滋賀報知新聞(ニュース)平成17年1月2日


2005年首長行政展望

2005年がスタートした。まちづくりの根幹となる市町村の自主自立、自己決定、自己責任を求める地方分権社会にあり、まもなく訪れる超少子高齢社会に対応できる自治基盤の確立が急務だ。しかし、厳しさを増す財政状況のなか、多様な住民ニーズに対応するのは容易でなく、効率的な行財政改革として「市町村合併」が進む。東近江地域2市7町と愛知郡4町はそれぞれどのような一歩を踏み出すのか、法定期限内合併を進める市町に「新市まちづくり計画と、我がまちの位置付け」、単独または検討中の市町に「まちづくりへの政策方針と事業計画」と題し、各首長に年頭の思いを語ってもらった。


中村功一八日市市長

 2月11日に発足する東近江市の新市まちづくり計画では、その将来像を「みんなでつくるうるおいとにぎわいのまち」と定めています。幸い東近江市は、働く場や買い物の場、学ぶ場、憩う場などが地域内で一定完結する自立した都市圏域を形成しておりますので、本市と4町とが相互に補完しながら新市としての一体化を図ってまいります。とりわけ、本市では、産業の活性化や市民の暮らしを支え、豊かさを実感できる都市機能の整備・充実を進めてまいります。



川端五兵衞近江八幡市長

 本格的な地方分権の時代を迎え、行政自立化のための第1歩を踏み出す年であります。

 地方自治体が独自の政策形成能力により、これまでのハードとソフトだけの行政施策でなく、ウェットな部分(市民の心をくみ取る部分)である「文化力」を養い「行政の文化化」を推進させて行きます。

 具体的には(1)風景づくり条例の制定(2)重要文化的景観の推進(3)堀割サミットの開催(4)在宅勤務研究会の発足(5)経営改善計画の実践等を行ってまいります。そして、あらゆる行政分野に文化的な網をかけて、理に叶い情に叶う行政運営に取り組み、詩情あふれる終の栖を目指します。


山中壽勇蒲生町長

 新年、あけましておめでとうございます。

 輝かしい新年、本町にとっても重要で大切な一年の始まりです。

 市町村合併については、将来にわたって住民の行政ニーズに的確に応えられる自治体の構築や、地域の特性を活かすまちづくりを推進するために必要な施策として取り組み、昨年には、本年2月11日に新市発足の東近江市構成市町から合併特例法期限内での合併を目標に1市2町で協議を始めることに賛同をいただき、10万人都市となる『新たな東近江市』への準備を積極的に進めて参りました。

 1市2町のまちづくり計画の策定については、住民みなさんのご意見をお聞きするなか、東近江市のまちづくり計画を基本とし、蒲生町の第4次総合発展計画の施策を『新たな東近江市』にて展開できるように努力をしていきたいと思っています。



藤澤直広日野町長

 新年あけましておめでとうございます。

 今年は、町村合併50周年の記念すべき年です。日野町として50周年を迎えることができ、日野町として新たな歴史を歩むことができますことは本当にうれしいことです。現在の町の繁栄を築いていただきました先人および町民のみなさんに心から感謝申し上げたいと思います。

 今年も「車座懇談会」の実施など町民のみなさんと膝を突き合わせて「町民のみなさんの声がとおる町政」「小さくても輝くまち」をめざし、自律のまちづくりを進めていきたいと思います。



山口喜代治竜王町長

 新年明けましておめでとうございます。

 本年、私は「人が町をつくり、町が人をつくる」を基本理念に、合併に頼らない独自の逞しいまちづくりを進めます。

 地方分権の時代を住民と共に歩み、自律したまちづくりを推進します。特に、若者が住みたくなるまちづくりを最優先に取り組みをいたします。

 また、全国的に厳しい財政状況にありますことから、町に体力をつけなければなりません。農業を基幹産業とし、さらに商工一体となるべく、調和した優良企業誘致と中心核整備に取り組みます。併せて、全庁が取り組みをしています「自律推進計画」を推進していきます。



津村孝司安土町長

 新春のお慶びを申し上げます。

 本年2005年は画期的な年になるでしょう。

 2月には京都議定書の発効、3月には愛知万博の開幕、そして、アインシュタイン博士の輝かしい業績から100年目の国際物理年。

 それでは、本町はまず〈基本方針〉1、町民の皆様のニーズがどこにあるかを察知し、行政に反映させる。2、まちの活性化とは「人」「物」「金」が町内でうまく循環することであり、そのシステム作りを推進する。3、まちづくりには町民の皆様でやっていただけるものと、役場でしかできないものがあり、相互の話し合いにより町民・行政一体となった真のまちづくりを確立する―を掲げます。

