滋賀報知新聞(ニュース)平成17年4月29日(金)第14091号


滋賀県初の総合センター起工

高効率の再資源化――ツチダ開発

ゼロエミッションから
=マテリアルリサイクルへ=

(湖東・東近江市)
 家屋解体などで排出される建設系廃棄物、これを処理する施設の不足が深刻化しているなか、東近江市五個荘小幡町の産業廃棄物処理業者・ツチダ開発(土田安子代表、関連会社=土田建材 土田真也代表)が、県内初の『建設系廃棄物総合リサイクルセンター』を近江八幡市長光寺町の工業団地に着手した。

 環境負荷を可能な限り軽減する循環型社会の構築として、廃棄物処理法、資源有効利用促進法が施行され、その下に容器包装リサイクル法、家電リサイクル法、建設リサイクル法等がつくられている。

 同総合リサイクルは、この「建設リサイクル法」による住宅生産のシステム改善として、分別解体・分別搬出・再資源化を図るものであり、企業各社が目指す「ゼロエミッション」「ISO14001」に近付くための実質的な入り口として、全国各地で始動され、北海道札幌市や福岡県北九州市などでは、行政による産廃リサイクル団地が形成されている。

 滋賀県では、環境熱心県として水環境施策は進むものの、廃棄物処理等のリサイクルシステムは遅れを見せており、県内で発生する産業廃棄物は三百八十四万トン、うちリサイクル量は百六十六万トンに留まり、埋め立ての最終処分は二十九万トン(十六年度の県環境白書から)になる。

 このため同社は、廃棄物を再生利用する「マテリアルリサイクル」を進めることで、焼却・埋め立て処分量を減らそうと、県の中小企業経営革新支援法承認事業を受けて、県下初のセンター建設に着手した。

 処理品目は廃プラスチック類・木くず・ガレキ類・紙くず・繊維くず・ゴムくず・ガラス陶磁器くず・金属くず・石膏ボード・蛍光管―の十種類で、破砕能力は日量計六百九十トン。圧縮処理は廃プラスチック類が日量二十四トン、紙くず十二トン。混合廃棄物の選別は百トンとしている。

 ツチダ開発では、これまでにも建築廃材の再商品化に取り組み、有機性廃材を炭化させた床下調湿炭や、浄水効果を発揮する竹炭などを製作。これらの経験を活かして、現在、瓦を砕いた「瓦チップ」をつくり、壁材やエクステリア、歩道等への活用を研究中だ。

 全国でも遊歩道への使用例があり、開会中の「愛・地球博」では、ヒートアイランド現象(地表温度上昇)の抑制材として採用している。

 同社エコプロジェクトチームの山崎芳明さんは「多孔質の瓦は透水性に優れ、様々な活用が可能だと思います。また、石膏ボードも土壌改良には最適。これらの廃材を一〇〇%リサイクルできれば、焼却や埋め立てに伴う環境汚染の心配もなく、資源を循環できる。あとは、市場に活かす企業努力が大切」と話す。

 センターの完成は今年九月の見込み。


メインメニュー|全 県| 湖東・湖北| 湖南・湖西| 中央政界特報| 社説
今週の運勢| お誕生・他| 今日の首長| 取締情報| リンク| E-Mail

TOP インデックスへ

「FM東近江」に予備免許

近畿総合通信局が26日

周波数は81・5メガヘルツ
=7月に本放送開始=

▲本放送に向け、準備作業を進める「FM東近江開局準備室」
(湖東・東近江市)
 近畿総合通信局は二十六日、東近江市のびわ湖キャプテン株式会社(冨田正敏社長)から申請のあったコミュニティFM放送局の開局について予備免許を付与した。

 放送局の呼出名称は「びわこキャプテンひがしおうみエフエム」で周波数は81・5メガヘルツ(出力10ワット)に決まった。

 放送スタジオは、同市八日市上之町に置き、送信所は同市百済寺町の山裾に設置する。受信エリアは、同市内、愛知川町、豊郷町、秦荘町の全域と能登川町、甲良町、彦根市、安土町の一般家庭約四万四千世帯で、車での受信エリアはさらに広がる。来年、東近江市に蒲生町が合併すれば、同町にも放送エリアを拡大する計画を持っている。
▲FM東近江の一般家庭での受信エリア(車の場合はさらに広がる)

 びわ湖キャプテンでは昨年夏から東近江地域を放送エリアとしたコミュニティFM放送局の開局の事務手続きを進めてきた。今回予備免許が得られたことで放送機材の設置と調整、一般から募集した放送スタッフと市民リポーターの採用とトレーニング、番組編成などに取り組み、早ければ六月に試験電波の発射を目指している。本放送は七月。

