滋賀報知新聞(ニュース)平成17年2月22日(火)第14034号


東近江市長選 激戦に突入

27日投票 1週間の選挙戦へ

中村、西沢両候補の一騎打ち
=自民、民主の対決色が本格化=

(湖東・東近江市)
 【東近江】 東近江市初となる市長選が二十日に告示され、旧一市四町合併協議会長で八日市市長だった中村功一候補(72)と、前県議の西沢久夫候補(52)の二人が立候補した。両陣営の出陣式には、国会議員や県議らが激励に訪れるなど、自民と民主の色分けもはっきりしてきた。これまで一枚岩を誇る旧武村同友会にも亀裂が入り、二十七日の投票まで一週間、両氏一騎打ちの激戦は続く。

 中村候補の出陣式に約七百人が訪れた。自民党の岩永峯一、小西理、山下英利、有村治子はじめ県議、北川弥助元県議らが激励に駆け付け、新市長に「必ず中村候補を」と呼び掛けた。上野幸夫選対本部長(県議)は「厳しい選挙となる。油断することなく気を引き締め、勝利へ戦い抜く気構えが必要」とゲキを飛ばした。
 旧四町の町長は、今回の選挙を「合併選挙」と位置付け、こぞって「汗をかいた中村候補が新市長になるのが当然」と支援拡大を願い、新市初代の高村与吉議長も「まちづくり計画推進へ中村市政の誕生しかない」と訴えた。

 中村候補は「一市四町が持つ歴史、伝統を大切にしながら、均衡と一体感あるまちづくりに取り組みたい。市民の理解を得ながら協議いただいた新市まちづくり計画を具体的に、より迅速に実行するのが私に与えられた責務」と、目的達成へ協力を求めた。

 一方の西沢候補の出陣式では、支持者ら約三百人が必勝を期した。民主党の田島一成衆院議員、県民ネットワークの県議五人ほか、奥村展三衆院議員、林久美子参院議員からもメッセージが寄せられ、新市のカジ取りは「西沢さん以外にない」とアピールした。

 松本光郎選対本部長(市議・旧愛東町議)は「相手陣営に引けを取らない組織が出来上がった。精神を集中させ団結力を持って、最後まで戦い抜きたい」との意気込みを示し、堀口豊司後援会長も「西沢候補の完全勝利」へ団結を求めた。

 西沢候補は「市民の声を無視した行政が進められている。市政刷新に取り組み、市民との対話に基づき、市民と共に新しい東近江市を築きたい。経営感覚を持って行財政改革に取り組み、住民サービスを低下させない政策転換が必要」と、若さと行動力を訴えた。

選管委員長に津田氏が就任


 【東近江】 東近江市選挙管理委員会は、このほど開いた第一回の会合で、選管委員長に津田茂氏(71)=八日市町=、職務代理者に平塚隆司氏(70)=高木町=、委員に池田義一氏(70)=愛東外町=と杉山正瑞氏(64)=川合寺町=を選出した。


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わらべうたで心癒されませんか

最後の「蒲生町家庭教育講座」

=27日 蒲生町あかね文化センターで=

▲わらべうたの力で音楽療法に取り組む講師の荒井氏
(湖東・蒲生町)
 【蒲生】 ほのぼのとした気持ちで胸をいっぱいにしたい人や癒されたい人必見の蒲生町家庭教育講座「歌の力〜わらべうたが私たちに伝えようとしていること〜」(主催=蒲生町家庭教育推進協議会、同町教育委員会)が二十七日、蒲生町あかね文化センター大ホールで開催される。開演時間は午前十時半。参加無料。

 毎年開かれている同講座は、蒲生町が行うのは今年度が最後となる。今回は、同町文化体育振興事業団との共催で“蒲生町文化講演会”と位置付け、子どもたちの町内での体験活動の場を提供しているマックスクラブや寿クラブ(老人会)といった幅広い年代層に参加を呼び掛けており、世代を越えて学び合える一大イベントを企画した。

