滋賀報知新聞(ニュース)平成17年3月13日(日)第14051号


東近江市 本予算編成へ

中村市長が方針打ち出す

新市まちづくり計画を基本に
=選択と集中 重点施策を着実に推進=

(湖東・東近江市)
 東近江市初代の中村功一市長は、平成十七年度本予算の編成方針をこのほど開いた部長、次長会議で通達した。予算見積もりには、新市まちづくり計画を基本に、施策に対する重要度の判断へ「選択と集中」を促し、費用対効果の徹底から、計画の着実な推進を求めた。

 東近江市は、先月二十七日の市長選で中村市長の就任をみたが、政策などを盛り込んだ予算編成が日程的に無理なことから、四月から六月までの三か月間の暫定予算で切り抜けることにした。

 中村カラーを盛り込んだ本予算は、三月二十二日までに各部署から見積書が提出され、四月中旬にかけてのヒヤリングを済ませ、市長折衝を行った上で四月中に編成し、六月定例議会に提案される。

 政府は、来年度の予算編成で三位一体改革(国庫補助負担金、地方交付税、税源移譲をセットにした財源配分の見直し)を推進し、昨年度に続き大幅な財源不足を見込む県においても、各市町村への各種補助金や交付金の見直しに取り組んだ。

 このような国や県の財政運営状況の中で、地方分権時代を生き抜く力を養い、市民と行政の協働とともに旧市町の伝統と歴史に配慮し、編成する本予算を新市将来像「みんなでつくる、うるおいとにぎわいのまち東近江市」の第一歩と位置付けた。

 その上で、編成に当たっては、合併協議で議論した「新市まちづくり計画」をベースとした。市民とスクラムを組んで「合併して良かった」と将来いわれるよう、計画実現への積極性と着実な推進を打ち出している。
 施策の重要度を的確に判断し、より一層の「選択と集中」させ、職員一人ひとりが従来の発想にとらわれることなく行政改革に取り組み、工夫を凝らし最小の経費で最大の効果が挙げられる予算編成を求めた。

 東近江まちづくりへは、基本コンセプトで「美しい元気都市・東近江」を目指し、基本方針を「みんなで築く、地域の個性が光るまち」に置いた。具体的には、市内十二地区にまちづくり協議会を立ち上げ、地域提案の協働まちづくりを進めるほか、交流イベントや市内バス運行などを通して、早期に市全体の一体化を図りたいとしている。

 中村マニフェストとなる施策推進へは「まちづくり六本柱」を掲げ、安心安全と福祉、環境、にぎわい活力、人づくり、行財政改革の分野別にキメ細かな政策を打ち出し、能登川・蒲生との合併には積極姿勢で臨む。


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地域との共生するケア

あったか連続フォーラム

先進事例から学ぶ
=和と輪の福祉=

▲講演の6氏を囲んだ会場とのディスカッション
(湖東・東近江市)
 介護の必要な高齢者や障害者が健常者と同じように暮らしていける地域社会をどのように作りあげていくのかを考える「あったか連続フォーラム」(主催・県、街かどケア滋賀ネット)が十日、八日市文化芸術会館で開かれた。

 高齢者や児童福祉の先進的な取り組みや奇抜なアイデアで実績を挙げている先駆者を招き、取り組みの現状や課題などの話に耳に傾け、地域の福祉活動につなげていくことがねらい。

 今回は、二月二十日湖南市で開かれた第一回に続くもので、福祉施設で働く人々や行政関係者など約三五○人が参加した。

 午前中、コミュニティケア研究所の池田徹理事長の基調講演「自己紹介的街づくり運動論」、午後から、小梶猛氏(しみんふくしの家八日市=東近江市=)、伊井野雄二氏(デイサービスあかめの家=三重県=)、高橋卓志氏(尋常浅間学校=長野県=)、吉田一平(ごじから村=愛知県=)、阪井由佳子氏(デイケアハウスにぎやか=富山県=)の五氏が、それぞれの地域の特性や現状を生かした地域福祉への考え方を実践に移している活動を紹介した。

 これを受けて会場から意見や質問に答えるディスカッションが行われ、福祉の現状やこれからのあるべき姿を探った。

 五氏の講演の中には「(要介護の)お年寄りがやりたいとは思っていないことを仕事としてやっているのではないか」や「今、働いている施設は、自分や家族を入所させたいと思うか」の問いかけや、隣の住人とのコミュニケーションが希薄な住宅地では、周囲に迷惑を掛け合わないよう、お互いを認め合わない窮屈な生き方の人がほとんどだが、介護の必要なお年寄りや心身障害者も一緒に暮らせる「世話を掛け合える地域」となることが大切ではないか。煩わしいと感じる近所づきあいの中に地域福祉の心が芽生えていく、昔の人の知恵みたいなのがあるのではないか、など人が困っていることを世話する共生の原点や積極的に取り組んでいける視点と実践のつながりについて議論を深めた。


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鏡の里へご案内!

