滋賀報知新聞(ニュース)平成16年12月14日(火)第13976号


“市民と行政の協働”

新市のまちづくりを考える

=合併まで2カ月 発足プレイベント=

東近江市の将来像を探る「まちづくりのつどい」
(湖東・広域)
 来年二月十一日に発足する東近江市の将来像を探る、八日市市・永源寺町・五個荘町・愛東町・湖東町合併協議会主催の「まちづくりのつどい」がこのほど八日市市商工会議所で開かれ、各市町で取り組んでいるまちづくり事例などが紹介された。

 東近江市のまちづくり基本“市民と行政の協働(パートナーシップ)”の具体的施策として、市民主体の「まちづくり協議会」が設置されることになっている。つどいは、合併を二カ月後に控え、住民が主役となるまちづくりへの発足プレイベントとして開いたもので、地域が抱える様々な課題を市民が議論・解決し、自分たちの住む地域の良さをどう伸ばしていくかを共に考えた。

 基調講演で、「パートナーシップとこれからのまちづくり」を語った同志社大学大学院政策科学研究科長・新川達郎教授は、市民生活を支える三つのセクター(市民、行政、市場)のバランスと限界を知った上で「相互連携の公民活動が今後のまちづくりに必要。依存するのではなく、共に築き上げていくにはどうすればよいか、議論し合い発展させていくのはそこに住む住民の責任であり、権利でもある」と話した。

 また、まちづくりは「自身の喜びと地域の幸せの両立こそが真の発展であり、団体や自己満足で終わってはいけない。これまでの役割分担と主体間の協力で留まっていたのでは、前には進まない」と訴え、ボランティア型から提案型の市民事業主導型活動が求められるとした。

 続く、同学政策学部長・真山達志教授も「地域自治と新しい公共の創造」をテーマに講演し、合併による行政の専門性が高まる一方、市民との距離が広がる心配もあると指摘した。こうした問題は「頼めば何かしてくれる」の依存から生まれるものだとし、「住民から行政へ提案する形へと発想を変えれば解消されるだろう。意欲が高まれば地域の元気にもつながっていく。課題も大きいだろうが、期待も大きい」と話した。

 こうしたまちづくりの成功事例として、八日市市建部まちづくり委員会初代委員長の南馨さん、湖東町職員の井口みゆきさん、五個荘町職員の中村修さん、永源寺町職員の大道鈴代さん、愛東町職員の奥村清和さんから、既存の各団体とグループ、ボランティア団体が連携する福祉・環境・交流等の活動を発表。「地縁」と「ボランティア」の垣根を越えたネットワークが築くまちづくりを紹介した。


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第9回滋賀報知新聞社杯争奪八日市少年サッカー

八日市が無傷の2連覇

=絶妙のオフサイドトラップ=

優勝の八日市FC
(湖東・八日市市)
 第九回滋賀報知新聞社杯争奪「八日市少年サッカー大会」(滋賀報知新聞社主催、八日市JSL・市教委・サッカー協会後援)が、十二日布引小学校グラウンドで開かれた。

 大会には、少年サッカーの市内四チームと近隣から二チームが参加し、A(玉園FC、八日市FC、リブラ五個荘)・B(八日市北FC、八日市FC2002、湖東ひばりFCクラブ)のリーグ戦、各ブロックの一―三位同士による順位決定戦を戦った。

 開会式では、冨田正敏滋賀報知新聞社社長が「けがのないよう、礼儀正しく、思いきり、悔いのないプレーをしてください」、また、林久美子参議院議員も「みなさんの元気でさわやかな姿に感動します。チームメイトと一緒にボールを追った経験は、大人になる上で大きな財産になると思います。優勝をめざしてがんばってください」と選手を激励。八日市FCの谷芳樹選手が「この大会を開いてくださった方々に感謝し、思い出に残るよう、悔いのない試合をすることを誓います」と、元気いっぱいに選手宣誓した。
熱戦が繰り広げられた大会

