滋賀報知新聞(ニュース)平成17年4月19日(火)第14082号


目指すは 確かな学力の定着

魅力ある学校づくりに挑戦

(湖東・東近江)
 八日市市教育研究所は、市内の各校・園における教育研究活動をまとめた「平成十六年度研究紀要(第三十五巻)」をこのほど作成し、幼・小・中学校の全職員約三百人に配布するとともに、各教育機関や関係者にも活用してもらい、教育の充実と発展に役立てることにした。確かな学力の定着と総合的な学習を進める中で、主体性や表現力豊かな子供の育成を目指し、市内の九幼稚園、六小学校、三中学校ほか、先生グループが各テーマに沿って研究を行い、その成果を一冊(A4判、百八十八ページ)にまとめている。

 幼稚園の研究テーマは、友達と触れ合い生き生きと遊ぶ(玉緒)▽楽しく伸び伸びと自己表現できる(八日市寺)▽いっぱい笑おう、泣こう、つくろう好きな人(八日市野)▽心身ともにたくましい子供(八日市)▽自分の思いを素直に表現できる(建部)▽心豊かな子供(中野)▽主体的に生活する(市辺)▽主体的に遊びに取り組める(平田)▽地域の自然環境や身近な人との触れ合いによる感動体験(沖野)―をポイントに置いた。

 小学校では、主体的に行動できる子供を育てる〜ものや人に主体的に働きかけ、自ら課題を見つけ、問題解決できる力を育てる〜(玉緒)▽「学ぶ力」の育成を目指して〜良く分かり、楽しい授業の創造〜(御園)▽「ことば光る子供たち」〜伝え合う力を育成する国語科授業のあり方〜(八日市南)▽「伝えあう力」を高める「話すこと・聞くこと」のできる子供の育成〜自分の思いが生き生きと表現できる子供を目指して〜(八日市北)▽一人ひとりが瞳を輝かせ、ともに学びあう子供の育成〜豊かに表現し、コミュニケーションできる子供を育てる〜(八日市西)▽子供が生き生きとする授業づくり〜表現力の育成〜(布引)―をテーマに、それぞれ研究を行ってきた。

 中学校では、一人ひとりを伸ばす授業を目指して〜個に応じ、指導と評価に円滑なつながりのある授業の実践〜(玉園)▽一人ひとりが輝く魅力ある学校づくり〜日常生活を通して、主体的な生き方を目指す生徒の育成〜(聖徳)▽豊かな心を持ち、自ら考え、主体的に学習・活動できる生徒の育成―自己指導力の育成を目指す指導のあり方〜(船岡)―のテーマについて研究を重ねてきた。

 このほか、グループ研究では、インターネットに関する情報モラルの学習やコンピューターによる評価システムの導入、生徒指導からみた市内各園校と関係機関との交流・連携強化への一年間の取り組み、小学校における「命の大切さ」や「言葉の力を高める]指導と成果ほか、学校不適応の事例から「教師と子供の信頼関係を基盤とした教育相談が不可欠」と報告している。

 今回の研究成果は、確かな学力の定着や総合的な学習・評価方法ほか、子供たちに対する指導と支援の今後に生かされる。


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花吹雪のなか みこし渡御

見せ場「走り込み」に大歓声

=能登川町 栗見大宮の春祭=

(湖東・能登川町)
 栗見大宮天神社の春祭り(通称・川原祭り)が十七日、能登川町新宮西で行われた。みこしの渡御コースに当たる愛知川葉枝見橋横の車出し(左岸広場)では、大勢の若衆たちがみこしを担いで駆ける「走り込み」が行われ、見物に訪れた多くの観客から歓声と拍手が送られた。

 この祭は、かつての栗見十郷(能登川町の川南、阿弥陀堂、福堂、乙女浜、新宮西、新宮東と、彦根市の田附・新海・本庄・三ツ谷)が比叡山延暦寺の荘園であったことから、日吉大社の山王祭に習った祭りとされ、栗見大宮天神社をはじめとする五社のみこしが同神社に集まる郷祭り。

