滋賀報知新聞(ニュース)平成17年3月19日(土)第14056号


煙火災の恐ろしき疑似体験

何も見えない恐怖感!

モクモクハウスお披露目
=地域への出張体験受付け=

▲煙火災の怖さを体験できるモクモクハウス
(湖東・東近江市)
 東近江消防本部が昨年末、(財)日本防火協会の助成を受けて購入した煙体験ハウス「モクモクハウス」を九日、八日市消防署が開催した事業所対抗の「第二十五回初期消火協議大会」で初めて披露し、参加者らに火災現場ので煙の恐ろしさを疑似体験してもらった。

 このモクモクハウスは、幅一・七八メートル、奥行き七・一二メートル、高さ二メートルの大きさのビニール製で、テントのように簡単に設置でき持ち運びが容易。白い無害の煙を発生さす装置で、内部に煙を充満させたのち、呼吸確保のために頭からビニール袋を被って入り、煙火災の現場を安全に体験できるというもの。

 内部の通路途中には、ビニール製の仕切りカーテンが取り付けられており、煙の中で障害物を避けて避難できるかを試せる工夫も施されている。

 この日の競技会の参加者全員が一人ひとり順番にハウスの中に入り、出てくるまでのおよそ一分足らずの煙火災の現場を体験した。

 長さ七メートル余りの煙道は、明るさはあるが煙で回りは何も見えず、進む方向を間違ってなかなか出てこられなかったり、仕切りカーテンにぶつかってしゃがみ込んだり、咳き込んだりする体験者が多く見られ、煙に巻き込まれる火災の怖さを思い知らされた様子だった。

 体験者の中には「出てこられなくなるかと思った」や「何も見えず怖かった」など予想以上の恐怖を話す人が多かった。

 この体験ハウスを管理する八日市消防署では、一人でも多くの人に体験してもらい、煙火災の怖さを知ってもらうことで防火意識の高揚につなげようと「地域住民からの貸出要請や催しに出向いて体験者を増やしていきたい。最寄りの消防署に相談して欲しい」と利用を呼びかけている。
初期消火競技大会の結果は次の通り。

【消火器操法】
男子の部(参加16)《優勝》大倉工業B《準優勝》松下電器《入賞》東近江市役所・永源寺地域産業振興会館・凸版印刷B。
女子の部(参加9)《優勝》村田製作所A《準優勝》村田製作所B《入賞》サントリー近江エージングセラー・青葉メディカル、青葉病院C・東近江市役所

【屋内消火栓の部】(参加8)
《優勝》グリーン近江農協《準優勝》松下電器《入賞》村田製作所B・凸版印刷B。


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全国初コチョウランのリレー栽培

農業青年2人の株式会社「花職人」

京阪神に出荷始まる
=台湾の花苗から商品に=

▲コチョウランのリレー栽培を始めた二宮さん(左)と川口さん
(湖東・東近江町)
 台湾の花栽培会社からコチョウランの花苗を買い受け、開花まで育てて国内販売するリレー栽培事業を始めた東近江市上平木町、農業生産法人「株式会社・花職人」が、十四日から出荷を始めた。海外の花苗を輸入し、国内で育てて販売する大規模な園芸事業は国内初の取り組みだという。

 花職人の会社は、十年ほど前からコチョウラン栽培に取り組んでいる同市中野町、二宮輝彦さん(32)と同市糠塚町、川口正さん(30)が昨年九月、新たな事業展開を目指し共同出資して設立した。

 これまでの花苗から育てる栽培では、成育状況が四季の気象差に左右される国内生産の弱点や人件費などコスト高の問題があった。その解決策として取引のあった台湾の業者から低温処理され開花が可能になった花株を輸入し、日本で花茎を育てて開花させ、国内販売するリレー栽培事業を考えた。業者間の交渉から栽培施設の調達、資金面の準備を進め、昨年十一月から事業を本格化させた。

 今月になって昨年に入荷した第一陣の花苗が大きく育って開花し、初めての出荷作業に追われている。

 花苗は、毎月四千株が空輸され、同市上平木町の野口バラ園から借り受けた育苗ハウスに運ばれる。ハウスには新たにガスヒートポンプ方式の冷暖装置を備え、日中二十五度C、夜間十八度Cの温度に保つと順調に育ち、約五ヶ月後には国内市場に出せるようになる。

