山形市民の前で舞う
互いの技術や知恵で支え合う
「町並み・景観百選」決定
近江八幡市から2人・春の叙勲
滋賀報知新聞(ニュース)■平成17年5月1日(日)第14093号
山形市の山形城跡の霞城(かじょう)公園で二十三、二十四の両日に開催された「観櫻会」に八日市最上踊り保存会が招へいされ、伝統の最上踊りを披露した。最上踊りが山形県で踊られるのは四十八年ぶり。
最上踊りは江戸時代、現在の大森町に構えられた最上家(山形城主)の陣屋前で、近隣の神社で奉納されていた踊りが集められたのが始まりとされ、三百年余りの歴史がある。現在は大森町と尻無町に残る最上踊りが県選択無形民族文化財に指定されている。
今回の招へいは、山形市が三十年計画で進めている山形城の復元工事が今年で十五年目の節目を迎えたのを機に、同市教委から最上家にゆかりのある最上踊りを是非、山形市民に見せて欲しいとの要請があったのを受けて、大森町と尻無町の同踊り保存会会員らが出向いた。
踊りの披露は、城の復元工事でできあがった二の丸前の広場で行われ、踊り方や衣裳の違う大森町と尻無町の最上踊りを、城内のサクラ約一、五○○本が咲き誇る中で古式豊かに舞った。
踊りを観た最上家第四十七代当主・最上公義氏(京都在住)は「山形から近江に移って三百年以上も経つのに、まだ山形と縁が続いているのに感動した。最上踊り保存会や山形の人たちが歴史を大事にして頂き、大変うれしい」と感激していた。
また、岩崎宗司保存会会長は「最上公義公を迎え、山形市民の前で披露できたことは、最上踊りを子々孫々に伝えていく意味からも大変意義深く、(こうした機会に恵まれたことに)感謝したい」と話した。
互いの技術や知恵で支え合う
=今こそ“夢”叶えませんか?=
(湖東・蒲生)
長引く不況やITの進展で吹き荒れるリストラの嵐。「自分はどう生きるのか」や「自分は何をしたかったのか」と自問自答を繰り返す団塊の世代は少なくない。働き詰めの悶々とした毎日から少し離れて、自分の時間を持ち、若い頃に果たせなかった夢を互いにサポートしながら形にする―。そんな“夢の館構想”を、蒲生町在住の五十歳代男性ら数人が集まって進めており、共鳴しともに行動するスタッフを募集している。
小中学校時代の卒業文集をひも解けば、夢や希望に胸を膨らませる純真な子ども心が詰まっている。「ロボットを作りたかった」や「小説を書きたかった」、「城を建てたかった」など、幼い頃に思い描きやり残した夢の数々。
第二の人生を支え合う「シルバーオープンカレッジ 夢の館構想」では、集まったメンバーがこれまでに培った技術や知恵を持ち寄り、なかなか一人ではできなかった個々の夢を語り、互いに支え合いながら実現していく。活動拠点を蒲生町に置き、どんな夢にも対応できるようにと、すでに約一万平方メートルの土地が確保されている。
また、豊富な経験を生かし、童心にかえって大人が夢に向かい打ち込み、仕事以外にいきがいを見つけいきいきとした生活を送ることは、その背中を見ている子どもたちに、夢を持つすばらしさを伝えることにもつながる。
五月五日(午後六時~同九時)に、スタッフによる初会合を蒲生町市子川原にある町民体育館内会議室で開く予定で、同準備会では「幼い頃の夢を思い返してほしい。やり残した夢を中途半端なままで終わらせず、もう一度、一緒に叶えましょう」と多くの参加を呼び掛けている。
同準備会は、主に団塊の世代をターゲットにしているが、老若男女問わず、蒲生町に住んでいない人の参加も大歓迎。スタッフ希望者は、事前に電話連絡するか、もしくは当日直接、会合場所に出向く。
詳しくは、夢の館準備会(電話090―7489―9291)へ。
町民お薦めのポイントは?
