滋賀報知新聞(ニュース)平成17年3月2日(水)第14041号


蛇溝町 長緒神社社務所完成

6日竣工報告祭と祝賀会

伊勢大神楽と記念講演会
=住民交流の懇親会も開催=

▲完成した長緒神社の社務所
(湖東・東近江市)
 【東近江】東近江市蛇溝町の長緒神社(西村宏司宮司)の社務所が改築され、六日に竣工報告祭と祝賀会が同神社境内で行われる。

 同神社は、同町の氏神を祀る最も身近な地元の神社として信仰を集め、祭礼や初詣など正月の神事などが自治会活動の中で守り続けられている。

 改築前の社務所は、建設から年月が経ち、風雨や経年による傷みがひどく、老朽化が目立っていたため自治会内に建設委員会を設置し、改築計画を検討。昨夏から工事に着手し、このほど完成した。新しい社務所は、木造平屋瓦葺きの建物で内部には、八畳の和室二部屋と台所、物置などがある。

 社務所の改築に合わせ、表土の入れ替えなど境内の整備も行われ、きれいになった。総事業費は約二、五○○万円。

 竣工報告祭は午前八時四十分から神事が行われたあと、郷土史家で神職でもある中島伸男氏を講師に招いた記念講演会「長緒神社の歴史について」が開かれる。

 続いて伊勢大神楽の獅子舞が奉納され、新社務所の完成を祝う。今回、演じられる獅子舞は最近ではあまり観る機会が少なくなった「総舞い」あるいは「総舞わし」と呼ばれるもので、国の重要無形文化財に指定されている伝統芸。

 祈りの舞いや曲芸、漫才に似た演技者同士の掛け合いなど、昔ながらの大道芸がおよそ二時間たっぷりに繰り広げられる予定。このあと、全町民に参加を呼びかけた懇親会が午後四時頃まで開かれる。


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50年前の合併(6)

永源寺東部が分村の動き

=板挟みの村長辞任=

(湖東・東近江市)
 各地に合併の動きがいよいよ活発さを加えている時、愛知川ダムの問題から村長の辞任まで発展、さらに合併が不純だとダム反対派八部落の区長が分村を申し合わせていたというので、関心の的となっている。

 神崎郡永源寺村と蒲生郡市原村では、将来、社会的また経済的に関連の深い隣接市町村との合併を前提として十一月一日両村が合併し、永源寺村として新発足する予定となっていたが、この合併もようやく軌道にのり合併計画書も完成。財政計画と附属書類を残すのみとなっていた矢先、去る五日、村長の川島善次氏が辞表を提出。その後、いろいろ慰留も行われたが十三日の村会で協議の結果、辞表を受理することとなり、村長代理として加藤育助役を任命した。

 村長の辞任のいきさつは、ダム計画について村内の東部八字(政所、杠葉尾、箕川、茨川、蛭谷、君が畑、蓼畑、黄和田)がダム絶対反対であるに対し、中部の相谷、佐目、萓尾、丸居瀬では、ダムには必ずしも反対しないが水没家屋が出るのであれば、反対西部の高野、和菊、山上ではかえって推進の空気もあるという複雑さを呈している。ここへダム推進とみられる市原村との合併が具体化されつつあることから東部村民の大きな不満のもととなり、数十回にわたる合併協議会にこの地区推薦の三名の合併委員は現在までに一度も出席しない有様。

 これが表面化したのは昨月二十日、東部各区長の要望により政所社務所で蒲神地事所長、同総務課長、両村議会議長が出席して開かれた東部地区各種団体約三十人との合併懇談会の席上、「愛知川ダムの問題と合併の問題を切り離し、ダムを解決してから合併を進めたい。合併をそう急ぐ必要がないではないか」と申し入れられたのが対火戦となって、その後の二日に開かれた議会協議会で村長は、「相対立する意見にはさまれているため、これが解決するまで合併を延期したい」との意志を表明した。

