滋賀報知新聞(ニュース)平成17年3月7日(月)


50年前の合併(8)

出来るか永源寺合併

=村民の批判高まる=

((湖東・東近江市)
 永源寺、市原南村の合併による永源寺村の発足は十月四日、合併促進協議会を開いたうえ、関係書類を県に提出。調印は、十五日県庁において行い、二十日に開かれる予定の臨時県会の議決のあと、十一月一日発足の予定となっているが、去る十三日には河島永源寺村長がダムの問題から辞職、加藤助役が村長代理に任命されるという問題が起こり、このほど開かれた合併協議会の席上、合併とダムとは切り離すとの申し合わせが出来たものの、両者が密接な関連を持つことから全く切り離すことは出来ず、去る二十二日政所支所で東部各字区長を集めて合併説明会を開いたものの、東部が主張するダム絶対反対と村議会が決議した家屋水没のダムは反対との間の歩みよりは困難とみられ、さらに村長選挙が辞職後五十日以内となっているため最終の選挙告示日が二十二日となり、それまでに合併決議が出来ないと選挙せねばならないというギリギリいっぱいに組まれた日程である上に、合併という大きな問題を、村長の辞職後もそのままに押し進めようとする村当局及び議会に対する村民のする鋭い批判が高まりつつある。直、同村の選挙管理委員会は、村長辞職後、今のところ開かれていない。

50年前の合併(9)    

合併の本義を失するなかれ

板挟みの村長辞任


 町村合併協定書というものがある。これは、町村合併に際しての諸般の条件を記載したいわゆる根本条約である。
 この合併協定書なるもの第一要件が、合併しても旧町村の吏員(職員)の人員整理は絶対に行わないという項と、合併後一年間は旧町村議員を市議員として残すということであるらしい。

 そもそも現代の町村為政者(政治家)達は、何を考え、何をたくらんでいるのか、さっぱり我々には解し切れないものが多いようだ。
 町村合併は、住民の為のものか或いは、議員や吏員の為にするものか、全く不明瞭極まりない現状ではなかろうか。町村合併はいうに及ばす地元住民の福利増進の為にするものであって、外のなにものでもない。
 にも拘わらず、旧村の助役連が新市の課長のイスを狙って助役連合で猛運動を起こしたとも聞く。とかく新市の首脳人事を巡る不愉快な空気が漂っていることは事実だ。

 例えどんな理由があろうとも旧町村三役や老齢吏員諸君は潔く後進に途を譲ってもらいたい。そして、不況という名の台風荒れ狂う真っ直中に滑り出した八日市市は元気はつらつたる少壮吏員に委ねようではないか。我らは市長はじめ市為政者たちが真面目に我々三万市民の福利を計ってくれるならばまた、我々もよき市政へのあらゆる協力を惜しまない。
 我々は只、平和にして幸福な大八日市市の発展を望むのみである。
(湖東よみうり昭和29年10月4日付)

 当時の新聞の社説を再掲載したものです。この連載のご意見を受け付けています。

50年前の合併(10)    

また、八日市に合併話

櫻川、西小椋など5か村

 去る三月、県下のトップを切って中野と合併した八日市町は、その後、息つく間もなく、平田、市辺、玉緒、御園、建部との合併により県下第五番目の市として発足したが、早くも第三次合併が話題にのぼり、これが実現すれば、観光面にも一層充実したものができるところから期待が寄せられている。
 第三次合併として話題にのぼっている村々は、櫻川、朝日野、永源寺、市原、西小椋で、櫻川、朝日野両村は、県案では東桜谷との合併ブロックとなっていたが、東桜谷村が日野町との合併を希望したことから一時は鏡山苗ブロックとの説が伝えられた。

 しかし、苗村が両村をも含めた合併を希望している反面、鏡山村ではこの案に絶対反対の態度をとりかねて、両村の動向が注目されていたが、櫻川村首脳部ではすでに八日市市への合併を前提とする両村の合併を進めており、西小椋村は県案の角井村との合併となっているが、同村では、角井村との合併は無意味という意向が強い。

 山本八日市町長当時、八日市との合併を正式に申し込んだこともあり、その時は八日市が市制に取り組んでいたため紛糾を恐れた町当局から何らの返答も得られず立腹しているものの、山田氏が市長に当選したことからその手腕を期待して今一度、合併を申し入れようという空気も濃い。

 組合立中学校の問題で難関は予想されるが、八日市市と安土組合立蒲生中学校や蒲生第一中学校を二分した八幡南中学校と安土中学校の例もあり、何とか解決しうるものとみられている。

