滋賀報知新聞(ニュース)平成17年2月3日(木)第14018号


県は100〜120億円か

新幹線栗東駅の建設費負担金問題

今月10日ごろに関係首長会議
=県が初めて負担割合提示=

▲昨年開催された関係首長会議
(全 県)
 県と栗東市は、東海道新幹線びわこ栗東駅(仮称)の建設費二百四十億円の自治体負担割合決定に向け、昨年十一月三十日に続いて二回目の関係首長会議を今月十月ごろに開催する。同首長会議は、自治体の負担割合について話し合う調整会議の前段階と位置付けられ、県は負担割合を提示すると見られる。建設費負担割合問題は、最大の山場を迎えている。          

【石川政実】

 ●背水の陣の栗東市

 栗東市は、昨年十一月十八日から新幹線新駅の理解を得ようと自治会懇談会を開催中である。市内百十一自治会のうち、すでに九十六自治会(先月三十一日現在)で懇談会を開いた。さらに啓発強化のため、同月二十七日付けで同市交通政策部新駅設置対策課に啓発担当参事を新設するなど、“背水の陣”で臨んでいる。
 一方、同市内の各種団体で構成している「新幹線(仮称)びわこ栗東駅設置早期開業推進協議会」(野村政夫会長、事務局・栗東市商工会内)では来年度から、募金活動に乗り出す。少しでも駅舎建設費や周辺整備の資金に役立ててもらおうと、総動員態勢だ。

 ●とらぬ狸の皮算用

 新幹線新駅の建設費二百四十億円の負担割合は当初、県が八十億円、地元栗東市が八十億円、大津市、草津市など周辺自治体が八十億円と想定されていた。
 しかし昨年四月二十六日、大津市が(仮称)びわこ栗東駅促進協議会に脱退届けを出し、守山市や旧野洲町も負担割合に難色を示し始め、片や栗東市も建設費に当て込んでいた“たばこ税”が税制改正で大幅減収となり、負担金問題は暗礁に乗り上げてしまった。
 このような中、栗東市議会の保守系会派の一つである栗政会はこのほど、負担金問題について提言をまとめた。それによると二百四十億円のうち、二十億円はJR東海に工事費などで縮減を求め、残る二百二十億円については、県が百二十億円、栗東市が五十億円、周辺五(大津市を加えれば六)市が五十億円を負担するとしている。栗東市では、新幹線新駅のための特別基金として、すでに三十五億円を積み立てており、残る十五億円なら、なんとか手当てができるという胸算用だ。

 ●県負担半分以上は無理!?

 関係筋は「この提言では、とてもじゃないが県議会で異論が出そうだ。建設費二百四十億円の半分を県が負担することには、県民にも抵抗があるかもしれない。県が当初の八十億円から上乗せしても負担金は百億円が限度だろう。また一番利益を受ける栗東市が五十億円では、他市は怒ってしまう。せめて県と同額の百億円、最低でも八十億円は負担すべきだ。またJR東海が工事費を二十億円も削減するはずはない。そうなると周辺五市の負担は四十億円〜六十億円になるが、この辺が妥当な線あり、県の素案と見られる」と栗政会の提言を否定している。

 国松善次知事は、昨年の十二月定例県会一般質問で「今年度内に費用負担の調整を取りまとめる所存だ」と答弁しており、この三月までになんらかの結論を出すことになる。しかし「周辺市の負担は二十億円が上限」の声も周辺市にはあり、今月中旬の首長会議の行方は、予断を許さないものになりそうだ。


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琵琶湖・淀川流域圏の森林保全

滋賀など 3府県と国が覚書締結

=連携して循環型社会を実現=

(全 県)
 滋賀、京都、大阪の三府県と、近畿中国森林管理局はこのほど、琵琶湖・淀川流域圏の森林環境の保全・整備に向けて、互いに連携・協力することに合意し、覚書を締結した。

 森林は水源かん養、温暖化防止など多くの機能をもつ。国と三府県が連携を図り、歴史・文化を活かした地域形成、森林保全などの活動推進、地球環境と国土の保全、循環型杜会の実現などを進めるのが目的。

 今後、三府県と近畿中国森林管理局が、連絡調整会議で検討・調整し、連携協力を具体化していく。


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「若者雇用の未来」テーマに

経営労働フォーラム2005

=ホテルニューオウミで4日=

(全 県)
 県労働協会設立40周年記念事業の「経営労働フォーラム2005 若者の雇用の未来」が二月四日、近江八幡市のホテルニューオウミで開催される。

 協会では毎年、労使交渉が本格化するこの時期に、春闘の展望と労使共通の問題をテーマとした「経営労働フォーラム」を、連合滋賀、滋賀経済産業協会と共同で開催している。

 今年は、「若者と労働」をクローズアップし、若者の就労感や雇用、人材育成の問題などについて、基調講演とパネルディスカッションを行うほか、今年の春闘方針について解説を実施する。なお、協会の設立40周年に当たることから、同フォーラムを記念事業と位置づけ、労使関係者をはじめ、一般県民や学生を対象に参加を呼びかけている。

 午後一時開演。日本労働組合総連合会総合労働局長の須賀恭孝氏と、日本経済団体連合会常務理事の紀陸孝氏による解説「どうなる2005年春闘」に続き、信州大学名誉教授で若年者の雇用の将来を考える会世話人の高梨昌氏から基調講演「今日の若年者雇用問題の所在と政策課題」が行われる。

