滋賀報知新聞(ニュース)平成17年4月25日(月)


大型ヘラブナ 引きの醍醐味
釣り堀「トム・ソーヤ」
家族で楽しめる室内も人気
=5月5日 オープン記念大会開く=

▲多くの釣り人でにぎわうトム・ソーヤの釣り堀
(湖東・東近江)
 東近江市瓜生津町(国道421号御園信号近く)にヘラブナ専門の釣り堀「トム・ソーヤ」がオープンして二か月近くになる。名神八日市インターから近いこともあって、近隣の釣り愛好家にとどまらず、遠くは京阪神方面や三重、岐阜からも訪れ、土・日曜日になると多くの釣り人でにぎわう。

 五月五日にはオープン記念釣り大会を開催することにし、参加者を募集している。受け付けは同二日まで。一日の釣った魚の総重量を競うもので、各賞も用意される。参加費は一人三千円(入場料、昼食代含む)。

 釣り堀の両サイドには固定桟橋が設置され、中央に浮き桟橋を設けるなど、トム・ソーヤならではの心配りが人気を呼び、釣の醍醐味が満喫できると評判も高い。

 釣り座席も百二十席を用意し、ゆったりしたスペースの中央桟橋では長ザオ(七―十五尺)も余裕を持って振り込める。このほか、釣り堀の中を泳ぐ新ベラは、大・中・小と混ざっているのでウキの動きも敏感で、元気な引き味を堪能させてくれる。

 四十センチの大物を釣り上げた男性は、釣り堀の印象を「新ベラはやはり引きが良く、元気がいい。楽しませてもらった」と、満足そうな顔で話す。また、四十センチ以上の大物を釣り上げると、一日入場無料券がもらえる特典もある。

 トム・ソーヤでは、天候に左右されずに釣りを楽しんでもらおうと、室内釣り堀を設けている。色コイ・フナ・モロコ・ナマズの四種類の魚が泳ぎ、子供連れの家族も安心して楽しむことができるほか、休憩所からは釣り人の姿も見られる。

 入場料は、大人二千円、シルバー(六十五歳以上)と小・中学生、半日(午前十一時から)が千五百円。営業時間は季節によって変わるが、おおむね午前七時から午後四時半まで。予約および問い合わせは、つりぼりトム・ソーヤ(TEL0748―24―3006)へ。


メインメニュー|全 県| 湖東・湖北| 湖南・湖西| 中央政界特報| 社説
今週の運勢| お誕生・他| 今日の首長| 取締情報| リンク| E-Mail

TOP インデックスへ

故・浅岡さんのカメラワーク
写真から時代を学ぶ
筏川「よみがえる八日市」
=八日市図書館が刊行=

▲浅岡さんの写真を中心に編集された筏川「よみがえる八日市」
(湖東・東近江)
 八日市図書館の筏川編集委員会は、昭和三十年初期の湖東地域の生活風景にカメラを向けた旧湖東町北菩提寺の故・浅岡利三郎さん(一九二五〜九七)の記録写真を収めた機関誌・筏川19号「よみがえる八日市」を刊行した。

 故・浅岡さんの写真をまとめた刊行は、16号に続く二冊目で、今回は平成十五年度に同図書館で開いた浅岡さんの遺作展の中から当時の人々の生活ぶりが伺える写真をピックアップしたものと市民から寄せられた当時の記録写真を加えて編集した。

 同図書館では、浅岡さんの写真は、当時を回顧出来るだけでなく、写真に写り込まれた当時の人々の暮らしぶりが、何でも手に入る今の我々の生活文化の在り様に大切なメッセージを伝えるものとして注目。平成十三年から三回にわたって写真展を開催し、来場した多くの人から反響が寄せられた。

 そのほとんどは、湖東地域のまちの移り変わりや当時の人々の生活文化、今は消えていった風俗・風習などに視点が注がれ、今を生きる我々の時代を過ぎ去った時代から検証する物差しの一つとして受け止められた。

 同編集委員会では、こうした取り組みや浅岡さんの写真が伝えるもの、それを観て人々が思い返したこと、その時代時代に人々のさまざまな生き方があることなどを浅岡さんの写真や市民から寄せられた写真とで時代を語る写真集風にまとめ上げた。

 残されている浅岡さんの写真は近年、湖東地域の図書館や研究者の間で、撮影活動の意義を見直す動きが活発化しており、写真集を出版する計画が進められている。

 今回、刊行された筏川19号は二千部作成で、希望者への配布も検討している。問い合わせは同図書館(電話24−1515)へ。


メインメニュー|全 県| 湖東・湖北| 湖南・湖西| 中央政界特報| 社説
今週の運勢| お誕生・他| 今日の首長| 取締情報| リンク| E-Mail

TOP インデックスへ

充実登山と観光に役立てて

=里山に親しむ会 レンタサイクルを計画中=

▲子どもたちも安心して楽しめる里山づくりを目指す「きぬがさ山 里山に親しむ会」のメンバーら
(湖東・東近江)
 「美しいふる里の山を子や孫たちに残してあげたい。第二の人生を歩む私たちの目標であり、こうして活動できることは幸せ」と話す永田久さん(67、東近江市宮荘町在住)。人も動物も、植物も―、みんなが共生して憩う「里山」を甦らそうと、繖山の森林整備に取り組む『きぬがさ山 里山に親しむ会』の代表だ。この日は、県内各地から集ったボランティア仲間たちと「山菜食事会&新年度総会」を開き、山からいただいた幸を堪能。今後の活動計画などを話し合った。