 次ぎに、新規の主な事業として、安土小学校の体育館とプールの完成、新エネルギーの導入、ヒストリー・アンド・グリーンツーリズムの具現化―を挙げています。



久田元一郎永源寺町長

 合併にご理解とご協力をいただきお礼申し上げます。

 昨年は少し背伸びをしながら、皆様の町に合わせたいと懸命に歩んできましたが、早くも一つ目のゲートが見えてまいりました。

 広く開けた新市の源流で豊かな自然に恵まれたわが町は、鈴鹿国定公園が町の面積の半分を占め、それを活かした観光の町として「100万人の人を笑顔で迎える」夢があります。今年は、みんなで積極的に語り合う年にしたいと思います。春からは立場も変わり、視点も変わりますが、めざす「まちづくり」はみなさんと一緒です。「協働」の立場でがんばる楽しい年にしたいと、初詣をいたしました。




宇賀武能登川町長

 本年2月11日に誕生します東近江市と能登川町、蒲生町の1市2町の合併に向け、念願の任意協議会を設置し、新しいまちづくりの協議がスタートしました。住民の皆様からいただきました、ご意見やご提案を今後のまちづくり計画に反映できるよう全力を傾注して取り組んでまいります。

 この合併が、能登川町の飛躍の礎となるよう、先人たちの足跡に学び、確かな未来を見つめ、能登川の豊かな歴史・文化を活かした元気で「風格」のあるまちづくりを、町民と行政が協働して進めていきたいと思っております。



前田清子五個荘町長

 輝かしい新年をご家族お揃いでお迎えになられましたことを心からお慶び申し上げます。

 いよいよ来月11日に「東近江市」の誕生を迎えます。市民と行政の協働によるまちづくりを基本として策定された新市まちづくり計画で、五個荘町は歴史文化創造のゾーンとして位置づけされました。近江商人発祥の地の一つとして景観を大切にしながら、歴史的建物やその周囲に広がる景観、伝統や文化を保存するとともに市民が安心して暮らせるまちを目指します。



植田茂太郎愛東町長

 新年明けましておめでとうございます。

 みなさんのご支援ご協力により、2月11日には東近江市が誕生します。今日までみなさんに築き上げていただいた「愛の"田園","まち"あいとう」を新市に引き継ぎ、さらに発展させていかなければなりません。

 新市まちづくり計画に基づき、市民と協働のまちづくりを進め、あいとうエコプラザ「菜の花館」を拠点に資源循環型社会の実現。また、あいとうマーガレットステーションを核とした環境型農業・地場産業の振興。都市との交流を図るアグリツーリズムの推進。三重安心ネットワークが示す地域で支え合う福祉の充実などを進めて参ります。

 今後ともみなさんのご支援とご協力を心からお願い申し上げます。




宮部庄七湖東町長

 新年あけましておめでとうございます。

 いよいよ2月11日に「東近江市」が誕生します。

 湖東町内には、ひばり公園・湖東スタジアムをはじめ、西堀榮三郎記念探検の殿堂、ことうヘムスロイド村、温水プール、ケーブルテレビなど数多くの施設があります。

 とりわけ湖東町のケーブルテレビは、合併後のまちづくりに活かされ、情報発信基地の役割を担っていくものと考えております。湖東町がこれまで築き上げてきたまちづくりが、新市においても活かされ、新しい時代にふさわしい魅力あるまちづくりができるよう皆様とともに考え前進してまいりたいと思っております。





廣田進秦荘町長

 新年明けましておめでとうございます。

 三位一体の改革をはじめ、構造改革がより進展するなか、地方自治体におきましては、地方分権の推進が一層重要なキーワードとなっています。だれもが安心して暮らせる住みよい町をめざして、各種施策を進めて参ります。

 また、本町は今春、町制施行50周年を迎えます。今日まで皆様と築いてきた町の良さを大切にし、よりよいパートナーシップを築きながら、当面する行政課題、将来を見据えたまちづくりに邁進する所存でございます。今後とも皆様のなお一層のご支援を賜りますようお願い申し上げます。





