滋賀報知新聞(ニュース)平成17年1月17日(月)


西沢久夫県議が出馬表明

2月20日告示の東近江市長選

能登川、蒲生との合併は積極推進
=民主党は 自主投票 世代交代全面に打ち出す=

▲関係者を交え出馬表明の西沢久夫県議
(湖東・八日市市)
 八日市市選出の西沢久夫県議(52)は十四日、市町村合併で二月に誕生する新市「東近江市」初の市長選に立候補する決意を固め、同市役所に集めた記者団を前に、民主党4区総支部の幹部らとともに、正式な出馬表明を行った。

 西沢県議は、すでに出馬表明の中村功一市長(72)が打ち出す基本政策に際立った争点は無いとした上で、世代交代と情報公開、説明責任、住民の意志確認を重視した市民参加の市政運営を打ち出している。

 この中で、一か月前の後援会設立準備会で、慎重論を唱え賛同を得ていた能登川、蒲生両町の合併問題に関しては、急きょ積極推進の立場に一転し、緊急アンケートを行い、民意を確認した上で法定期限内(三月中の議決)での合併を目指すとした。

 徳永久志県議(民主党4区総支部代表代行)も記者会見に同席し、推薦願いが提出されている両氏に対する処遇に折り合いがつかず、同市長選に限り「自主投票に決定した」と、民主党の立場を説明するにとどまった。

 しかし、近日中にも民主党を離党する西沢県議に対しては、これまでの同士として支援に回るものとみられる。また、西沢氏は「どの政党・団体にも推薦を要請しない」との意向を示している。

 特例債(試算百二十億円)の使い道についは、市民活動センター(三十億円)や学校改築(三十億円)、学校給食センターと名神インター開発(二十億円)、愛知川左岸道路(十五億円)、ケーブルテレビ(九億円)、防災対策(五億円)などをマニフェストに掲げた。

 なお、二十三日午前九時半から後援会の事務所開きを西友前の旧マツヤデンキ跡で行う。


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善意で生まれた交流拠点

=宮荘の憩いの家完成=

▲寄付金によって改築された五個荘町宮荘の「老人憩いの家生きがい荘」
(湖東・五個荘町)
 五個荘町宮荘にある「老人憩いの家生きがい荘」の改築工事が完了し、このほど清祓式と竣工式が行われた。

 生きがい荘は、昭和五十七年に旧保健センターを再利用して移築された施設で、高齢者ボランティアグループの活動拠点として活用されてきた。しかし、老朽化のため十分な機能発揮と安全確保が困難な状況となり、改築を望む声が多数寄せられていた。

 このため、趣味を活かした生きがいづくりや、各種団体・ボランティアグループらが集う交流発信地にしようと、町社会福祉協議会に寄せられた寄付金を改築費にし、指定寄付事業(事業費二千八百十三万九千四百七十万円)として昨年九月から着手。三つの研修室と、学習室、作業室を備えた延床面積百八十八・〇三平方メートルの施設が完成し、まちなみに調和する木造平屋建の瓦葺にした。

 式には、前田清子町長、小杉佳正町社協会長、中村善一宮荘区長、田中與一老人クラブ連合会長のほか、寺村茂和議長をはじめとする町議会議員や工事関係者ら約三十人が出席し、一層の活用を祈念しながら玉串を奉奠。

 続く竣工式で小杉町社協会長は「多くの寄付金によって、このように立派な施設ができたことは大変ありがたく、すでに、シルバー人材センターの研修会場や、障子の張り替え、子育て広場といった活用の申し込みがあります。善意のなかで生まれた施設が地域に生き、まちの誇れる場として成長していくことを願います」と話した。

 このあと、設計・施工を担当した西村設計事務所と(有)田中工務店に感謝状が贈られたほか、雪の舞い散るなかテープカットと植樹が行われた。


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五個荘町広報

50年分をCD―ROMに

=17日から希望者に頒布=

▲50年間の町広報をまとめたCD―ROM
(湖東・五個荘町)
 五個荘町は、五十年分の町広報と町勢要覧をまとめたCD―ROMを製作し、十七日から希望者に頒布する。

