滋賀報知新聞(ニュース)平成17年3月1日(火)第14040号


中村功一氏が当選

東近江市初の市長選

合併への汗を今後に
=新市まちづくり託す=

▲東近江市長選の初当選を喜ぶ中村功一氏
(湖東・東近江市)

【東近江】 旧一市四町の合併で誕生した東近江市長選は、二十七日に投票が行われた。即日開票の結果、元八日市市長で合併協議会長として合併に汗した中村功一氏(72)が一万六千百二十票を獲得し、初代市長の座を勝ち取った。県議職を投げ打ち果敢に挑戦した前県議の西沢氏(52)は、一万四千四百六十五票と善戦し、わずか千六百五十五票差にまでこぎ着けたが、一矢を報いるまでに至らなかった。当日の有権者は五万九千六百二十九人で、投票率五一・六八%の低調に終った。

 初となる東近江市長選は、合併をまとめ上げ汗した中村氏に、世代交代と市政刷新を訴えた西沢氏が、事実上の現職を相手に若さと行動力をアピールし果敢に挑戦した。新市まちづくりへ両氏が打ち出すマニフェスト(選挙公約)にほとんどの差がみられず、選挙戦は「合併への手腕」と、多選批判の「世代交代」を中心に争われてきた。

 戦いに勝利し初代市長の座を獲得した中村氏は、選挙戦を振り返り「私一人でなく、合併に取り組んだ一市四町の皆さんの努力に支えられた」と喜びを語った上で、新市まちづくりへは「 美しい元気都市を目指し、市民とスクラムを組んで、活力あるまちづくりを進めていきたい」との意欲を示した。

 一方、敗れた西沢氏は「皆さんに支えられながら戦ってきたが、私の力不足で敗れた。全員が勝利を確信し活動していただいたが、残念な結果に終った」と感謝し、集まった支援者を前に深々と頭を下げた。

 中村氏は、旧四町長はじめ市議四十九人、合併協議会メンバーらの要請「出たい人より、出したい人」を受け、多選批判を承知の上で出馬を決意した。自民県議三人を
▲善戦した西沢氏
先頭に自治会、老人会、土地改良、推薦団体などの強力なバックアップを受け、有利に選挙戦を進めてきた。

 中村氏は、一市四町合併のリーダー役として「共にかいた汗を新市に生かすのが私の責務。合併後のまちづくりに道筋を付けるかじ取り役を」と訴えてきた。今回の選挙に限り、支援者らも「安定した船出が必要」と、新市スタートの混乱回避に動いた。

 誠実、公正、清潔を政治理念に、中村マニフェスト「まちづくり六本柱」を掲げ、美しい元気都市・東近江市を目指す。十年後を想定した新市まちづくりへは「安心安全」「環境」「活力」「人づくり」「改革」ほか能登川、蒲生町との「合併」を柱にした。

 善戦の西沢氏は、民主党の国会議員や市議十五人の支援を受け、手づくり選挙に取り組み、昨夏の参院選で巻き起こった林(久美子)旋風の再来に期待をかけたが、新しい風を引き込むまでに至らなかった。旧市町別の投票率は次の通り。

 【八日市】四九・七四%【永源寺】六〇・八九%【五個荘】四八・一二%【愛東】五九・三九%【湖東】五四・二四%


メインメニュー|全 県| 湖東・湖北| 湖南・湖西| 中央政界特報| 社説
今週の運勢| お誕生・他| 今日の首長| 取締情報| リンク| E-Mail

TOP インデックスへ

初代市長、中村氏が初登庁

「心ひとつに東近江市つくろう」

=当選証書手に重責噛みしめる=

▲当選証書を受け取る中村市長
(湖東・東近江市)

 【東近江】 当選から一夜明けた先月二十八日、東近江市の初代市長となった中村功一氏(72)が初登庁し、事務引き継ぎや職員への訓示を行うなど、新市政をスタートさせた。

 午前八時十分、同市緑町の市役所本庁舎に到着した中村市長は、出迎えた職員約二百人の拍手の中を歩み、女性職員から贈られた祝福の花束を受け取った。また、高村与吉市議会議長と職員代表の高野治幸市民部長から「七万九千人市民のために、職務にご精励いただきたい」と歓迎の挨拶を受けた。

 演壇に立った中村市長は「市民の目線に立った行政を、とよく話してきたが、選挙戦を通じて感じたことは、市民の目線に立ったものとは、もっと地べたを這ったものだということが分かった。真剣に市民の声に耳を傾け、市民のみなさんと協働して、まちづくりに邁進したい。職員も全力をあげて取り組んでほしい、一緒に東近江市をつくろう」と挨拶し、市長としての第一歩を踏み出した。

 このあと、当選証書の授与式が三階議会控室であり、津田茂・市選管委員長から当選証書が手渡された。津田委員長は握手を交わしたあと「新しい東近江市が事実上、きょうからスタートしました。将来を左右する大事な時期であり、大きな期待が掛かっています。厳しい財政状況のなかで大変だが、市民から評価されるような明るい市政を築いてほしい」と話し、中村市長は改めて初代市長としての重責をかみ締めていた。


