滋賀報知新聞(ニュース)平成17年3月6日(日)第14046号


東近江の広域行政 一般会計25億円弱

平成17年度当初予算成立

安心の救急医療365日体制確保
=救助工作車 訓練センターに配備=

(湖東・東近江市)
 【東近江】 東近江行政組合(管理者・川端五兵衛近江八幡市長)の三月定例議会が今月一日に開かれ、提出の八議案は原案通りすべて可決し、構成二市七町の分担金などで事業展開の平成十七年度予算が成立した。

 一年交代の役員改選では、議長に木瀬章氏(安土町議会選出)、副議長に前出幸久氏(近江八幡市議会選出)、議会選出の監査委員に坂谷清治郎氏(蒲生町議会選出)を決めた。

 一般会計は、二十四億七千九百七十万円と前年度当初に比べマイナス〇・〇一五%(三千七百五十万円減)となった。これは、職員数二百四十一人の人件費(十九億百万円)や公債費(一億六千九百万円)の義務的経費(全体の八三・四%)が会計を圧迫する中でも、緊急車両の購入など将来への投資に努めている。

 歳入の九割を占める各市町からの分担金・負担金は、二十二億八千三百万円と前年より八百万円増え、国・県支出金も七百万円増の三千三百万円となった。これでも不足するため財政調整や職員退職基金などから八千六百万円(前年当初比四千万円減)を取り崩し、借金に当たる組合債三千六百万円(同九百万円減)で切り抜けた。

 歳出のほとんどが消防費の二十二億二千四百万円で、予算合計の八九・七%を占める。主な新規は、携帯一一九直接受信装置の導入(四百五十万円)ほか、救助工作車(六千五百万円)を近江八幡消防署にある訓練センターに配備し、八日市消防署のはしご車をオーバーホール(二千三百万円)する。

 一方、救急医療特別会計は一億二千九百万円(同〇・〇三五%減)となった。二次診療対策と小児救急支援へ三千百万円を計上し、日・祭日の夜間だけでなく、平日夜間と土曜日の午後からも輪番制による二次病院での診療が可能となり、年間三百六十五日安心の救急体制の維持に努めた。また、ふるさと基金事業特別会計(二百三十万円)では、東近江イメージアップ推進(百万円)や観光(五十万円)などの地域振興策に取り組む。


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28年間、ありがとう!

通園バス廃止でお別れ会

専属運転手の 谷さんに感謝
=市立玉緒幼稚園=

▲お別れ会でなくなる通園バスに乗る園児たち
(湖東・東近江市)
 【東近江】二十八年間、園児たちを安全に送迎した市立玉緒幼稚園(種村京子園長)の通園バス(41人乗り)が、三月二十四日を最後に廃止されることになり、これまでの役割に感謝する「お別れ会」が四日、同園で行われた。

 通園バスは、昭和五十二年九月から保護者でつくる通園バス運営委員会が園区内の玉緒自工に運行を委託し、運営を続けてきた。沖野幼稚園(昭和六十年四月開園)が出来るまでは百二十人余りの園児たちが利用し、赤や緑などのワッペンを園児が持ち、登下園四便の送迎コースを乗り間違えないようにされていた時期もあった。

 沖野幼稚園が開園してからは、地元大森町以外の地域からの利用になるとともに少子化が進み、一日四便から三便、二便と次第に運行回数が減っていった。

28年間、ほとんど休まず園児たちを送迎した運転手の谷さん
 現在は、四、五歳児四十九人のうち利用しているのは十三人にとどまり、四月からは、この春に卒園する八人が去ると残り五人になってしまい、一人当たりの月額のバス代が保育料とほぼ同額なるという負担増もあって廃止されることになった。

 お別れ会では、運行開始当初から運転手を務めている玉緒自工社員の谷政博さん(64)を園に招き、園児ひとり一人が描いたバスの絵や感謝の手紙を贈って、二十八年間、安全運転でハンドルを握った谷さんと休まず園児を運び続けた三台目の通園バスに「ありがとう」の言葉で感謝した。

 運転手の谷さんは「もうバスで子どもたちと会えなくなるのは、残念ですが、二十八年間無事に送迎出来たことは、一つの責任が果たせたかなと思う。子どもたちが、いつもおはよう、ただいまのあいさつをしてくれて楽しかった」とちょっぴり寂しそうだった。


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春の火災予防

防火意識 音楽通じて高めよう

園児と“おはし”のお約束
=消防音楽隊・能登川消防署=

▲園児たちを前に演奏する音楽隊員ら(能登川町立第二幼稚園)
(湖東・東近江市)
 【東近江】 ポカポカ日和の心地よい春。しかし、強い風と乾燥した空気で火災が発生しやすい季節でもあり、火災予防の意識高揚と災害弱者(高齢者や子供)の安全を守ろうと、七日まで全国一斉の「春の火災予防運動」が展開されている。

 能登川消防署も二日、予防運動の一環として東近江行政組合消防音楽隊の演奏を交えた「消防お話し会」を能登川町立第二幼稚園(永原京子園長、園児百九十九人)で開き、三歳から五歳までの園児と「安全に避難するための“おはし”」(1)押さない(2)走らない(3)しゃべらない―の約束を交わした。

