滋賀報知新聞(ニュース)平成17年3月27日(日)第14063号


県内土地 下げ幅は縮小傾向

地価公示14年連続の下落

値ごろ感からダウンに歯止め
=ピーク時に比べ商業地3割弱=

(湖東・東近江市)
 国土交通省は二十三日、滋賀県内の都市計画区域内における地価を公示した。これによると、すべての用途で十四年連続の下落となったが、下げ幅は二年連続して縮小傾向にある。住宅地や商業地の都市部の一部では、値ごろ感から下落基調に歯止めがかかり、価格水準の低い郡部などでは、下落幅の縮小が目立つ。

 県内の地価は、全国と比較して住宅地で下落幅が下回ったものの、依然として商業地、準工業地、工業地で上回っている。価格水準は、住宅地で昭和六十二年、商業地が五十二、五十三年ごろに逆戻りし、平成三年のピーク時から住宅地で五一%、商業地が二七%の水準となった。

 地価公示は、国土交通省の土地鑑定委員会が毎年一月一日の時点で、標準地の正常な価格を示し、一般の土地取引価格に対して指標を与えるとともに、公共事業用地の取得価格算定の基準、相続税や固定資産税評価の基準、あるいは国土利用計画法に基づく土地取引の規制における土地価格算定の規準になるなど、適正な地価の形成を目的としている。県内の標準地は十二市二十四町の四百十二地点だった。

 公示によると、県下全域の用途別平均価格(一平方メートル当たり)は、商業地が九万一千九百円(前年九万八千七百円)と最も高く、続いて準工業地七万一千九百円(同七万五千五百円)、住宅地五万七千四百円(同六万二百円)、工業地三万四百円(同三万三千三百円)、調整区域内宅地二万五千九百円(同二万七千三百円)の順。

 これらの価格に伴う平均変動率は、すべての用途でマイナスを示し、工業地が八・七%(同一二・〇%)、準工業地六・二%(同九・七%)、商業地五・七%(同八・九%)、調整区域内宅地四・三%(同五・九%)と続き、住宅地も四・三%と前年(六・五%)に比べダウンしている。

 東近江地域(旧町名)における住宅地と商業地の平均価格は次の通り。カッコ内は前年。

 【住宅地】八日市市五万二千二百円(五万四千九百円)▽近江八幡市六万三千五百円(六万四千五百円)▽安土町四万四千三百円(四万六千円)▽蒲生町二万六千百円(二万七千百円)▽日野町二万五千四百円(二万六千五百円)▽五個荘町三万四千百円(三万五千五百円)▽能登川町五万四千三百円(五万六千二百円)▽愛東町一万四千百円(一万四千三百円)▽湖東町一万六千円(一万六千三百円)

 【商業地】八日市市八万四千八百円(九万五百円)▽近江八幡市十一万四千三百円(十二万四千八百円)▽安土町七万五千五百円(七万九千八百円)▽蒲生町三万八千二百円(四万円)▽日野町四万二千円(四万五千百円)▽五個荘町四万九千五百円(五万三千円)▽能登川町七万九千五百円(八万五千二百円)▽愛東町一万五千百円(一万五千四百円)▽湖東町二万一千四百円(二万二千三百円)


メインメニュー|全 県| 湖東・湖北| 湖南・湖西| 中央政界特報| 社説
今週の運勢| お誕生・他| 今日の首長| 取締情報| リンク| E-Mail

TOP インデックスへ

NPOに認証

ふれあい広場ハーモニー

=知的障害者の自立支援=

(湖東・東近江市)
 県NPO活動促進室はこのほど、東近江市東沖野二丁目の「ふれあい広場ハーモニー」(井田さだ子代表)を、特定非営利活動促進法に基づく法人の設立認証を行ったと発表した。

 ふれあい広場ハーモニーは、東近江地域在住の知的障害者に対して、グループホームに関する事業を行うとともに、知的障害者が自立し生活できるような諸事業を実施することにより、社会の公益に寄与することを目的としている。問い合わせは(0748−22−2307)へ。


