滋賀報知新聞(ニュース)平成17年4月26日(火)第14088号


福祉充実のまちづくりへ
県下初 旧1市4町が統合
東近江市身体障害者厚生会
=初代会長 本多伊久雄氏が就任=

▲東近江市身障者厚生会の設立総会
(湖東・東近江市)
 旧一市四町の合併に伴い、新しく誕生した「東近江市身体障害者厚生会」の設立総会が開かれ、初代会長に旧八日市市身体障害者厚生会の本多伊久雄氏が就任した。市町村合併が進む中で県下初の統合をみたことは、全市的な福祉充実のまちづくりとともに、旧市町の垣根を越えた市民一体化の早期実現に期待がかかる。

 二十四日に開かれた設立総会で、田中明一市四町統合準備事務局長は「十五年八月から八回の協議を重ね、東近江の厚生会を設立することができた」と報告し、今後について「検討してきた活動方針や方策に基づいて、福祉の増進や会員相互の親睦が求められる」と振り返った。

 初代会長に就任した本多氏は、市内十二支部、会員数千人の大きな組織になったことに触れ「ここに能登川・蒲生が参画すると県下一の会員数を誇る。福祉行政に一人ひとりの声が反映できるよう、県のモデルにしたい」と、東近江市の福祉充実に協力を求めた。

 組織統一を祝う中村功一市長は、厚生会を通じて「垣根を越え東近江市民の心が一つになるよう、真の福祉まちづくりに取り組んでほしい」との期待を示し、高村与吉議長も「福祉充実へ力を出し合い、これまで以上の活動に期待する」と激励した。

 このほか、上野幸夫、小寺裕雄両県議、服部信啓社会福祉協議会長、冨田正敏滋賀報知新聞社長らが来賓として出席し、厚生会の統一発展にエールを送った。設立当初の主な役員は次の皆さん。カッコ内は支部名。任期は十九年三月末。

 【会長】本多伊久雄(八日市)【副会長】平井康博(八日市)内堀光昭(同)図師幸三(永源寺)矢守昌博(五個荘)渡瀬泰三(愛東)坪田康興(湖東)【文化部長】藤原与兵衛(八日市)【体育部長】児玉哲和(同)【広報部長】寺田祐一郎(同)【青年部長】横瀬温志(同)【女性部長】池田喜久子(同)
 【支部長】重田稔(御園)夏原稔(玉緒)山名保男(南部)上田友久(建部)戸沢隆一(八日市)山村みつ(中野)島川健一(市辺)古沢政和(平田)若林重市(永源寺)小暮勇(五個荘)川副清剛(愛東)青山茂(湖東)【事務局長】田中明(永源寺)【監事】山川武二(八日市)谷田久夫(湖東)


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消費者の「安全なものが食べたい」

改築に合わせオープン 小杉農園

=顔の見える直売所 口コミで続々=

(湖東・東近江市)
 近江商人の町並みと田園風景が広がる東近江市五個荘地区。そんな豊かな地に、利用者自らの手で作り上げる市民農園「手づくり・夢のふるさと村」を開く小杉農園で、地場野菜生産者の顔が見える直売所がオープンした。真新しくなった売場には、口コミで訪れる多くの人で賑わっている。

 これまで、園芸用品と野菜売場が分かれていたことから、じっくり選んでもらえる統合売場にしようと、一〇アールのハウス一棟を全面改築。年間で野菜苗(七十種類)六十万ポット、花苗(百二十種類)二百五十万ポットを生産直売するほか、ガーデニングやクレイクラフトなどの体験教室も開催する。

 併せて、生産者と消費者のより良い関係を築こうと、有機・低農薬農産物の直売所を併設し、生産者の顔写真を紹介しながらそれぞれ自慢の作物を並べる。

 直売所は当初、中間マージンを省くことをメインにしていたそうだが、消費者の「安全なものが食べたい」という思いに応え、誰が作り、どんな肥料・農薬を使っているかを自信を持って伝えられる場にしようと、今のスタイルになった。