 櫻川、朝日野、永源寺、市原、西小椋の各村共に地理、文化、経済面で八日市と密接な関係を有する村々であるため、実現するものとみられ、これが出来ると戸数一万八百、人口五万二千九百人と彦根市とほぼ同数の市となり、面積では、二六四、二六平方キロメートルとなり、栗太、野洲郡を合わせたものよりも大きい市ができることとなる。

 観光面では、今までの太郎坊、瓦屋寺、五智如来、鯰江城跡、東光寺、石塔寺、成願寺などの名所、旧蹟を加えて相当な観光計画も立てられ、旧飛行場の利用いかんと共に今後の同市発展の大きな要素となるものと期待されている。

(湖東よみうり昭和29年10月11日付け)
記事は、当時の新聞の内容を再掲載してものです。


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尻無町で暫定掘削を開始

八日市新川カット計画

蛇砂川も最終段階に突入
=用地取得は94%に達する=

▲暫定掘削が行われている尻無町の現場
(湖東・東近江)
 【東近江】 八日市市の最重要課題となる蛇砂川改修事業の新川カット計画は、ほとんどの事業用地を確保し、すべての測量を終えたことから、河川の暫定掘削を進めるなど最終段階に入った。

 現在は、昨年の受け入れとともに用地を取得した尻無町の延長五百八十メートル(用地面積約二ヘクタール)のうち二百メートルで暫定掘削が行われ、本川の増水時における調整池にも活用される。

 新川事業用地は、全体で河川用地(十五・六ヘクタール)と左岸道路用地(二・三ヘクタール)の約十八ヘクタールで、東沖野五丁目(全体の五・六%)を除く九四・四%の用地を取得した。

 昭和四十九年に県が発表した蛇砂川八日市新川計画では、本流を尻無町でカットし東沖野五・四丁目―札の辻二丁目―野村町―神田町―外町を経て、川合寺町で愛知川に合流する総延長三・六キロ(幅三十二メートル)のルートを決めた。

 最下流の愛知川合流地点(外町、川合寺町)での堤防暫定工事(平成四年)に始まり、神田町の合意(九年)、十年には勝見団地の一部移転と最上街道から国道421号間(七百メートル)の道路を開通させた。

 新川カット計画浮上以来、約三十年間にわたって断固反対の立場を貫いてきた野村町との合意(十五年)、十六年には尻無町での用地取得を終え、早期実現に動き出した。

 今後は、東沖野五丁目の残る三百十メートルの用地所得に取り組む一方、暫定掘削や橋りょうなど横断工事を進める。

 八日市新川は、水害や市街地の排水対策だけでなく、幹線道路としても重要な役割を果たす。併設の左岸道路(幅十二メートル)は、国道421号(八風街道)や県道高木八日市線(玉緒街道)と行政ニュータウン、愛知川左岸道路などを結ぶバイパスとしての活用が見込まれている。


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市神神社で
春の開市記念祭

鳥取県境港市から

=紅ズワイガニ直送=

▲地元商工業の発展を祈願した神事
(湖東・東近江市)
【東近江】八日市の開市の祖・聖徳太子を祀る市神神社で五日午前十時から春の開市記念祭が開かれ、行政、商工業会の代表らが地元商工業の発展を祈願した。

 二、五、八の市がたった湖東の商都・八日市の商いの歴史を回顧し、地元商工業の発展を願う同神社の祭礼で八日市商工会議所が協賛して記念の催しを毎年開催している。

 四回目のことしは、「八日市は妖怪地」のキャッチフレーズで展開しているまちづくりの取り組みに合わせ、妖怪漫画ゲゲゲの鬼太郎の作者・水木しげる氏の出身地、鳥取県境港市が取り組んでいる「水木しげるロード」事業の関係者らの協力を得て、境港漁港から直送された紅ズワイガニの廉価即売と鬼太郎とジャンケンして同じカニがもらえるカニジャンケン大会が、同神社境内で開かれた。

 この日、境港市の漁港から運ばれたカニは、浜ゆでされた二百匹余り。シーズンの終わりに近づいた最後のカニを目当てに、親子連れや子どもが詰めかけ、ずらり並べられたカニを買い求めたり、ジャンケン勝負で獲得したりして楽しんだ。