メインメニュー|全 県| 湖東・湖北| 湖南・湖西| 中央政界特報| 社説
今週の運勢| お誕生・他| 今日の首長| 取締情報| リンク| E-Mail

TOP インデックスへ

希少植物「ユキワリイチゲ」

愛知川河辺林で開花

春本番の訪れ告げる
=県の絶滅危機増大種の一つ=

▲愛知川河辺林の中で咲く「ユキワリイチゲ」
(湖東・東近江市)
滋賀県の絶滅危機増大種に選定されている野草「ユキワリイチゲ」が、愛知川河辺林の中で咲いているのがこのほど、見つかった。

 「ユキワリイチゲ」は、漢字では「雪割一華」と表記され、文字通り雪を割って一輪(一華)の花を咲かせる可憐な姿から名付けられている。

 三月〜四月に里山や竹林などで花を咲かせるキンポウゲ科の多年草で、近畿以西で棲息。群生と成っている場合が多い。地表から二十センチあまりに伸びた花茎の頂部に直径三〜四センチほどの淡いピンク色の一輪の花を付ける。

 愛知川河辺林では、五年前に野草愛好家が棲息を確認している。今年の開花の連絡を受けた河辺いきものの森では「マニアの乱獲から守るため、咲いている場所を教えられないのは残念だが、こうした希少に植物が絶滅することのないよう、自然環境を守って行きたい」と話している。

 愛知川河辺林では、二十年前に六十七科一九五種の顕花植物が確認されており、このうちワサビ、エビネ、キクザキイチゲなど貴重な植物が五十一種類も含まれるなど、平地林としては貴重な野草の宝庫だとして知られている。


メインメニュー|全 県| 湖東・湖北| 湖南・湖西| 中央政界特報| 社説
今週の運勢| お誕生・他| 今日の首長| 取締情報| リンク| E-Mail

TOP インデックスへ

家庭やレジャーゴミどっさり

伊庭内湖を汚さないで

=自然を守る会が湖辺清掃活動=

▲1時間たらずで可燃・不燃ゴミが60袋分も集まった内湖の湖辺清掃
(湖東・能登川町)
 自然と人間の共生により、豊かな生態系をはじめとする自然環境を取り戻そうと、先ほど能登川町に発足した「伊庭内湖の自然を守る会」(会長・長谷川美雄)のメンバー十六人が二十一日、内湖南端にある伊庭金比羅神社周辺で湖岸清掃を行った。

 発足後初の奉仕活動として、浦葭〜大風呂までの約百メートルを清掃したところ、一時間も経たないうちに可燃ゴミ五十袋、不燃ゴミ十袋の大量のゴミが集まった。

 その多くは、ポリバケツやスーパーから無断借用した買い物かご、空きビン・空き缶、ホースリール、子どもの玩具などの家庭用ゴミ。バーベキューの残飯と思われるレジャーゴミや釣り糸、テレビ、タイヤ、バッテリーのほか、カモの密漁(伊庭内湖は禁漁区)を示す囮用の浮きまであり、あまりの多さに「これはひどい」と参加者たち。

 二十年来、湖辺清掃を続けてきたという女性会員は「移り住んだとき、不燃ゴミなら浦葭、大風呂に捨てろと言われたことがあります。ゴミがゴミを呼ぶのでしょう。美しくすればそんな気を起こす人はいないはず。仲間も増えたので頑張ります」と話し、作業を続けた。
▲積まれたゴミの山、自然界から訴えが聞こえそう

 また、事務局長で滋賀野鳥の会員である石井秀憲さん(68)は「すごい臭いがするでしょう?ゴミで日が当たらず、澱んだ場所はヘドロ化します。これでは魚が産卵できず、その魚を食する野鳥も減るでしょう。すべての生き物は自然とつながり、共存しているのです」と話しかけた。

 伊庭内湖は、幾多の生物や植物、自然の豊かさから、滋賀県で大切にすべき野生生物の「保全すべき群集」に含まれる湖。冬期にはオシドリ、カルガモ、コハクチョウなど百四十五種、二千羽を越える水鳥たちが羽根を休め、心を和ませてくれる光景が広がる。

 しかし近年、アウトドアブームによるレジャーや家庭ゴミが数多く捨てられ、水流停滞による水質の悪化で魚や昆虫などが産卵できず、住む場所を追いやられている。このように、モラル無き一部の人間の行為が生態系の崩壊に拍車をかけ、不漁や環境破壊という形で還ってくる「負」の循環が築かれようとしている。