 すでに放送スタジオになる予定施設に、専従スタッフ三人が常駐した「FM東近江開局準備室」を開設しており、本放送に向けた準備作業に取り組んでいる。

 同放送局は、地域に根ざした「まちかど情報発信局」をめざし、音楽やDJ中心のヤング層をターゲットにした放送だけでなく、東近江市内の買い物や育児、福祉などの生活情報を提供する中高年層向けの市民参加番組や観光地を訪れるレジャー客向けに加え、行政と連携した災害・防災情報など幅広い放送内容を検討している。

 現在、一般募集している局の愛称には、二五○通あまり(二十六日現在)が寄せられているほか、リポーターや番組製作スタッフにも市内を中心に三十人余りが協力を申し出ているという。


メインメニュー|全 県| 湖東・湖北| 湖南・湖西| 中央政界特報| 社説
今週の運勢| お誕生・他| 今日の首長| 取締情報| リンク| E-Mail

TOP インデックスへ

五個荘をPR

あきんど大使

=30日まで募集=

(湖東・東近江市)
 五個荘観光協会は、近江商人発祥の地「てんびんの里五個荘」を代表し、まちの観光PRに協力してもらえる「あきんど大使」を募集している。

 東近江市五個荘支所や五個荘観光協会が主催・共催する各種行事に活躍し、曜日を問わず参加できる満十八歳から三十五歳までの人が対象で、他にキャンペーンクルー等の契約を結んでいない人。

 任期は来年三月三十一日まで。募集人数は二人。選任された二人には十万円相当のクーポン券と記念品が贈られる。

 応募は、同市五個荘塚本町の生き活き館(農村環境改善センター)に備え付けの応募用紙に必要事項を明記し、同館内の五個荘観光協会事務局へ持参もしくは郵送する(〒529―1442東近江市五個荘塚本町279、0748―48―2100、FAX0748―48―6698、Eメール akinai@mx.biwa.ne.jp )。締め切りは四月三十日(必着)。


メインメニュー|全 県| 湖東・湖北| 湖南・湖西| 中央政界特報| 社説
今週の運勢| お誕生・他| 今日の首長| 取締情報| リンク| E-Mail

TOP インデックスへ

さよならツッカーハウス

ヴォーリズ記念病院

取り壊し前に一般公開
=3日まで1・2階部分=

▲まもなく姿を消すツッカーハウス

(湖東・近江八幡市)
 ホスピス(末期がん緩和ケアハウス)建設のため、取り壊されるヴォーリズ建築「ツッカーハウス」の一般公開が、近江八幡市北之庄町のヴォーリズ記念病院で行われている。五月三日まで。
 内部公開は一階と二階部分で見学自由だが、三階から上は危険箇所もあるため立ち入り禁止となっている。

 “病客”や職員ら使用者へのヴォーリズの心遣いが伝わる角に丸みのある壁や、長年の利用で中央部分がすり減った木造の階段、一階の医務室、二階の院長室などが見学できる。また、ツッカーハウスの設計図、大王松のマツカサなども展示されている。

 病院で診療を受けた機会にと「中に入れてもらうのは久しぶり、次々と昔の建物がなくなって、ここもなくなるから……」というお年寄りや、取り壊しの話を聞いて「ぜひ見ておきたかった」と遠方から来たという学生らが、三々五々見学に訪れている。

 見学時間は、平日午前九時から午後五時、日祭日は午前十時から午後五時まで。問い合わせは、同病院(0748―32―5211)まで。


メインメニュー|全 県| 湖東・湖北| 湖南・湖西| 中央政界特報| 社説
今週の運勢| お誕生・他| 今日の首長| 取締情報| リンク| E-Mail

TOP インデックスへ

ライトアップと夜間特別拝観

幻想の新緑を楽しんで

=教林坊 ゴールデンウィーク中=

(湖東・安土町)
 小堀遠州作の名称庭園と紅葉で知られる安土町石寺にある石の寺・教林坊は、今真っ盛りの新緑を楽しんでもらおうと、この季節には初めてとなるライトアップと夜間特別拝観を、二十九日から五月八日までのゴールデンウィーク期間限定で実施する。

 同寺縁起の「光とともに観音さまが出現された」という故事にちなんで行うもので、モミジの若葉やタケの緑が百五十基のライトに照らされ、幻想的に浮かび上がる。

 時間は午後六時半から九時まで(拝観受け付けは午後八時半まで)。料金は、大人五百円、小中学生二百円。希望者には、抹茶(三百円)もある。

 問い合わせは、教林坊(電話0748―46―5539)まで。

 


メインメニュー|全 県| 湖東・湖北| 湖南・湖西| 中央政界特報| 社説
今週の運勢| お誕生・他| 今日の首長| 取締情報| リンク| E-Mail

TOP インデックスへ