平元真愛知川町長

 新春を迎え、皆様のご清栄を心からお慶び申し上げます。

 《愛と笑顔いっぱいの「やすらぎ街道都市」愛知川》を第3次総合計画の将来像に掲げ、住民と行政のパートナーシップのもと、子どもからお年寄りまでが楽しく安心して暮らせる、21世紀の街道機能を有するような基盤整備、支援体制、環境づくりを中長期実施計画に基づき、着実に進めていきます。

 国の三位一体の改革により、たいへん厳しい行財政運営になることが予測されますが、町民と議会、行政が協働して躍動感あふれる明るいまちづくり、そして安全で安心して暮らせるまちづくりを目指して、より一層努力してまいる所存でございます。

 皆様の格別のご理解とご協力を心からお願い申し上げます。


メインメニュー|全 県| 湖東・湖北| 湖南・湖西| 中央政界特報| 社説
今週の運勢| お誕生・他| 今日の首長| 取締情報| リンク| E-Mail

TOP インデックスへ

八日市から初のプロ野球選手

中西健太 誕生

=先輩のプロ入りに 大きな目標ができた=

(湖東・八日市市)
 八日市から初のプロ野球選手「中西健太」が誕生した。小学生時代は玉緒レッドスターズ、中学生になって硬式野球のオーミボーイズに進み、技術面と精神面から野球の基礎を学んだ。この教えを忠実に守り、継続する強い信念が、北大津高校で花を咲かせた。

 福岡ダイエーホークスからドラフト三位で、高校生としては契約金五千万円、年俸六百六十万円という破格の待遇を勝ち取った。中西選手が目標を持って、苦しい練習を耐え抜いた努力の結晶だ。後輩の野球少年にとっても大きな励みとなり、あすへの夢が膨らんだことに違いない。「いい目標ができた」と。

玉緒レッドスターズ

 中西健太 課題を持って少しでも上のレベルを狙ってほしい。目標を実現するには練習しかない。プロへ行けたのも、少年時代を支えてくれた玉緒レッドスターズ、オーミボーイズのお陰だ。君たちも監督のことを良く聞いて、少しでも上手になりたいとの気持ちを大切に、野球を続けてほしい。

 武久健三・玉緒レッドスターズ監督 技術的なことは何も教えていないが、精神面で役立ったのではないか。玉緒レッドの魂を今後も持ち続け、目指す城島健司捕手の門下生になることだろう。

 村山孝之・オーミボーイズ代表 五年前にプロへ行った村西哲幸も横浜ベイスターズで活躍している。今回も中西がダイエーにお世話になることになったが、今後二、三年をめどにプロを目指す選手を育てたい。

 田中善孝・オーミボーイズ監督 プロの選手になった以上、ダイエーの商品だから、一から出直す気持ちで、死にもの狂いで頑張ることが必要だ。私生活面に注意し、先ずは周りに好かれることだ。


メインメニュー|全 県| 湖東・湖北| 湖南・湖西| 中央政界特報| 社説
今週の運勢| お誕生・他| 今日の首長| 取締情報| リンク| E-Mail

TOP インデックスへ

10年越しの悲願かなう

平和祈念館

=平成20年以降 八日市市の布引丘陵に建設=

八日市飛行場から飛び立った四式戦闘機「疾風」
(湖東・八日市市)
 平和祈念館は、滋賀県が「戦争体験の悲惨さを語り継ぐ施設」として、平成二年に計画された。当時の稲葉稔知事は、予定地を「八日市市に建設するのは、ごく自然で、むしろ適当」と、翌三年の九月県議会で判断を示している。この間、平和祈念館建設計画を巡って、候補地選定委員会を設けるなどして検討を重ねてきたが、ようやく県は、八日市市の布引丘陵に建設する方針を固めた。これまで訴え続けてきた八日市市民の願いが叶ったことになる。財政難を考慮し着工は、財政危機回避に向けた改革基本方針の対象年度が切れる平成二十年以降になる見通し。

 戦争体験を継承し恒久平和を願う学び舎「平和祈念館」について県は、平成五年から戦争当時の生活や残された遺留品の資料ほか、エピソードや証言などを集め、広報誌「戦場にみる滋賀県民の戦争体験―戦争なんか大きキライ―」にまとめている。