 予選リーグでは、連覇をめざす八日市FCと初出場の湖東ひばりFCクラブが共に2勝0敗でブロック一位に、八日市FCを苦しめた玉園FCと昨年PK戦で優勝を逃し雪辱を期した八日市北FCが同二位、初出場のリブラ五個荘と湖東ひばりFCに善戦した八日市FC2002が同三位となった。

 優勝を決める1・2位決定戦は両チームとも一歩も譲らないゲーム展開となり、八日市FCが前半十三分にセンターサークル付近からドリブル突破して決めたゴールの1点を守りきり、1対0で湖東ひばりFCクラブを制し、失点なしの無傷で滋賀報知新聞社杯を死守し、二連覇を飾った。とくに、八日市FCのオフサイドトラップは、何度も湖東ひばりFCクラブの攻撃の機先を早い段階で制し、威力を発揮した。日頃の練習の成果を出せたことが勝因につながった。

 3・4位、5・6位の順位決定戦も、それぞれ好ゲームが展開され、試合を見守る保護者らから大きな声援が飛び交っていた。大会の成績は次の通り。

 優勝 八日市FC▽準優勝 湖東ひばりFCクラブ▽3位 玉園FC▽4位 八日市北FC▽5位 リブラ五個荘▽6位 八日市FC2002

●1・2位決定戦●
(予選リーグ1位)
八日市

1―0
0―0

湖東

●3・4位決定戦●
(予選リーグ2位)
玉園

1―0
1―0

八日市北

●5・6位決定戦●
(予選リーグ3位)
五個荘

1―0
2―0

2002


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夫婦で手をつないで歩けますか?

日野町で「フォーラム」開催

=暮らしの中からまちづくり考える=

地域の時代の到来を語るNPO法人ひろしまNPOセンターの安藤代表理事
(湖東・日野町)
 行政と住民による協働のまちづくりについて考える「元気あるまちづくりフォーラム」(日野町役場企画振興課主催)が十二日、同町林業センターホールで開かれ、県外の学生を含む計四十四人が参加した。

 これは、今年六月から九回にわたり、まちづくりの手法を学ぶことを目的に開講された“パートナーシップまちづくり塾”事業の締めくくりとして企画されたもの。

 フォーラムの第一部では、NPO法人ひろしまNPOセンターの安藤周治代表理事が、「地方分権そして協働の時代へ〜三人寄れば文殊の知恵 地域を創る〜」と題して講演。

 菓子屋を営む安藤氏は、自らが住む広島県作木村が高齢化率四〇%を超え、過疎化が深刻な問題となったことをきっかけに、三十年以上も前から地域づくりに関わるようになった。

 「なぜ子どもたちが出ていってしまうのかと考えたとき、村で暮らすことの良さを子どもたちに伝えてこなかったつけが来ているのではないかとの結論に行き着いた。村で暮らす楽しさを目で見せ、価値付けしなくてはいけないと思った」と活動の原点ともいえる体験を語り、合併して市となった旧作木村内に設けた十二の自治区を例にとり「役場機能にいかに近付けていくか」を今後の課題に挙げた。

 また、「行政によるサービス提供の限界が見えきて、行政がすべてを取り仕切る時代は終わった」と地域の時代へと変遷していることを強調し、暮らしやすさから暮らしの質を高めるために「ようやく思いや願いを自分たちの手で実現できる社会が来たと解釈してほしい」と述べ、合併に関わらず高齢者の知恵や地域資源を見直し、次代にどのようにつないでいくかを住民一人ひとりが考えるよう促した。

 続く第二部では、東近江NPOセンター・阿部圭宏氏進行のもと、「協働のまちづくり」をテーマに、町内外のNPOや自治会代表者ら四人がパネルディスカッションした。パネラーらは、「行政職員と住民とが一緒に汗をかける人間関係づくりが大切。行政にはきちんと情報公開してもらい、互いに理解を深めることも必要」や「行政の中には、官が上、民が下という感覚がどこかにある。市町村レベルでは(事業が進まず)しびれを切らすこともある」、「いきなり協働は無理なので、本当に住民参加ができているか検証しなくてはいけない」とそれぞれ指摘し、行政と住民の意識改革の必要性が浮き彫りになった。