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業務の効率化と人件費削減へ

提案 機構改革と四役給与減額

町長15%、助役13%、収入役12%、教育長12%
=蒲生町議会が開会=

(湖東・蒲生町)
 【蒲生】 蒲生町議会が四日に開会し、監査委員の選任同意一件のほか、蒲生町課設置条例の一部を改正する条例案など計三十一議案が提案された。

 行政改革に取り組んでいる同町は、今定例会で、時代に即した行政運営と業務の効率化、人件費削減を目的に、同町役場内の組織機構の変更と四役(町長・助役・収入役・教育長)の給与減額案を打ち出した。

 組織機構については、同町課設置条例の一部を改正する条例案で、四月から町長部局を、現八課二十六係から、五課二十四係へと変更する案が示された。

 具体的には、総務課と企画課を統合して「総務企画課」とし、住民課と福祉保健課を一本化して「住民福祉課」に、産業課と地域振興課の二課を「産業建設課」でまとめる。

 また、「税務課」は従来通りで、上下水道課は「環境整備課」と名称を改めて上下水道事業以外に、公害対策や環境衛生、消費者行政、交通安全対策に関する業務を新たに担う。この機構変更により、課長級職員が八人から五人へと減る。

 山中壽勇町長は、機構改革に関して、施政方針の中で「庁内で構成する行政改革推進委員会での協議を踏まえ、今回、組織機構の改革を行いたいと考えている。提案させていただいた改正案は、課を統合し簡素化が図れるよう配慮したもの。各課に配置する係の分掌は、東近江市との合併もあるので大きな整理統合を行っていないが、統合による所属長の業務増加に関しては補佐する参事・課長補佐級を配置して住民サービスに支障のないよう努めていく」と述べた。

 一方、特別職と教育長の給与に関する条例の一部改正案は、給料月額から、町長が百分の十五(七十三万円→六十二万五百円)、助役が百分の十三(六十一万円→五十三万七百円)、収入役が百分の十二(五十九万円→五十一万九千二百円)、教育長が百分の十二(五十八万円→五十一万四百円)を乗じて得た額にするというもの。

 施行期間は、平成十七年四月から当分の間となっている。この四者の減額により、年間四百九十三万八千円の節減効果が生まれる。

 さらに、課の変更による機構改革と特別職・教育長の給与減額を合わせると、前年度と比べて約一億円の歳出が抑制できるという。

 今後、七、八、九日の三日間にわたる議員への予算説明後、十一、十四日に一般質問が行われ、十五日から二十二日まで各委員会で審議される。会期は二十三日まで。


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1回笑えば心が1つ若返る!

竜王町の 万葉の里を慰問

日野ライオンズクラブ
=懐メロやがまの油の口上も=

▲刃物で手を切りがまの油の効能を証明?!
(湖東・竜王町)
 【竜王】 日野ライオンズクラブ(木田徳次会長)はこのほど、大道芸を披露する“八幡堀一座”を引き連れて、竜王町山之上にある特別養護老人ホーム「万葉の里」へ慰問に訪れた。

 同クラブ役員ら約十人が、午後二時前に万葉の里へ到着すると、施設入所者やデイサービス利用者ら約百五十人がすでに食堂に集まり、今か今かと始まるのを心待ちにしていた。

 高岡武志社会福祉委員の「楽しいひとときを過ごしてください」との一声で、八幡堀一座の前川清似の男性が登場し、「高原列車を行く」など懐メロを披露。高齢者は懐かしい音色とリズムに、手拍子しながら聞き入っていた。

 続く大道芸“がまの油”は、「これを観に来た」という人がいるほどで、「さーさーご用とお急ぎでない方はゆっくりと聞いておいで」から蝦蟇(ガマ)の油売りが始まった。

 現在は、大道での薬の販売が薬事法で禁じられているため、日本の大道芸としてのみ伝承されているがまの油。高齢者らは、歯切れのいい軽妙な口上に引き付けられ、刃物で我が手を切って薬の効能を示す場面では、誰一人として目を閉じることなく、最後まで満喫した。

 また、八幡堀一座の男性二人が、歌謡浪曲や三波春夫などの歌謡曲を歌いあげた。会場いっぱいに響き渡る美声に酔いしれた高齢者らは、大きな拍手で感謝の気持ちを表した。

 あっという間に楽しいひとときが過ぎ、最後に、木田会長が「近くの神主さんの話しで、一日に一回笑うだけで心が一つ若返り、一回怒るだけで一つ年を取るという。すぐ近くまで来ている春、そしてこれからまだまだ長い人生に向かって、健康で幸せな毎日を過ごしてください」と語った。

 


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