 これが議会に受け入れられず、このために辞任となったもので、東部ではダム推進の意向をもつ市原との合併は西部出身の議長の策謀でないかとの憶測も行われ、去る六月の区長会では、ダムを解決せずに行う不純な合併は納得出来ない。そのような合併であれば東部は、一年以内に分村しよう、との申し合わせを行った。七月の区長会でさらにこれを確認する強固な態度をみせており、事によれば時代に逆行した分村問題も起こる可能性が強く、今後の成り行きが注目されている。

(湖東よみうり・昭和29年9月20日付)
 記事は、当時の新聞を再掲載したものです。


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今森光彦写真展

〜命めぐる里山〜

=5日まで 永源寺図書館=

(湖東・東近江市)
 【東近江市】 「おーい少年よ、ここまでおいで」木々に止まった虫たちが、見上げる少年に声を掛けていそうな雑木林の世界―、自然の美しさや土のにおい、生き物たちが住む大地の魅力を伝る写真家・今森光彦さんの「写真展〜命めぐる里山〜」が、三月五日まで東近江市立永源寺図書館で開かれている。

 今森さんは大津市出身の写真家で、田園風景に囲まれた琵琶湖のほとりにアトリエを構えている。昆虫やカエルといった身近な生物・自然を撮る一方、学生時代から続ける辺境地への取材を通して映像詩「里山」を制作し、四季折々の美しい映像はNHKの「地球生き物大紀行」にも紹介された。その写真技術と世界観は日本を代表するネイチャー・フォトグラファーとして国際的な評価を得ている。

 また、写真集「今森光彦昆虫記」「里山物語」「湖辺みずべ」のほか、エッセイ集「萌木の国」「里山の少年」「藍い宇宙」、写真絵本「ダンゴムシ」「カマキリ」「森の小さなアーチスト」など多数の著書があり、第二十回木村伊兵衛写真賞や第四十八回毎日出版文化賞、第四十二回産経児童出版文化賞大賞などを受賞。東近江地域での写真展は数多く、同図書館では一昨年に続く二回目の開催となる。

 今回、館内を彩る写真は計二十九点。小さな命を被写体に「人と自然の共生」を伝える今森ワールドが広がっており、一枚の葉の上に止まったハグロトンボとアマガエルは、まるで畑作業を見守っているかのよう。また、風にそよぐ棚田はどこまでも美しく、黄金色に輝く稲穂は豊穣の秋を喜んでいる。

 写し出されるこれらの里山は、人々の営みによって創り上げられた自然であり、その生活の場を巧みに利用する生きものたちの大切なすみかでもある。しかし、農業の大規模化や減反政策による放棄、農地の宅地化などによって姿を消していく。

 写真展では、人間も里山で暮らすたくさんの動物のひとつに過ぎないことを伝え、「心の原風景・ふるさと」を思い浮かばせる里山を残こしていこうと呼びかけている。

 入場無料。開館時間は午前十時〜午後六時。問い合わせは同図書館(0748―27―8050)へ。

今森さんの講演会
一緒に考えよう「里山」


 最終日の五日、今森光彦さんの講演会「写真家が見た里山の自然」が同館視聴覚ホールで開かれる。

 農業と自然を考える「ほんものにであう食と農フェスタ」(文部科学省「社会教育活性化21世紀プラン」委託事業)の一環として開く講演会『田んぼの学校〜生きものもごはんも田んぼのめぐみ〜』の第二弾。

 受講無料。午後二時開演。希望者は同図書館へ申し込む。


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意識と実生活にギャップ!!