 現在は能登川町側と彦根市側に分かれて行われ、能登川町では福堂、乙女浜、新宮西・東が順番に祭りを執り行う。

 今年の担ぎ番は福堂で、午前九時に同区を出発し、約一時間を掛けてみこしが収められている阿弥陀堂に到着。その後、見せ場となる車出しへ繰り出した。広場では川南の宇佐神社みこし(聖真子)が大宮みこしを出迎え、勇壮な走り込みを見届けると帰郷。大宮みこしは、威勢のよい掛け声とともに上下にみこしを揺らし、歓声のなか、栗見大宮天神社へ渡御した。

 担ぎ手の一人、川南の男性は「小さな子どもから高齢者までが一つになるすばらしい祭りだ。年の違うもの同士が語らうことで、いろいろな知識が吸収でき、子どもたちも互いに教え合い、助け合いの大切さを実感している」と、郷祭りの魅力を紹介。歴史ある民俗とともに、地域一体の生涯学習を継承している。


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「絹の世界−日本の四季−」

元教師と教え子の作品展

=秦荘町歴史文化資料館=

▲秦荘町歴史文化資料館で開かれている特別展
(湖東・秦荘町)
 絹を共通の素材にして創作活動を続けている元中学美術教師と教え子の作品展が秦荘町歴史文化資料館(同町松尾寺)で開かれている。五月十五日まで。

 同資料館が春季企画展として、京都市在住の着物デザイナー・堀部秀信さん(54)と同町在住のちりめんアート作家・北村淳司さん(36)が「絹の世界\日本の四季\」のテーマに合わせて創作した作品とその美術活動を紹介しているもの。

 堀部さんが市立稲枝中学校の美術教師だった二十年ほど前、同校の生徒だった北村さんは、堀部さんとの出会いをきっかけに美術への興味を深めた。卒業後は、建築の道に進み建設会社に務めたが、美術作家に転身。現在、同町栗田でちりめんを素材に縁起物の羽子板の押し絵や人形など、小物品の創作活動を続け、関東の百貨店などを中心に出品している。

 一方、堀部さんは、しばらく教員を続けた後、京都西陣を舞台に着物デザイナーになった。
▲作品展を開いた元教師の堀部さん(右)と教え子の北村さん.

 その間、年賀状などのやりとりでお互いに絹を素材にした美術活動に取り組んでいることを知り、是非、一緒に作品展が出来ればと、夢を描いていた。そうした話を聞いた同資料館が、特別展として企画して実現した。

 会場には、今回の展示のために二人が制作した作品が出展され、古くから伝えられている絹特有の味わいや感触をそれぞれ感性で引き出した創作品が並べられている。

 堀部さんは、長浜ちりめんに手書き友禅染めとろうけつ染めで仕上げた訪問着十七点を出品。いずれも豊かな表情に富む日本の四季を花々や景色などで表現され、絵柄と色あいが上品。

 小物類の作品を中心とした北村さんは、同町岩倉に伝わる民話「矢取地蔵」に登場するお地蔵さんを日本の四季に合わせてさまざまな表情にアレンジした作品やミニ着物の人形、羽子板の押し絵、動物の人形などおよそ五十点を展示している。中には、明治から大正時代の古布を再利用した作品もある。

 堀部さんは「着物を一つの美術の対象として観ていただき、絵柄や染めなどの伝統技術にもふれてもらえばうれしい」、また、北村さんは「お地蔵さんをメインにしました。顔の表情や四季に関する小物類の工夫を見ていただければ」と話している。

 入館料は大人三百円、小・中学生一五○円。月、火曜日と祝日の翌日は休館。連休中は三十日と三日は開館する。問い合わせは同資料館(電話0749−37−4500)へ。


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山全体に花のつぼみ!