 最後を飾る講師は、心を和ます力があるという昔懐かしのわらべうたを利用した音楽療法に取り組んでいる荒井敦子氏。有名な音楽療法士である荒井氏は、奈良市音声館(おんじょうかん)館長や奈良市音楽療法推進室室長を務めつつ、わらべうたを軸としたユニークなまちづくりを展開している。

 また、難民キャンプや障害者施設でのボランティアを原体験とし、歌の「癒し」を考え続け、幅広い音楽活動を繰り広げている。昭和五十七年に結成した「まつぼっくりならまち少年少女合唱団」は、三月に開催される愛・地球博のオープニングで、政府出展事業のメッセージソングを歌う予定。

 講座で、荒井氏は、蒲生町にもあるという二曲のわらべうたを含め美しい歌声を披露し、わらべうたを通して家庭教育の在り方について歌い語る。

 一度、荒井氏の講演を聞いたことがある蒲生町社会教育委員の岡田文伸さんも「透き通った声に心が洗われる。お話を聞くと、昔を懐かしみ、喜びの涙がこぼれる」と一押しの講演。

 定員は、五百人(当日受付も行うが、定員になり次第受付を終了するため、事前申し込みを)。詳しくは、蒲生町教育委員会社会教育課(電話0748―55―4893)まで。


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次世代型魅力あるまちづくり

若者が描く地域の未来像

=竜王町で「構想策定研究会」発足=

▲次世代型魅力あるまちづくり構想策定研究会の初会合
(湖東・竜王町)
 【竜王】 住民や企業、行政の協働のもと若者が中心となって地域の未来像を描く「次世代型魅力あるまちづくり構想策定研究会」(福本宏弥リーダー、徳谷剛サブリーダー)がこのほど、竜王町で発足した。初会合が開かれた勤労福祉会館は、同町在住または在勤者、町職員の中から公募で集まった概ね二十歳から四十歳までの約三十人の研究会会員の若いエネルギーとまちづくりを勉強したいというやる気で満ちあふれた。

 自律し個性あふれるたくましいまちづくりの推進を掲げている竜王町は、住民と企業、行政、大学といった研究機関が連携を深め、住民自らでまちづくりの調査・研究を進めてもらい、幅広い年代層の住民意見を吸い上げ、次世代型の魅力あるまちづくりへ反映させることを目的に同研究会を設置した。

 研究会の設置期間は、平成十七年二月十日から三月三十一日まで。期間内に五回の会合を持ち、研究会会員は▽自律する地域再生のまちづくりに向けての構想づくり▽若者の定住や子育てといったあらゆる観点から若者の考える楽しく魅力ある生活拠点となる核エリアの構想づくり―を手掛ける。最終的には、まちづくり構想案としてまとめ、山口喜代治町長へ提案することになっている。

 初会合では、冒頭、山口町長が「『こういう町を作っていきたい』というさまざまな考えや思いがあると思う。研究会の場で率直に意見を出していただき、実りある会となるよう期待している」とあいさつし、会員を代表して福本さんに選任状を手渡した。

 会員構成は、町民と町内事業所の若手従業員、町職員の計三十二人。「企業と町の接点を求めてきた」や「四人の子を持つ母親であり、家庭にいる身で何かできればと参加した」など、会員らは自己紹介を通してまちづくりという一つの目標に向かいともに取り組んでいく決意を固めた。

 引き続き、同研究会のアドバイザーである立命館大学政策科学部・高田昇教授が「産官学民が一緒になって行動することが話題になるが、実際に一緒に行動しているところは少なく、滋賀県内でも初の研究会ではないかと思う」と語り、“田園のまちにおける次世代型魅力あるまちづくりとは”と題して講演した。

 講演後の意見交換では、会員から「住民にもっとまちづくりについて興味をもってもらうことが大切だと思う」や「子どもを預ける場所がもっとあり、高齢者がもっと自由に活動したり、主婦も働くことができれば生き生きしたまちになるのではないか」などの意見が出された。