 昭和三十年一月一日の町制スタートから、まちの行事や出来事などを伝えてきた町広報の五十年分をまとめたもので、金堂の町並みを描いた福山聖子さん筆の「遠足」をカバーに、「近江商人発祥の地 てんびんの里・五個荘町広報1955〜2004」として三枚セットを作成。合併当時の様子や、初めて循環バスが走った記事などを数多くの写真とともに記録した。

 また、町勢要覧と先ほど発刊した町制施行五十周年記念誌をまとめた二枚を付属して計五枚組みにし、ネコのキャラクターが愛らしい奥居匡さんの切り絵を配する。

 動作環境は、Macintosh/漢字Talk7.5以上、空きメモ5MB以上。Windows/Microsoft, Windows95/98/2000/mexp ともに13インチ以上のカラーモニターと256色以上が表示できるシステム、純正、それに準じるCDーROMドライブが必要。

 一千セットのうち、三百五十セットを五十周年記念式典(十五日に開催)で配布し、残った六百五十セットを千百円で頒布する。問い合わせは五個荘町総務課(0748―48―7301)へ。


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町長選は無投票

町議補選は一騎打ち

=蒲生町で事前審査実施=

(湖東・蒲生町)
 二十五日に告示、三十日に投開票される蒲生町長選挙と同町議会議員補欠選挙(被選挙数一)の事前審査が十四日、蒲生町役場で午前八時半から午後五時まで開かれた。事前審査に訪れたのは、町長選が現職の山中壽勇町長(68、鋳物師)=1期目=の陣営のみで、町議補選が現同町区長会会長の岡崎嘉一氏(62、桜川西)=無職=と元町議会議員の内堀治夫氏(58、大塚)=自営業=のいずれも無所属の二陣営。

山中壽勇町長


 蒲生町として最後になるかもしれない町長選では、現職の山中町長が、昨年九月の定例議会の答弁で「二期目に挑戦し取り組んでいきたい」と出馬を表明しているのみで、無投票の公算が強まった。

 「合併成就が与えられた役割だと考えている。合併へのラストチャンスに全力を傾注したい」とする山中町長は、住民アンケートの結果を尊重して東近江市への編入合併の協議を進めている。二月初旬に住民説明会を催し、同月十五日に予定している臨時議会で法定協議会設置の議会議決を得て、三月の定例議会に一市二町の廃置分合に関する議案を提案・審議するという日程を組んでいる。
 来年一月一日に一市二町で合併することが任意協議会で提案されたことから、新町長が誕生しても在任期間が約十カ月と短命であるため、対抗馬の候補者選びの動きもあったものの出馬までは至らなかった。

 一方、桜川西地区から出馬していた議員死去による町議補選は、同地区の地盤を引き継ぐ同区区長で、全町区長会会長でもある新人の岡崎氏と、元町議の内堀氏が、他に出馬の動きがないことから一つの議席を巡り一騎打ちの戦いを繰り広げることが確実となった。

 立候補の受け付けは、二十五日午前八時半から午後五時まで、同町役場二〇一会議室で行われる。投票(三十日)は十投票区で、午後八時四十五分から蒲生町あかね文化センター小ホールで開票される。また、期日前投票は、二十六日から二十九日まで、同町役場で午前八時半から午後八時まで行われる。
 

 一議席を二人が争うこととなった蒲生町議会議員補欠選挙。立候補を表明している二氏に、出馬にかける思いや現在進められている東近江市への編入合併などについて、それぞれ聞いた。

岡崎嘉一氏


 死去した議員の地盤だった桜川西地区では、「候補者を出したい」と昨年十月頃から人選を行ってきた。各組長が区民の意見を集約したところ、岡崎氏を推す声が多数を占めた。区民による説得の末、その熱意と妻の後押しを受け、岡崎氏は住民の代弁者、行政とのパイプ役として「蒲生町のために働こう」と出馬を決意した。