 農園の代表者・小杉長男さんは「自分たちが作った野菜を自分たちで食べる訳ですから、体に良いこだわり農産物ばかり。泥が付いていても「顔が見える野菜」であれば、喜んでもらえるのではないか」と話す。

 もともと農業に関心の深かった小杉さん。荒廃する農地を見るたびに、農家の暮らしをバックアップできるような企業を興したいと考え、昭和六十三年に勤めていた農協を退職。農地を守る試みとして野菜苗と花苗の生産直売を始め、有限会社化したのち、平成十二年に全国でも例のない民間市民農園をオープンさせた。

 後継者問題についても「家族にとらわれがちだが、農地を守ってくれる人が後継者なのだ」と、担い手育成事業(一〜二週間の短期研修と、二年の長期農業研修)を始め、生産から販売までトータルに実施している。

 実際に、売場のポット(一部)や、育て方などを紹介した「一言アドバイス」も研修生らが作成したもので、将来、ここを修了した研修生たちの「自慢の農産物」が直売所に並ぶ日がくるかもしれない。

 最後に小杉さんは「生産者にとって作った物が売れるということは、嬉しいことであり、励みになります。形や大きさが不揃いでも、旨さや栄養は抜群。人々の期待に応える物づくりを目指します」と、気合いが入る。


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一流奏者の演奏に魅了

マリンバコンサート

音楽と酒蔵の融和
=蔵元・藤居本家=

▲気品と情熱溢れる演奏に聴き入る客席
(湖東・愛知川町)
 国内外で活躍するマリンバ奏者・奥平哲也氏を招いたマリンバコンサートが二十四日午後二時から愛知川町の蔵元・藤居本家で開かれ、大勢の人々が一流の演奏に聴き入った。

 京都滋賀でマリンバを聴く会が主催。近年、酒蔵を舞台に優れた文化芸術活動の公演や展覧会などに力を入れている藤居本家が協賛する形でコンサートが実現した。

 奥平氏(一九五九年、神奈川県生まれ)は、音楽ホールのほか、伝統の社寺・遺跡などの重要文化財を舞台にした演奏会や豪華客船でのクルーズコンサートなど、演奏するステージと環境を調和させた国内コンサートや本場ヨーロッパでの海外などで演奏活動しているマリンバ奏者で、現在はソリストとして活躍。気品と情熱のあふれる演奏で注目されている。また、スクールコンサートなどの音楽教育に取り組んだり、市民フォーラムでパネリストとしても知られている。
▲演奏の間にトークを交えて音楽の楽しみを説く奥平氏

 この日のコンサートは、藤居本家・欅(けやき)の大広間で開かれ、総欅づくりの立派な建物の空間と歴史を感じとりながらの演奏で始まった。

 一部では、ロッシーニーの「ウィリアム・テル序曲」や「G線上のアリア」(バッハ)のクラシックやアニメ映画・風の谷のナウシカから「風の伝説」、映画音楽の「慕情」など親しみある七曲を披露。二部では、「金婚式」(マリー)や荒城の月と春の海のアレンジ曲、スコットランド民謡の「アニー・ローリー」、「マイウェイ」など誰もが知っている五曲を演奏。アンコールでは童謡「夕焼けこやけ」を情緒たっぷりに演奏し、マリンバの魅力を大広いっぱいに響かせ、客席を魅了した。

 藤居本家では、続いて五月四日に「安田祥子・高津佳ジョイントコンサート」を開く。安田祥子さんは、由紀さおりの姉でも知られる声楽家で、童謡など日本の歌のコンサートで人気を集めている。すでにこのチケットは完売している。


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生ゴミ堆肥化へ

大注目のヨモギ発酵菌

=日野町地域女性団体連合会で岡田氏講演=

▲岡田氏が培養したヨモギ発酵菌の液体をにおぐ参加者ら
(湖東・日野・蒲生町)
 日野町地域女性団体連合会は二十四日、地区あげて生ゴミの堆肥化に取り組んでいる蒲生町岡本わがまち夢プラン委員会・岡田文伸委員長を講師に招き、同連合会総会に参加した女性約百人が生ゴミを腐らせず発酵させて堆肥化する方法を学んだ。