蒲生町平林地区が「研修会」

=男女共同参画の真の理解へ=

▲地域社会全体での意識改革の必要性を訴える講師の広幡氏
(湖東・蒲生町)
 【蒲生】 蒲生町の平林地区(深田富美男区長)はこのほど、男女共同参画社会づくりに向けて、理念と現実のギャップを埋めるために「研修会」を平林草の根ハウスサンサンハウスで催し、参加した区民約五十人が一人ひとりの意識改革の必要性を実感した。

 平林地区(世帯数三十八戸、人口百三十五人)は、平成十六年度蒲生町男女共同参画実践モデル地域支援事業の指定地区。そこで、まず、地域の課題を見つけ出そうと、平林男女共同参画社会づくり推進委員会が“平林区民意識調査”を区民百十四人を対象に実施した。

 研修会では、深田区長が意識調査の結果を分析し、報告した。調査の回答者は九十四人(男性四十三人、女性五十一人)で、回収率は八〇%を超えた。

 報告によると、「今年度から取り組んでいる『男女共同参画社会』という言葉について」との問いで、「内容や目的を良く知っている」が三十四人、「言葉は聞いたことはあるが、内容は知らない」が四十三人で全体の八三%を占め、男らしさや女らしさに関する質問でも「それぞれ個人の個性が発揮されるのが良い」との回答が最も多かった。

 自治会活動における男女平等についての質問では、女性の参画は「時代の流れ」や「現状での継続」と約六割が肯定的な意見で、特に男性が女性の参画を望んだ。

 しかし、区長などの役職が選任された場合の対応を女性に聞くと、「絶対に引き受けない」が八割近くにのぼり、男性の三分の一が「家族の負担が増えるので困る」と答え、意識と実生活との間に大きな開きが見られた。

 この結果に、講師のG―NETしが推進員・広幡和子氏は、「『良く知っている』というのは言葉の意味だけで、真の理解はどうなのか。話し合いながら、一人ひとりが納得できないと行動には移せない」と指摘した。

 また、自治会をはじめ決定機関への女性の参画について「女性の中にもしんどいからや周囲から『なりたかったんだ』といった後ろ指を指されることを気に掛け嫌がる傾向にあるが、男女共同参画は責任もあることを自覚してほしい。いきなり区長といった大役を担えるわけではないので、さまざまな役をやりながら力を付けていく必要がある。男性と同じ能力を身に付けるチャンスを与えられているか検討してほしい」と力を込めた。

 景気低迷など時代の変革期に、広幡氏は「夫の稼ぎだけでは生活できなくなってきて、女性も働かざるをえない時代に入った。仕事と家庭とを両立できる社会にしなければ、これから『結婚しない女』、『結婚できない男』が増えてくるのではないだろうか」と女性の社会参加を後押しする仕組みや意識改革の必要性を訴えた。

 参加者からは、「ワークショップなど、意見が出し合える場を設けては」や「(区の総会など)一家から男女、夫婦で参加してはどうか」と前向きな意見が出され、女性からも「(女性の役員に)同じ人ばかりがあたり、その人だけが続けてやらなくてはいけないのが現状。みんなが役員にあたるようにしてはどうか」との声があがった。

 今後、平林地区では、調査や研修会で明らかになった地域の課題を基に、「取り組み宣言」の内容をまとめていく。 


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PCやカウンセラーによる

若者の仕事探し支援

=近江八幡市で初開催=

▲熱心に取り組む参加者
(湖東・近江八幡市)
 近江八幡市は市雇用促進懇談会と共に、若者の就労活動を支援する「しごと・サポート広場」を、このほどはじめて市勤労青少年ホーム(宇津呂町)で開いた。

 会場では、パソコンを使った職業適性診断や求人事業所検索、キャリアカウンセラーによる個別相談、ハローワークの利用アドバイスなどが行われ、参加した学生や就職希望の若者らが熱心に各コーナーを利用して、それぞれの希望に沿った職場を探していた。

 市勤労青少年ホームでは毎週金曜日午後六時から九時まで、若年労働者を対象にした無料相談「ハートナビゲーション」も開いており、「定職へのステップに」と、利用を呼びかけている。問い合わせは市勤労青少年ホーム(電話0748―32―5088)まで。 

 


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