 三十九年間勤めた松下電器産業株式会社を平成十三年に定年退職してからは、町の教育・福祉などあらゆる分野の委員を引き受け、現在も合併検討協議会委員など二十近い委員の役職に就き、民間企業で培った経験を生かしてまちづくりに関わっている。

 協議会委員も務めている合併に関しては、「東近江市への編入合併はつらい部分もあると思うが、卑下することなく、納得するところは納得して、我々の訴えるところは最大限に訴えるべきだと考えている。そして、東近江市との合併協議と平行して、行財政改革を町独自に進め、町を作っていかなくてはいけない」と力を込める。

 これからのまちづくりについては、一市六町での協議で新市に引き継がれることとなった蒲生町病院の健全運営と存続▽少子高齢化に対応した子育て支援の充実と既存の公民館を利用した高齢者の憩いの場づくり▽わがまち夢プランで浸透しつつある住民の総力を結集したまちづくりの展開▽工事入札や税金の無駄使いの厳重監視による清潔で開かれた町財政の推進▽農商工業の振興と活性化対策―などを挙げる。

 この十日には、桜川西区民による後援会組織「岡崎嘉一を励ます会」(川島克彦会長)を発足させた。また、同日、桜川西公民館で開かれた事務所開きに、地元住民ら約八十人が集まり、頑張れコールで選挙戦に向け結束を固めた。すでに地元県議や区長会、桜川西地区からの推薦を得ている。

 桜川西公民館を選挙事務所として、選挙期間中は手作りの訴え、手作りの選挙を全町対象に展開するという。街頭演説にも力を入れ、桜川西地区と桜川東地区の計四個所で候補者本人の訴えを聞いてもらうミニ集会も開催する予定。

内堀治夫氏


 一方、町議会議員を一期務めた経験のある内堀氏は、自立での立候補を決めた。
 平成十四年四月に行われた前回の町議選では、十四票差で涙を呑み、二期目の当選を果たせなかった。内堀氏は、「議員は、自分が住む字のことだけでなく、町全体のことを考えなくてはいけない。しかし、地区ごとに選出して立候補者を出すといった従来の議会議員選挙が今でも行われており、町のために働く適任者が本当に選出できているのか」と村型選挙に疑問を投げかける。

 東近江市への編入合併については、「東近江市の中で、蒲生町をどう位置付けるかが重要だ。合併後の蒲生町がどうなるのかを考えたとき、町民の声に耳を傾け、編入といえども他市町に対して蒲生町の思いを強く訴えることのできる発言・行動・実行の三つの力を兼ね備えた議員が必要とされる。四年間の議員経験を生かして何とか自分の力を発揮し、町民のための政治を実現したいとの思いを強くして、出馬を決意した」と語る。東近江市への編入合併が実現した場合に、蒲生町で行われる市議選の増員選挙への出馬も視野に入れている。

 「町行政がこれまで行ってきたまちづくりは、弱者のための計画性が欠けている」と指摘する内堀氏は、蒲生町病院の存続を最重要課題に挙げる。町内に個人開業医が一軒しかないことから「町立病院として存続させなければならない。民間になれば、採算性ばかりが重要視され、地域医療という観点が薄れてサービス低下につながるのではないかと考える」と危機感を募らせる。

 高齢者の通院も考慮して利便性を高めるため、約四千万円で作れるという近江鉄道の新駅を病院前に設置するなど、弱者の視点に立ったまちづくりを訴える。

 さらに、「合併後に議員数は減るものの、職員数はすぐには減らない。蒲生町民のために働く公務員の意識改革が必要だ。株式会社という感覚を持ち、気配りのあるサービスを行政は行わなければならない」と強調する。