 同連合会総会後に行われた講演で、講師の岡田委員長は「始めよう!生ゴミの堆肥化〜これからのまちづくり〜」と題して、まちづくりの一環として悪臭が立ち込めるゴミステーションの改善に乗り出した岡本地区の取り組み経緯を説明した。

 また、岡本地区のゴミステーションに出されるゴミ袋数推移表などを差し示しながら、「集落から一切生ゴミを出さないとの運動を進めたことで、ゴミステーションの悪臭が消えた。再生可能な紙類やトレイなども独自に回収しており、ゴミ袋数は半減し軽くなった」と成果も報告。

 処理機やEMバケツ、衣装箱式など区民が自分に合った処理方法を選び実践している岡本地区だが、中には、生ゴミを腐らせてしまい、虫がわいたり、鼻をつく異臭が発生したりといった失敗もあったという。そこで、現在、岡田委員長は、腐らせない方策の一つとしてNPOから教わったヨモギ発酵菌の培養を三月から試みている。

 この発酵菌の液は、台所にある三角コーナーの生ゴミに直接かけると腐らず発酵が進み、嫌なにおいも発生することなく堆肥化されるという優れもの。参加者らは、培養された善玉菌でいっぱいのヨモギ発酵菌液のにおいを嗅ぎ、「オリゴ糖などと混ぜて飲むと便秘にもいい」と飲んで見せる岡田委員長に驚きながらも、興味津々だった。

 参加者からは、「ヨモギ発酵液の作り方を教えてほしい」や「化粧水としても利用できると書いてあるが、どのように使うのか」など、質問が相次いだ。岡田委員長は、黒酢のような色や香りのヨモギ発酵菌液を、ある女性が化粧水として利用しニキビが治ったとの実例を挙げた。

 講演後、参加した女性からは「生ゴミ入りゴミ袋は本当に重い」との声も聞かれ、人にも生ゴミにも良い効果をもたらすというヨモギ発酵菌は生ゴミを何とかしたいと思っている人の注目株となった。


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ヴォーリズ来幡100年 を振り返る

日野原氏の記念講演と展覧会

=5月5日から 近江八幡市で=

▲ヴォーリズ氏との思い出を語ってくれる日野原氏
(湖東・近江八幡市)
 建築をはじめ、キリスト教、医療、教育、経営など、様々な分野で活躍し、功績を残したウイリアム・メレル・ヴォーリズ氏(近江八幡市名誉市民 一八八〇―一九六四)が、米国から日本の近江八幡に来て今年で百年になるのを記念して、記念講演会と記念展覧会が、近江八幡市で開かれる。

 記念講演会(W・M・ヴォーリズ来幡100年記念講演会実行委員会主催、市・市観光物産協会・ハートランド推進財団・近江兄弟社後援)は、五月五日午後一時から、近江兄弟社学園教育会館で開催。テレビや著書などでもおなじみの日野原重明聖路加国際病院理事長が、「愛と希望」をテーマにヴォーリズ氏との思い出を語る。

 定員三百人。入場券(一千円)は、ヴォーリズ精神継承委員会事務局(多賀町 あきんどの里西側 電話0748―36―8663)で平日の午後一時から四時まで販売している。

 ヴォーリズ氏の業績を顕彰する「ヴォーリズ展覧会」(近江兄弟社学園ヴォーリズ展実行委員会主催、ヴォーリズ精神継承委員会・近江兄弟社後援)は、五月五日から十五日まで近江兄弟社学園ハイド記念館で開催。このうち一般公開は、五・六・七・八・十四・十五日の午前十時から午後四時まで。入場無料。

 展示は、ヴォーリズの「祈りのかたち」(関西学院提供)、韓国におけるヴォーリズ建築(梨花女子大提供)、ヴォーリズの教会建築を描く、の三つの内容で行われる。問い合わせは、実行委員会(電話0748―32―3444)まで。

 


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