愼吾氏(77)がそれぞれ選ばれた。

 川村氏は、多年にわたり広告美術に従事し、広告美術工としてデザイン技術に優れた技能を有するとともに後進の育成に務めたことが認められた。また、松永氏は、八幡工匠会の認定、設立の発起人として尽力し、平成8年から現在に至るまで会長として職業訓練の振興と後進の育成指導に貢献したことが評価された。

 今年度の技能者表彰は川村さんを含め16人、また、職業訓練功労者は松永氏1人。

 


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