メインメニュー|全 県| 湖東・湖北| 湖南・湖西| 中央政界特報| 社説
今週の運勢| お誕生・他| 今日の首長| 取締情報| リンク| E-Mail

TOP インデックスへ

1市2町合併

法定協議会を設置

=第1回会合=

(湖東・東近江市)
 【東近江】 東近江市と能登川町、蒲生町の1市2町合併を協議する法定協議会の設置が各市町議会で議決されたことを受け、三月一日に、法定の「東近江市・能登川町・蒲生町合併協議会」が設置される。

 事務所は、東近江市役所本庁隣りの別館とし、派遣された能登川町職員三人と、蒲生町職員二人を含む計十二人を配属した。看板の掲示がきょう一日朝、別館玄関で行われ、1市2町の首長らが参加する。

 法定協議会への移行により、二日午後二時から第一回「東近江市・能登川町・蒲生町合併協議会」が開かれる。会場は東近江市愛東福祉センターじゅぴあ。傍聴定員四十人。


メインメニュー|全 県| 湖東・湖北| 湖南・湖西| 中央政界特報| 社説
今週の運勢| お誕生・他| 今日の首長| 取締情報| リンク| E-Mail

TOP インデックスへ

安土に助役の暫定設置要望

近江八幡市・安土町合併協議会

意見や提案にも議論深まらず
=協議姿勢 市町間に温度差=

(湖東・安土町)
 近江八幡市と安土町の合併協議は、“順調”に協議が進められている。第二回合併協議会は先月二十四日、ホテルニューオウミで開かれた(近江八幡市委員三人欠席)。提案された十件の協議事項を、すべて原案通り可決し、承認した。十件のうち五件について、安土町委員から質問、意見、提案が積極的に行われたが、合併協議会事務局や市幹部が回答するにとどまり、近江八幡市委員にいたっては前回同様一人も口を開くことなく、ただ、採決に右手をあげるだけで、出された意見に賛成なのか、反対なのか、意思表示する場面もなかった。市と町の規模の違いを改めて認識しながら、対等合併めざす以上、互いが相手のことを理解して、将来のために、充分な議論を尽くしておかなければならない。そのためには、相当の覚悟も必要だ。

 合併方式は新設、合併期日は平成十八年三月二十日、近江八幡の市役所と安土の支所、公共的団体の統合・再編、市章の合併時決定などは、意見もなく、合併方式のみ賛成多数、その他は全員賛成で、可決した。

 一般職員の身分では定員適正化計画・給与体系・人事組織再編についての考え方や財団法人の職員が文章化されていないことなどについて、特別職の身分では安土に経過措置として一期四年の間助役を置く、財産の取扱いでは近江八幡市の公営住宅の払い下げ問題と基金や建物評価の検討、補助金・交付金では二百二十五件と六十二件では市町間に差があり過ぎる、などの質問や意見が出た。

 事務局や近江八幡市が答えられるものについては回答。安土の助役職設置については、事務局「御意見としておうかがいする」会長「要望としてとりあげる」とするにとどまり、それ以上の議論はなく、再協議するのかどうかもわからないまま、安土町委員も納得したのか、いずれも全員賛成で可決した。原案の修正、削除、追記などは一切なし。

 新市名称候補選定小委員会から、第三回委員会・専門委員会合同会議(三月一日)で第二回専門委員会(二月二十八日)の候補選定と理由の報告を受け、第三回協議会(三日)で報告、第四回(八日)・第五回(十二日)の小委員会で協議し、第五回協議会(十七日)に報告して決定する日程などが報告された。

 新市まちづくり計画策定小委員会から、原案通り承認した「水面に映す『歴史』と『文化』 人を慈しみ 自然豊かに 輝くまち」を将来像とする計画の素案を報告、計画書概要版を意見を聞くためのハガキ(九日締め切り)をつけて、住民配布することが報告された。

 次回は、三日午後六時から、ホテルニューオウミで開催。


メインメニュー|全 県| 湖東・湖北| 湖南・湖西| 中央政界特報| 社説
今週の運勢| お誕生・他| 今日の首長| 取締情報| リンク| E-Mail

TOP インデックスへ

江戸から昭和までの人形と道具

春の特別企画 ひいな展

=3月21日まで 近江八幡資料館=

▲大切に伝えられてきたひな人形
(湖東・近江八幡市)
 近江八幡市立資料館(新町)は春の特別展「ひいな展」を、同館向いの旧伴家住宅で開いている。三月二十一日まで。

 生活に根ざした様々な行事が、時代の移り変わりと共に軽視されがちになっている風潮の中で、同館所蔵のひな人形を紹介しながら、子の成長を願う親の思い、家族の団らん、地域のつながりをはじめとして、人と人とのふれあいの大切さを、今一度再認識してもらうことを願って、開く。

 今に残る近江商人の商家を修復し、公開している同家の中二階と二階に、江戸時代から昭和三十年ごろまでの内裏びな、五段飾り、一緒に飾られる遊び道具や子どもたち用の食器などがずらりと並び、時代ごとの特徴も知ることができる。

 入館料は旧西川家住宅、歴史民俗資料館と共通で、一般五百円、小・中学生三百円。近江八幡市民に限り受付で署名すると、同展のみ無料で観ることができる。入館は、午前九時から午後四時まで。月曜日休館。問い合わせは、同館(0748―32―7048)まで。

 


メインメニュー|全 県| 湖東・湖北| 湖南・湖西| 中央政界特報| 社説
今週の運勢| お誕生・他| 今日の首長| 取締情報| リンク| E-Mail

TOP インデックスへ