▲台湾から空輸されたばかりの花苗。これを5ヶ月間育てる
 花苗の栽培に適した台湾では、日本の季節に関係なく花苗の安定提供が受けられることから、国内で開花までの条件を整えてやれば、年間を通して定量出荷が可能になることが大きなメリット。

 ハウス内には現在、ピンクと白いコチョウラン合わせて二万四千鉢が栽培され順次、開花を調整しながら出荷の日を待っている。

 二人は「日本は世界の中でもコチョウランが愛され、一大消費国となっている。現在は、関西大手の花市場に出荷しているが、今後は独自の販路を開拓して業績を上げていたい」と夢を膨らませている。

 現在は主に京阪神がマーケットで、業者や消費者からは「花つきがよく、きれい」との評価が寄せられている。直面している問題は、人出不足で、手伝ってもらえる人を探している。問い合わせは、花職人のハウス事務所(電話0748-26−1675)へ。


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病気の「芽」を早期に発見

毎週木曜に実施 健康な長寿へ

=日帰り人間ドッグ推進=

▲能登川町立病院
(湖東・能登川市)
 能登川町立病院では、健康な長寿社会を築こうと、毎週木曜日に実施している「日帰り人間ドッグ」の利用を薦めている。

 日本は平均寿命八十歳という世界有数の長寿国。健康はすべての人の願いだが、四十歳を過ぎてからは動脈硬化、高血圧に代表される成人病にかかりやすく、年間全死亡者数の六割以上をガン、脳卒中、心筋梗塞で占めている。

 しかし、これらの多くは自覚症状がほとんどなく、気づいたときには発見の遅れというケースも少なくない。また、その要因も加齢や遺伝的要因だけでなく、食習慣の変化や喫煙など生活習慣のゆがみによるものが深く関わっている。

 同院では、かけがえのない人生を健康で豊かに過ごすには「車を定期点検するように、人生の節目にも身体チェックをする慎重さが必要」とし、病気の「芽」の早期発見、早期治療を呼びかけている。

 ドックでは、内科診察やレントゲン撮影など十二項目にわたる「基本コース」と、オプション(個別検診)をセットした「選択コース」がある。

 具体的には、「基本コース」は▽身体計測▽診察(胸部、腹部、直腸診、乳がん検診)▽呼吸・循環器(胸部x線、心電図、コレステロール、中性脂肪など)▽血液検査▽消化器(上部消化管x線、便潜血)▽肝臓・胆のう(腹部超音波、総ビルビリン、GOT、GPTなど)▽すい臓(血清、尿アミラーゼ)▽腎臓(尿蛋白、潜血、沈査、尿素窒素など)▽糖尿病(尿糖、血糖、HbA1C)▽視力・聴力▽痛風―。費用は三万四千六百五十円。

 「選択コース」には前立腺検査と乳房検査(マンモグラフィー)が追加され、それぞれ三千八十円、五千四百六十円が必要。

 検診によって発見できる主な病気は、心臓疾患、悪性腫瘍、胃腸・肝臓・すい臓疾患および胆石、糖尿病など。

 時間は午前八時三十分から。予約制となっており、直接来院する人は一番初診窓口へ。なお、受け付け時間は午前八時三十分から正午まで。詳しくは能登川病院医事課(電話0748―42―1333)または初診窓口。


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まちなかへ出かけよう!

能登川町タウンウォーカー

=南小6年生の学習成果展=

(湖東・能登川町)
 能登川町立南小学校六年生の総合学習発表展「能登川町タウンウォーカー」が、二十日まで同町立博物館で開かれている。

 不思議に思うことや興味を持ったことなど、地域に繰り出すことによって机上の学習だけでは分からない「何か」を調べる総合学習の成果展で、壁一面に掲示されるレポートには、「水車の役割」や「能登川町の方言」「能登川駅の歴史」をはじめ、町内で見られる「トンボ・鳥・魚・きのこ」「まちの偉人・宗祇法師」―など、まちなかを歩かなければ分からない歴史や文化、地域の自然環境などを調べた。

 また、自分なりに探求しようと福祉や環境、生活などの各担当課にインタビューをしたほか、まち行く人々や郷土史家らのアドバイスも受け、地域に生きる一人の人間として、社会やまちづくりを学習。タイトルの「タウンウォーカー」にふさわしい内容となっている。