 手づくりログハウスを前に円陣を描き、新しく入った仲間たちの自己紹介が行われていた。メンバーは計二十三人にもなり、古木のテーブルは一気に賑わう。

 目の前に並ぶ山菜料理は、早朝から行った除草や倒木の撤去作業で集まった枯れ木、枯れ葉を燃料にしたタラの芽、キノコ、ゼンマイの料理。近くには、開墾した畑と枯れ葉の堆肥づくり所が設けられ、自然が生んだ資源を有効活用する。

 これら、自然の旨みに舌鼓を打ちつつ、平成十六年度の活動報告が行われた。
 昨年は、能登川町から安土町に至る北向観音、日吉神社、雨宮龍神社、地獄越、三角点に道標を取り付けたほか、台風による倒木調査と除去・植樹を実施。また、園児の遠足や、小学生のふるさと学習、障がい児たちのサマーホリデーを支援するなど、子どもたちの環境教育も応援している。

 今年度の活動方針では、同会スタート時の母体となっていたグループ「住まいの110番・環境整備」を「きぬがさ山 里山に親しむ会」に移行することが決められた。毎月第三土曜日を定例の活動日とし、年四回の倒木処理、公民館活動、無動力ポンプの維持管理等を行う。

 また新たに、登山者へのサービス提供として、安土・能登川・五個荘の三点にレンタサイクルを置き、より充実した登山と観光を楽しんで欲しいという。このため、不要になった自転車や放置自転車の引き取りを行う予定だ。

 さらに、補助金だけに頼らない自立の運営を目指し、「シイタケ・山菜の栽培&販売」「ログ材での犬小屋・物置・マキストーブの研究と試作」など、各個人が持っている技術やアイデアを駆使する。

 繖山は、安土・能登川・五個荘地域にまたがる標高四百三十三メートルの山。広がるパノラマは絶景で、古くから約二十本の遊歩道が敷かれているが、表参道と裏参道以外は人の手が行き届かず、入山を拒むかのように鬱蒼と生い茂る。

 そこで立ち上がったのが、ボランティアグループ「住まいの110番・環境整備」を築いた永田さんと坪田末治郎さん(70)。二人の頑張りに、山岳仲間や地域住民が協力し合い、現在の『きぬがさ山 里山に親しむ会』が設置された。

 副代表を努める稲葉政幸さん(69)は「童心に帰り、子どもたちと同じ目線で遊び、学ぶ。知っているつもりで知らないことは多くあるもんですよ。どこか隔たりがある今の家族に「自然の大きさ」は必要なんじゃないかな。楽しみながら絆を深める里山にしたい」と、意は熱い。


メインメニュー|全 県| 湖東・湖北| 湖南・湖西| 中央政界特報| 社説
今週の運勢| お誕生・他| 今日の首長| 取締情報| リンク| E-Mail

TOP インデックスへ

阪原服役囚の無実を晴らす

再審開始目指して支援者約100人集結

=日野町で署名活動展開=

▲「地獄の中にいるが、みなさんの協力が父や家族の光です」と語り支援を呼び掛ける家族ら
(湖東・日野町)
 十七年間にわたり無実を訴え続けている阪原弘服役囚(69)=広島県尾道刑務所=。開かずの扉といわれている再審開始を目指して、全国から支援者約百人がこのほど、八日市グランドホテルで開かれた「日野町事件の再審をめざす 第六回全国現地調査」(主催=日野町事件対策委員会、日本国民救援会滋賀県本部、阪原弘さんを守る会)に集結した。参加者は、暴行・脅迫による自白の信用性や無期懲役を確定付けた証拠の脆弱さを共通理解として深め、支援の輪を広げていく決意を新たにした。

 昭和五十九年十二月末、日野町豊田で酒類販売店を営んでいた店主・池元はつさん(当時69)を金品強取のために殺害したとして、事件発生から三年後に強盗殺人罪で逮捕され、無期懲役刑に処された阪原服役囚。 

 池元さんが行方不明になった日は知人宅で酒を飲み、翌朝まで知人宅で寝ていたとのアリバイを主張した阪原服役囚だったが、取り調べ段階で犯行を自白。その背景には、取り調べ中に警察官から結婚を間近に控えていた娘について「嫁ぎ先をガタガタにしてやる」などと脅迫され、暴行も加えられたという。