 また、パネルディスカッション「若年者の雇用・失業問題解決に向け労使の役割と課題を探る」では、滋賀大学経済学部教授の荒井壽夫氏がコーディネーターを務める。

 定員は百五十人。受講料千円(学生無料、学生証提示要)。申し込みと問い合せは、県庁労政能力開発課内の滋賀県労働協会(077−528−3753、FAX528−4873)へ。

 高梨昌=東京大学卒業。信州大学人文学部教授、人文学部長、経済学部長を経て名誉教授に就任。日本労働研究機構会の顧問でもあり、中央職業安定審議会会長、雇用審議会会長等を務めた。主な著書に「雇用政策の見直しの視点」「日本の雇用問題」がある。

 須賀恭孝=新日本製鐵(株)入社。新日本製鐵八幡労組副組合長、書記長、連合総合労働局労働協約対策室長、経済政策局長を歴任。経済産業省の産業構造審議会や、厚生労働省の職業安定分科会等でも活躍する。

 紀陸孝=日本NCR(株)入社。日本経営者団体連盟に入職し、政策調査局労務管理部賃金課長、経済調査部経済課長、同部次長を経て、同部長。労働政策審議会労働条件分科会と、厚生労働省の職業安定分科会の公職がある。

 荒井壽夫=福島大学経済学部を卒業後、名古屋大学大学院で博士課程を修め、同学経済学部助手、滋賀大学経済学部講師を経て助教授に就任。滋賀労働局の滋賀地方労働審議会や、県雇用・能力開発機構運営協議会メンバーでもある。


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インド洋津波被災国支援

チャリティー上映会

グルメ企画「(仮称)美味しいシネマ」
=滋賀シネマ10周年記念=

(湖西・大津市)
 滋賀会館シネマホール(大津市京町)のオープン十年を記念して、同ホールの映画愛好家でつくるファンクラブ(代表・中川学氏)は、インド洋津波の被災国復興支援上映「シネマ・エイド」、グルメ企画「(仮称)美味しいシネマ」、を計画している。

 インド洋津波の被災国復興支援上映「シネマ・エイド」では、被災したインド、スリランカ、インドネシア、タイの映画を上映し、その収益を日赤滋賀支部を通じて義援金に役立てる。上映作品は今月中旬に決定する。入場料金は千円。

 代表の中川さんは「被災国への支援は様々な方法があるが、シネマファンクラブは映画の面から復興に協力したいと企画した。被災国が制作した映画の鑑賞をきっかけに、同国の文化に関心を持ってもらいたい」と話している。

 また、グルメ企画「(仮称)美味しいシネマ」は、同ホールで鑑賞した映画作品の中で、お気に入りの一本にまつわる思い出を文章に綴って応募してもらい、文章をヒントにした創作フレンチ料理を琵琶湖ホテルシェフがつくるもの。文章が選ばれた人はペア一組で、今秋、同ホテルの創作フレンチディナーに招待する。

 応募希望者は、映画のタイトルと、それにまつわる思い出(原稿用紙四百〜八百字程度)、郵便番号と住所、氏名、年齢、性別、職業、電話番号(またはメールアドレス)を明記し、郵送または電子メールで三月三十一日までに〒520-0044大津市京町三-四-二二、滋賀会館二階シネファンク「美味しいシネマ」係(Eメールinfo@cine-func.org)へ。

 問い合わせは、同ホール(077-522-6232)。


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水の地下トンネルにヨシと光の回廊

成安造形大展示 「竜宮への灯り道」

=大津放水路1期区間通水記念プレイベント=

▲高さ10メートルある巨大な大津放水路構内
(湖西・大津市)
 大津市の成安造形大学住環境クラスの教員・学生は、ヨシと光によるコラボレーション「竜宮への灯り道展」を、十一〜十三日の大津放水路1期区間通水記念プレイベント(京阪電鉄石山寺駅下車徒歩二分)で開く。

 同大学はこれまで、琵琶湖の生態系で重要なヨシを使って、造形表現の可能性を追求し、学内外で作品を発表してきた。そこで大津放水路の建設を進める琵琶湖河川事務所は、市民に作品を通じて水環境への関心を深めてもらおうと、同大学に展示を依頼した。

 会場では、大津放水路の巨大トンネルに「ヨシ原の道」「ゆらぎの灯り道」「流旋門」「ヨシ灯りの道」「竜宮門」「水底の宮」の六作品(オブジェ)を展示し、幻想的な世界をつくりだす。

 このほか、会場では大津放水路事業パネル展示や炊き出しコーナー、会場からアクア琵琶会場までのシャトルバスと遊覧船「一番丸」の運行が企画されている。

 大津放水路は、慢性的な洪水被害の解消を目的に、市街地南部の三田川から諸子川までの八河川中流部を横断、下流部への洪水をカットし、瀬田川に注ぎ込む総延長約四・七キロの地下のトンネル放水路。今回開通するのは盛越川〜三田川間の約一・七キロで、構内は高さ約十・八メートルもある。今年六月から暫定通水を行なう。

 問い合わせは、琵琶湖河川事務所(077-546-0844)へ。 

 


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