 選挙事務所は、大塚の自宅に構え、町内全域で行う街頭演説に力を入れ、少人数で質素に展開するという。


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國分議長に聞く

=今なぜ、八幡との合併論?= 

▲インタビューに答える國分議長(議長室で)
(湖東・安土町)
 「当面単独」のまちづくりを進めている安土町で、町議8人が「合併を推進する会」を結成。活動を活発化させている。今なぜ合併論が浮上してきたのか、その真意を同会代表の國分征雄議長に聞いた。

 今、なぜ合併話が急浮上したのか

 一番の理由は、町の行政改革推進委員会が提示した中間報告を見て、このままでは、町財政があと4年で破綻し、行革プログラムに取り組んでも7年までという現実がはっきりしたことがあげられる。また、住民の行政ニーズに応えサービスを低下させない短期的な町の将来も描けないことも分かった。東近江の大同合併が何年後か不透明な中で、それまで単独でいけるのか。行革を進めても爪に火を灯すような難しい現実が待っていることが鮮明になった以上、町の将来を考えると、議会の責任として期限内の合併を考える最後のチャンスと受け止めている。

 昨年4月、近江八幡市の申し入れを断った経緯があるが

 住民アンケートでは、1市1町の合併を望まないという住民意向が集約されたが、アンケート結果を誘導するような行為もあり、その信頼性についてはいささか疑問が残っているが、議会として「当面単独」という町当局の判断を否定することはしなかった。その後、合併を目指した模索の中で、昨年の今頃に行った合併協議を始める事前の要望に対して真摯な回答を提出してもらった近江八幡市政への信頼性、今年から本格化したホットテレビの町内進出、西の湖の環境問題などを考えると合併相手は近江八幡しかない現状にある。これまで近江八幡市との合併議論の中で、大きなまちと一緒になる不安や誤解の部分を強調していた言動を反省しなければならない。近江八幡は、行政改革の成果が近畿で4番目という高い評価や全国初のPFIによる新市民病院の改築も順調に進んでいるなど、高い行政能力がある。6日に市議会に出向き、合併協議を申し入れたところ、当初のスタンスと変わらず受け入れてもらえる姿勢を示してもらっており、町当局と一丸となれば協議は始められると思う。

 法定期限の今年3月までの申請に間に合うのか

 議会だけで解決できる問題ではない。県の支援も得ることが必要と思う。法定期限内の合併は、町の将来を大きく変える岐路であると考える。昨年の住民アンケート時に、1市1町の基本的なまちづくりの資料が出来ている。1年間の猶予期間を活かせば、基礎的な事項はまとめられると思う。特例債など現行法の特例措置がなくなった新法で取り組む場合、積極的に安土町と合併しようとする市や町が現れるのか疑問だ。相手があっての話になるので、新法のもとで本当に対等な合併ができるのか分からない。当然、今よりも厳しい条件の中で合併を進めて行かなくてはならないだろうし、編入合併を強いられて多くの町民が望んでいる「安土」の名も残るかどうか、疑問視される。

 町行政との確執を懸念する声があるが

 議会の判断が遅すぎたという指摘はあるが、お互い確執があるわけではない。確かに議会は、近江八幡とは静観を保ってきた経過がある。それは、蒲生郡がまとまる方向性やそれまでの経緯をも考慮に入れていたためで、町行政も理解してもらっていると思う。しかし、将来の安土の姿が見えてこないのは問題。その全責任を町民に負ってもらう訳には行かない。これまで議会も行政も住民に十分な説明が出来ていなかった反省がある。町行政とは協議を進めたい。

 きょう、あすの合併懇談会では何を理解してもらうのか

 「当面単独」の町の取り組みは、間違いだとは思わないが、長期的に町の将来を見据えた場合、合併の先送りは、安土町がさまようことになる。行革推進委員会が提示した中間報告のとおり、町財政の見通しが甘かったこれまでの議会の認識も反省し、本当にこのままでいいのかを訴え、近江八幡市との合併協議を始めることへの理解を求めたい。要請があれば各集落に説明に歩く準備も進め、合併への熱意を示したい。

(聞き手・畑 多喜男) 

 


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