 これらを事前にくい止め、豊かな内湖を目指そうと結成されたのが守る会であり、町内の歴史文化や水辺の環境保全に取り組む有志三十人が集合。個々に行っていた活動を一致協力し、催しなどを盛り込んで地域啓発していく。なお、近く、県にNPO申請する予定で、早ければ今夏に認定の見込み。


メインメニュー|全 県| 湖東・湖北| 湖南・湖西| 中央政界特報| 社説
今週の運勢| お誕生・他| 今日の首長| 取締情報| リンク| E-Mail

TOP インデックスへ

環境影響評価準備書の

知事意見まとめる

=新ごみ処理施設建設=

(全 県)
 県は、中部清掃組合が新しいごみ処理施設を蒲生郡日野町北脇に移転新築するにあたり、昨年八月十七日付けで同組合から提出された環境影響評価準備書の評価について、これまで県環境影響評価審査会の意見を聴くなどして審査を行ってきたが、このほど環境影響評価条例第十八条第一項の規定に基づき、同組合に対し、環境保全の見地から県としての意見をまとめた。
その内容は次の通り。

全般的事項
(1)廃棄物の投入、スラグの排出、場内余熱利用および冷却水の循環の状況をフロー図として示すとともに、土地利用計画図も含めた施設の具体的な全体像を示すこと。
(2)施設の処理方式の選定において比較検討された資料を添付すること。また、選定した処理方式について、先行している施設の稼働状況の課題およびその対応について整理するとともに、施設の安全管理のための対応について記述すること。
(3)炉内で気化する微量重金属の捕捉等、処理により発生する微量有害物質の対応方法について記述すること。

大気質
(4)排ガスの影響予測の前提条件としている煙源の設定の考え方について、先行している施設の実績からその妥当性を示すとともに、煙突高の設定の考え方についても記述すること。
(5)排出ガスの施設建物によるダウンドラフトについて、予測および評価を行うこと。
(6)施設の稼働の立ち上げ時および立ち下げ時における排出ガスの影響について記述すること。
(7)悪臭に関し、脱硝用に使用するアンモニアの吐出対策について記述すること。また、ごみピットの臭気発生強度の予測結果に対して、既存施設の実測値から検証を加えること。

騒音および振動
(8) 事業関連車両による騒音および振動に関し、予測手法の選定理由および算定根拠について説明を加えること。

水象および水質
(9) 仮設沈砂池および洪水調整池の位置について、水の流れを含めて示すこと。
(10)現況のSS濃度の観点から河川水質予測地点の選定および現況水質の設定の考え方について説明を加えること。
(11)地下水の予測評価に関し、調査した1箇所が周辺状況を代表していることについて、事後調査の内容との関係を含めて説明を加えること。

植物および動物
(12)事業計画地内の植生を復元させる観点からの伐採種と植栽種との整合および造成法面への種子吹き付けに際して周辺地域の生態系に負の影響を与えない種の使用に留意すること。
(13)鳥類の観測結果について、ルートセンサス法および定点観測法による結果をまとめ、説明を加えること。
(14)計画地周辺で営巣の確認された希少猛禽類の主な行動圏の設定については、その手法を明確にしてデータ解析を行うこと。また、保全対策の具体例を含めた工事工程と事後調査との関係および既存の他の事業例を参考とした希少猛禽類の生息への影響の予測および評価について記述すること。
(15) 生物試料を用いたダイオキシン類の事後調査では、底生動物での調査も実施すること。

生態系
(16)事業の実施に伴う生態系への変化予測および評価について、注目種の変化を通しての説明を加えること。

景 観
(17) 選定する処理方式の施設ごとにその外観を示して、景観への影響の予測および評価の説明を加えること。

温室効果ガス
(18)予測条件を明確にした上で、処理量、使用電力等の関連する個々の事象から排出量を積算し、全体の排出量の予測および評価を行うこと。 

 


メインメニュー|全 県| 湖東・湖北| 湖南・湖西| 中央政界特報| 社説
今週の運勢| お誕生・他| 今日の首長| 取締情報| リンク| E-Mail

TOP インデックスへ