23日から シャクナゲ観光

安全第一で一斉清掃実施

▲遊歩道一面を覆い尽くす落葉をくまでで取り除く理事や職員ら
(湖東・日野)
 国の天然記念物に指定されているホンシャクナゲの開花を前に、日野観光協会理事と同協会職員、町商工観光課職員ら約二十人が十五日、日野町鎌掛にあるシャクナゲ谷の遊歩道(一・五キロ)と群生地へと続く車道(〇・八キロ)の一斉清掃を行った。

 観光客の安全確保を第一に、幾層にも重なり合い遊歩道全体を覆い尽くす落葉を、理事や職員らがくまでを使って丹念に取り除いた。「一年に一回やし、作業も気持ちええけど。力いるな」と語りながら、人海戦術で半日かけて安全な遊歩道に整備した。

 鎌掛のホンシャクナゲは、高山植物でありながら標高三百〜四百メートルの低地に自生しており、学術的にも大変珍しいという。渓谷には約二万本が群生し、ごつごつした岩場とは対照的に、赤や薄紅色など色鮮やかで可憐なホンシャクナゲで彩られる。また、風に揺れる木々の音や鳥のさえずり、降り注ぐ木漏れ日が心癒す空間を演出し、森林浴にも最適な場所。

 昨年は冷夏の影響で花付きが悪く開花も早かったが、今年は、「表年」だけあって山全体に花のつぼみが付いており、この二十五日からゴールデンウィーク頃に見ごろを迎えると、同協会では予想している。

 この二十三日からシャクナゲ観光がスタートする。シャクナゲ渓入口から登り口まで無料送迎バスが往復し、特産品販売なども行われる。また、期間中は駐車場の混雑が予想されるため、二十九日から近江鉄道日野駅とシャクナゲ渓入口前までを結ぶ臨時バスが運行する。途中、藤の寺も停車する。いずれも運行期間は五月五日までで、開花状況により同八日まで延長される場合がある。

 開花状況および臨時バスの運行時間などは、日野観光協会ホームページ(http://www.biwa.ne.jp/〜hino-to/hino-to.html)で紹介されている。詳しくは、同協会(電話0748―52―6577)へ。


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あの童話に登場する風景がそこに
でかけよう! おはなしの舞台へ
=3回シリーズ 安土町立図書館=

▲童話に描かれた風景と実際の風景を見比べることができる企画展
(童話が描かれたヨーロッパの場所を訪れることで、さらにその感動を深めてもらおうという企画展「でかけよう! おはなしの舞台へ」が、安土町立図書館で開かれている。

 世界で親しまれている童話が描かれた土地や、そこに登場する家、木、風景など、中央大名誉教授で財団法人東京子ども図書館理事の池田正孝さんの協力により、写真と解説で紹介する。

 現在展示中のイギリス・ドイツめぐりは五月一日まで。「ピーターラビットのおはなし」に描かれたそっくりの農場をはじめ、「不思議の国のアリス」の木、「クマのプーさん」の棒投げ橋そのままの橋、グリム童話「ブレーメンの音楽隊」の銅像や町のお祭りなど、童話が描かれた背景を知ることができる。

 五月六日からは、スウェーデンの「長くつ下のピッピ」「夕あかりの国」と、イギリスの「たのしい川べ」「グリーン・ノウ物語」を六月五日まで訪ねる。

 六月八日からは、スイス・アルプスを舞台にした「ハイジ」のほか、「ウルスリのすず」「フルリーナと山の鳥」、ドイツのフェリクス・ホフマンの絵本を紹介する。

 同図書館は、毎週月・火曜日と祝日(土・日の場合は除く)および五月の連休が休館。開館は午前十時から午後六時までで、金曜日のみ午後八時まで開館している。問い合わせは、安土町立図書館(電話0748―46―6479)まで。

 


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