「義経号」運行開始

路線バスが観光バスに早変わり
=ガイドも乗車 お得な切符販売中=

▲路線バスを活用して源義経ゆかりの地の竜王町鏡の里へと案内する「義経号」
(湖東・竜王)
 近江鉄道は、「源義経」ゆかりの地として観光振興と地域活性化を目指す竜王町と同町観光協会と連携して、路線バスを活用した観光バス「義経号」の運行を五日から始めた。

 この路線バスは、JR近江八幡駅から若宮町、竜王町鏡を通って野洲市にある村田製作所まで結ぶ区間を、平日は主に通勤者向けに走行している。 しかし、休日は利用者が少ないことから、土曜・日曜日と祝日のみ最終目的地の途中にある鏡バス停まで観光バスとして活用し、地域住民有志で構成する同町観光ウェルカムガイドが近江八幡駅から乗り込み、道中に加えて鏡の里での現地案内も行う。

 五日の出発式には、町職員やガイド、近江鉄道社員ら約二十人が出席し、同町青年団の深井香織さんが義経役、鳥本真理子さんが静御前役、井口藤成さんが弁慶役にそれぞれ扮して花を添えた。

 近江鉄道あやめ営業所の鈴木泰男所長は、「行政と企業、住民が一体となった楽しい企画が完成した。この試みが成功するように、絶対の安全運転と最高のサービス提供を誓う」と意気込みを述べ、勝見久男助役が「義経号をきっかけに竜王町をもっと知っていただき、道の駅の充実やアグリパーク竜王との連携を図り、町全体の活性化につなげたい」と期待を寄せた。

 鏡の里への誘客を図るため、「義経号と元服料理きっぷ」と銘打ち、近江八幡駅から竜王町鏡間のバス往復料金(通常七百円)と鎌倉時代武士階級の宴会料理を同町にしかない食文化を織りまぜ再現した「義経元服料理」代(同二千百円)、ガイド代(三千円)をセットに、義経ガイドブックも付けて一人二千七百円の特別料金で販売される。一般のバス利用者は、通常の運賃で乗車できる。

 きっぷを利用して、近江八幡駅北口バスターミナル六番乗場から午前発のバスに乗車し、同町鏡にある道の駅竜王かがみの里近くの鏡バス停で途中下車、元服池や鏡神社、義経が泊まった白木屋跡をガイドの案内で約一時間散策し、昼食に道の駅内で元服料理を味わい、鏡から午後発のバスで駅に戻ることもでき、日帰りで十分に楽しめる。

 近江鉄道自動車部営業課の北村真治係長は、「地域と一体となって路線バスを盛り上げていかないと、車社会の中で生き残っていくことは難しい。今回はあえて貸しきり観光バスを用意せず、町と協議を重ね路線バスの活用を考えた。地域に密着しながら、路線バスの活性化も図りたい」と語り、新たな活路を見い出そうとしている。

 義経号の運行期間は、十二月二十五日までの間の土曜・日曜日と祝日のみ。きっぷは、乗車前日までの予約販売制。詳しくは、近江鉄道あやめ営業所(電話077―589―2000)へ。


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日野ウインドアンサンブル

楽器演奏の楽しさ伝えたい

20日 日野町で「演奏会」

(湖東・日野町)
 日野ウインドアンサンブル(若林正秀団長)による「第六回定期演奏会」が二十日、日野町町民会館わたむきホール虹大ホールで開催される。開演時間は午後一時半。

 この吹奏楽団は、平成十年に日野町文化祭に出演しようと集まった仲間約三十人が、一回だけの演奏で終わるのは惜しいと翌年に結成したもの。

 現在、高校生から五十歳代まで幅広い年代層の団員で構成し、チームワークの良さを生かして楽器を演奏する楽しみを表現するため練習に励んでいる。練習は、毎週金曜日午後六時半から同九時半まで日野町の西大路公民館で実施しており、随時団員も募集している。

 演奏会では、「シンフォニック・マーチ」や「フィンランディア」、「トランペット吹きの休日」などを披露し、楽器を奏でる魅力を発信する。

 入場料は、前売り五百円(当日六百円)で発売中。問い合わせは、わたむきホール虹(電話53―3233)まで。


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びわ湖ホール「ふれあい音楽教室」

上達ぶりに自分達もびっくり

=近江八幡市内の4小学校で=

▲プロの指導を受け芸術の魅力にふれた児童
(湖東・近江八幡市)
 県立芸術劇場びわ湖ホール専属の声楽アンサンブルメンバーによる「ふれあい音楽教室」が、七日から九日にかけて近江八幡市の小学校四校で開かれた。

 プロの声楽家の生演奏にふれ、指導を通じて、子どもたちに芸術への関心を高めてもらい、豊かな心を育んでもらおうと、びわ湖ホールが平成十四年度から県内の小学校で開いているもので、今年度は十五校で実施された。

 市立馬淵小学校で行われた教室には、小林久美子さん(アルト)と二塚直紀さん(テノール)の二人と、ピアニストの名取裕子さんが派遣され、四年生二クラス、三年生一クラスを指導した。

 三年生のクラスでは、二人がオペラ「フィガロの結婚」の一場面をソロとデュエットで披露すると、はじめ恥ずかしそうにしていた子どもたちも、音楽教室に響き渡るそののびやかで美しい歌声に耳をすませて聞き入り、「すっげー」「いまのは何語」などと感動を隠せない声と拍手が沸き起こった。

 びわ湖ホールやオペラの話を聞いたあと、歌う時の呼吸法、声の出し方を学び、まもなく卒業して行く六年生のために練習してきた合唱曲「さようなら」を聴いてもらった。

 二人からは、「気持ちを一つに」「言葉をわたすつもりで」「周りの人の歌を感じるように」などのアドバイスを受け、向かい合ったり、肩を組んだりしながら練習をくり返した。

 最後にもう一度合唱してみて、子どもたちも担任教諭も最初に歌った時との違いに驚きを隠せない様子。感謝の言葉を添えて握手してもらった子どもたちからは、「うまくなった気がする」「本番もがんばれそう」「きれいな声でびっくりした」と、目を輝かせていた。 

 


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