 最後に、安藤氏が「夫婦で手をつないで歩いていますか」と参加者に質問した上で、「手をつないで歩きたくなるようなハード整備ができているか。近所の目が気になって手もつなげない地域では、変わることはできない。自分のやりたいことが自由にできる雰囲気に町や地域があるかを考えていくことからでも、まちづくりは始められる。努力してください」と結んだ。


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近江八幡で文化都市遷都式

日本まんなか共和国

21世紀の地域づくりへ
=来年5月15日・写真コンクール=

(湖東・近江八幡市)
 滋賀、福井、三重、岐阜の4県でつくる日本まんなか共和国は、来年度の文化首都を近江八幡市に置くことを決め、同市で5月15日「遷都式」を行う。

 同共和国は4年前、4県が県域にとらわれず、お互いの歴史や文化資源を活用していくために知識や情報を共有して、刺激しあいながら地域の自立性を高め、21世紀の新しい地域づくりを目指すことを目的に発足した。

 平成14年度からは「欧州文化首都」をモデルに、1年ごとに4県持ち回りで文化首都を置いて、多彩な事業を展開している。来年度は首都を近江八幡市に置くことになり、今年度の三重県伊賀地域から遷都される。

 同市への遷都は、「近江八幡2005 水・路・未来 連なる文化」をテーマに行われ、その趣旨に沿った地域文化を発掘するイベントが計画されている。

 その1つとして水郷のまち近江八幡にちなみ「暮らしの中の水辺」をテーマにした写真コンクール(滋賀報知新聞社など後援)が行われる。

 同共和国実行委員が主催するもので、、水郷、堀、川などが見せる四季の美しい風景や癒される景観、また、観光スポットだけでなく身近な水辺やそこに暮らす人々の生活などにもレンズを向けた作品を募集する。

 応募作品は、今年1月1日以降に撮影された未発表のもので、フィルム、デジタル写真のどちらでもよい。作品は、カラー、モノクロとも四つ切りから全紙までの大きさにプリントした単、組み写真で応募点数に制限はない。作品の募集期間は、来年4月1日〜11日まで。

 審査会で最優秀賞1点(賞金10万円)、特選3点(同3万円)、各県賞4点(各県名産品)と入選、佳作を若干選び、遷都式で表彰するとともに会場の市文化会館に展示する。また、ホームページにも掲載する。

 問い合わせは、近江八幡市役所文化政策課(36−5561)へ。


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押絵「左義長まつり」寄贈

7ヶ月かけて製作

=押絵作家の小原さん=

寄贈された押絵と小原さん
(湖東・近江八幡市)
 近江八幡市役所に9日、左義長まつりを描いた押し絵が寄贈された。同市桜宮町の創作押絵作家・小原昌枝さん(65)が寄贈したもので、横157センチ縦92センチの大作。小原さんは、市内の手芸店に9年間通いながら押絵の製作技術と描画の感性を磨き、現在も創作を続けている、市に寄贈した作品は、2年前に市展に初めて出展した「左義長まつり」で、日牟礼八幡宮の境内で2基の山車がぶつかりあう勇壮な風景を7ヶ月かけて製作したもの。縫い合わせた袋状の布の中に綿を詰めて立体感ある押絵の作風を活かし、左義長まつりのクライマックスの一場面を表現している。小原さんは「市の公共施設に飾ってもらうことで伝統の左義長まつりや押絵のよさを多くの人に知ってもらえればうれしい」と話している。寄贈を受けた市では、市の伝統文化を表す左義長まつり(国選択無形民俗文化財)であることから市役所1階ロビーに展示する予定。 

 


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