滋賀報知新聞(ニュース)平成17年2月5日(土)第14020号


年男らが「福は内、鬼は外」

=太郎坊宮 節分厄除大祭=

▲たくさんの福豆や福もちがまかれた節分厄除大祭
(湖東・八日市市)
 節分の日の三日、八日市市小脇町の太郎坊宮で節分厄除大祭が行われ、信者らが今年一年の厄(やく)をはらい、福を授かり、春を迎えようと参拝に訪れた。

 朝から降り続く雪の中、正午過ぎから参集殿前の広場では「福豆撒(まき)神事」が行われ、紅白の幕が張られた舞台上から、赤や青の頭巾、羽織袴(はかま)、裃(かみしも)姿の八人の年男らが、「福は内」「鬼は外」の掛け声とともに、福豆や福もちを威勢よくまいた。

 舞台前では少しでも多くの“福”を授かろうと詰めかけた参拝者が待ち構え、頭上から降り注ぐ“福”を懸命に受け取っていた。

 この日を境に暦の上ではもう春。参拝者らは、今年が明るい良い年になることを願って、“福”を家に持ち帰った。


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ぐるーぷ土塊・青春サロン&宮会館

八日市図書館で合同展

=ものづくりの楽しさ紹介=

▲光の陰影が美しい陶芸のオブジェ
(湖東・八日市市)
 陶芸教室を修了した受講生でつくる五個荘町の陶芸愛好会「ぐるーぷ土塊」と、高齢者の生き甲斐づくりを進める八日市市の「青春サロン」および「八日市宮会館」による合同作品展が、八日市市立図書館の風倒木展示コーナーで開かれ、驚きの発想や、自由にのびのびとした作品が来館者の目を楽しませている。

 今回のテーマは「光と影」。紅葉をあしらった和紙に竹籤の格子窓をつくり、ほのかな灯りを灯したオブジェや、月見ウサギが浮かび上がった皿など、光の陰影を見事に表現した穴窯作品が展示される。また、藍の色合いが美しい和風小物や、お雛様を描いた七宝焼きなど、総勢二十五人の力作約百五十点が並ぶ。

▲陶芸や手芸など、ものづくりの楽しさを紹介する合同作品展
 ぐるーぷ土塊は、指導する南幸男さんのもとで陶芸の面白さを知った受講生二十一人が、陶芸を続けたいと教室修了後も創作に取り組んでいるグループで、南さんを通じて交流を深める八日市市の青春サロンと、宮会館の合同作陶展を企画した。

 いずれも、素朴で落ち着いた味わいと釉薬による不思議な彩りを魅せ、形式や表現方法にとらわれない自由な作品からは、いきいきと取り組む姿を思い浮かばせる。

 会期は、「ぐるーぷ土塊」が六日午後三時まで。「青春サロン」「八日市宮会館」の作品は十日まで。


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消防、住民の連携で

地域の文化財を守れ

=愛東町の豊永寺で訓練=

▲火が迫る本殿から文化財を搬出する住民
(湖東・愛知川町)
 愛知郡広域行政組合消防本部の文化財火災防御訓練が愛東町中戸の豊永寺で、寺付近でのたき火の火が境内の垣根に燃え広がり、本殿に火の勢いが迫っていることを想定して行われた。

 訓練は、「第五十一回文化財防火デー」(一月二十六日)に合わせ、地域の財産でもある貴重な文化財を火災等の災害から守るため消防機関、文化財関係者および地域住民が協力して取り組むことで、いざというときに備え、日頃の文化財愛護の意識を高めることを目的に、毎年実施している。

 今回は、愛知郡消防本署、愛東町消防団、中戸自警団、豊永寺関係者、中戸住民が参加し、住民による発見、通報、初期消火に始まり、文化財搬出、人命救助、消防隊の中継、放水訓練が、迅速に行うとともに、各機関の連携を確認した。


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近代風景画を確立

明治の巨匠―野村文挙展

=地元・五個荘などから75点=

(湖東・五個荘町)
 五個荘町てんびんの里文化学習センターで、町制50周年と間もなく誕生する東近江市を祝した記念展「山水画から風景画へ 明治の巨匠 野村文挙展」が開かれている。二月十三日まで。