 このほか、図画工作の時間に作った星組児童の「近江だるま」三十四点が展示されるほか、「神郷亀塚古墳の種類は何?」(答え 前方後方墳)「佐生城の城主はだれ?」(後藤 )などのクイズも出題する。

 同校では、切磋琢磨を校訓に自ら学び・創造する課題解決力の育成を支援しており、自分たちが住む町を調べることにより総体的に見る視野が広がり、仲間や地域交流で生まれた「気づき、考える」が活かされている。

 熱心に観ていた来館者は「こんなに詳しく調べるなんてすごいですね。これからの成長が楽しみ、まちへの愛着を深めてもらえたら嬉しい」と話していた。

 入館無料。月・火曜休館。問い合わせは同博物館(0748―42―6761)へ。


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行財政改革を重点施策に!

一般会計 7・3%減の約45億円

自律目指す竜王町の新年度予算案
=22日に一般質問=

(湖東・竜王町)
 竜王町は、一般会計と八特別会計を合わせた総額八十一億四千五百五十一万円(前年度対比三・四%減)の平成十七年度当初予算案を、七日に開会した同町議会定例会に上程した。二十二日午前九時から一般質問が行われ、二十四日に採決し閉会する。

 予算編成にあたり同町は、厳しい財政状況を踏まえ、“自律したたくましいまちづくり”を推進するため、行財政改革の取り組みを重点施策とした。定員管理や人件費の抑制、新規事業の抑制など歳出抑制に着手し、歳入確保と住民サービスの低下につながらないよう努めることにしている。

 提案された一般会計の総額は四十五億二千六百万円で、前年度に比べ三億五千四百万円、七・三%の大幅減となった。これは、自律推進計画の実行に伴う退職者不補充といった人件費の削減や、前年度の減税補てん債の借り換えによる公債費の減少、特別会計である国民健康保険事業勘定への繰出金減少によるもの。

 歳入面では、町税が景気の回復基調による法人税の伸びで、七・一%増の二十八億九千八百四十五万円(全体構成比六四・一%)と見積もった。

 一方で、地方交付税を三位一体改革や法人税の伸びによる基準財政収入額の増加により六九・三%減の八千万円(同一・八%)、平成十七年度から普通交付税の不交付団体となるとのに測から地方特例交付金なしと見ている。

 この財源不足を補うため、財政調整基金から二億七千五百万円(前年度対比二五・〇%増)を繰り入れ、自主財源比率七八・三%(同七・八%増)を確保した。これにより、平成十七年度末の財政調整基金残高は五億四千三百万円となり、町の借金にあたる地方債は七十二億八千百万円となる見込み。

 歳出面では、企業誘致奨励金増により商工費が前年度対比七二・〇%増加したが、国保事業勘定特別会計への繰出金の減により民生費が五・八%、下水道会計への繰出金の減により土木費が一〇・九%、減税補てん債の借り換え減により公債費が三二・九%といずれも減少している。

 予算案に計上された新規事業は十九件で、六つの柱を掲げて事業を展開する。

 六つのテーマ別の主な事業は次の通り。

 【安心して暮らせる町土、即ち安全のまちづくり】小口地区でのため池群広域防災機能増進モデル事業(三百万円)防犯ベル配布対象者の拡充による通学安全対策事業(五十六万円)

 【快適でうるおいのある生活環境づくり】自ら考え自ら行うまちづくり事業(七百万円)自律のまちづくり実施計画事業(五百万円)コミュニティバス運営委託補助金などの公共交通対策費(六百八十五万円)

 【地域に活力を与えるたくましい産業づくり】地域力活用型産業創出検討事業(二百二十一万円)二十一世紀型農ビジネス推進事業(四百万円)着地型旅行観光活性化プロジェクト事業(三百六十万円)

 【健やかに暮らせる健康福祉づくり】社会参加促進助成金(四百三十九万円)介護保険事業計画・老人保健福祉計画の見直し(五百十三万円)

 【新しい時代を拓く魅力ある場づくり人づくり】エコタウン事業(二百五十六万円)少子化対策・子育て支援事業(四百九万円)竜王小学校プール修繕(四百万円)竜王中学校大規模改造事業(八百万円)竜王幼稚園改修工事(一千百七十一万円)

 【生活を高める個性豊かな薫り高い文化づくり】文化財啓発事業(二百二万円)公民館耐震診断業務(二百八十万円) 

 


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