 最近では、昭和三十六年に起きた三重県名張市の「名張毒ぶどう酒事件」で、取り調べ時に自白を強要されたとして無実を訴え続けてきた奥西勝死刑囚(79)の再審開始が決定した。

 日野町事件は、一昨年から再審請求審で、大津地裁が選定した鑑定人が自白調書による殺害方法と過去の鑑定結果が整合しないとの考えを示したり、唯一の物証で物色行為を裏付ける手鏡の指紋鑑定結果の誤りを当時の指紋鑑定官が認めるなど、自白内容と客観的事実との矛盾が浮き彫りになり、弁護団は「重要な段階にある」と口を揃える。

 現地調査では、阪原服役囚の長女・美和子さんが、特発性間質性肺炎を患い体重三十八キロになった父親の体調を心配しながら「奥西さんの喜ぶ姿を思い浮かべたとき、いつの間にやら父の姿にすり代わり、いつ父はこの喜びを手にすることができるのか考えてしまい涙した。父の命がある間に取り戻したい。家族と一緒に再審の扉をたたいてください」と頭を下げ、二女・則子さんも「殺人犯の娘と言われるよりも、今は父がそばにいないこと、苦しみや喜びが分かち合えないことが一番つらい」と語り、胸に迫る支援呼び掛けに参加者も涙をぬぐった。

 翌日、日野町へ入った支援者と家族は五班に分かれて、事件のあった豊田地区などで阪原服役囚の無実を訴え、毎月大津地裁に提出している再審開始決定を求める署名への協力を呼び掛けた。

 半日で約百五十筆の署名を集め、地元住民からは「阪原さんはいい人やった」や「阪原さんは小さくて、大きくて身長のあったはつさんの遺体を運ぶのは無理だ」との声が寄せられた。

 今後、弁護団は、殺害方法や指紋、金庫の傷など問題の各論点について詰めの作業に入り、再審請求書の補充書をまとめる予定で、地元支援者らも署名活動以外に、新しい証拠証言の発掘・情報収集や当時の警察の不当な捜査実態発見のための地域住民との対話活動のほか、何よりも豊田地区の世論を変えていく取り組みに力を入れることにしている。


メインメニュー|全 県| 湖東・湖北| 湖南・湖西| 中央政界特報| 社説
今週の運勢| お誕生・他| 今日の首長| 取締情報| リンク| E-Mail

TOP インデックスへ

気持ちよく楽しんで

ゴールデンウィーク観光

近江八幡市で清掃奉仕活動
=安土町文芸の郷にこいのぼり=

▲春風に泳ぐこいのぼり――文芸の郷――
(湖東・安土町)
 二十九日から始まるゴールデンウイーク。今年は五月の連休がスッポリ週のまん中に入ったため、企業の中には八日までの十連休というところもあるとか。県内各観光地では、観光客を温かく迎えようと「観光地クリーン作戦」が実施されている。

 春の観光シーズンで連日大型バスが乗り付け、すでに観光客でにぎわっている近江八幡市でも、訪れた人に気持ちよく観光してもらい、楽しい思い出を作って、またいつか訪れたくなるような環境をつくろうと、毎年春と秋に実施している清掃奉仕作業「ほっとタウンクリーン作戦」を、このほど近江八幡観光物産協会(山本傳一会長)と近江八幡ボランテイアガイド協会(森本和三会長)が中心となって実施した。

 この日は、両協会の会員や市内企業の新入杜員、行政関係者ら約百三十人が参加し、八幡堀と西の湖水郷地帯の二班に分かれ、約二時間かけて、除草作業やゴミ拾いに汗を流し、二トントラック約四台分の雑草やゴミを回収した。これは、例年に比べ半分の量だった。
▲清掃活動に汗を流す参加者――八幡堀――

 近江八幡観光物産協会によると、平成十六年に近江八幡を訪れた観光客は過去最高の二百二十万人で、最近はポイ捨てゴミも減ってきているそうだ。

 安土町文芸の郷(桑実寺)には、約六十匹のこいのぼりがさわやかな春風に尾を大きく振りながら元気よく泳いでいる。目の前の田んぼには菜の花や色鮮やかな草花が咲き、芽吹いたばかりの新緑とともに、季節を体いっぱいに感じさせてくれる。

 公園内にはアヒルやコイのいる池、地中海の国々を思わせるスペイン広場、遅咲きの花びらがグリーンというめずらしい「御衣黄桜(ギョイコウサクラ)」、子どもたちが大好きな遊具や植物の名前をクイズ形式で覚えられる解説板が整備された「あど木っずらんど」、風土記の丘や安土城考古博物館など、自然や歴史、文化に家族でふれあえる。

 


メインメニュー|全 県| 湖東・湖北| 湖南・湖西| 中央政界特報| 社説
今週の運勢| お誕生・他| 今日の首長| 取締情報| リンク| E-Mail

TOP インデックスへ