滋賀報知新聞(ニュース)平成17年4月28日(木)第14090号


栗東市が事実上、工事に同意!

混迷するRD産廃処分場改善工事<6>

専門家の見解書を骨抜きか
=県と市の担当者だけで“専門的判断”の怪=

▲深堀個所の改善工事現場
(湖南・栗東市)
 環境基準の十四倍のダイオキシンなど有害物質が検出されて問題となっているRDエンジニアリング社の産廃処分場(栗東市小野)で、同社が県の改善命令に基づき実施している地下水汚染防止工事について、国松正一・栗東市長は二十二日に県庁を訪れ、伊藤潔・県琵琶湖環境部長と協議し、「今回の是正工事のみでは十分でない」として新規の改善策を求める要望書を提出したが、その一方で計画通り工事が実施されることに同意した。記者を入れずに密室で行なわれた会談では、県と栗東市の見解が食い違っている工事の是正効果について意見交換されることなく、問題を残したまま工事が見切り発車された。   【高山周治】

 同市調査委員会の専門家(横山卓雄・同志社大名誉教授、畑明郎・大阪市立大大学院教授、川地武・滋賀県立大教授)は二月十八日、工事効果を根底から覆す見解書をまとめた。具体的には、県が深堀穴底部の下に地下水があるとして同社に遮水工事を命じているのに対して、見解書では底部より上に地下水があり「工事の効果は低い」とするものである。

 議会筋によると、これを受けて同市は三月中ごろから、専門家の見解の提出を県へ申し入れてきたが、県は「すでに工事は決定事項である」と受け入れを拒否してきた。これにしびれを切らした同市議会は国松市長に対して、県への早期提出をつめよった経緯がある。

 二十二日の協議には、県から伊藤・県琵琶湖環境部長、上田一好・同部技監ら五人、市からは国松市長と九里茂夫・市環境経済部長ら四人が出席した。このなかで市は新規改善策を求める要望書に同市調査委員会の専門家の見解書を添えて県に提出した。

 要望書は、是正工事だけでは十分でないとして、新たな改善策を求めるとともに、除去できなかった産廃の個所を固めたセメント系硬化材の遮水効果と下流地下水の改善効果の確認を求めている。

 これに添えられた専門家の見解については、県は「科学的根拠があるか、データを持ち寄り判断したい」として、今後、県と市の担当者で協議することとなった。

 しかし、地元住民は「専門家の見解を担当者レベルで協議しても科学的な検証はできないはず。県はこれまでの方針を譲らずに、このまま工事を終息させる腹だ」と不信感を募らせている。

 県によれば、工事は、十八日から実施している深堀穴底部の遮水が今月末ごろで終わり、続いて産廃の埋め戻し作業にとりかかり、六月三十日の期限までに完了するという。

 今回の県・市の協議について住民団体“産廃処理問題合同対策委員会”の高谷清副代表は「事実を明らかにして、対策を立てるという根本的なことを放棄している。効果のない“工事”では、地下水汚染はかわらない。住民は被害をうける。県や市は責任がとれるのか」と批判している。

 もう一つの住民団体“地域環境を守る特別委員会”の早川洋行委員長も「県は真剣に住民の生活を考えているのか疑問だ。工事の幕引きを急いでいるとしかみえない」と話している。


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門前町坂本で29日〜5月3日

庭園、宝物展めぐりイベント

骨董祭やお茶席も同時開催

(湖西・大津市)
 比叡山延暦寺の門前町・坂本の「社寺めぐり&宝物展」が、二十九日から五月三日までの五日間、同地域一帯で開催される。期間中は日吉大社など五寺社で宝物展や骨董祭、お茶席が開かれる。また、パスカード(五百円)を購入すれば、延暦寺と滋賀院門跡、日吉大社、西教寺、旧竹林などが割引料金で拝観できる。

 なお、期間中の催しは次の通り。問い合わせは坂本観光協会(電話077-578-6565)。

 【滋賀院門跡】国指定名勝庭園、宝物展、「義経懴法、船弁慶」の図、いけばな展、大茶会(5月1-3日)

