滋賀報知新聞(ニュース)平成17年2月10日(木)第14024号


昭和56年以前の木造住宅

耐震診断実績は、まだ千戸

=草津市野路で補助制度初の改修工事がスタート=

▲進まない木造住宅の耐震改修
(湖南・草津市)
 政府調査機関等による滋賀県での地震予測は琵琶湖西岸断層帯の大地震発生確率(三十年)が〇・〇九〜九%、東南海・南海地震(同)では五〇〜六〇%と想定されており、いつ大地震に見舞われても不思議でない。十年前の阪神淡路大震災では六千四百人強の命が奪われたが、中でも建物倒壊や家具の下敷きによって亡くなった人は七割弱に及んでおり、県内でも昭和五十六年以前に建てられた木造住宅の耐震診断や改修工事が大きな課題になっている。     【石川政実】

 県内の木造住宅は二十七万五千戸(平成十年度住宅土地統計調査)で、このうち地震に弱い昭和五十六年以前のものは十五万四千戸にのぼる。県は平成十五年度から、市町村と連携して、木造住宅の無料耐震診断を実施している。

 無料耐震診断の実績は、昨年度が二百戸、今年度が昨年十二月末現在で八百二戸(うち守山市単独事業百六十四戸)の計千二戸にすぎない。ちなみに耐震診断は、国、県、市町が全額負担して無料。同事業は市町が実施している。昭和五十六年以前の木造住宅が対象で、市町村窓口で申し込むと耐震診断員が現地に派遣される仕組み。調査時間は、二〜三時間程度である。

 耐震診断で改修工事が必要とされて改修を希望する場合、県は一部市町において改修費が百〜二百万円なら「二十万円」、二百〜三百万円なら「三十万円」、三百万円以上なら「五十万円」をそれぞれ補助する制度を設けている。今年度は、草津市、甲賀市、高島市、多賀町で窓口を設けたところ、この七日から草津市野路に住むAさん宅が同制度(二十万円の補助)を使って、耐力壁を増強する改修工事を開始した。

 県は来年度の目標に、耐震診断六千戸(守山市三百五十戸)、改修費補助三百戸を掲げている。守山市のように他の市町に先駆けて市単独で耐震診断を実施している一方で、耐震診断の応募がないところもある。

 国松善次滋賀県知事は阪神・淡路大震災から十年を迎えた一月十七日、「日頃の暮しの中で、大切な家族を守るために、どうすれば被害を最小限にできるか県民自らが考えて行動してほしい」と意識改革を訴えていた。


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当初の予測範囲にズレ

RD産廃処分場の深堀箇所の改善工事

東側へ確認しながら掘削を継続
=県「工事計画への影響なし」=

(湖南・栗東町)
 高濃度の硫化水素が検出されて問題になり、県の改善命令で深堀箇所の遮水工事が実施されているRDエンジニアリング社の産廃処分場(栗東市小野)について、栗東市の環境調査委員会がこのほど開かれ、工事の進ちょく状況が報告された。

 この工事は県がRD社に昨年十一月二十五日から実施させているもので、地下水汚染の原因とみられている深堀箇所の廃棄物を移動した上で、浸透水の流出防止のため底部に遮水を施す。

 計画では、処分場北東部の南北約六十メートル、東西約五十メートル、深さ約二十三メートルの約三万三千八百五十立方メートルを掘削する計画だったが、二月四日現在までに四万立方メートルを掘削し、県産業廃棄物対策課は「計画は最終段階に入っている」と認識している。

 ただし、同社が県へ提出した図面を基に進められているものの、深堀箇所の範囲が当初の予測よりも「ずれている」(県廃棄物対策課)ため、確認しながら東側へ掘り進めている。同課は「工事計画への大きな影響はない」としている。

 掘り出された廃棄物は場内に仮り置きされ、同処分場で本来許可されている安定型四品目(廃プラスチック、ゴムくず、ガラス・陶磁器くず、コンクリート等建設廃材)以外の廃棄物を取り除いている。

 さらに、廃棄物からサンプリングを毎日採取し、土壌環境基準に基づいて水銀など有害物質十一項目が判断基準を超えていないかどうか検査し、超えた場合、その日に掘り出された廃棄物は場外撤去する。県によると、二月四日現在、基準を上回る有害物質は検出されていないという。

 監視体制については、県と市の職員が工事開始の午前七時半からその日の終了時刻まで立ち会い、硫化水素ガスのモニター検知器などで周辺調査を行なっている。住民の立ち入りに関しては、昼休みの二十分、三人に限定して実施している。

 同委員会は改善工事の進ちょく状況を把握するため、十七日に現地視察することにしている。


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県サッカー協会がチーム創設

湖国からJリーグ目指そう

=新年度から県社会人リーグ参戦=

▲ホームグランドになる(仮称)野洲川歴史公園サッカー場の完成予想図
(湖南・野洲市)
 滋賀県サッカー協会(栗東市小野)は、湖国からのJリーグ入りを目指して社会人チームを創設する。同協会は「県内の高校サッカーのレベルは向上しているが、良い人材は卒業後、県外へ流出しているのが現状だ。受け皿づくりを進め、滋賀県サッカー界の発展に貢献したい」としている。