 野村文挙(一八五四〜一九一一)は、幕末の安政元年、神崎郡北庄村(現五個荘町宮荘)の野村宇兵衛の長男として、京都四条烏丸長刀鉾町の商家に生まれ、十四歳の時に浮世絵師梅川東挙(一八二八〜六九)に師事した。しかし、入門二年目で東挙が亡くなり、当時、幕末の「平安四名家」と称された四条派の塩川文麟(一八〇八〜七七)に絵を習うことになり、師の文麟と東挙の一文字を受けて「野村文挙」と名乗った。

 多感な青年期に、安政の大獄、明治維新を見てきた文挙は、師とともに京都を離れて日野・五個荘・近江八幡を中心に滋賀で暮らし、師の画風を写し取るように写生を基調とした山水画、風景画を研鑽した。

 文麟の死後、東京に移った文挙は、明治二十三年に学習院の絵画教授となり、丸山・四条派の写生的山水画から近代的風景画への先駆けとして、明治期の近代日本画に大きく影響を及ぼした。

 また、次代京都画壇の双璧・竹内栖鳳と並び称される山元春挙の師でもあり、明治期を代表する日本画家と高く評価されている。

 同展は、地元に残る文挙作品約七十五点を一堂に展示し、その画業を振り返ろうとするもので、文挙の名を世に広めた「耶馬渓の図」や、パノラマ作品「永源寺図」のほか、子犬と雀がかわいらしい「狗子図」「南天双雀図」、酒席で描いた「大鯛の図」は鯛の目も酔って潤んでいるようだ。

 このほか、文麟の筆法を倣った清水寺、知恩院などの「四季図」や、妹の嫁ぎ先である塚本家に贈った「嵐山・永源寺図」のふすま絵も展示されている。

 顕彰する文挙の会では「同展を機に、近江商人発祥の地“てんびんの里五個荘”の生んだ画人・野村文挙に対する認識を深めていただきたい。また、優れた仕事をした埋もれた郷土の文化人発掘など、東近江市の文化振興につなげていきたい」としている。

 観覧無料。開館時間は午前九時半〜午後四時。月曜休館。問い合わせは、てんびんの里文化学習センター(0748―48―7100)へ


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顧客獲得のカギは3つの心

“関心・安心・決心”

=商工会員が実践的ノウハウ学ぶ=

▲職人だからこそ効果のある営業ノウハウを伝授する金田氏の講演
(湖東・蒲生町)
 蒲生神崎郡管内七商工会による「新春経済セミナー」がこのほど、蒲生町あかね文化センター小ホールで開かれ、商工会会員約百人が職人としての技術を生かし、いかにお客さんの心をつかみ、受注へとつなげるか、苦境突破に役立つ実践的な営業ノウハウを学んだ。

これは、年一度開催されている蒲生神崎商工会広域連携事業の一つ。冒頭、県商工会連合会蒲生神崎支部の森嶋治雄支部長(竜王町商工会会長)が、「来年度は、市町村合併などいろいろな意味で商工会にとっても激動の一年になると思う。不透明な部分も多々あると思うが、今年は、災い転じて福となるよう祈念している」とあいさつした。

 セミナーでは、販売促進コンサルタントで日本販促実務指導家協会代表幹事でもある金田晃氏が、「職人さんの仕事獲得法」をテーマに講演。金田氏は、規制緩和が進み大型店などライバルが増え、“技術者だから”ではすまない時代にきたことを指摘した上で、顧客獲得のカギを伝授した。

 そのカギとは、「関心・安心・決心」という顧客の三つの心を動かすこと。技術者でも、会社の電話番号を大きく記した名刺を肌身離さず持ち歩き宣伝したり、現場をショーウィンドウと捉え会社名の入った看板を一つでも立てて仕事ぶりを積極的にアピールしたり、事業案内書を作成するなど、金田氏はライバルとの差別化を図る“技術プラスアルファ”の必要性を説いた。

 「今のお客が次の客を呼ぶのであり、目の前のお客を満足させ、お客の気になる部分をつかむ努力をすること」。金田氏は、潜在需要をつかむための工夫の一つとして、ビジュアル時代に合わせて施工前と施工後をカメラで撮影するなど画像で説明する習慣付けやハガキ一枚でも顧客に対して礼状を出す心づかい、アンケートをとり顧客の満足度を把握し改善につなげる努力などを挙げ、「着実に実行するかしないかがチャンスの分かれ目となる」と締めくくった。 

 


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