 この中から検討委員会は、戦禍に巻き込まれた軍事施設や軍需工場を目安に、旧陸軍飛行場があり掩体壕(えんたいごう)が現存する八日市市芝原町(四ヘクタール)、奥琵琶湖と深緑に包まれた西浅井町大浦(十四ヘクタール)、琵琶湖博物館などに隣接する草津市下野町(九ヘクタール)――の三か所を候補地に絞った。

 検討委員会の報告から一年余りが経過した昨年十二月県議会で、自由民主党・湖翔クラブの代表質問に答え、国松善次知事は、三候補地の中から「八日市市芝原町が最も優れている」との判断を示した。

周辺住民の苦労を伝える戦争の語り部「掩体壕」
 その根拠に、旧陸軍飛行場があり、多くの兵士が戦場に赴いた経緯や、当時を物語る掩体壕が残されているとした。その上で「八日市インターチェンジに近い布引丘陵地で、自然環境に恵まれた心いやせる場所」との見解を示している。

 また、二月に合併する東近江市の新市まちづくり計画に位置付けられている点を強調し、市や議会、遺族会、英霊にこたえる会、商工会議所など、八日市市を挙げての建設誘致を求める要望が効を奏し、候補地選定を勝ち得る結果に結び付いた。

 今後は、用地の無償貸与を受ける八日市市と協議し、マスタープランに基づいて、具体的な事業計画や施設計画、管理運営計画などの検討に入る。しかし、本年度計画の建設プロポーザルは見送られ、財政難から計画の具体化は、五年先になろう。


メインメニュー|全 県| 湖東・湖北| 湖南・湖西| 中央政界特報| 社説
今週の運勢| お誕生・他| 今日の首長| 取締情報| リンク| E-Mail

TOP インデックスへ

1月下旬からサービス開始

近江八幡ケーブルネットワーク(株)

安土町内3、800所帯へ
=CATVやインターネット=

町内で始まった光ファィバーケーブル敷設工事(町立図書館前で)
(湖東・安土町)
 近江八幡ケーブルネットワーク(株)の光ファイバー敷設工事が安土町で本格化し、今月下旬から町中心部でケーブルテレビの放送やインターネットの接続サービスが始まる。

 同ネットワークでは、同町内をJR安土駅を中心とする中心部、旧老蘇地区、大中地区の3地域に区分し、平成18年度までの3カ年計画で町内全域約3,800世帯を結ぶ光ファイバー網を構築する。

 地元の近江八幡市では、同ネットワークが提供するCATVの加入率が全世帯の50%を超え、都市型としては全国的にも高い加入率となっており、同町への新たな進出によりさらに事業拡大につなげたいとしている。

 同町ので事業拡大の拠点として昨年11月、上豊浦の県道沿いに「安土営業所」を開設。現在、3人の社員がCATVのPRや一般家庭からの加入契約の勧誘と受付、地元商工会、自治会への説明や協議などの対応に当たっている。

3カ年計画で進められるネットワーク網
 すでに区長会や希望する自治会に出向いての説明会を開いており「いつから見られるのか」などの問い合わせも多く、同準備室では「いい反応を頂いている」と話している。

 提供するサービスは、地上波と国内外の衛星放送合わせて41チャンネルのテレビ放送とFM放送6局、インターネット接続、IP電話などで、4月からの地上波デジタル放送にも対応していく。

 町内には、建物や新幹線、山影などで映像が乱れる、または、電波状態が悪い地域があり、こうしたところには、即効の改善がはかれると期待されている。

 同営業所では、事務所を訪れる地元の人が徐々に増えていることから、さらに営業活動に力を入れている。サービスが始まることで地元へのメリットを考慮し、共存共栄の関係で事業の進展を図りたいとしている。そのための取り組みとして、町内の電気工事業者にもケーブルの宅内工事を委託することや月1回発行している「番組ガイド」の配布を自治会組織に委託する検討も進める。

 近江八幡市では、老人会や子ども会が配達業務を請負、年間5万円程度の委託費を受け取り、会運営費に充てている例もある。また、一定の加入契約を自治会でまとめてもらえれば手数料を支払うことや紹介による加入で1件当たり3千円相当の謝礼金を贈ることにしており、新しい情報網の構築により地元も潤うような事業展開をめざしている。


メインメニュー|全 県| 湖東・湖北| 湖南・湖西| 中央政界特報| 社説
今週の運勢| お誕生・他| 今日の首長| 取締情報| リンク| E-Mail

TOP インデックスへ