 今後、三月八日に「まちづくり構想の骨子」、同十七日に「まちづくり構想のまとめ」を行い、同十三日の町民フォーラムで研究の一部を紹介する予定。


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宇宙科学のすばらしさ紹介

=向井千秋後援会=

▲千秋会の展示を見学する向井万起男氏(左)と筈井代表
(湖東・近江八幡市)
 【近江八幡】日本だけでなくアジアで初の女性宇宙飛行士・向井千秋さん(国際宇宙大学教授)の活動の一端を子どもたちに紹介し、宇宙や自然科学に興味を持ってもらおうと取り組んでいる向井千秋後援会「千秋会」(筈井洋子代表・会員80人)は六日、栗東芸術文化会館で開かれた千秋さんの夫・向井万起男氏(慶應義塾大医学部助教授・57)を講師に招いての「男女共同参画ひろば」に協賛して、千秋さんが実験した宇宙メダカや実物の宇宙服の展示や後援会の活動を写真パネルで紹介。千秋さんの偉業を知ってもらうと共に宇宙科学への夢を訪れた人々にPRした。

 千秋会では、これまでに向井さんが宇宙船内でふ化実験に成功した「宇宙メダカ」の子孫(12世)を譲り受け、近江八幡市役所や市内外の小学校などに寄贈するなど、その活動の輪を広げている。今年は「宇宙キュウリ」の栽培に取り組むことにしている。

 講演後、展示会場を訪れた向井万起男氏は「女房の活動をこんなに支援していただいていることに感動しました」とお礼を述べた。筈井代表が「是非、近江八幡にお越しください」と話すと向井氏は「(実現できるよう)女房に伝えます」と答えた。同会では、近江八幡市に千秋さんを招へいして宇宙や自然科学のすばらしさを子どもたちに伝えたいとの希望を持っている。


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50年前の合併(1)

赤字三千万円をどうする?

合併村落に不渡り手形

(県下五番目の新市として八月十五日、正式に発足した八日市市は、町をあげての市制祝賀気分に溢れているが、湖東平野の中枢に位置する物資集散地商都として活気と江勢道路の基点たる地の利にも拘らず、本格的な都市を形成するには今なお未解決の深刻な問題を内蔵している。

 その中でも市当局の頭を悩ませている問題は、田園都市の御に洩れず工場誘致の懸案で、江勢道路の実現と旧飛行場敷地の産業化に全他聞力を傾注した元町長・山田(治)氏も資材、製品の輸送に国鉄を直接利用できぬ工場立地条件の克服を新市最大の課題としている現状にある。

 本社では、待望の市制実現を機会に当面の問題をとり上げ、読者座談会の形式で市民の忌憚のない意見を発表してもらった。以下はその主なものである。

 八日市市を実現するに当たって合併計画の中に近江鉄道の省営ならびに近鉄バスの市営を要望する声があがったことは市政建設の課題として注目されてよい。旧飛行場敷地を視察した某製紙会社をはじめ工場新設の関係者が異口同音に資材、製品の輸送が近鉄を利用する場合、極めてコスト高である点、ならびに水利の不便を指摘していることは八日市が市になっても、この問題の抜本的な解決がない限り、本格的な工場誘致に甘い望みをもてないことを明らかにした訳で、市百年の大計から再考を要する問題であろう。

 工場誘致による新規財源の獲得と関連して問題となるのは、旧八日市町が新市に引き継いだ赤字財政三千万円の再建計画である。

 合併を巡って八日市町の町会議員が平田、市辺、玉緒、建部の合併村側に「旧町の赤字は、新市には迷惑はかけない」とか町長、議長らが合併工作に各町村を歴訪して金五万円也を差し出し「ご自由にお使いください」とか、あるいは町会議員有力者の連名で金融機関から合併に必要な諸経費を融通してもらったにも拘わらず、その使途に関して市会に報告がないという諸説が市民間の疑念を買っていることは、大八日市市の建設に新庁舎と学校建設を必要とする際だけに往年の宴会政治、汚職リコール問題の発生を防止する上からも明確な収支財政計画を確立して市政建設の基軸にする用意が望ましい。

(「週刊・湖東よみうり」昭和29年8月16日付)
 記事は、当時の新聞に掲載されている内容を再掲載したものです。  

 


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