「町並み・景観百選」決定
=日野の町並みと景観を考える会=
▲5月初旬から中旬にかけて見ごろを迎える正法寺のフジ(日野町鎌掛)
日野の町並みと景観を考える会(谷口忠臣会長)はこのほど、候補地約百五十個所の中から「日野町の町並み・景観百選」を決定した。
これは、現代に脈々と続く歴史文化・自然を守り伝えていくために、住民の視点で町の魅力を掘り起こし、他の地域にはない良さを共通認識として広め、価値観を共有するきっかけにしようと、同会が平成十五年から取り組んできたもの。
一昨年夏に、町民から残したい町並みや好きな風景を募り、町並みと建物、景観の三つに分け、候補地を約百五十個所に集約。百個所に絞り込むため町民に投票を呼び掛けたところ、一カ月間で延べ約五千五百票の投票があり、同会が得票数を基に協議を重ね、百選を決めた。
町並みでは、古い商家が立ち並ぶ“旧正野薬店付近の町並み”や“新町の桟敷窓のある町並み”が多くの得票数を獲得。
また、建物は、近江日野商人発祥の地としての歴史をさまざまな形で伝えている“近江日野商人館”が最多で、“曳山倉”が上位に入り祭りを愛する町民性が表れた。
景観については、五月初旬から中旬に見ごろを迎える“正法寺のフジ”や“熊野の滝”、“ホンシャクナゲ”などが選ばれ、地元の人のみぞ知る絶景スポットも含まれている。
今回選定された百個所は、五月二、三日の日野祭に合わせて、現日野観光協会事務所の旧正野薬店を会場に写真で紹介される。今後、町民お薦めの場所へ町外からも訪れてもらえるように、百選の看板設置や地図を作成するという。
近江八幡市から2人・春の叙勲
元県職員の生田さん
=歯科校・園医の高田さん=
(全 県)
政府は二十九日、平成十七年春の叙勲受章者を発表した。全国から四千六十人(うち女性三百三十九人)、県下で三十二人が受章している。近江八幡市からは二人が栄誉に浴した。
近江八幡市から、元県人事委員会事務局長で鷹飼町一〇一一―一の生田浩之(いくた ひろゆき)さん(70)が、公務に長年にわたり従事し、成績を挙げた人に贈られる瑞宝小綬章に輝いた。生田さんは、昭和二十九年に滋賀県に奉職して以来、四十一年間、県職員として地方行政に従事し、商工労働部労政婦人課長、総務部人事課長、教育委員会事務局教育次長、商工労働部次長、人事委員会事務局長など、県の要職を歴任し、県民福祉の向上と地域社会の発展に尽力した。
また、学校歯科医で江頭町四八八の高田恬(たかだ やすし)さん(75)も、公務に長年にわたり従事し、成績を挙げた人に贈られる瑞宝双光章を受章。高田さんは、昭和三十六年四月から現在まで市立北里幼稚園、同四十年四月から平成七年三月まで市立八幡西中学校、昭和五十年四月から現在まで市立桐原幼稚園で歯科校・園医として幼児、児童、生徒の歯科保健の指導、口腔衛生思想の普及向上、啓発に尽力している。
また、同日付けで、平成十七年度春の褒章受章者も発表され、全国から八百五十二人(うち女性百四十七人)、県下で十二人が受章。近江八幡市からも一人に贈られた。
近江八幡市から、全国自治連合会副会長で宮内町二四五の榮畑由蔵(えばた よしぞう)さん(81)が、公衆の利益を興した人または公同の事務に尽力した地方自治功績者に贈られる藍綬褒章を受章した。
榮畑さんは、昭和五十七年から平成十七年三月まで通算二十三期、八幡学区第五区自治会長として自治会館の建設、公共施設の整備、防犯防災、環境整備など地域の共同活動の先頭に立って、良好な地域社会の維持に尽力。また、昭和五十九年から平成十七年三月まで通算二十一期、八幡学区十九自治会の連合会長を務め、昭和六十年から平成十七年三月まで通算十九期、市内八学区の連合自治会長として、市内の均衡ある発展のための住民と行政のパイプ役、調整役として精力的に取り組んだ。さらに、人権問題、青少年健全育成、環境問題などにも地域住民団体代表として献身的に取り組み、市制の発展、活性化に大きく貢献し、その功績は顕著である。平成十三年からは県自治会連合会長、同十五年四月からは全国自治会連合会副会長として住民自治連合組織の発展に寄与している。これ以外にも、近江八幡地区防犯自治会総代、市人権用語都市推進委員会会長、市青少年育成市民会議会長、町なみ保存委員会会長、左義長保存会会長、八幡堀を守る会会長などの公職を歴任。全国自治会連合会表彰、知事表彰、市制功労表彰、総務大臣表彰など多数。