 新チームの運営は、同協会が全面的にサポート。年内完成予定の守山市の本格的サッカー場「(仮称)野洲川歴史公園サッカー場」に拠点を置き、毎週三日程度練習し、土日を遠征とリーグ戦に充てる。

 スタッフには、部長は北村重夫氏(県サッカー協会副理事長)、監督は松下哲広氏(県青年男子国体選抜監督)、スーパーアドバイザーは美濃部直彦氏(京都パープルサンガヘッドコーチ)と上野展裕氏(同育成部統轄ディレクター)が就任する予定。

 Jリーグへの昇格の道のりは、県内社会人リーグ(一│四部)を皮切りに、好成績を上げて、関西リーグ(一・二部)からJFL(日本フットボールリーグ)へと経なければならない。新年度から県内社会人リーグ一部に参戦する。

 これまで県内の社会人チームは、関西リーグに昇格しても、スタッフや経済的な面で定着するのは難しかったという。新チームでは同協会が両面をサポートし、Jリーグ入りを目標にしている。

 なお、同協会は創設に向けて選手選考会を、二十日正午からびわこ成蹊スポーツ大学(志賀町)、二十七日正午から水口スポーツの森野球場(甲賀市水口町)で行なう。参加資格は県内出身、または在学、在勤者で、十八歳以上(平成十七年四月二日現在)の男子。希望者は所定用紙に必要事項を記入し、十五日までに県サッカー協会選手選考係(電話077-553-5769、FAX077-553-5788)へファックスする。


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美しい琵琶湖を日韓友好の拠点に!

「盧大統領来訪を実現する会」発起人会

=志賀町のヨットスクールで有志120人=

▲BSCウォータースポーツセンターで開かれた発起人会
(湖西・志賀町)
 日韓国交四十周年にあたる今年、首脳会談で訪日する韓国の盧武絃(ノ・ムヒョン)大統領を湖国に招こうと、五日、志賀町南船路のヨットスクール・BSCウォータースポーツセンターで「盧武絃大統領の琵琶湖来訪を実現する会」の発起人会が開かれ、有志百二十人が集まった。

 同センターの井上良夫校長と盧武絃大統領とは、ヨットを通じて二十四年前から交流があり、盧大統領が会長を務める韓国のクラブと日韓親善ヨットレースを毎年開催している。昭和五十八年には当時弁護士だった盧武絃大統領が来日し、同センターでインストラクターコースを十日間受講した。

 すでに大統領側には「来訪を実現する会」の趣旨を説明、協力を依頼している。井上校長は実現に向けて今月末から訪韓する予定で、会員のメッセージを収録したビデオレターを側近に手渡すことにしている。来訪時には日韓交流センターの設立を提案したいという。

 発起人会で井上校長は「多くの人が大統領に琵琶湖に来てほしいと願っているのを伝えたくて、今回の会を開いた」とあいさつ。

 同センターで講習を受けたことのある国松善次知事も会場に駆けつけ、「ぜひ県民をあげて琵琶湖に来てもらい、滋賀県を日韓友好の拠点にしたい」と述べた。


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プレゼント

映画「中江藤樹」ビデオ・DVD

=「湖北の山岳信仰展」入場券=

(湖西・高島市)
 滋賀報知新聞社は読者プレゼントとして、高島市が今月一日から発売を始めたテレビ映画「中江藤樹」のビデオとDVDをそれぞれ一人、長浜城歴史博物館で開催中の特別展「湖北の山岳信仰」をペア三組に進呈します。

 希望者は、ハガキに住所、氏名、年齢、電話番号、本紙への批評を明記し、十七日までに〒520-0051大津市梅林1丁目3-25、滋賀報知新聞社大津本社へ。なお、当選者発表はプレゼントの発送をもって代えさせていただきます。

読者プレゼント用メールフォームへ

 映画「中江藤樹」は旧安曇川町が昨年制作したもので、高島市安曇川町出身の陽明学の祖・中江藤樹(一六〇八〜一六四八年)の生涯を、一時間半の映像にまとめた。藤樹を演じるのは、テレビドラマ「水戸黄門」の助さん役で知られる俳優・原田龍二さん。

 ストーリーとしては、郡奉行を務めた藤樹が解決した百姓一揆や、切ない恋のエピソード、故郷に帰ってからの村人・門下生との心温まる交流を盛り込み、短い四十一年の生涯を感動的に描いている。撮影は、同市や愛媛県大洲市で行なわれた。

 価格は、DVDとビデオいずれも二千五百円。問い合わせと申し込みは安曇川公民館内の映画「中江藤樹」制作実行委員会(電話0740-32-0003)へ。

 また、長浜城歴史博物館(長浜市公園町)で開催中の特別展「湖北の山岳信仰」は、湖北地域の山岳寺院ゆかりの文化財と伝承を通じ、湖北人のこころの源流に迫るもの。会期は三月十三日まで。
 「荒ぶる神」として神話に登場する伊吹山や、奈良時代から山岳修業の場として発展した己高山など、湖北地域はいくつもの霊峰に囲まれている。このため、湖北地域は一大宗教文化圏として発展し、多くの貴重な美術工芸品が生み出された。

 入館は一般四百円、小中学生百円。問い合わせは同博物館(電話0749-63-4611)へ。 

 


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