 さっそく、配膳室から出火したとの想定で避難訓練が始まり、園児たちは先生の誘導に従って素早く運動場に避難すると、「みんないる」と声をかけ合って確認した。

 続けて、先生たちの消火訓練に「がんばれ」と大応援。“おはし”の約束を守れたプレゼントとして、消防音楽隊の生演奏が行われ、「おもちゃのチャチャチャ」や「となりのトトロ」「マツケンサンバ」などが流れると園児たちは大喜び。音楽に合わせて手拍子したりと、会場いっぱいに元気な歌声が響いた。

▲手拍子をしながら、音楽に合わせて歌う園児たち
 同音楽隊は、県下初の消防音楽隊として昭和五十年に発足し、東近江地域の一本部四署二出張所の隊員で構成。消防業務と兼務しながら出初式や防火教室、老人ホームの慰問などで演奏を行い、ユニークな話術と併せて人気がある。その活動は毎年三十ステージ以上に上り、全国消防音楽隊フェスティバルにも出場する腕前。

 隊員の多くは、夜勤明けの演奏となったが「子どもたちの笑顔を見ると疲れも吹っ飛ぶ」と話し、音楽を通して防火意識の普及啓発に努めていきたいとした。

 このあと、署内一という早着替えの消防士が消防服と酸素ボンベを装着すると「すごーい」「はやい」の大歓声。緊急時における職務の重要性を学んだあと、興味を示しながら消防車、救急車を見学した。


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日野観光協会が心機一転

街中に観光客を引き込みたい

=5、6日にお茶席=

▲「三方よし」ののれんが掛かっている日野観光協会の新事務所
(湖東・日野町)
 【日野】 同協会は、これまで役場内に事務所を構えていたため、観光客が多い土曜・日曜日や祝日に案内業務ができなかった。また、ブルーメの丘といった市街地周辺にある施設への観光客を、いかに街中に引き込むかが課題となっていた。

 手をこまぬいているだけではいけないと、同協会は事務所移転を機に、観光振興の活性化を図ろうと打って出た。「事務所を移動させただけでは、観光客は来ない」と危惧する声もあるが、事務所開きに参加した人々からはサービス内容などについてアイデアが湧き出し、地域住民が一体となって作り上げていこうという雰囲気が芽生え始めている。

 移転先の旧正野薬店は、日野薬の起源“萬病感應丸”を生み出した日野商人の中でも異色の存在である正野玄三氏の店舗跡で、江戸末期から明治初期の建築物と推測され、築百年以上の趣きと風格がある。

 町の教育財産でもあることから、老朽化による改修工事(昨年秋に着手)に合わせて、同観光協会の事務所としての改装が行われた。
▲蔵の中にある喫茶コーナー

 一階には、事務室と正野氏や日野の薬業の歴史を紹介する展示コーナー、土間風の休憩スペース、男女トイレを設けた。二階には、ギャラリーにもなる和室と多目的室を設置。道を挟み事務所斜め前には、約二十台の乗用車が駐車できるスペースも確保した。また、蔵には、厨房を付け飲み物を提供する喫茶コーナーとし、隠れ家のような雰囲気。増改築にかかった費用は約二千百万円。

 同協会の藤澤一浩アシスタントマネージャーは、「ボランティアガイドさんの協力も得ながら、誘客につながる事業を展開していきたい。また、事務所が地元の人々の交流の場となるよう町民のみなさんも世間話をしがてら寄ってほしい」と語り、日野駅前レンタサイクルとの連動や特産品の開発・販売、事務所周辺に点在する旧跡名所を紹介するマップづくりなどに取り組んでいくという。

 この五、六日には、無料のお茶席(数に限りあり)を設け、五日から十五日までの間で十一枚綴りのコーヒー券を購入した人に限り、もう一枚コーヒー券を付けるサービスも行う。

 事務所の開館時間は、午前九時から午後五時まで(喫茶コーナーは午前九時から午後四時まで)。問い合わせは、同協会(電話0748―52―6577)まで。


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バリアフリー化完了

近江八幡駅
北口のエレベーター完成
=通過型で車いすも楽々=

▲くす玉割りなどで祝った開通式

(湖東・近江八幡市)
 近江八幡駅の北口エレベーターがこのほど完成し、一日から使用できるようになり、同駅のバリアフリー化はすべて整った。

 今回完成したエレベーターは、北口の中央付近に整備され、二階改札コンコースに直接出られる。扉が前後に配された通過型の採用で乗り込んだあとも振り返る必要がなく、車いすなどの利用者に配慮している。

 エレベータ設置に伴い、一階のこの場所にあった観光案内所が西側に移転。また、二階JRみどりの窓口の一部スペースが提供された。

 近江八幡市では、平成二年に北口にエスカレーターを設置して以来、十二年には南口にエスカレーターとエレベーター、十六年三月に近江鉄道エレベーター、同七月に改札内エレベーター二基・エスカレーター四基・障害者対応型トイレの整備を行い、今回の工事ですべてのバリアフリー化工事が完了した。

 開通式では、川端五兵衞市長が「東近江の玄関としてすべての人が安全に、安心して使用できる駅舎ができた」とあいさつしたあと、関係者によるテープカットやくす玉割りなどが行われ、開通を祝った。

 


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