  【西教寺】明智光秀ゆかりの寺、曼陀羅展

  【日吉大社】氏神めぐり(5月2-3日)=大神門神社-御田神社-大将軍神社-榊宮神社)、日吉東照宮特別開扉

 【旧竹林院】国指定名勝庭園

 【生源寺】骨董祭


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ガーデンミュージアム比叡で

花に囲まれ楽しい催し

=絵画展や体験教室=

▲色とりどりの花が楽しめる園内
(湖西・高島市)
 モネやルノワールなどフランス印象派の風景画をモチーフにした花の庭園「ガーデンミュージアム比叡」(京都市左京区)は、絵画展や体験教室など開催している。

 企画展では、現代アメリカ女流印象派画家イーダ・ヴァリッキ氏の世界の庭園と自然の花々を描いたアクリル画と版画を約四十点を七日から展示。 

 体験教室では、「寄植え教室」(4/29〜5/8)▽「ドライフラワーアレジメント教室」(5/3〜5/5)▽「フラワーアレジメント教室」(5/15〜6/26の毎日曜)。

 今見頃の花は、チューリップ▽ムスカリ▽シャクナゲ▽ワスレナグサ▽ネモフィラ▽ポピー▽マーガレット▽チョコレートコスモス▽ナスタチウム▽プリムラ・ビアリー▽ゲラニュウム・ジョンソンズブルー-など。

 入場は大人千円、子ども五百円。問い合わせはガーデンミュージアム比叡(電話075-707-7733)へ。


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県立美術館

京・江戸で活躍した郷土ゆかりの絵師

高田敬輔と孫弟子・小泉斐を紹介
=滋賀報知がペア7組に入場券プレゼント=

▲高田敬輔の「釈迦三尊像」(大聖寺蔵)
(湖西・大津市)
 日野町出身の江戸中期の絵師・高田敬輔(一六七四〜一七五五年)と代表的な孫弟子である小泉斐(こいずみあやる、一七七〇〜一八五四年)の作品を紹介する企画展が、県立近代美術館(大津市瀬田南大萱町)で開催されている。二十九日まで。

 高田敬輔は京狩野の狩野永敬(えいきょう)に絵を学び、近江・日野と京を拠点に活躍する一方、江戸への進出を図って中央絵師としても名を上げた。

 弟子の中には関東とネットワークをもつ日野商人もおり、江戸文人サークルの育成に大きな役割を果たした。黒羽藩の御用絵師だった小泉斐の師、島崎雲圃(うんぽ)も下野国(栃木県)で店を構える日野商人で、高田敬輔に学んだ一人。

 展示では、▽「京狩野派の隆盛│雪舟への憧憬」▽「高田敬輔の画業│画風確立から伝播へ」▽「小泉斐の画業│異才画人のネットワーク」に分けて、百三十五件の作品を紹介する。

 出展のひとつである高田敬輔の「釈迦三尊像」(一七四二年、大聖寺蔵)は、釈迦如来を中央に普賢(ふげん)菩薩と獅子の背に乗った文殊(もんじゅ)菩薩が、大胆な筆致で描かれている。濃淡の墨使いも冴えわたり、堂々とした作品と評価されている。

 入場は一般九百円、高大生六百五十円、小中生四百五十円。なお、記念座談会が五月八日午後二時から開かれる。参加無料。問い合わせは同美術館(077-543-2111)へ。

 なお、滋賀報知新聞社は読者ペア七組に同展の入場券をプレゼントします。希望者はハガキに住所、氏名、年齢、電話番号、最近の紙面への批評を記入し、十四日までに〒520-0051大津市梅林一丁目三-二五、滋賀報知新聞社大津本社(ファックス077-527-1113)へ。ファックスも可。

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矢橋帰帆島公園に

おもしろ自転車登場!

=動物型など30台=

▲親子連れでにぎわう専用コース

(湖南・草津市)
 矢橋帰帆島公園(草津市矢橋町帰帆)にこのほど、新施設「おもしろ自転車」がお目見えした。動物やSL機関車をかたどったかわいいものからスケーターサイクルやスリーターサイクルなど三輪車タイプのユニークなものまで、二十二種類三十台が専用コースで楽しめる。

 料金は三十分(総入れ替え制)で高校生以上三百円、中学生以下二百円。三歳以下は無料だが、同伴者は有料。三-十一月の金・土・日・祝日の営業。ただし夏休みと春休みは火曜日以外営業。問い合せは、矢橋帰帆島公園芝生の広場管理棟(電話077-566-3774)へ。

 


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